ドコモの「dカードお支払割」とは、「ドコモのギガプラン」/「ケータイプラン」を契約している場合に、利用料金の支払い方法をdカード/dカード GOLDに設定することで、月額料金が170円(税抜)割引になるという内容です。
割引額自体はそれほど大きいものではありませんが、長期的に考えるとやはり大きな割引です。
詳細内容をわかりやすく解説していきます。
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目次
dカードお支払割の詳細内容
ドコモのdカードお支払割を理解するためには、まず「ドコモのギガプラン」/「ケータイプラン」について知る必要があります。
スマホを利用されている場合は「ドコモのギガプラン」が対象になるため、ここでは「ドコモのギガプラン」について簡単に確認しておきます。
ドコモのギガプランとは、「5Gギガホ」「5Gギガライト」「ギガホ」「ギガライト」の総称です。
そう考えると非常にカンタンなのですが、ここで一つ注意点があります。
ここでいうギガホ、ギガライトについては、2019年10月1日以降に申し込みをされた方(つまり、「ギガホ2/ギガライト2」の方)、かつ「定期契約なし」プランを選択している方、という条件になります。
定期契約なしの場合、いつドコモの契約を解約をしたとしても解約金は一切かかりませんが、その代わり毎月の基本料金が「定期契約あり」の場合よりも170円高くなってしまいます。
そこで、dカードお支払割の出番です。
dカードお支払割が適用されると、毎月の月額料金から170円が割引されるため、定期契約なしであっても定期契約ありの場合と全く同じ条件で利用できる、ということになるわけです。
結果、月額料金は安く、解約時の縛りも全くない状態で利用できることになります。
※上記表の料金では、ギガホにはギガホ割が適用されており、ギガホ/ギガライトともにみんなドコモ割(3回線以上)が適用されています。
dカードお支払割の内容を完結にまとめてみる
dカードお支払割対象プラン
5Gギガホ/5Gギガライト/ギガホ(ギガホ2のみ)/ギガライト(ギガライト2のみ)/ケータイプラン
※いずれも、「定期契約あり」プランは対象外
dカードお支払割・割引額
170円(税別)/月
dカードお支払割・適用条件
上記対象の料金プランにおいて、利用月の末日時点で利用料金の支払い方法をdカード/dカード GOLD(家族カード含む)/DCMX/DCMX GOLDのいずれかに設定すること。
※一括請求代表回線契約者が条件を満たす場合、一括請求子回線の対象料金プラン契約者も割引対象。
条件を満たせば申し込み不要で自動適用されます。
既存のプラン利用&dカード/dカード GOLD利用の場合にはどうなるのか
多くの方が気になるのは、旧プランの場合どうなるのか、既にギガホ/ギガライトを利用していて、dカード/dカード GOLDを利用している場合にはどうなるのか、という点だと思います。
私はdカード GOLDは所有していますが、以前、2年定期契約の旧ギガホを利用していました。この場合、2019年10月1日以降に開始された新しいギガホ(ギガホ2)に変更する必要がありました。これは手続き必須で、自動移行はしません。そのため、手続きを実施しました。
ちなみにこの場合、万が一、次の更新期間までに解約をした場合には引き続き解約金9,500円がかかります。
以下の通りです。
定期契約をご契約中で、更新期間以外に10月以降のプランに変更した場合であっても、当該定期契約満了月前月までに解約した場合は、変更前プランの解約金がかかります。
次の更新期間以降は「定期契約なし+dカード GOLD」で解約金0円になるため、まず必要なのは新しいギガホ/ギガライトへの変更手続き、ということになります。
仮にdカード/dカード GOLDを持っていなかったとしても、新しいギガホ2/ギガライト2に変更しておけば次の更新期間以後は解約金が1,000円になりますし、2年定期契約が嫌なら定期契約なしにすれば、解約金は0円になります。ただし、dカード/dカード GOLDがなければ、その場合は月額料金が今より170円上がってしまうので、あまりお勧めではありません。
そう考えると、現状ギガホ/ギガライトを利用されている方であれば、どのパターンであっても、新プラン「ギガホ2/ギガライト2」への変更手続きは実施しておいた方がいい、むしろそうしないと、現行の解約金の2年更新が繰り返されてしまう、ということになります。
これは逆に怖い話ですね。つい、変更を忘れてしまったなら、また2年、解約金9,500円で縛られてしまいます。
今後、更新期間を迎えたユーザーから、自動的に新しい制度に移行していけばいいのですが、現行はそうはなっていないようです。
もちろんいずれにしても、ドコモを解約する意思がない方にとっては、どうでもいい話でもあります。
現在、継続してギガホ/ギガライト以前のプラン、つまりシンプルプランやカケホーダイプランなどを利用されている場合、今からギガホ/ギガライトなどに変更すれば、自動的にギガホ2/ギガライト2になるので、これは深く考える必要はありません。
ただし、解約金のかかるタイミングについてのみは、次の更新月までやはり継続されてしまうため、その点だけ注意しておきましょう。
ギガホ/ギガライトに変更していないユーザーはそのまま維持も可能
ギガホ/ギガライト利用の方も少しずつ増えてきているとは思いますが、まだまだ旧プラン利用中の方も少なくないと思います。
旧プランにメリットがあるのなら、それを引き続き維持する、というもの一つの選択肢です。その場合は、まだdカードお支払割は無関係、ということになります。
少なくとも私はそのままdocomo with付きのカケホーダイプランとシェアパックについては、まだしばらく維持しようと考えています。
一方で、ギガライト利用中だった1回線については、5Gスマホ購入のため、5Gギガライトに変更しました。
dカードお支払割の管轄はドコモ側らしい
ちなみに、このdカードお支払割に関してdカードゴールドデスクに確認をしたところ、「dカードお支払割に関してはドコモの管轄なのでそちらに問合せしてほしい」という回答をいただきました。
わかりにくいですが、間違ってdカードセンターやdカードゴールドデスクに電話をしても同じ回答となり時間の無駄ですので、初めから、ドコモインフォメーションセンターに問い合わせるようにしましょう。
引き続きお得なdカード GOLD
dカードお支払割によって、dカード/dカード GOLDの存在も非常に大事になりました。月額170円とはいえ、長期的に見れば大きな金額になりますしね。
というよりむしろ、dカード GOLDによる10%還元(※毎月のドコモのケータイ/ドコモ光利用料金の1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%還元/利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント)だったり、dカード GOLDの積極的利用による年間ご利用額特典(「dカード GOLD年間ご利用額特典を最大活用する」)や毎月の獲得dポイントの方が非常に大きかったりもするので、まだお持ちでない方は詳細を確認の上、早めに申し込みを検討しましょう。
詳細内容は以下で詳しく解説しています。
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