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スマホの液晶保護フィルムについて考えてみた/自分で貼るのか、貼ってくれるのか

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スマートフォンやiPhoneを購入した場合、どうしても追加で必要となるアイテムがいくつかあります。

まず一つは、充電器です。これを忘れてはスマートフォンは動作しません。iPhoneの場合、1セットは同梱されているため、とりあえずすぐに購入する必要はなく、注意が必要なのはAndroidスマートフォンの場合です。

充電器を忘れるわけがない、と思えるかもしれませんが、これが意外に忘れがちなアイテムであり、今までの充電器がそのまま利用できると思っていたら使えなかった、というケースなどもあるので、地味に奥が深かったりします。→「ACアダプタについて考えてみた

 

充電器の次にスマホと同時に購入する可能性が非常に高いアイテムとして挙げられるのが、液晶保護フィルムケース/カバーだと思います。

そして今回注目したいのは、液晶保護フィルムです。たかがフィルム、されどフィルム、意外にこのフィルムについて悩まれている人も多いようなので、解説していこうと思います。

液晶保護フィルム/保護シートはガラケーの頃から存在していた

液晶保護フィルム、または液晶保護シートなどと呼ばれることもありますが、基本的には同じような商品と考えていいでしょう。

スマホ以前、ガラケーの頃から存在していたアイテムで、できるだけ液晶画面を綺麗に美しく傷がつかないように利用したい、というニーズから生まれた商品です。

元々ケータイやスマホを作っているメーカーから発売されたものではなく、サードパーティ製の商品ばかりだったのですが、最近はドコモからも「docomo select」という形で公式商品としてフィルムやケースが登場しています。

つまり、「公式で取り扱いしないともったいない」と思われる程度には、大きな需要がある、ということですね。

事実、iPhoneやスマホを利用している人の少なくとも半数以上、もしかしたら7~8割の方は液晶保護フィルムやカバー・ケースなどを利用しているのではないかと思います。

 

フィーチャーフォン(ガラケー)の頃は、折り畳み端末がほとんどだったこともあり、折りたたむことで液晶に数字のキーが画面に触れ、長く利用しているとアザのようになってしまう、というようなこともありましたし、そういう症状を防ぐためにもフィルムはそれなりに需要がありました。

スマホになってからは、今までは「観る」ものだったディスプレイが、「触る」ものに変わったため、頻繁に触るディスプレイが汚れないように、傷つかないようにという気持ちが、液晶保護フィルムの需要につながっていると考えられます。

 

液晶保護フィルムは必要か

そもそも液晶保護フィルムは必要なのか、と言われると、なければないでも問題はありません。

元々傷がつきにくい素材でスマホは作られていますし、そもそも最初のころはスマホメーカー側であまり推奨はしていなかったような気もします。

ただ、多くの人が懸念している通り、フィルムを貼らなければ、フィルムを貼っていた場合よりもディスプレイが汚れたり傷がついたりする可能性が高まるのは間違いないため、「出来る限り綺麗に利用したい」というユーザーの心理と、液晶保護フィルムの価格とが天秤にかけられ、その結果として利用している人が多いのではないかと思います。

フィルムも安ければ500円程度からありますので、そう大きな出費ではない、ということもあると思います。ただこれが、強化ガラス系のフィルムになると、全体的に値段もそれなりに高くなってくるので、そういう高価なフィルムしかない、という状況であれば逆に貼らない人の方が増えてくるのかもしれません。

個人的には、ガラスフィルムはあの厚みが嫌で、全く利用していません。何も貼らないか、貼ったとしても薄めのフィルムを選びます。

実際には500円~1500円程度のフィルムが、最も利用しやすい価格帯で、人気もあるのではないかと思います。

それくらいの価格で、高価なスマートフォンの液晶が少しでも守られると考えれば、安い買い物と言えます。

 

購入場所としては、ドコモショップ、家電量販店のほかに、ドコモオンラインショップでも「docomo select」から購入可能です。

液晶保護フィルムにしてもケースにしても、機種専用のフィルムやケースとして用意されており、別の機種のものはサイズが違って利用できないので、間違って購入しないように注意しましょう。購入前に自分の機種の型式(SO-01M、SH-01Mなど)をしっかり確認しておきましょう。

ドコモショップや家電量販店でフィルムを貼ってもらえるのか問題

液晶保護フィルムを購入したら、次の問題がこれです。

フィルムをどうやって貼るのか、自分で貼るのか、誰かに貼ってもらえるのか、という問題です。

ドコモショップや家電量販店など、リアル店舗で購入したのであれば、「買ったんだから貼るくらいしてくれてもいいじゃないか」と当然思いたくなるでしょう。

ネットで買えば有無を言わさず自分で貼るしかありませんが、中にはネットで買ってドコモショップや家電量販店にそれを持っていき、「貼ってくれ」という人もいるようです。そういう行為はそもそもありなのでしょうか。

