ドコモから正式に、AQUOS zero2、そしてAQUOS sense3が発表されました。AQUOS zero2は予想外でしたが、AQUOS sense3は大方の予想通りですね。発売日は、11月1日です。ドコモの型式はSH-02Mです。
ドコモより先にSHARPとして発表されていた機種の中では、AQUOS sense3 Plusだけが今回ドコモでは不採用になりました。
ということで今回は、スタンダードモデルの中でも注目度が非常に高いAQUOS sense3について、詳細スペック等を確認していこうと思います。
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AQUOS sense3 SH-02Mの外観
ドコモオンラインショップで購入したAQUOS sense3 SH-02Mが届きましたので、早速開封してみました。
カラーは、ドコモ限定カラーのディープピンクを選択しました。他に、ライトカッパー、ブラック、シルバーホワイトから選択できます。
「ディープピンク」とはいうものの、見方によってはレッドに近い色合いです。
Xperia 5のレッドと並べてみました。Xperia 5の背面は光沢があり反射しますが、AQUOS sense3の背面は反射せず指紋も残りにくいです。
肉眼ではそれぞれ結構色合いは違いますが、角度によってはかなり近い色に見えたりもします。
AQUOS sense3の上下にあるホワイトのラインが、結構アクセントになっていていい感じです。
充電端子は下部、USB Type-Cです。
ディスプレイ右側上部にボリュームキー、その下に電源キーです。逆側にSIM/SDスロットがあります。
全体としてのイメージは、前機種AQUOS sense2そのままです。重さがやや重くなってはいるものの、ほとんど気になりません。カメラがデュアルになり、バッテリー容量が格段に増えているのでそれくらいは仕方ないかと思います。
AQUOS sense3は、AQUOS sense2の基本をそのままに、全体としてパワーアップした新機種、と考えるとよさそうです。
AQUOS sense3 SH-02Mの注目ポイントは超広角カメラとバッテリー容量
新型とはいえ、AQUOS senseシリーズは廉価なスタンダードモデルなので、各機能でずば抜けた性能を期待するわけにはいきませんが、その上でAQUOS sense3で注目したいポイントとしては、新たに採用された超広角カメラ含むデュアルカメラ、そして大容量バッテリーです。
超広角カメラは最近のトレンドですし、ないよりあった方が使い勝手の幅は大きく広がるので、ほぼ同じ価格帯の機種として、確実にAQUOS sense2よりAQUOS sense3を手に入れた方がいいです。
また、2年前の初代AQUOS senseからなら、確実に買い替え検討機種になると思います。
SHARP公式のコンセプトムービーをご覧ください。
外観の見た目は、AQUOS sense2とあまり変わっていません。
上部のイヤホン端子もそのまま、ディスプレイ向かって右側にボリュームキーと電源キー、左側にSIMスロット、下部にType-Cの充電端子です。
最近のAQUOSシリーズの特徴の一つである、ホームキー兼指紋センサーもそのままです。(※センサー部分の大きさは横に少し広がっていますが。)
全体のサイズもほとんど変わりませんが、厚さと重さがやや増えています。デュアルカメラや大容量バッテリーを搭載した影響かもしれません。
いずれにしても、今までと同じように使える、という点は、歴代のAQUOS senseユーザーからすれば嬉しいポイントと言えそうです。
AQUOS sense3 SH-02Mの121°超広角カメラと標準のデュアルカメラ
前機種AQUOS sense2ではカメラはシングル、夏モデルのAQUOS R シリーズではデュアルカメラではあるものの一つのカメラは動画専用という具合に、やや独自路線だったAQUOSにおいて、超広角カメラは初の搭載となります。
私がGalaxy、Xperia、HUAWEI、iPhoneと試してきた超広角カメラは、どれもそれまで撮影できなかった場面を切り取り撮影することができるという意味において、今もかなりお気に入りで活用しています。
個人的に、超広角カメラは一度使うと手放せなくなるレベルだと思っているので、AQUOS sense3の超広角カメラもそれなりに楽しみにしていました。
ということで、早速実際に利用してみました。
その感想としては、ハイエンド機種の超広角カメラと比べると、やはり視野角が狭く、結構大きな性能差を感じざるを得ませんが、とはいえAQUOS sense3の標準カメラと比べると格段に広い範囲を撮影することができるようになるため、これはこれでやはり非常にあれば便利だと感じました。
後は、どこまでこだわるか、というところです。
結構カメラにこだわりがある方は、値は張りますが、ハイエンドモデルを選択することをお勧めします。
AQUOS sense3 SH-02Mの大容量バッテリー
ドコモの初代AQUOS senseは電池容量2,700mAhで電池持ち時間は約95時間、AQUOS sense2は同じ2,700mAhではあるものの電池持ち時間は約125時間と、非常に電池持ちがよくなりました。
そして最新のAQUOS sense3は、SHARPとしての公式発表では電池容量がなんと4,000mAhと一気に容量が跳ね上がりました。電池持ち時間はなんと、驚きの約180時間です。AQUOS sense2から実に1.5倍も伸びています。現在発売されているドコモのスマートフォンの中でもダントツです。
実際、SHARP公式では「一週間の電池持ち」と表現しています。よほど自信がある数値になっているのでは、と思っていましたが、これはすごいですね。
ちなみにこの「一週間」という数値は、「一般的な通話やメッセージの送受信を中心に、1日あたり約1時間の利用と約23時間の待機時間を想定した独自基準を設定し、実際に端末を使用して測定したもの(シャープ調べ)」なので、利用が多かったり、ゲームや動画視聴など、使い方が増えれば増えるほど短縮していくため、それなりに利用をしていく場合にはここまで持つことはないと思っておいた方がいいです。
