小学生・中学生・高校生(未成年)利用時のフィルタリング注意点まとめ/格安SIM格安スマホ

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2016年度も残りわずかとなりました。今年も新入学・新生活開始に向けたシーズン突入です。

ケータイスマホだけでなく、現在は固定の光インターネットも含めたトータルでの導入準備をドコモ、au、ソフトバンクのキャリアショップでも検討することができるようになっています。

スマホをどこで利用して、光をどのキャリアで利用するのが最も効率よく、さらに小学生・中学生・高校生の未成年向けに安心して利用することができるのでしょうか。

そして昨今利用が格段に伸びてきているMVNOの格安SIMや格安スマホを利用した場合のフィルタリングは、どうなるのでしょうか。

大手キャリアかMVNOの格安SIMか

既に、数年前までのように、大手キャリアの中から最もいいキャリアを選択して利用するという当たり前の方法は、当たり前ではなくなっています。

まず考えるべきは、大手キャリアを今まで通り利用するべきなのか、それともMVNOが提供する格安SIMおよび格安スマホを利用する方が安心かつ効率的なのか、という点です。

大手キャリアのメリットとしては、いうまでもなく大手であるがゆえの「安心感」です。それに対してMVNOのメリットはやはり「安さ」です。

どちらを選択するのかは考え方次第ですが、子供の利用に格安であるMVNOを選択する人が増えてきているのも事実です。

子供の利用するスマートフォンだからこそ、最低限の料金で抑えられるMVNO格安スマホを選択するという方法は、ある種合理的です。

ただ、その分フィルタリングやアプリ制限などに関しては、ある程度親が管理できるようにしておかないといけません。

安さばかりに目が行き、肝心の「安心」をおろそかにしてしまうことは避けたいところです。

MVNOはその安さゆえにそうしたフィルタリングなどのサポート面では大手キャリアには到底及びませんでしたが、昨今はかなり充実した子供向けサービスを提供しているMVNOも増えてきていますので、どのMVNOがどういうサービスを提供しているのか、しっかり確認しておきたいところです。

 

子供利用スマホの料金をいくらで抑えたいのか

そもそも子供の利用するスマートフォンの料金を、どの程度で抑えたいと考えるかによって選択肢は変わります。

普通に大手キャリアで子供にスマートフォンを持たせるということで契約を考えた場合、通常単独の料金体系であれば8000円前後はやはり見ておいた方がいいでしょう。

学割など各種割引も適用するとはいえ、2016年は特に学割についても安さよりもデータ容量増量に力点が置かれており、学割があるから格安になるというイメージはまったくありません。

例えば親がドコモ利用中で、さらにシェアパックを利用している場合、その状況でさらに1回線を追加するのであれば、これはかなり安く追加が可能となります。ただし、かなり条件が限定される上に、シェアパックを利用するという時点でかなりの負担が親回線には来ているはずなので、決して効率的とは言えません。

 

一方でMVNO利用の場合はというと、単独で考えても確実に5000円以内で抑えられます。音声付きSIMでデータ容量3GB程度にしたとして、一般的なMVNOであれば2000円以内で利用可能です。

参考:「ドコモをやめたい人のはじめて格安SIM入門

 

動作保証が取れているスマホ本体が手元にがあれば上記料金のみで利用可能ですし、スマホ本体を持たない場合にも格安スマホを利用すれば1万円~3万円程度で十分使えるスペックのスマートフォンが手に入ります。

 

フィルタリングをどうするか

子供にスマートフォンを利用する場合に、どうしても避けては通れないのがアクセス制限サービス・フィルタリングです。

スマートフォンは、いつでもどこでも自由にインターネットの利用ができるという大きなメリットを持つ反面、インターネット上には子供の教育によくないサイトも多数存在しています。あまり自由にそうしたサイトにもアクセスできる状態だとどうしても不都合があるのです。

そのため、大手キャリアはフィルタリングサービスを独自にユーザー向けに提供しており、未成年者利用の場合のスマートフォン販売時などには必ずフィルタリング利用を推奨しているのです。

そのため、フィルタリング利用のスマホ端末からは、有害サイトと判断されたサイトに関しては弾かれてしまいアクセスができなくなりますし、有害サイトではなくても第三者機関の認定が下りていない、もしくは未認定のサイトなどもまとめて弾かれてしまいます。

 

ということで、一般的にフィルタリングは未成年利用の場合はつけるべき項目ではあります。大手キャリアで利用の場合は申込をするだけでつけることができますが、MVNOの場合にはそうした仕組みが基本的にないMVNOがほとんどです。

後述しますが、MVNOの場合にも非常に便利なフィルタリング利用方法があるのですが、ただどうしてもMVNOはフィルタリングに関しても大手キャリアと比較すると弱くなってしまうという点は認識しておきましょう。

 

ドコモ au ソフトバンク
spモードフィルタ
あんしんモード
ファミリーブラウザ

あんしんフィルター
安心アクセス for Android
安心アクセス for iOS
ウェブ安心サービス
スマホ安心サービス
Yahoo!あんしんねっと for SoftBank

 

