ドコモのAQUOS R6 SH-51BのスペックをXperia 1Ⅲ SO-51BやGalaxyと比較してみた

2021年夏モデル/ドコモ AQUOS(アクオス)情報
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ドコモから、AQUOS R6 SH-51Bが発売されると発表されました。

発売日は2021年6月中旬以降と、まだ正確には発表されていませんが、事前予約は5月18日より開始されます。

 

 

AQUOS R6は、ライカ監修の1インチセンサーを搭載したカメラ機能が、大きな特徴となっています。

もちろんカメラ以外にも、スマホとしての性能は群を抜いて高く、逆に価格の高さが心配になるほどです。

最近発表/発売されているドコモの新機種の中では、Xperia 1Ⅲ SO-51B(6月中旬以降発売予定)Galaxy S21 ultra 5G SC-52B(発売中)が競合端末となる、ハイエンドモデルです。

今回は、新機種夏モデルのハイエンド群の中で、どの機種を購入した方がいいのか、機種変更するべきなのか、2021年の春夏モデル3機種でスペックの比較をしてみたいと思います。

 

関連記事:「ドコモ2021年夏モデル新機種の選び方

 

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AQUOS R6 SH-51Bと最新ハイエンドモデル比較

AQUOS R6
SH-51B
Xperia 1Ⅲ
SO-51B
Galaxy S21 Ultra 5G
SC-52B
ディスプレイ 約6.6インチ
WUXGA+
(1,260×2,730)
Pro IGZO OLED
(有機EL)
約6.5インチ
4K/有機EL
シネマワイド
ディスプレイ
約6.8インチ
Quad HD+
Dynamic AMOLED
(有機EL)
サイズ 約162
×74
×9.5mm
約165
×約71
×約8.2mm
約165
×76
×8.6mm
重量 約207g 約188g 約228g
バッテリー容量 5000mAh 4500mAh 5,000mAh
充電端子 USB Type-C USB Type-C USB Type-C
イヤホン端子 対応 対応 非対応
ワイヤレス充電 非対応 対応 対応
CPU Qualcomm
Snapdragon 888
5G Mobile Platform
ROM/RAM 128GB/12GB 256GB/12GB 256GB/12GB
外部メモリ microSDXC 1TB microSDXC 1TB 非対応
防水・防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5/IPX8・IP6X IPX5/IPX8・IP6X
ワンセグ/フルセグ 非対応 非対応 非対応
カメラ アウトカメラ
約2,020万画素
インカメラ
約1,260万画素
アウトカメラ
約1220万画素
約1220万画素
約1220万画素
ToFカメラインカメラ
約800万画素
アウトカメラ
約1億800万画素
約1200万画素
約1000万画素
約1000万画素インカメラ
約4000万画素
おサイフケータイ 対応 対応 対応
生体認証 指紋・顔 指紋 指紋・顔
発売日 6月中旬 6月中旬 2021年4月22日

 

AQUOS R6のサイズ感

Galaxy S21 Ultra 5G、Xperia 1Ⅲ、そしてAQUOS R6を比較すると、やはり最も大きく重いのはGalaxyです。

Xperia 1ⅢとAQUOS R6を比較した場合、縦幅はXperia 1Ⅲの方がありますが、横幅はAQUOS R6が広く、厚みもAQUOS R6の方が上です。

スリムかつ軽い機種の方が好み、という方はXperia 1Ⅲを選んだ方がいいでしょう。

 

AQUOS R6のカラーは基本の2色

AQUOS R6のカラーバリエーションは、ブラックホワイトの2色です。

基本的にハイエンド機の場合、スペック重視のため、無難に選びやすいブラック/ホワイト系のカラーが発売されることが多いです。

Galaxy S21 Ultra 5Gもファントムブラック/ファントムシルバーの2色です。

Xperia 1Ⅲのみ、フロストブラック、フロストグレイに加えて、「らしさ」のある「フロストパープル」を選べるのは嬉しいところです。

もっと鮮やかなカラーが欲しい場合は、逆にスペックを妥協してスタンダード機種から選びましょう。

 

AQUOS R6の処理性能・CPU/RAM・ROM

AQUOS R6のCPUにはクアルコムのSnapdragon 888が採用されています。RAMも大容量12GB。ここまではXperia 1Ⅲ、Galaxy S21 Ultra 5Gも同等スペックなので差はありません。

ROMについてのみ、AQUOS R6は128GBと、Xperia 1Ⅲ、Galaxy S21 Ultra 5Gと比較してやや控えめの設定です。ただし、Galaxy S21 Ultra 5Gについては外部メモリ(microSD)が利用できないため、最大1TBの外部メモリを利用可能なAQUOS R6はその点有利と言えます。

 

AQUOS R6の生体認証は顔と指紋

生体認証については、AQUOS R6では顔認証と指紋認証を利用することができます。iPhoneのように顔だけでなく、指紋もしっかり対応しているのも、マスク時代には嬉しいですね。