とはいえ、それでも非常に電池持ちがいいことは間違いありませんので、「とにかく電池持ちがいい機種を選びたい」という人は購入検討機種にしておきたいところです。
AQUOS sense3とAQUOS sense2のスペック比較
ドコモから既に発売されているAQUOS sense2と、新機種AQUOS sense3の主なスペックを比較してみたいと思います。
AQUOS sense3 SH-02M |
AQUOS sense2 SH-01L |
|
サイズ | 約147×約70×約8.9mm | 約71×148×8.4mm (最厚部約9.4mm) |
質量 | 約167g | 約155g |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630 2.2GHz+1.8GHz オクタコア |
SnapdragonSDM450 1.8GHzオクタコア |
内蔵メモリ | RAM 4GB、ROM 64GB | ROM 約32GB/ RAM 約3GB |
ディスプレイ | 約5.5インチフルHD+ (2,160×1,080ドット) IGZOディスプレイ |
約5.5インチ IGZO(フルHD+) |
標準カメラ | 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型 F値2.0レンズ [広角83°焦点距離24mm相当] 電子式手ブレ補正 (静止画のみ) 新画質エンジンProPix2 (被写体ブレ補正) AIライブストーリー |
約1,200万画素CMOS |
広角カメラ | 有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型 F値2.2レンズ [超広角121°焦点距離18mm相当] 電子式手ブレ補正(静止画のみ) 新画質エンジンProPix2 (被写体ブレ補正) AIライブストーリー |
なし |
インカメラ | 有効画素数 約800万画素 CMOS 裏面照射型 F値2.2レンズ [広角86°焦点距離23mm相当] |
約800万画素CMOS |
電池容量 | 4,000mAh(内蔵電池) | 2,700mAh |
電池持ち時間 | 約180時間 | 約125時間 |
防水/防塵 | IPX5・IPX8/IP6X | PX5・IPX8/ IP6X |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
生体認証 | 指紋/顔認証 | 指紋/顔認証 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
SIMサイズ | nano SIM | nano SIM |
その他対応機能 | VoLTE(HD+)、ハイレゾ | VoLTE(HD+)、ハイレゾ |
その他非対応機能 | 赤外線・ワンセグ/フルセグ | 赤外線・ワンセグ/フルセグ |
価格 | 31,680円 | 30,096 円(税込) |
発売日 | 2019年11月1日 | 2018年12月14日 |
大きく目を引く点としては、やはりカメラと電池容量ですが、他にもCPUやRAM、ROMなど処理能力や保存容量もアップしている点も見逃せません。
価格もほぼAQUOS sense2と同レベルなので、非常に買いやすい機種と言っていいと思います。このスペックでこの安い価格、かなり人気機種になるのではないでしょうか。
安くて超広角カメラがある機種も他にはまだありませんので、この冬の注目の一台になることは間違いなさそうです。
AQUOSシリーズは、大手3キャリアすべてから同じ機種が発売されることも多いですが、その場合、1カラーだけ、キャリア限定カラーを入れるケースが多いです。今回もそのパターンで、ライトカッパー、ブラック、シルバーホワイトが共通カラーで、ドコモ限定カラーとしてはディープピンクが用意されています。
ちなみに前述したとおり、私は限定カラーのディープピンクを購入しました。
AQUOS sense3 SH-02Mの写真一覧/Instagramにて
私が撮影したAQUOS sense3 SH-02Mの写真を、Instagramにてまとめました。興味がある方はどうぞ。→AQUOS sense3 SH-02M写真一覧(ドコモ情報裏ブログ公式Instagram)
同時に、AQUOS sense3 SH-02Mの特徴まとめもありますので、こちらも合わせて参考にされてください。→AQUOS sense3 SH-02Mが選ばれ続ける理由6つ(ドコモ情報裏ブログ公式Instagram)
今後のAQUOSは動画専用カメラなしで超広角カメラ採用に方向転換?
今回SHARPから2019 Winter 最新モデルとして発表されたAQUOS・3機種は、いずれもデュアルカメラ搭載ですが、AQUOS R2、AQUOS R3などで採用していた「標準カメラ+動画専用カメラ」というデュアルカメラの形が消え、すべて「標準カメラ+超広角カメラ」へと姿を変えました。
動画専用カメラも面白さはあったものの、実際のところこれがなくても動画を撮影しつつ静止画撮影は他の機種でもできる、ということもあって、印象が薄くなってしまっていたのも否めないかなぁと感じていたので、むしろ非常に使える超広角が採用されたのは好意的に受け止めていいのではないか、と思います。
この流れのまま、少し先の話にはなりますが、AQUOS Rシリーズも動画専用カメラをやめる流れになるのかには注目したいところです。
スマートフォンを購入する際に、「カメラ性能が高い」という条件と、「安い」という条件はなかなか両立しにくい部分がありますが、超広角カメラによって撮影シーンを大幅に拡大しつつ、なおかつ非常に安いAQUOS sense3は、注目の一台と言っていいと思います。
元々人気のAQUOS senseシリーズ最新機種、「カンタンお手続き」も可能になったドコモオンラインショップでの購入も検討したいところです。
購入に備えて、カンタンお手続きの内容も改めて把握しておきましょう。→「ドコモオンラインショップでカンタンお手続き導入! 新機種購入時にも活躍する圧倒的便利な仕組みを解説」
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