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ドコモのあんしんパックとあんしんパックプラスは本当に必要なのか/Android・iPhoneによる違い

      2017/02/11

ドコモのスマートフォン/iPhoneを利用する際に、ドコモショップや家電量販店ではほぼ100%の確率で案内される「あんしんパック」。

なんとなく、補償は必要だから、と加入している人も少なくないと思われます。

しかし、そもそもドコモの「あんしんパック」が何なのか、何がどうパッケージングされているのか、まったく理解できていないにも関わらず加入しているというケースも多いようです。

あんしんパックは昨今、ケータイ補償の値上がりとともに、月額料金が高騰しています。正しい認識を持って加入しないと、大きな損をしてしまう可能性もあります。

そして、Androidスマートフォンを利用している場合と、iPhoneの場合とでは、あんしんパックの意味合いが大きく異なることも、実はあまり知られていません。

さらに今回、新たに「あんしんパックプラス」というサービスが発表されました。2017年5月8日よりサービス提供開始予定です。

一体何が変わるのか、本当に必要なのか。特にあんしんパックプラスについても確認しておいていただきたいところです。

あんしんパックとあんしんパックプラスの秘密を検証していきます。

ドコモ推奨のあんしんパック

ドコモのあんしんパックは、おすすめパックとともに、「ドコモ サービスパック」として販売促進されています。

おすすめパックが「iコンシェル」、「スゴ得コンテンツ」、「クラウド容量オプション」という必要なのか必要ではないのか、一見わかりにくいサービスを含んでいるのに比べて、あんしんパックは一言で「補償」とひとくくりにできないこともないため、比較的わかりやすいパッケージ商品となっています。

ただ、実際その内容を誰もが把握しているかというとそんなことはないようです。

私もこの記事を書くために改めてあんしんパックについて内容を確認しましたが、それ以前に「あんしんパックってどんなサービス?」と聞かれても、咄嗟に返答できなかったと思われます。

ということで、あんしんパックの詳細内容を、とりあえず再度おさらいします。

 

ケータイ補償サービス/あんしん遠隔サポート/あんしんネットセキュリティ

パッケージ商品である「あんしんパック」の構成は、「ケータイ補償サービス」「あんしん遠隔サポート」「あんしんネットセキュリティ」で組み立てられています。

単独で加入するとそれぞれ個別の料金がかかるサービスですが、あんしんパックとしてセット加入することによってお得なセット料金になるところが特徴です。

 

ケータイ補償サービス 500円/600円/750円
あんしん遠隔サポート 400円
あんしんネットセキュリティ 200円
合計 1100円/1200円/1350円

【あんしんパック】
720円/820円/970円

 

ケータイ補償サービスの料金が500円/600円/750円と3パターン表記しているのは、Androidスマートフォンの場合とiPhoneの場合で差があるためで、Androidスマートフォンの場合はすべて500円となります。

iPhoneの場合は、500円の機種(iPhone 5c)と600円の機種(iPhone 5s/iPhone SE/iPhone 6/iPhone 6 Plus)と750円の機種(iPhone 6s/iPhone 6s Plus/iPhone 7/iPhone 7 Plus)があります。

それぞれ合計すると、ケータイ補償が500円の場合の3サービス合計金額は1100円ですが、あんしんパックにすると720円となります。

ケータイ補償が600円の場合の合計金額は1200円ですが、あんしんパックにすると820円となります。

ケータイ補償が750円のiPhone 6s/iPhone 6s Plusの場合は、合計金額が1350円ですが、あんしんパックは970円となります。

それぞれ、あんしんパックにすることにより、3サービス合計金額より380円割引されています。

 

「あんしんパックは補償だから必要」という錯覚

料金を理解したところで考えるべきは、そもそもあんしんパックにパッケージングされている、3サービスがすべて必要なのか、という問題です。

世界的に見ても日本人の「保険好き」は有名ですが、「あんしんパックは補償なので」と案内されることにより妙に納得させられてしまっている現状に気づく必要があります。

「補償=必要」という図式が誰しもに成り立つわけではありません。補償が必要か必要でないかは、人それぞれ異なるのです。

加えて、補償が本当に必要なのか、という話であれば、まず考えるべきは「ケータイ補償サービスに加入するべきか」であって、「あんしんパックに加入するべきか」ではありません。