また、AQUOS R6の画面内指紋認証は、従来の指紋認証よりも認証エリアが広くなっているということなので、使い勝手もかなり向上しているものと思われます。

Xperia 1Ⅲは指紋のみで顔認証に対応していませんので、AQUOS R6の方がより便利です。

Galaxy S21 Ultra 5Gについては、指紋・顔の両方の生体認証に対応しています。

 

イヤホン端子があるAQUOS R6/イヤホン端子がないGalaxy S21 Ultra 5G

Bluetoothイヤホン/ヘッドホン全盛時代とはいっても、まだまだ状況に応じて使える3.5mmイヤホン端子があるかないかでは大きな違いがあります。

AQUOS R6は、そんなイヤホン端子をしっかり搭載しています。

Xperia 1Ⅲも3.5㎜オーディオジャック搭載ですが、Galaxy S21シリーズは、イヤホン端子非搭載です。こだわりがある方は注意しましょう。

 

十分すぎるAQUOS R6のバッテリー容量

AQUOS R6のバッテリー容量は、5000mAhの大容量です。電池の持ちについてはまた別とはいえ、これだけの容量があれば、それなりの時間、長持ちするのは間違いないと思われます。

Xperia 1Ⅲは4500mAh、Galaxy S21 Ultra 5Gは5000mAhです。

いずれもかなりの大容量で、「とにかく電池が持たない」と言われていたスマートフォンの時代はもはや完全に終わりました。

 

テレビを見ない時代/ワンセグ・フルセグは非対応

最近はテレビを一切見ない、という人も増えているようです。

Youtube、サブスクの映画/アニメ/スポーツのチャンネル等、多種多様の映像コンテンツが溢れている現在、テレビはもはやそうした映像を見るためのディスプレイであって、テレビ番組を見るためのアイテムではなくなりつつあります。

スマホ業界もそうしたスマホ利用者のテレビ離れに敏感になっているのか、スマホにテレビ機能を必要としているユーザーの少なさに気づいたためか、ワンセグ/フルセグ対応端末は減少の一途です。

AQUOS R6、Xperia 1Ⅲ、Galaxy S21 Ultra 5G、いずれもワンセグ/フルセグ非対応です。

逆にワンセグ/フルセグがどうしても欲しい、と考えている方は、そこを最優先ポイントとしてまずは確認した上で機種を選んだ方がいいでしょう。

ただし、最近の機種でそれを見つけるのはなかなか困難になりつつあります。

 

AQUOS R6はワイヤレス充電には非対応

Xperia 1Ⅲ、Galaxy S21 Ultra 5Gのどちらもワイヤレス充電(Qi)に対応していますが、AQUOS R6についてはワイヤレス充電非対応です。

とはいえ、ワイヤレス充電はいまだにある程度人を選びますし、充電速度を考えるとあまり選択したくない充電方法でもあるので、AQUOS R6がワイヤレス充電非対応だからといって気になる人はそれほど多くはないと思われます。

もしも、ワイヤレス充電を重視している場合、AQUOS R6は選ばないように気を付けましょう。

 

AQUOS R6のカメラは、iPhoneやXperia、Galaxyを超えられるのか

今回のAQUOS R6 SH-51Bの最大の特徴とされている機能は、Leica(ライカ)監修の1インチセンサー搭載のカメラですが、2021年4月22日に発売されたGalaxy S21 Ultra 5G SC-52Bも、2021年6月中旬以降に発売予定のXperia 1Ⅲ SO-51Bも、どちらも大きな特徴としてカメラを挙げています。

つまり昨今の最新ハイエンドスマホは、目立って「進化」をアピールできるポイントがカメラ以外にほとんどなく、「カメラ」に関する最新機能こそが「ハイエンド機である」、というアイデンティティになりつつあるというわけです。

カメラ機能が向上することはもちろんうれしいことなのですが、カメラにそこまで詳しくない人にとっては差を見出すことが難しいレベルの戦いになってきています。

 

また、AQUOS R6のカメラ機能において最大の特徴であり、実際にどうなのか気になる点でもあるのが、単眼のカメラである、という点です。

昨今は、とにかくカメラのレンズが多いことが正義であるかのように、トリプルレンズ、クアッドカメラなど、どんどんカメラのレンズが増えてきていました。

そんな状況の中で、あえて単眼のカメラで広角から望遠までカバーするAQUOS R6は非常に面白くはあるものの、使い慣れた超広角の写真などが撮影できなくなると残念な気もします。

実際にどういう写真が撮影できるのか、広角だとどれくらいの写真になるのか、望遠だとどうなのか、など、気になるところです。

ただ、よほど圧倒的な優位性がない限り、あえて冒険せずにXperia 1ⅢやGalaxy S21 Ultra 5Gにしよう、という方ももしかしたら多いのかもしれません。

ただでさえ売れにくくなっているハイエンド機において、AQUOS R6がXperia 1ⅢやGalaxy S21 Ultra 5Gとどう戦っていくのか、注目です。