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楽天モバイル・Rakuten UN-LIMITは、本当に楽天対応スマホでしか使えないのかドコモスマホで試してみた

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今回私が楽天モバイル(MVNO)からRakuten UN-LIMITに変更してみた最大の理由、それは、「本当にRakuten UN-LIMITは楽天対応スマホでしか利用できないのか」という点を実際に試してみたかったためです。

というのも、動作保証はしない、と言いつつ、実際に試してみると保証されていないだけで動作はする、というケースは結構あるのではと思い、技術的なことはわかりませんが、Rakuten UN-LIMITも案外このパターンなのでは、と思ったわけです。

実際にドコモの各スマホにRakuten UN-LIMITのSIMカードを入れて、試してみました。

※楽天モバイルにおける楽天以外のスマホの利用は、楽天のサポート範囲外で自己責任となります。

Rakuten UN-LIMITの対応機種とは

楽天モバイルのMNOプラン・Rakuten UN-LIMITには、対応機種が公表されています。

以下の通りです。

 

・arrows RX

・Pixel 4/Pixel 4 XL

・HUAWEI nova5T/HUAWEI P30 lite/HUAWEI nova lite3

・OPPO Reno A 128G/OPPO A5 2020/Reno 10x Zoom/AX7/R17 Pro/Find X

・Galaxy A7/Galaxy S10/Galaxy Note10+

・AQUOS sense3 lite SH-RM12/AQUOS sense3 plus SH-RM11/AQUOS sense3 SH-M12/AQUOS sense3 plus SH-M11/AQUOS zero SH-M10/AQUOS R2 compact SH-M09/AQUOS sense2 SH-M08/AQUOS sense plus SH-M07/AQUOS R compact SH-M06/AQUOS sense lite SH-M05

・Xperia Ace

 

中には、ドコモで発売されているGalaxy S10Xperia Aceなども含まれているのですが、あくまで楽天モバイルで発売された同機種のみが対応で、ドコモで発売されたGalaxy S10やXperia Aceなどについては対象外となっている点が大きな注意点です。

 

ちなみに、これら対応機種は、楽天モバイル公式サイトに記載されていますし、既に持っている自分のスマホが楽天モバイル回線に対応しているのかどうかも、同サイトで検索して確認ができます。

事前に必ず確認しておきましょう。→楽天回線対応製品

その内容を踏まえて、私の手元にあるドコモのスマートフォンが実際に楽天モバイル回線を使うRakuten UN-LIMITに対応しているのかどうか、試してみました。

 

ドコモ・Xperia 5(SIMロック解除済み)を試してみる

 

まずは、ドコモにてSIMロック解除済みのXperia 5 SO-01MにSIMカードを入れて試してみました。

 

 

電波を掴むことが出来ませんでした。電話もできませんし、通信もできません。つまり、ドコモのXperia 5では、現状楽天回線のSIMカードは使うことが出来ませんでした。

ちなみに、楽天公式サイトでは、ドコモのXperia 5の対応状況は以下のようになっています。

 

 

SMSだけが利用可能でその他すべて利用不可です。SMSは確認していませんが、それだけ使えても仕方がありませんので、「使えない」ということで良さそうです。

ただ、注意点として、私がテストしたのは楽天回線エリア外であり、楽天回線エリア内であれば繋がる、という情報をいただきました。楽天モバイル公式の対応表は、auエリアまで想定したものである、ということですね。

楽天エリア内に行くことがあったら試してみたいと思います。

 

ドコモ・Galaxy S10+(SIMロック解除済み)を試してみる

 

続けて、同じくSIMロック解除済みのドコモ・Galaxy S10+に楽天回線のSIMカードを入れてみました。楽天公式の対応機種の中にGalaxy S10があるので、あるいは、と思ったのですが・・・。

 

 

やはり、電波を掴めませんでした。通話・通信不可です。

 

 

楽天公式の対応機種状況では、やはり通話・通信ともに利用不可となっていました。

ただし、この点も、auのGalaxy S10/S10+が通話通信ともに対応になっている通り、auエリアでの利用を想定してドコモのGalaxyは通話通信不可になっているものと思われます。楽天回線エリア内であれば、利用可能という情報をいただきました。

 

ドコモ・Galaxy S10(SIMロック解除済み)を試してみる

 

次に、今回非常に期待値が高かった、Galaxy S10です。楽天公式の対応機種一覧の中に名前があるため、いけるのでは、と思っていました。

が、結果はGalaxy S10+と同じ、通信・通話ともに不可でした。

ただし、これも上記2機種と内容は同じで、auのGalaxy S10は通話通信ともに対応しており、楽天回線エリア内であれば、ドコモのGalaxy S10も利用可能ということです。

 

 

楽天モバイル公式サイトでは、しっかりドコモのGalaxy S10は通話・通信不可とされていました。楽天回線エリア内で使えるなら、そう書いてほしいところです。

 

ドコモ・iPhone 11Pro(SIMロック解除済み)を試してみる

 

最後に、iPhoneです。代表してiPhone 11Proで試してみました。

ちなみに、iPhoneについては楽天モバイル公式で確認すると・・・。

 

 

