ドコモのサービス情報の裏

カケホーダイライトプラン(ケータイ)はお得なのか

更新日:

※カケホーダイライトプラン(ケータイ)は2019年5月31日をもって、新規受付を終了します。

以後、新プラン「ギガホ/ギガライト/ケータイプラン」が提供開始されます。なお、新プランへの変更を行わない場合、引き続きカケホーダイライトプラン(ケータイ)の利用は可能です。→「ドコモのギガホ/ギガライトをわかりやすく完全解説

 

ドコモより「LTE対応ドコモケータイ(フィーチャーフォン/ガラケー)」向けの料金プランとして、カケホーダイライトプラン(ケータイ)が発表されました。

月額料金は、今までのカケホーダイプラン(ケータイ)の2200円をさらに1000円下回る、1200円での提供となります。

Xiスマートフォン用のカケホーダイライトプランと同様に、5分以内の国内音声通話が回数制限なく無料となるプランとなっています。

さらに、そのLTE対応ドコモケータイ向けに、月額300円スタートで上限額4200円の2段階パケット定額プラン「ケータイパック」が合わせて提供されるとしています。

どちらも2016年10月21日からの提供開始されています

単純に額面通り受け取ると、通話のみ利用したいというユーザーにとっては格安のプランであるといえそうですが、本当にそうなのでしょうか。

うまい話には必ず裏があるこの業界、今度もどこかに落とし穴があるのではないのでしょうか。

詳細内容を確認していきます。

関連記事:「カケホーダイライトプラン(スマホ)はお得なのか

カケホーダイライトプラン(ケータイ)は単独申し込みできるのか

まず私が疑ったのは、結局カケホーダイライトプランは月額1200円というものの、spモードおよびパケットパック、もしくは新設されたケータイパックを利用しなければ適用できないのではないか、ということです。

Xiスマートフォン用のカケホーダイライトプラン・月額1700円は、カケホーダイプラン(ケータイ)・月額2200円よりも500円安いですが、データMパック以上、もしくはシェアパックとセットでなければ申し込みができないという罠があります。

そのため、格安1700円で通話だけ利用するということはできないわけです。

結局、カケホーダイライトプラン(ケータイ)も、同じパターンでパケット定額サービスがセットでなければ利用できないのではないか、結局それなりの料金はかかるのではないのかと思ったのです。

ということで、早速インフォメーションセンターに確認しました。

その回答としては、カケホーダイライトプラン(ケータイ)は、単独でも申し込みが可能であり、仮にパケットパックやケータイパック、さらにはspモードを利用していなかったとしても申し込みすることが可能である、ということがわかりました。

これは、非常に大きいです。格安1200円運用が実際に可能になるということです。

 

カケホーダイライトプラン(ケータイ)はLTE対応「P-smartケータイ」「AQUOSケータイ」専用プランなのか

喜ぶのはまだ早いと、私が次に疑問を持ったのはカケホーダイライトプラン(ケータイ)は、LTE対応プランである、という点です。

つまり、2016‐2017年冬春モデルの新機種ドコモケータイ「P-smartケータイ P-01J」か「AQUOSケータイ SH-01J」のいずれかを購入しなければ、結局LTE対応ドコモケータイは他にまだ存在しないのだから、カケホーダイライトプラン(ケータイ)の申し込みはできないのではないか、という点です。

 

今回カケホーダイプランの拡張が発表されたのは2点です。

一つは、カケホーダイプラン(ケータイ)のXi対応。今までのカケホーダイプラン(ケータイ)は、FOMA専用でした。何故なら、フィーチャーフォンはFOMAにしか存在しなかったからです。今回LTE対応、つまりXi対応のフィーチャーフォン(ガラケー)2機種の発売が決定したことで、カケホーダイプラン(ケータイ)は、今までのFOMAのみ対応からXiにも対応するようになったのです。

2200円の料金そのままで、利用機種がフィーチャーフォンであれば2200円、スマホであれば2700円となります。

もう一つ拡張された部分が、カケホーダイライトプラン(ケータイ)の新設です。FOMA用には提供されず、Xi(LTE)用のみとなります。わかりやすく図にすると以下の通りです。

 

FOMA Xi(LTE)
カケホーダイプラン(ケータイ) 既存(2200円) 新設(2200円)
カケホーダイライトプラン(ケータイ) なし 新設(1200円)

 

つまり今回新設されたのはいずれもXi(LTE)用のカケホーダイプランとライトプランであり、FOMA用のライトプランはやはり存在しないままです。

ということは、結局LTE対応ドコモケータイである新機種2機種を購入しなければ利用できないということではないのか、と考えるのは自然なことです。

以上の疑問も、インフォメーションセンターにて確認してみました。

 

結論から言うと、FOMA契約のSIMカードはXi対応のスマホでは利用できませんが、逆にXi契約のSIMカードは、FOMAフィーチャーフォンでは利用可能なので、FOMAのフィーチャーフォンを現時点で利用しているユーザーも、Xiに契約変更した上で、カケホーダイライトプラン(ケータイ)は利用できる、ということです。

この結論は、非常に大きい内容です。

つまり機種購入を伴うことなく、現FOMAユーザーはXiに契約変更することによって、カケホーダイライトプラン(ケータイ)を月額1200円で利用することができるというわけです。

細かく電話を利用するものの、長電話はしないというユーザーにとっては、非常にうれしい内容だと思います。

 

タイプXiにねん利用のスマホユーザーの行方は?

