普段生活していく中で、視聴する人としない人がおそらく真っ二つに分かれるのが、「アニメ」ではないでしょうか。
見やすい時間帯にテレビで放送されていない、ということもあるでしょうし、仮に放送されていても話の途中から視聴しようとは思わないから、ということもあるでしょう。
ただ、見始めるとなかなか面白いアニメも多数あるのは事実で、「実はこのアニメ、気になっていたんだよね」というアニメの一つや二つくらいは、誰しも持っていたりするのではないでしょうか。
そんな時に役立つのがドコモのdアニメストアです。
好きな時に好きなだけ視聴可能、作品数も非常に多く、今話題の放送中アニメまで視聴することができるというありがたさです。
スマートフォンやiPhoneでも視聴できますし、dTVターミナルなどを利用してテレビで視聴することもできます。
そんなdアニメストアに関して、詳細内容をまとめて解説していこうと思います。
dアニメストアの詳細内容
まず、ドコモの人気サービスdアニメストアのサービス内容詳細についてまとめていきます。
月額料金 | 400円(税別) |
作品本数 | 約2300作品・約35000話(随時拡大中) |
無料期間 | 初回契約後、31日間 |
利用対象 | ドコモ利用者・他社利用者ともにOK ※他社利用者はdアカウントが必要 |
支払い方法 | ドコモユーザー:ドコモの利用料金に合算 キャリアフリー:クレジットカード |
サービス内容 | アニメ見放題(放送中アニメも含む) |
視聴可能デバイス | スマートフォン/iPhone/パソコン/テレビ/dTVターミナル dstick/TV BOX/Chromecast/Apple TV/Fire TV/Android TV |
マルチデバイス | 可能(台数制限なし)・同時視聴は2台まで |
公式ツイッター | あり |
視聴形態 | スマホ・タブ・・・ストリーミング/ダウンロード(一部ストリーミングのみ作品あり) パソコンなどその他・・・ストリーミングのみ |
視聴画質 | HD画質(一部)/すごくきれい/きれい/ふつう |
とにかく作品数が多く、しかも月額料金も安く、初回のお試し無料期間も準備されているということで、非常に使いやすいサービスとなっています。
メリットを並べるのであれば、作品数、安さ、画質、幅広い利用対象ユーザー、様々な視聴可能デバイス、リクエストにも対応というところでしょうか。
とにかく「アニメを見る」ということに特化するのであれば、隙のないサービス内容となっています。
dアニメストアのキャリアフリーは非常に便利
利用対象ユーザーとしても、ドコモを利用しているユーザーのみならず、他社ユーザーでも利用することができるという、非常に便利なキャリアフリーに対応しています。
ドコモユーザーの場合には、ドコモのLTE回線で利用する場合にはそのまま認証され、Wi-Fi環境での利用の際にはdアカウントによって認証、利用が可能となります。
同じ仕組みで、キャリアフリーの場合にはdアカウントを別に取得しておき、支払いにはクレジットカードを設定します。
ドコモのd系サービスは、dアニメストア以外にも、dTVやdマガジン、dヒッツなど各種サービスがそれぞれキャリアフリーに対応しているという強みがあります。
dアニメストアは視聴可能デバイスも多種多様
dアニメストアを視聴することができるデバイスは、スマートフォンやiPhone以外にも多種多様です。
タブレットやパソコンでも視聴ができ、dTVターミナルやdstick、TV BOXなどを所有していればより簡単にテレビでの視聴も可能です。
他社ツールとして、GoogleのChromecastやAndroid TV、ほかにApple TVやFire TVにも対応しています。
個人的には大体dTVターミナルを利用してのテレビ視聴か、たまに暇な時間にiPhone 7 Plusで視聴することが多いです。
マルチデバイスにも対応しているので、それぞれの端末でdアカウントを設定しておけば、複数の端末で視聴も可能です。マルチデバイスにおけるdTVのような台数制限もないため、何台でも利用ができます。
ただし、一つのアカウントで同じタイミングでの同時視聴はできません。
そのため、夫がスマホで最新アニメを見ている同じ時間に妻がタブレットで旧作アニメを視聴、ということはできません。
こうした使い方をしたい場合には、時間をずらすか、もしくはもう一回線分別に契約しましょう。
マルチデバイス利用でdアニメストアを視聴する場合の注意点
マルチデバイスでdアニメストアを利用する際の注意点を一つ、ご案内しておきます。
上記で書いた通り、マルチデバイスの利用が可能なdアニメストアですが、同時視聴はできなくなっています。
この制限によって、例えば一度スマートフォンでdアニメストアを視聴し、その直後に家族がdTVターミナルを利用してテレビでdアニメストアを観ようとした場合、仮にスマートフォン側のdアニメストアの視聴をやめていたとしても、同時視聴の制限がかかってしまい、観られない場合があります。
これは実際に私が利用していてたまに失敗してしまうケースでもあるのですが、利用中のデバイスのdアニメストアを仮に終了したとしても、同時視聴の制限が外れて他のデバイスで利用できるようになるまでには、若干のタイムラグが発生します。
