2018年2月28日より、ドコモの「おすすめパック」が新しく「いちおしパック」と名前を変え、新たな特典を追加し、サービスメニューも拡充され、新サービスとして再スタートを切りました。
今回の変更によって、何がどう変わり、今までよりもお得になる点があるのでしょうか。
詳細内容を確認してみようと思います。
いちおしパックのサービス概要
ドコモのいちおしパックは、今までのおすすめパック同様、「スゴ得コンテンツ(380円)」、「iコンシェル(100円)」、「クラウド容量オプション プラス50GB(400円)」の三つのサービスを契約することによって、合計880円のサービスを月額500円とお得に利用することができるサービスパックです。
基本となる内容は今までのおすすめパックの内容をそのまま引き継ぐ形となり、おすすめパックユーザーは2月28日以降、自動的におすすめパックからいちおしパックに切り替えとなります。
三つのサービスの内容については、最後に改めて紹介します。
いちおしパックの最大の特徴としては、今までおすすめパックにはなかった特典やサービスが追加されているという点で、「初回入会プレゼントクーポン」、「毎日抽選プレゼント」、「必ずもらえる毎日おトクな割引クーポン」、「あんしんパックサポート特典」が新しく追加されます。
いちおしパックの新しい特典
初回入会プレゼントクーポン
いちおしパックの初回契約者には、ローソンの人気商品・プレミアムロールケーキ等が必ず当たる無料クーポンを利用することができます。有効期間内であればいつでも利用することができます。契約回線1回線につき1回のみ適用され、商品は月替わりになるということです。
注意点としては、いちおしパックの提供開始後に、初めていちおしパックを契約した場合に適用となっているため、既に現時点でおすすめパックを利用している場合には初回入会プレゼントクーポンに関しては適用対象外となります。
毎日抽選プレゼント
毎日抽選プレゼントは、月曜日から日曜日まで毎日日替わりで抽選にチャレンジできるクーポンとなっており、曜日ごとにテーマに沿った商品が提供されます。
いちおしパック契約者の場合、月曜日は2回抽選に参加でき、土曜日、日曜日の抽選に参加できるのはいちおしパック契約者のみとなっています。
ちなみにスゴ得コンテンツを単独で契約している場合、月曜日の抽選は1回、土曜日・日曜日の抽選には参加できません。
もともと、おすすめパックでもプレゼントが当たる抽選は平日限定で実施されていましたが、それが毎日抽選となる形になります。
抽選プレゼントのイメージとしては以下の通りです。
ツキまくり月曜日 | 1日2回抽選に挑戦できる日 ※例:10000名にお菓子をプレゼント |
ホットな火曜日 | 暖かい飲み物などが当たる日 ※例:2000名にローソンのホットコーヒーをプレゼント |
スイーツな水曜日 | スイーツが当たる日 ※例:1500名にハーゲンダッツアイスのプレゼント |
キになる木曜日 | 何が当たるかは当日までお楽しみの日 ※例:2000名にローソンのスムージーをプレゼント |
ゴールデンな金曜日 | お買物券などが当たる日 ※例:2000名にローソンのお買物券をプレゼント |
プレミアムな週末(土曜/日曜日) | プレミアムな商品が当たる日(各日1回ずつ) ※例:2000名にスターバックスのドリンクチケットプレゼント |
イメージとしては、auで実施されている「毎日イイコト・auエブリデイ」ですね。
必ずもらえる毎日おトクな割引クーポン
毎日いつでも必ずもらえるお得な割引クーポンとしては、従来の約70件から大幅拡大が実施され、「グルメ」「レジャー」「スパ/温浴」「エンタメ」「スポーツ」「くらし/住まい」「育児」「学ぶ/習い事」「ショッピング」のカテゴリーで、合計1000件以上のクーポンが提供されます。
なお、スゴ得コンテンツ契約者向けには、従来の約70種類が提供されます。
【クーポンの一例】
あんしんパックサポート特典
いちおしパックの中でも注目度の高い追加特典としては、このあんしんパックサポート特典かもしれません。
内容としては、「いちおしパック」を契約しており、かつ「あんしんパック/あんしんパックプラス」を契約している場合、「ケータイ補償サービス/ケータイ補償サービス for iPhone & iPad」を利用して交換電話機のお届けや故障修理をする場合、負担金や修理代金に応じて、最大5000ポイントのdポイント(期間・用途限定)が進呈される、というものです。
対象となる携帯電話は、いちおしパックを契約した日以降に購入した電話機なので、既に購入済みの機種は対象となりません。
とはいえ、例えばケータイ補償利用時に7500円がかかった場合も、5000ポイントがもらえる形になりますし、故障修理を実施して5000円の修理代金がかかった場合ならそのまま全額補填されるイメージとなります。