 

この問題の答えとしては、完全に「店舗による」が正解です。もう少し言うなら、「対応してくれた人による」場合もあるようです。

一般的にドコモショップでは、サービスの一環としてフィルムを気持ちよく貼ってくれるところもあれば、一切貼らないという方向性を打ち出しているところもあります

実際のところフィルム貼りは個人の技量によるので、当然失敗する場合もある、というのが貼らない店舗の言い分で、逆に貼ってくれる店舗でも、そういうリスクはある程度事前に説明されます。納得の上で貼らなければ、本当に失敗した時に問題になってしまいますからね。

 

私が以前体験した話としては、貼ってくれはしたのですが、本当に何度も何度も念押しされ、「失敗しても知りませんよ?」という態度で嫌々ながらに貼ってくれた、というケースがありました。ちなみにその時は私のスマホではなく知人のスマホでした。

私はいつも自分で貼るのですが、その時に「なるほど、こういう態度を取られることもあるのか」とつくづく感じたため、それ以降機会があるごとに「フィルムって貼ってもらったりできるんですか?」と聞いてみたりしています。

 

次に、家電量販店の場合ですが、これも分かれます。しかし、ドコモショップでは今のところおそらくないと思うのですが、家電量販店の場合には店によってはフィルム貼りにお金を取るところもあります。

まぁそれも手間と技量の切り売りと考えるとわからなくはないのですが、ユーザー側からすると「そんなことまでお金取るの!?」と感じる方も少なくないかもしれません。考え方次第ですね。

 

液晶保護フィルムは自分で貼れるようになるのが一番

結果として、液晶保護フィルムを利用するのであれば、自分で貼れるようになるのが一番です。

何事も、「不器用だから・面倒だから」と回避するばかりではなくて、とりあえず一度やってみるといいと思います。

失敗してもいいように、一番安いフィルムを別に一枚買って練習してみてもいいでしょう。または予備として一枚準備しておいた上でチャレンジするのもいいでしょう。

実際のところ、本当に心の底から致命的に不器用、というわけでなければ、そこそこうまく貼ることはできます。職人技などは一切必要ありませんので、修行をする必要もありません。もちろん慣れはありますが、コツさえ掴めば初めてでも簡単に奇麗に貼れます。

ということで、自分で上手に液晶保護フィルムを貼るためのコツここから、お伝えしていこうと思います。

 

液晶保護フィルムを新機種に綺麗に貼るコツ

ここでは、新機種購入後に新しい機種に新しいフィルムを貼る方法について解説します。

まず事前準備として絶対に必要なアイテムが、セロハンテープです。非常に重要です。

そして、できれば眼鏡拭きのようなもの、そしてエアーダスターがあればベストです。これは、なければないでも構いません。フィルムの中に場合によっては近い布切れのようなものが入っている場合もあります。

 

新機種は購入時、液晶を守るための仮のフィルムが必ず貼られています。これを先に剥がさない、ということが実は地味に重要です。

先に剥がしてしまうと、当然のことながら埃が大量に付着したり汚れたりしてしまい、それを改めて綺麗にする手間がかかります。よって、液晶保護フィルムを貼ろうと考えているのであれば、新機種に最初から貼られている仮のフィルムはつけたまましばらく我慢してください。

液晶保護フィルムを購入し、セロハンテープや眼鏡拭きなどの準備もできたところで初めて、仮のフィルムを剥がします。

その上で新機種の液晶を見ると、やはりそれでも細かい汚れやほこりが見つかることが多いと思います。

そこで、セロハンテープの登場です。ほこりをテープでどんどん取り除いていきます。テープでは取れない汚れがある場合は、眼鏡拭きやエアーダスターを活用して取り除いていきます。そうして、完全に液晶から汚れやほこりがなくなったところで、フィルムを貼ります。

フィルム貼りの難易度は、フィルムの種類によって実はかなり差があるのですが、比較的サイズに余裕を持って作られているフィルムの場合は、初めてでも簡単に貼れます。

逆に、大きさがギリギリに設計されているフィルムの場合はかなり難易度が高いです。一度ではどうしてもうまく貼れない可能性が高いです。

 