最後にもう一つ確認しておきたいことがありました。

それは私自身のレアケースについてです。

つまり、現在私はタイプXiにねんでドコモの音声プランを所有しているわけです。spモードも補償もついていないので、月額743円+ユニバーサルサービス料のみです。

ほとんどこちらから電話をせず、待ち受け専用で十分なのでそういう形にしているのですが、最近細かく電話をするケースが多くなっており、即通話料金が発生してしまうタイプXiにねんでは、通話料によってかえって高くなってしまうケースもあるわけです。

そこで、2200円のカケホーダイプランを利用することも考えたのですが、現在XiなのでわざわざFOMAに逆戻りの契約変更をするのが面倒でそのままになっています。

 

そんな中での今回のLTE対応カケホーダイライトプラン(ケータイ)の発表。

ただ、現状利用しているのがスマートフォンなので、ドコモケータイ向けのカケホーダイライトプラン(ケータイ)は申し込みができないものと思われます。

いや、もしかしたら申し込み自体はでき、SIMカードをスマホに入れているのかケータイに入れているのかで料金が変わったりするのでしょうか。

その件についても確認してみました。

 

結果、申し込み自体は可能ということでした。

タイプXiにねん→カケホーダイライトプラン(ケータイ)はOKです。

ただし、利用端末がドコモケータイである必要はあるため、もしカケホーダイライトプラン(ケータイ)を申し込みしたあとに、スマートフォンにSIMカードを入れて利用した場合、指定外デバイス利用料500円が発生する、ということです。

ただ、仮にその指定外デバイス利用料がかかったとしても、1200円に500円が加算されるだけなので1700円でXiスマホでカケホーダイライトプラン(ケータイ)が利用できると考えれば安いものです。

それでも、どうしても指定外デバイス利用料をとられるのが嫌だ、という場合には、利用端末をスマートフォンではなく、フィーチャーフォンに変えればOKです。

昔利用していた端末でもいいですし、知り合いが昔使っていたものをもらってもいいでしょう。

幸い私はまだ昔のFOMA端末を所有していますので、そちらにSIMを入れ替えれば、それだけでカケホーダイプラン(ケータイ)が利用できることになります。

 

カケホーダイライトプラン(ケータイ)の落とし穴?

カケホーダイライトプラン(ケータイ)に存在する落とし穴と思われていた点は、以下の内容です。

カケホーダイライトプラン(ケータイ)は、最新の購入機種が「ドコモケータイ」であることが条件

という部分です。

 

事実、この内容についてはドコモの公式サイトにも記載があるのですが、なんとこの条件をスルーする形で、ドコモオンライン手続きおよびインフォメーションセンターで、カケホーダイライトプラン(ケータイ)への変更手続きは可能です。

わざわざ、LTE対応ドコモケータイの「P-smartケータイ P-01J」か「AQUOSケータイ SH-01J」を購入する必要もありません。

この内容について、別記事でも解説しています。

関連記事:「ドコモケータイを格安スマホ併用で最もお得に利用できる方法

 

おまけ・ケータイパックについて

今までは、パケット定額をフィーチャーフォン+カケホーダイプランで利用しようとするとどうしても最低データSパックの3500円がかかってしまったため、なかなか選択しにくい状況でした。

元々FOMAプランに存在しているパケホーダイ・ダブルのようなプランがあれば、と感じていた人も少なくないかもしれませんが、それが実現されたのが「ケータイパック」であると考えればわかりやすいと思います。

下限が300円、上限が4200円。ほぼほぼパケホーダイ・ダブルと似たような内容です。

利用した分だけパケット料金がかかると思えば利用しやすいですが、いずれにしても上限まで行くようであればデータSパックにしておいた方がお得となります。

ずっとドコモ割も15年以上で適用され、300円引きとなります。

ドコモ光利用の場合は、最大12か月間500円引きの対象となりますので、データSパックと同じです。期間限定の割引なので、もし家族2人以上であればシェアパック5の利用も視野に入れた方がいいかもしれません。

ケータイパックはあくまでおまけ、本格的にパケット利用をしていくのであればパケットパックやシェアパックを検討した方がいいかもしれませんね。



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