ケータイ補償サービスが必要かどうかは別記事で検証していますのでそちらを参照ください。
※関連記事:「外してはいけないケータイ補償・値上がり続くケータイ補償

 

あんしんパックの中には、ケータイ補償サービス以外に二つ、あんしん遠隔サポートあんしんネットセキュリティという二つのサービスが含まれています。

もしこの二つのサービスが必要ないのであれば、あんしんパックよりもケータイ補償サービス単独の方が料金は安く済みます。

では、あんしん遠隔サポートとあんしんネットセキュリティは必要なのでしょうか。

 

あんしんパックにおける「あんしん遠隔サポート」は必要か

あんしんパックの構成サービスの一つ、あんしん遠隔サポートは、スマートフォンやiPhoneの取り扱い方がわからないときに、あんしん遠隔サポートセンターに電話をすることにより、口頭で操作方法を教えてくれたり、対応のAndroidスマートフォンであれば遠隔で操作をしてくれながら教えてもらったりすることが出来るサービスです。

基本的にスマートフォンの利用に精通しているユーザーや、スマホ歴が長く使い方に慣れているユーザーには必要ないサービスといえますが、初めてスマートフォンやiPhoneを利用する人や、設定が苦手なユーザーにとっては非常にありがたいサービスでもあります。

取扱説明書に記載されている操作方法の案内から、ドコモのサービス・アプリの操作方法、ドコモ提供外のアプリについても、有名どころのLINETwitterFacebookなどわかる範囲内で教えてくれます。

さらに、パソコンや周辺機器との接続に関してなどまで、様々なスマートフォン/iPhoneの「わからない」に対応してくれる「あんしん」サポートなのです。

 

月額料金が単独では400円かかるため、もし「あんしん遠隔サポートは必要」と感じるのであれば、それぞれ単独にするよりもあんしんパックとしてセットで申込みをする方がお得となります(※ケータイ補償は申し込み前提)。

つまり、まずこの「あんしん遠隔サポート」が必要かどうかを、あんしんパック申込みの際には考える必要があるのです。

 

【ケータイ補償サービス申込み前提なら】

あんしん遠隔サポートが必要あんしんパックを申し込んだがお得

あんしん遠隔サポートは不要あんしんパックを申込みせずケータイ補償単独がお得

 

この結論について、もう一つのサービス「あんしんネットセキュリティ」については考慮する必要はありません。

何故なら、あんしんパックを申込みするなら自動的についてきますし、あんしんパックを申込みしないのであれば、必要に応じて単独であんしんネットセキュリティを申込みするかしないかを決めればいいだけだからです。

 

あんしんパックにおける「あんしんネットセキュリティ」は必要か

あんしんパックの最後の一つ、あんしんネットセキュリティに関してです。

スマートフォン/iPhoneを利用する上で最も大切な要素の一つともいえるウイルス・セキュリティ対策を強化してくれるサービスです。

あんしんネットセキュリティはドコモのサービスですが、その実アプリとしてはセキュリティ大手のマカフィー(インテルセキュリティ)であり、信頼性は高いと言っていいと思われます。

あんしんネットセキュリティで対応してくれる内容としては、以下の通りです。

 

「セキュリティスキャン」「ウイルススキャン(データ保管BOX)」「セーフブラウジング」「プライバシーチェック」「迷惑メールおまかせブロック」「メールウイルスチェック」

 

各種サービスによって安心してスマートフォンやiPhoneを利用出来るようになりますが、ただし注意点があります。以下の表をご覧ください。

 

あんしんネットセキュリティ 対策内容 Androidスマホ iPhone
セキュリティスキャン ウイルス対策 対応 非対応
ウイルススキャン ウイルス対策 対応 非対応
セーフブラウジング 危険サイト対策 対応 非対応
プライバシーチェック 不正アプリ対策 対応 非対応
迷惑メールおまかせブロック 迷惑メール対策 対応 対応
メールウイルスチェック ウイルスメール対策 対応 対応