データ通信・通話が利用可能となっています。早速SIMカードを入れてみました。

 

 

通信はできました。が、電話ができません。設定の問題でしょうか。楽天の公式サイトで確認をすると、iPhone/iPad利用時の初期設定についての記載があったため、それを試してみました。

 

 

「LTE、VoLTEオフ」になっていたところを、「LTE、VoLTEオン」に変更しました。すると、すぐに電波が繋がり、通話もできるようになりました。

ということで、ドコモの機種の中では、楽天回線エリア外/パートナー回線エリアにおいては、iPhoneのみが楽天回線のSIMに対応できる、ということがわかりました。

楽天回線エリア内は私は確認できていませんが、ドコモの機種でも利用可能、という情報をいただきました。

 

注意点が2点ほどあります。

一つは、Rakuten UN-LIMITにおける無料通話・無料メッセージは、あくまでRakuten Linkアプリを通した場合であり、現状Rakuten LinkアプリはAndroid版しかなく、iOS版が存在しません。そのため、通話は確かにできるようになったものの、そのままかけると通話料が発生します。

基本は待ち受け専門にし、通信を主に利用するようにした方がいいでしょう。

 

さらにもう一つ、今回最初通話ができなかったこともあり、当初「楽天回線のSIMでアクティベートしていないからだろうか?」と考えて、iPhoneを初期化、楽天回線のSIMを入れてみたところ、そもそもアクティベートができませんでした。

 

 

そのため、他にアクティベートできるSIMを何も持っていない場合、初期化したiPhoneの初期設定ができず、まったく使うことができません。

この点は要注意です。

 

結果・通信メインで使っていたGalaxy S10+が使えなくなり、iPhone 11Proを使うしかなくなった

ということで、以上の結論としては、パートナー回線エリアにおいては、楽天公式サイト上で確認できる対応状況の内容が、そのまま反映される結果となりました。

あるいはドコモのGalaxy S10やS10+でも使えるのではないか、という期待は打ち砕かれました。使えるとしたら、楽天回線エリア内限定、ということですね。

結果として、私が今まで楽天モバイル(MVNO)で利用していたドコモのGalaxy S10+は利用できなくなってしまいました。

SIMカードを優先するなら今回使うことができたiPhone 11Proを使うしかないですし、Galaxy S10+を使い続けたいのであれば、楽天回線以外のSIMカードを使うしかありません。

私は通信メイン回線はやはりGalaxy S10+を使い続けたいので、楽天回線は諦めて、現在ほとんど使っておらず解約しようと思っていたLINEモバイルのSIMに戻すことにしました。

パートナー回線エリアでの5GB/月はもったいないのですが、サブ的に利用していこうと思います。

 

楽天回線エリアが狭すぎる問題

Rakuten UN-LIMITの大きな特徴として、楽天回線エリアであれば通信容量使い放題パートナー回線エリアであれば月あたり5GB、という点が挙げられます。

ただ、普通に使っている状態で、現在楽天エリアなのか、パートナー回線エリアなのかがわからないので、都度残り容量は確認する必要があります。

というか、ドコモの機種が使えない段階で、パートナー回線エリアと判断してもいいのかもしれません。

エリア検索をした結果としては、首都圏および大阪、京都、名古屋などの中心部および地方都市のごくごく一部のみが楽天回線エリアに対応している状況で、それ以外はほぼパートナー回線、つまりauのエリアです。

首都圏、楽天回線エリア在住だったとしても、ちょっと遠出したり出張があったりするとパートナー回線エリアになってしまうため、多くのケースで残り容量への意識は必要です。

基本的には、現状Rakuten UN-LIMITは使い放題ではなく、月5GBと考えておいた方がいいかもしれません。

 

追記:auの周波数帯に対応している機種ならドコモのスマホでも楽天回線のSIMが使える?

さらにアドバイスをいただきまして、「ドコモのスマホの中にもauの周波数帯に対応している機種がある。試してみては」、ということでしたので、早速試してみました。

とりあえず、SHARPのAQUOS zero2、AQUOS sense3、HUAWEI P30 Proなどが対応しているようなので、楽天の公式サイトを確認したところ、AQUOS2機種は確かに、通話・通信可能とされていました。P30 Proは未確認になっていました。

P30 Proは現在親族に貸し出していて手元にありませんので、AQUOS2機種で試してみました。

 

 

どちらの機種も、通話はすぐに利用することが出来ました。

通信については、「rakuten.jp」というAPN設定を入れることで、無事通信できるようになりました。

以上の結果から、楽天モバイルのパートナー回線エリアでは、ドコモのスマホでもauの周波数帯に対応していれば使える、と考えて良さそうです。

 

ちなみに、私が所有しているau契約のSIMカードを入れて使う場合、同じようにAQUOS zero2やAQUOS sense3では、auのAPN設定を入れることで利用することが出来るようになります。

もはや、楽天モバイルというか、auのSIMカードを入れて利用しているような錯覚に陥りそうですね。まぁ、大半の対応エリアがauエリアなのですから仕方ありませんが。これ、auがパートナーになってくれてなかったらどうするつもりだったんでしょうね。

早めに自社回線、広げてもらいたいところです。



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