細かいことかもしれませんが、使い勝手にはやはり影響します。「すぐに観たいのに観られない」という状況はそれなりにストレスや不満にもなります。そのため、複数端末でのマルチデバイス利用の場合には、この点を注意するようにしましょう。
対策としては、片方の端末のdアニメストアをしっかり終了した上で、制限が外れるのを待つしかありません。
体感としては、計測したわけではありませんが、おそらく10分もすれば外れるような気はしています。
dアニメストアのデータ容量目安・画質は自由に選択可能
dアニメストアの視聴画質は、全部で4段階用意されています。
最高画質はHD画質ですが、これは一部アニメに限られます。それに次いで、すごくきれい、きれい、ふつうと段階が分かれています。
視聴する画面が大きければもちろん高画質の方がいいですが、スマホなど小さな画面での視聴であればそれほど画質にはこだわらなくても、問題なく視聴はできます。
Wi-Fi環境下であれば、データ容量を気にすることなく高画質を選択すれば問題ありませんが、ドコモの通信網を利用する場合においては、データ容量の制限にかかってしまう可能性もあるため、ある程度の容量を目安として利用していきたいところです。
以下がその目安となります。
1話24分の目安 | スマホ/タブ版 | PC版 |
HD画質 | 約400MB | 約700MB |
すごくきれい | 約300MB | 約370~600MB |
きれい | 約110MB | 約300MB |
ふつう | 約70MB | 約100MB |
例えば、ドコモのデータSパック利用時であれば、月あたりの高速通信利用可能上限が2GBなので、スマートフォンでHD画質で視聴をすれば、約5話ほどで制限にかかってしまう形となります。「すごくきれい」画質でも7話見れないくらいです。
ただ、画質を落として「ふつう」画質にすれば、約28話程度見れます。そう考えると、データ容量がかなり少ないプランを選択していたとしてもある程度は見られますね。
dアニメストアの視聴方法はストリーミングかダウンロード
dアニメストアでアニメを見る際の視聴方法は、ストリーミング再生かダウンロード再生となります。
スマートフォン/iPhone・iPad/タブレットのみダウンロード再生に対応しており、それ以外パソコンやdTVターミナルを利用しての再生に関してはストリーミングのみとなっています。
ダウンロード再生の場合の再生可能時間は48時間となっており、それを超えるとライセンスが切れて視聴ができなくなります。
ダウンロード再生を繰り返すとデータがスマホやiPhone内に溜まっていってしまうので、とりあえずダウンロードしておいて後で見たい、という場合以外は、基本的にはストリーミング再生を利用した方がいいでしょう。
ドコモ光のWi-Fi環境で快適なdアニメストア視聴を
dアニメストアやdTVなどの映像コンテンツを利用するのであれば、やはり自宅にWi-Fi環境は是非ほしいところです。
ドコモユーザーであれば当然有力選択肢になるのはドコモ光の利用です。すでに利用している、という人も多いと思います。
ただ、同じドコモ光を利用しても、選択したプロバイダーやWi-Fiルーターによっては、最大限にその速度を生かせない場合もありますので、ある程度速度に信頼性のあるプロバイダーを選び、かつWi-Fiルーターにもこだわれば、最高のdアニメストア視聴環境が出来上がります。
やはり、視聴している途中で固まったりしてしまうと、せっかく入り込んでいたアニメの世界から現実へ一気に引き戻されてしまい、集中できないと思いますので、同じ光回線でも速度にはこだわりを持つといいでしょう。
関連記事:「ドコモ光は本当にお得なのか」
dアニメストアにおけるdポイント
dアニメストアの月額料金に対して、ドコモのdポイントを利用することはできません。
ただ逆に、dアニメストア利用料に対しては、dポイントが付与されます。
dポイントクラブのステージによるポイント付与となりますので、dカード GOLD利用ユーザーの場合には、10%還元※という形でのポイント付与の対象となりますので、安心して利用できます。(※毎月のドコモのケータイ/ドコモ光利用料金の1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%還元/利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント)
dアニメストアには公式Twitterアカウントやリクエスト機能もある
dアニメストアでは、公式Twitterアカウントが用意されており、各種情報を随時提供してくれます。ツイッターを利用している人は是非フォローしておきたいところです。
加えて、もし見たいアニメがない場合には、公式サイトよりリクエストを上げることもできます。
もちろんそれが反映されるとは限りませんが、視聴できるようになる可能性は高まりますので、積極的に活用していくとより充実したサービスになっていくものと思われます。
定期的に、「リクエストに応えました」という特集が組まれたりもしています。
dアニメストア・マイページの活用方法
登録をするとマイページにアクセスできるようになりますが、そのページ内において、「気になる作品」への登録や、「マイリスト」への登録も可能となっており、とりあえず保留しておいてあとから視聴する、ということもできます。