 

基本的にAndroidスマートフォンに関しては、全項目対応していますので、十分利用価値はあります。

しかし、iPhoneに関しては、迷惑メールおまかせブロックとメールウイルスチェックにしか対応していません。これではiPhoneであんしんネットセキュリティを利用するメリットはきわめて低くなります。

つまり、iPhoneにおけるあんしんパックのメリットは、あんしん遠隔サポートを利用しないのであれば、かなり限定的なものになってしまいます。

 

この内容を踏まえて問題点を挙げるとすれば、iPhoneの方がAndroidよりもあんしんパックにおけるメリットが確実に少ないといえるにもかかわらず、Androidスマホのあんしんパックに対してiPhoneのあんしんパックは料金的な優位性がない、という点です。

これではiPhone利用時にあんしんパックを利用しようという気持ちはなくなって当然です。

そういうことならとばかりに、ケータイ補償サービスだけ単独で申込みすればいいのです。

そしてこのiPhoneにおけるあんしんネットセキュリティのメリットの少なさこそが、多くのiPhoneユーザーかつあんしんパック申込みユーザーが気づいていない点なのです。

 

あんしんパックは必要か・結論まとめ

結論として、ドコモのあんしんパックはケータイ補償とあんしん遠隔サポートを必須と考えているユーザーにはお得なサービスといえます。申込みするべきです。

しかし、あんしん遠隔サポートを必要としないユーザーにとっては、不要なサービスといっていいでしょう。

ただ単に「セキュリティだけは欲しい」、というケースでも、ケータイ補償とあんしんネットセキュリティを個別に申込みした方が若干ですがあんしんパックを申込みするよりもお得です。

 

そしてiPhoneに関しては、セキュリティ部分の優位性が低いため、あんしんパックはよほど「迷惑メールおまかせブロック」や「メールウイルスチェック」に重要性を感じていない限り、申込むべきではないと言っていいでしょう。

ケータイ補償単独で申込みをするか、状況によってはAppleCare+の方を検討した方がいいケースもありそうです。

無駄にあんしんパックに加入していないか、これから機種購入する場合には改めてあんしんパックに加入する必要があるのか、よくよく考えて選択しましょう。

 

あんしんパックがあればdカード GOLDのケータイ補償はいらない?

あんしんパックのケータイ補償サービスdカード GOLDのケータイ補償は、どちらも所有しているケータイ/スマホ/iPhoneに対する補償です。

ということはつまり、どちらかいずれかの補償があれば、他の補償はいらない、と考えたくなるところです。

これは考え方としてはもっともなことで、保険や補償の料金見直しをする際の大原則として、「重複している補償は削る」というものがあります。

保険におけるよくある補償の重複は、個人賠償責任保険の重複です。

火災保険に付帯している個人賠償責任特約に気づかないまま、自動車保険でも同種の特約を申し込み、さらに補償範囲がほとんど重複してしまう自転車保険にも加入している、というようなケースです。

それを踏まえて考えれば、「あんしんパック(ケータイ補償サービス)」と「dカード/dカード GOLDケータイ補償」は、重複補償といえそうなので、dカード GOLDに申し込みをしたらあんしんパックを廃止してもいいのでは?、と思いがちです。

ただ、両者の補償の間には非常に大きな違いがあるため、実際のところは両方を維持した方が安心感は高まります。

すなわち、どちらの補償も、補償対象は「修理ができない故障」としているわけですが、実際のところあんしんパックのケータイ補償は、修理ができる「破損」などでも利用することができるのです。

そのため、あんしんパックは維持しながらも、故障のタイミングや状況によってはdカード GOLDケータイ補償を利用していくのが最も大きな特典ではないでしょうか。

関連記事:「dカード GOLDのケータイ補償詳細

 

あんしんパックではデータは守られない

経験がある人も多いと思いますが、スマートフォンやiPhoneが故障すると、非常に面倒な作業を強いられます。

そのややこしさは、フィーチャーフォン(ガラケー)のころの比ではありません。

故障の内容が、スマホを操作できる状態での故障ならまだどうにかなるでしょうが、例えば画面の破損だったり電源が立ち上がらなくなったりして操作不能になってしまった場合は、そもそもデータの取り出しがかなり困難な状況になってしまいます。