ただし、もらえるポイントは期間・用途限定ポイントであることは注意が必要です。ポイントの有効期間は、進呈日を含めた60日間となっています。
考え方としては、このあんしんパックサポート特典を目的としていちおしパックを契約してもあまり意味がありませんが、その他の特典を目的としていちおしパックを利用していれば、もし何かスマホやiPhoneに故障が発生しても安心できる、といえます。
dマーケットサービスおためし提供
いちおしパックを利用することにより、ドコモのdマーケットサービスの中から、dマガジン、dアニメストア、歩いておトクの一部コンテンツをおためし利用することができるようになります。
dマガジン for スゴ得 | 毎月、「dマガジン」で提供中の雑誌の中から、好きな雑誌を1冊選んで読むことができる。 また、月に1回、1日だけ全誌が読み放題になる。 |
dアニメストア for スゴ得 | 毎週、「dアニメストア」で提供中のアニメ作品の中から、20作品程度を1話ずつ配信。 また、特定の作品を期間限定で一挙配信 |
歩いておトク for スゴ得 | 「dヘルスケアパック」で提供中の、毎日の歩数と連動して dポイントがたまるアプリ「歩いておトク」のスゴ得版を利用できる |
元々dマガジンやdアニメストアにも初回31日無料があるので、試してみたければそれを利用してみてもいいのですが、そこまでは利用しないけれど、少しだけ毎月利用したい、という人にとってはお得な内容かもしれません。
関連記事:「dマガジンの使えばわかる便利機能」「dアニメストアの詳細まとめ」
初回31日無料は適用される
今までのおすすめパックと同様に、いちおしパックでも初回31日間無料は適用されます。
そのため、とりあえずお試しで利用してみて、あまり必要ないと感じれば後で解約することもできます。
気楽に試してみてもいいと思いますが、その場合、外し忘れて毎月利用料金だけ払い続けるような失敗にだけはくれぐれも注意しましょう。
おすすめパックの内容を再確認しておく
以下、ドコモのいちおしパックに含まれている三つのサービスの内容を簡単に確認しておきます。
iコンシェル
ドコモの「iコンシェル」は、iモード端末の頃からサービス提供されているサービスで、ユーザーのライフスタイルや住んでいる地域などに応じて、毎日の生活に役立つ情報、天候だったり交通状況だったりを最適なタイミングでお知らせしてくれるサービスです。
あったら便利かもしれませんが、なくても別に困らないサービスとも言えるため、判断がかなり人によって分かれます。
個人的には、どんな感じなのか、とりあえず利用してみるのが早道だと思います。
スゴ得コンテンツ
スゴ得コンテンツは、様々な人気コンテンツやアプリ、ゲームなどを使い放題で利用できるサービスです。
ニュースや天気、ナビ、お役立ちアプリ、グルメ、ゲーム、スポーツ、恋愛、音楽、デコメなどまで、様々なジャンルのコンテンツを利用することができます。
通常有料で購入しなければならないようなアプリも含まれているため、様々なアプリを購入することを考えたら、お得に利用することができるかもしれません。
ただし、当然のことながら毎月利用料金が380円かかることを考えれば、長く利用すればするほど利用料金総額は積みあがっていくので、そのあたりは考えものです。
よほど「多数のコンテンツを毎月継続して利用する」、というユーザーでなければ、お試しで利用してみる、という感覚の方がいいかもしれません。ただ、スゴ得コンテンツ単独ではなく、いちおしパックとして利用するのであれば、その他の特典が非常に豊富なので、メリットは大きいと言えます。
クラウド容量オプション+50GB
クラウド容量オプション+50GBは、通常、ドコモを利用している場合に無料で利用できるクラウド容量5GBに追加して50GB、つまり合計で55GBのクラウド容量を利用できるようになるサービスです。
これにより、大容量の写真や動画、音楽などのデータを、クラウド上に保存することができるようになります。
子育て応援プログラムを利用している場合には、長期でお試し利用することができるサービス対象にもなっています。→「ドコモの子育て応援プログラムとは」
どうしても消えてしまっては困るデータ、写真や動画などをクラウドにアップロードしておくことにより、万が一のデータ紛失に備えることができます。
検討すべきはそのデータ容量5GB+50GB(月額400円)、もしくはいちおしパック(500円)を高いととるか安いととるかです。
いちおしパックは利用するべきか
今までのおすすめパックと比較すれば、確実にお得な部分が増えていますので、利用価値は上がっていると思います。
とはいえ、必ずしも利用しないと困る、とか、これは絶対に利用したい、というほどのパワーに欠ける部分は否めません。
そのため、とりあえず初回31日無料を活用しながらお試しで利用してみて、その上で判断するようにしたいところです。