ドコモから届いた「RCS」の案内SMS。「これって何?」「勝手に始まって大丈夫?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
RCSは、ドコモの新メッセージサービスで、当初2026年夏を提供開始予定とされていました。
今回、その提供開始時期が「2026年8月以降」に変更(実質延期)されました。
この記事では、RCSの基本機能から、これまでの「+メッセージ」との違い、そして「使いたくない」場合の手続き方法まで、最新情報にもとづいて整理します。

ドコモのRCS、開始は「2026年8月以降」に変更
ドコモは2026年5月13日、新メッセージサービス「RCS」を2026年夏から提供開始すると発表していました。
ところが、2026年7月16日、ドコモユーザー宛にSMSで「2026年8月以降」の提供開始予定へと変更する案内が順次送信されています。
「今夏」という曖昧な表現から「8月以降」というやや後ろ倒しの表現に変わった形で、実質的な延期と受け止めてよさそうです。開始日の確定情報は今後もSMSやドコモ公式サイトで随時更新される見込みです。
RCSとは?基本機能と料金
RCS(Rich Communication Services)は、SMS(ショートメッセージ)の後継にあたる、GSMA(携帯電話事業者の業界団体)準拠の世界標準規格のメッセージサービスです。
主な機能
- 電話番号を知っているだけで送受信できる(アプリの個別インストール不要な場合が多い)
- 長文テキスト、写真・高画質動画、スタンプの送受信
- グループチャット機能
料金
- 月額使用料は無料
- ただしWi-Fi環境外ではデータ通信量(ギガ)を消費する
- 送信相手がRCS未対応の場合、自動的にSMSとして送信され、SMS送信料が発生する
通信相手の範囲
- 国内外を問わず、RCSに対応しているキャリアのユーザーであればやり取り可能
- ドコモ回線のMVNOについては今後対応予定とされている(※最新の対応状況は公式サイトで要確認)
企業とのやり取り
- 企業からの通知受信や企業とのやり取りができる「RCS公式アカウント」機能は、少し遅れて2026年冬に提供開始予定とされている(※こちらも延期の可能性があるため公式サイトで最新情報を確認することを推奨)
「+メッセージ」との違い・今後どうなる?
これまでドコモで提供されてきた「+メッセージ(プラスメッセージ)」とRCSは、似ているようで通信範囲やアプリの仕組みが異なります。
混同すると「送ったのに写真が届かない」「なぜかSMS料金がかかった」といったトラブルにつながるため、違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | +メッセージ | RCS |
|---|---|---|
| 通信範囲 | 国内キャリア間のみ(ドコモ・au・ソフトバンク・MVNO) | 規格対応キャリアなら海外ユーザーとも可能 |
| 規格 | 国内独自仕様 | GSMA準拠の世界標準規格 |
| 写真・動画送信 | 対応キャリア間のみ可能 | 対応ユーザー間で可能 |
| アプリ間互換性 | RCS対応アプリとやり取りするとSMS扱いに格下げ | +メッセージとやり取りするとSMS扱いに格下げ |
| 今後の扱い | 2026年5月下旬でサポート対象外(利用は継続可・機能追加なし) | 新規標準として今後拡大予定 |
| 標準搭載の流れ | 順次終了へ | Googleメッセージ等RCS対応アプリへ移行が進む見込み |
特に注意したいポイント
RCSのメッセージアプリと「+メッセージ」アプリの間でメッセージをやり取りする場合、通常のSMS(ショートメッセージ)扱いに格下げされます。
この場合、写真や動画は送れず、文字数に応じたSMS送信料が発生してしまいます。「相手がまだRCSに対応していないアプリを使っている」ケースでは、今まで通り送れると思っていた写真が送れない、という状況が起こり得るので注意しましょう。
なお「+メッセージ」アプリ自体は、2026年5月下旬をもってサポート対象外となりましたが、引き続き利用は可能です。
ただし今後の機能追加やアップデートは行われないため、今後はGoogleメッセージなど新しいRCS対応アプリへの移行が自然な流れになっていくと見られます。実際、ドコモは2026年3月12日以降に発売するAndroidスマートフォンから、標準のメッセージアプリを「+メッセージ」から「Googleメッセージ」へすでに切り替えています。
使いたくない人は「利用拒否」の手続きを
RCSは回線契約に付随する基本サービスという位置づけのため、申し込み不要・自動適用でスタートします。つまり、何もしなければ自動的にRCSが使える状態になるということです。
メッセージの送受信にあたっては、Google社などのパートナー企業のシステムを経由する仕組みになっているため、「自分の利用情報を外部と連携させたくない」という方は、自分で「RCS利用拒否」の手続きを行う必要があります。
手続きのポイント
- 手続きはサービス開始前でも開始後でも、いつでもオンラインで可能
- 開始日ギリギリでなくても手続きできるので、慌てて対応する必要はない
- ただし「よくわからないから」といって放置すると、自動的に同意したものとみなされる点は覚えておきたい
拒否するかどうか迷っている方は、「便利な機能だが、パートナー企業経由のデータ連携がある」という点を踏まえて判断するとよいでしょう。
まとめ:今すぐ何をすべきか
- ドコモのRCSは「2026年夏」から「2026年8月以降」に開始時期が変更(実質延期)
- SMSの後継として、写真・動画・グループチャットが電話番号だけで使える無料サービス(データ通信料は別途発生)
- 「+メッセージ」とは通信範囲・仕組みが異なり、対応していないアプリ同士だとSMS扱いに格下げされる点に注意
- 使いたくない場合は「利用拒否」の手続きが必要(開始前後どちらでも可能)
- 企業向け「RCS公式アカウント」は2026年冬予定(要最新確認)
開始時期は今後も変更される可能性があるため、正式な開始日が近づいたら本記事も随時更新予定です。


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