さらに、全体の作品数と話数が表示されており、その中の何話を視聴したかも出てくるようになっているため、視聴を続けることによってコンプリートしていく楽しさもあります。
dアニメストアでアニソンまで聴ける・観れる
dアニメストアのもう一つの大きな特徴に、アニソン機能があります。
人気アニメのアニソンを見たり聴いたりすることができるため、dヒッツで見つからないような曲も、ここで発見することができるかもしれません。
懐かしのあの曲、最新のあの曲と、お気に入りの一曲を探してみてもいいかもしれません。
ただこちらも、画質を高くするとその分通信容量を大きく消費するため、普通画質で利用したり、Wi-Fi環境以外で利用するときには気を付けましょう。
2017年3月末より、新しいアニソン専門サービスも開始されています。ドコモとは関連性が低いですが、アニソン特化サービスとして、dアニメストアでアニソンを見つけられない場合には検討してみてもいいかもしれません。
関連記事:「アニュータはアニソン特化聴き放題サービス」
さらにもう一つ、ドコモの主要dマーケットサービスとして、dヒッツを忘れてはいけません。
dヒッツでは、最新アニメの主題歌特集などのプログラムが組まれていたりするのです。
例えば「2017年秋アニメ主題歌」というプログラムが現在配信されており、その中には2017春アニメの人気作である「魔法使いの嫁」や「3月のライオン」などの主題歌などまでラインナップされているため、いち早く最新アニメの主題歌をチェックすることもできるわけです。
dヒッツとdアニメストアがうまく関連付けられているわけですね。
アニメを観ない人のdアニメストア利用方法
基本的に私自身が、結構最近まで元々アニメはほとんど観ない人だったので、アニメを観ない人の心理はある程度わかります。ここでは、もちろん子供のころ観ていたアニメなどは除きます。あくまで大人になってから観るアニメ、という意味です。
アニメを観ない人は、まず基本的にアニメがどういうものでどういう作品があるのかなど、まったく知りません。そして、興味も一切ありません。むしろ人によっては、多少の偏見を持ってアニメの世界を捉えている場合もあります。
そのため、そういう人にアニメを観てもらうのはなかなか難しいことだったりします。アニメファンからすると、「こんなに面白いのに何故観ないんだろう?」と不思議で仕方がないかもしれませんが、興味がない人からすれば「え、だってどんなに面白くたってアニメでしょ?」という言い方になってしまう人もいます。
つまり、面白いとか面白くないとか、そういう次元の話ではなくて、「いずれにしてもアニメだよね?」と、アニメであるという時点で一気に自分の守備範囲外の話であるとして耳を傾けることをやめてしまうわけです。このレベルになるとなかなか難しいものがあります。
もし症状がそこまで重くなかったとして、友達や恋人がアニメをしきりに勧めるから試しに観てみようとするけれど、やはり一切興味が持てない、というケースもあります。
dアニメストアを利用し始めたばかりの頃の私はこんな感じでした。観てみるんだけど面白くないから続かない。
そのため、いずれのケースであっても今までアニメに親しんできた人でない場合には、まず第一話からしっかり話の流れに入っていけるようなアニメ作品を選択することが非常に重要です。
例えば「けものフレンズ」などは、今までアニメを観てこなかった人からすれば、いかに後半面白くなるとしても、耐え抜くのは無理です。私も無理でした。
そういうアニメ初心者が抵抗をいだくようなものでなく、スッと自然に物語に入っていくことができるような落ち着いた作品がいいでしょう。あまりに非現実すぎるとか、ノリがハイテンションすぎるものは、アニメ初心者にはレベルが高すぎますので注意しましょう。
そのあたりを踏まえて、アニメ好きの友人などに、何がおすすめなのかを聞いてみてもいいでしょう。
これから知人友人にアニメの良さを伝えたいという人の場合には、相手の性格なども加味しながら、1話目から安心して楽しめる作品を紹介するといいかもしれません。
最初の一作品でうまくアニメの世界に慣れ親しむことができれば、それ以後はdアニメストアが手放せなくなると思います。
dアニメストアで最新アニメを視聴してみた
さて、そんなアニメストアで最新のアニメをいくつか視聴してみました。
2017年夏アニメでは、「ようこそ実力至上主義の教室へ」が個人的には非常に面白かったです。1クールしかないのが残念でした。
2017年秋アニメも既に多くスタートしています。
ほかにも、最新アニメではないですが、鉄板の人気アニメ「四月は君の嘘」も実際に視聴してみました。最初から最後まで、一気に見てしまいました。
関連記事:「dアニメストアで四月は君の嘘を全話視聴してみた」
そのほかには、デイリーランキングを見ながら最新で人気のあるアニメを視聴することもできますし、懐かしアニメとして「聖闘士星矢」や「キン肉マン」など、世代の人からすれば伝説的なアニメまで全話視聴可能です。
お試し31日間を活用して、色々なアニメを視聴してみても面白いですよ。
dアニメストアは、公式サイトから簡単申し込み可能です。
参考:ドコモ公式/dアニメストア 【初回31日間無料】