スマートフォンにはありとあらゆるデータが入るため、大量の写真や動画、音楽やアプリ、電話帳やメールなど、消えてしまうと人によっては致命的なデータなども入っていることが非常に多いと思われます。

故障してもドコモなどキャリアショップにもっていけばどうにかなる、と思いがちですが、実際修理に出そうとドコモショップにもっていくと、修理すらできない状態と言われたり、修理ができてもデータは取り出しができないといわれることもあるでしょう。

その場合、大切なデータを取り出すとめの最後の手段としては、ケータイデータ復旧サービスに有償で出すしかありません。それでも100%復旧に成功する保障はありません。

そもそもあんしんパックでは、データの保障はしてくれません

そんなときに、「それでは困る、どうにかしてほしい」と詰め寄っても同じことです。

 

基本的な考え方として、データについてはドコモやau、ソフトバンクなどのキャリアでは一切保証をしておらず、あくまでデータは利用者自身で管理しておくべきものなのです。

この基本を忘れてバックアップを怠ると、最悪データ全消去という事態に陥る可能性もあります。

消えてしまったら困るデータについては、こまめなバックアップが必須なのです。

 

販売店やショップ等で、おそらくデータについては保証していない旨は教えられたり注意事項に書いてあったりするのだろうと思いますが、実際ユーザー側からすればあまり意識に残っておらず、残っていてもなんとなくスルーしてしまうことがほとんどなのではないでしょうか。

スマホ購入の際に、そのスマホが故障するシーンなど考えてもいないでしょうし、だからこそデータのバックアップなどまるで念頭にないのです。

そのため、多くの人がデータについてしっかり意識するようになるのは、大体多かれ少なかれデータが消えてしまうという経験をした後になるのではないでしょうか。

 

なくなって気づくデータバックアップの大切さ

かくいう私もケータイを使い始めてしばらくしてから、一度故障によってデータが消えてしまったことがあります。

今思えば大したデータではないのですが、その当時は消えてしまって非常に大きなショックを受けたのを覚えています。

多くの人が、そういう体験をした後に、初めてデータバックアップの重要性に気づくのです。

 

自分自身の写真などであればまだしも、例えば子供の写真などであれば、その時期にしか撮ることができない大切な写真なども多いと思います。

消えてしまったら思い出も一緒になくなってしまうようで、親としては非常に辛い思いをすると思います。

だからこそ、万が一のために万全の準備をしておかないといけないのです。

消えた後で、キャリアショップでなんとかしてくれといってもできることとできないことがあります。できないものはどうしようもないのです。

まずは自己責任で、大切なデータについては必ずバックアップを取る、という習慣をつけておきたいところです。

 

あんしんパックプラスはかなりの高価格帯に突入

ドコモから新たに発表された、あんしんパックプラス

具体的な内容としては、今までのあんしんパックに加えて、さらに新サービスである「ネットトータルサポート」を統合した形となっています。

その内容はともかくとして、とにかく価格帯をまずは確認しておきましょう。

 

月額1,170円~1,420円(税抜)

 

高いです。さすがに考えてしまいます。

金額に差があるのは、ケータイ補償の金額が機種によって異なるためで、例えばiPhone 7であれば最高値の1420円となります。

しかも税別です。この価格になると、税込みか税別かは非常に大きな影響があります。

税込みにすると、1264円~1534円です。

個別にするより、まとめてしまったが安いからお得だよ!というのは確かによくあるサービスの見せ方ですが、さすがにここまでくるとどうでしょうか。

 

価格は税別に戻しますが、最も高い1420円は、格安SIMに変えてしまえば、それこそ1契約持てる金額です。

人気のMVNO・LINEモバイルなら、LINE使い放題プラン(LINEフリー)で月1GBまで利用でき、音声通話機能までつけて、実に1200円です。

 

さて、あんしんパックプラス、必要ですか? よくよく考えて利用しましょう。

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