大手キャリアは、各社ともにフィルタリングサービスをそれぞれ用意しています。対応上、AndroidスマートフォンとiPhoneではどうしても内容が変わってくるため、各社ともにいくつかフィルタリングサービスが存在するのが特徴です。

それぞれの詳細はまた別記事で解説したいと思います。

 

Wi-Fi利用の問題点

大手キャリアが提供するフィルタリングサービスには大きな注意点があります。

特にドコモとソフトバンクのウェブフィルタリングサービスは、基本的に自社回線網を利用した際にかかるフィルタリングであり、Wi-Fiを利用した場合にはフィルターがかからなくなってしまうという致命的な弱点があります。

つまり、自宅にWi-Fi環境があり、自宅では常にWi-Fiで利用しているという場合、spモードフィルタとウェブ安心サービスは一切無意味になってしまうのです。

 

実は、このことに気づいていない人は少なくなく、キャリアでフィルタリングを付けたから有害サイトは閲覧できないと安心していたら、自宅でWi-Fiに繋いであげてしまったためにフィルタリングをその瞬間無効化してしまっていた、というケースが起こり得るのです。

この問題点を解決するのがドコモでは「あんしんフィルター(旧ファミリーブラウザ)」、ソフトバンクでは「Yahoo!あんしんねっと for SoftBank」です。

auの場合は、初めからWi-Fiでのアクセスに対応した「安心アクセス」を利用しています。

つまり、Wi-Fiを利用する場合に、その回線提供元でフィルタリングをかけるのは非常に難しいため、それならスマホ端末のブラウザ上で制限をかけてしまおう、という発想です。

ただ、実はこのブラウザ上での制限を実施するのであれば、今度はドコモのspモードフィルタなどのウェブフィルタリングサービス自体存在意義がなくなります。もう少し整理して、不要なサービスはなくしてもらいたいところです。

 

子供が暗証番号を知っていたらフィルタリングは無意味

フィルタリングにおけるもう一つの注意点があります。

これは、子供がフィルタリングをかける際に利用している暗証番号全般を認識している、知っている、もしくは簡単すぎてばれてしまった、ということがあります。

ただこの部分はしっかり管理しておかないと、子供の利用を制限しようと思ってせっかくフィルタリングをかけたりウェブブラウザでフィルターをかけたりしていても、結局暗証番号を利用して設定を変えられてしまう恐れがあります。

そうなってしまうと致命的なので、まずは暗証番号を子供の予測がつくようなものにしない(生年月日、電話番号、住所など)ことを意識し、暗証番号のメモなどをわかるところに置かないというような注意が必要となります。

 

MVNO利用時の利用制限機能

小学生・中学生・高校生利用時のMVNOにおいて、ある程度の制限をかけることが出来るMVNOは限られています。

その中で子供利用に特化しているMVNOとして、TONEモバイルの「TONEファミリー機能」があります。子供に利用させるアプリを親が管理することができたり、リアルタイムで現在地を調べることができたり、スマホ本体の利用時間の制限をかけたりすることもできます。

子供にスマートフォンを格安で持たせ、なおかつある程度の管理をしておきたいという場合には非常に便利なサービスといえます。TONEモバイルの弱点としては、SIMカード単体での契約が存在せず、あくまでスマホセットとなる点が挙げられますが、いずれにしても格安スマホを購入しようと考えていたのであれば問題ないと思いますので、SIMとスマホセットでTONEモバイルを使ってみるのもいいでしょう。

TONEモバイル公式サイト→ お子様向けの安心機能満載 TSUTAYAのスマホ 【TONE】

 

もう一つの選択肢として、フィルタリングサービス「i-フィルター」を完全無料で利用することができる、LINEモバイルが挙げられます。

通常、フィルタリングサービスを利用しようと思えば、年間ライセンスで4000円程度かかったり、月額400円程度かかったりするサービスが多いのですが、その中でLINEモバイルを利用していれば、人気の「i-フィルター」が料金不要となります。

これはトータルコスをと考えるとかなり大きいメリットといえますので、ぜひ選択肢に加えることをお勧めします。

詳細は→「LINEモバイル 未成年利用時のフィルタリング機能を使ってみた 」

 

フィルタリングにアプリには学齢別設定がある

LINEモバイルで無料利用ができるi-フィルターをはじめ、多くのフィルタリングアプリでは、学齢別の設定ができるようになっています。

たとえば、お子様が小学生の場合には制限はかなり厳しくかけたいとか、高校生なのである程度までは閲覧できるようにしたい、という細かい要望に応えられるようになっているわけです。

これに加えて、特定のURLだけを指定して許可したりすることもできるため、あとは管理する親側の気持ち一つで調整ができるようになっています。

そうした設定が苦手、という人でも、i-フィルターは比較的操作が簡単でわかりやすいので、抵抗は少ないかもしれません。

むしろドコモのあんしんモードとファミリーブラウザなどの方が設定は難しいと感じます。ただし、あんしんフィルターに変更されてからずいぶんわかりやすくなりましたが。

うまくi-フィルターを使いこなすことができれば、ドコモを利用するよりもまだ安く便利にスマートフォンを子供に使わせることができるようになるかもしれません。