いずれの場合も、気泡が入ったりほこりが入ったりすることもあると思いますので、その場合には再度セロハンテープを使います。液晶保護フィルムの一部にテープを貼って引き上げると、綺麗にそのまま液晶から剥がれます。全部を剥がすわけではなく、必要な部分だけを剥がし、ほこりをまた別のテープで取り除きます。

この方法を使うと、完全に失敗してしまった場合も、かなり綺麗にリカバリーすることが可能です。

ほこりが入っておらず、気泡だけの場合は、指で上から押してあげることで押し出すこともできます。

 

フィルムが右に寄ってしまったり、左に寄ってしまったりとバランスよく貼れなかった場合、フィルムの上下にテープを貼って持ち上げ、微調整しながら貼りなおす方法がお勧めです。ちょうどいい場所に落ち着くまで繰り返しましょう。

 

ほこり対策としては、「お風呂場で作業するといい」という意見もあるようですが、私個人的には試したことがありません。ほこりはテープで取り除けば何とかなると思っているためですが、ほこりのせいでうまくいかない、という人は試してみてもいいと思います。

 

液晶保護フィルムは二枚以上買っておくべきか

液晶保護フィルムは貼る練習用に一番安いやつを一つ予備に買っておいてもいい、と前述しましたが、それとは別に、本命の液晶保護フィルムを二枚以上買っておいた方がいい、という考え方があります。

これは何故かというと、液晶保護フィルムは機種ごとにマッチするように作られているため、機種専用のフィルムでなければ綺麗には貼れないわけです。しかし、販売側の在庫の都合上、古くなった機種のフィルムは次々販売市場から消えていきます。

二年も経つと、同じ機種の液晶保護フィルムを探そうと思っても全く見つけられない、ということはよくあります。

そのため、あらかじめ予備的に複数枚を買っておく、というわけです。

この方法は実際のところ、フィルムをよく張り替えることがある場合には有効です。

ただし、場合によっては一度も張り替えることなくどこに行ったかわからなくなったり、途中から、機種自体が古くなってくると液晶の傷などもドンドンどうでもよくなってしまい、最終的にフィルムを剥がして使い始めたりすることもあるため、本当に良し悪しです。

フィルムを貼り替えたくなった時には、機種自体を買い替えたくなってしまうということもあります。

自分の性格と、使い方などをよくよく考えた上で判断しましょう。

 

ガラスフィルムの取り扱い注意

最近は主流になりつつあるガラスフィルム。強化ガラスでできており割れにくい、という触れ込みのものも多いです。

しかし、実際にスマホに貼る場合には、一枚の薄い板のようになっているこのガラスフィルムをついうっかり必要以上にしならせてしまうことで、「パリッ」とあっさり割れてしまう可能性があるので要注意です。

当然のことですが、割れてしまったらそこで終了です。そのまま貼って利用することももちろんできますが、ひび割れた状態で利用するのは見栄えもよくないですし、あまりお勧めしません。

貼る時に割れるということはまずないと思うのですが、少し失敗したのを貼り直ししようとして剥がす際に割れる、というケースが多いのではないかと思います。事実、私も以前そのパターンで一度割ってしまったことがあります。

一度割ると、どれくらいの力を入れてどういう扱いをすると割れるのかが何となくわかるので、それ以降は割ったことがありませんが、とにかくガラスフィルムの場合には貼ったり剥がしたりする場合の割れに注意しましょう。

 

液晶保護フィルムを貼る場合に抱え込む故障時のリスク

意外に見落としがちなのですが、液晶保護フィルムを利用する場合に重要なポイントが一つあります。

それは、スマートフォン端末自体の故障リスクです。

滅多にありませんが、購入直後の新品不良、というケースもありますし、購入して一ヶ月そこらで故障してしまった、ということもあるかもしれません。

この場合、新品不良交換になるにせよ修理になるにせよ、はたまたケータイ補償利用になるかわかりませんが、いずれにしてもせっかく貼った液晶保護フィルムが無駄になります。

端末が故障したからといって、フィルムまで補償してもらえるわけではないからです。

とはいえ、せっかく購入したフィルムを、短期間で無駄にするのは忍びない、と多くの人が考えると思いますので、交換の場合は故障機から新機種への貼り替えを実施します。

修理などの場合にはいったん他のビニールなどにフィルムを貼り替えて保管しておき、返ってきたところで再度貼る、という方法があります。

 

どちらにしても一度貼ったフィルムを剥がして貼りなおすという作業が発生するので、新品に貼った時と比べるとどうしても見劣りする仕上がりになることはあります。

ただ、慎重に実施すれば極めて新品に貼った時の状態に近い状態で張り替えることも可能ですので、慎重な取り扱いを意識しておきましょう。



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