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ドコモの翌月合算請求をわかりやすく理解する

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ドコモの料金請求の仕組みが新しく変更になり、「翌月合算請求」が開始されます。

関係するのは口座振替・請求書払いになっているユーザーが対象です。dカード/dカード GOLD/他社クレジットカードを設定している場合には今回の変更は関係ありません。

影響がある方はそれほど多くはないと思いますが、何がどう変わるのかは理解しておくに越したことはないと思いますので、わかりやすく解説していこうと思います。

ドコモの翌月合算請求の詳細内容

今回新しく開始されると発表されたドコモの「翌月合算請求」は、口座振替・請求書払いのユーザーを対象として、奇数月の請求額が5,000円未満(税込)の場合、奇数月には請求を行わず、翌月(偶数月)に合算して請求をするという内容です。

つまり、口座振替・請求書払いで毎月の支払が常に5,000円未満のユーザーは、2ヶ月に一回、偶数月のみの請求になる、というわけです。

条件を満たしている場合には、この翌月合算請求がデフォルトに変更されるため、もしそれが不服で毎月請求のままの方がいい、という場合には、「翌月合算請求拒否の手続き」を実施する必要があります。→ドコモ公式・翌月合算請求拒否手続き

 

何故いきなりこういう形に変更するのかというと、ドコモのコスト削減のためと思われ、「毎月引き落とされると面倒だから、2ヶ月に1回がよかったんだよね」という方はあまりいらっしゃらないと思うので、ユーザー側に何かメリットがある内容ではありません。

特に対象は5,000円未満という少額のユーザーですしね。

かといって、わざわざ「それは困る!」と翌月合算請求拒否をするほどの内容でもない、という「まぁ、どっちでもいいけど」という感じかと思われます。

請求のイメージは、以下の通りです。

 

 

奇数月に5,000円未満なら翌月の偶数月に合算請求され、奇数月が5,000円以上なら今まで通り毎月請求になる、という流れです。

 

翌月合算請求は奇数月の「請求額」で翌月合算か判定

注意点としては、判定されるのが、奇数月の利用額なのか、請求額なのか、という点です。ここを間違うとそのまま思っている内容とずれてしまいますのでしっかり理解しておきたい点でもあります。

既に前述しましたが、翌月合算請求は、奇数月の「利用額」ではなく、「請求額」が5,000円未満の場合に、翌月請求額と合算になります

つまり、例えば6月利用分は7月請求分なので、7月(奇数月)の請求額とは、6月の利用額、ということになります。これが5,000円未満だと8月の請求額、つまり7月利用分と一緒に合算され、8月末日の引き落とし(振替)になる、というわけです。

必ず請求されるのは、「奇数月(7月)請求額+偶数月(8月)請求額=偶数月(6月)利用額+奇数月(7月)利用額」ということになりますね。

ちょっとわかりにくいと思いますが、間違わないように抑えておきたいところです。

 

翌月合算請求の対象ユーザー詳細

翌月合算請求対象ユーザーをもう少し細かくみていきます。

 

・奇数月(1、3、5、7、9、11月)の請求額が5,000円未満。

・支払い方法が「口座振替」または「請求書払い」。

 

ただし、以下の条件を満たした場合には、翌月合算請求の対象外になります。

 

・「翌月合算請求 拒否」を設定。

・複数回線をまとめて請求する「一括請求サービス」を利用。

・支払方法がクレジットカード。

・端末機器代金を分割して支払い。

・通話/通信の料金明細書の送付を希望。

・iモード情報料、d払い/ドコモ払い、spモード決済、ドコモ口座など、ドコモが指定するサービスを利用。

・過去に支払いが滞った場合。

・NTTファイナンス株式会社の「おまとめ請求」「NTT電話料金合算サービス」などを利用。

 

さて、対象外の条件がなかなか多いですね。

まず、一括請求が駄目なので、家族で利用している人はほぼ対象外になります。

クレジットカードが駄目なので、dカード/dカード GOLD払いにしている方も対象外です。

機器代金の分割払い利用中もNGです。これ、かなり多いんじゃないかと思いますので、この時点でほぼ対象外なのでは、という感じもします。

料金明細の利用中でも対象外。まぁこれはそこまで多くはないかもしれません。

iモード情報料他の料金がある場合も対象外。意外に多いと思うので、ますます対象外ユーザーが増えます。

過去に支払いが滞った場合もNG、ということですが、それならば請求書払いのユーザーはほぼNGなのでは? という感じです。滞って口座が外れないと、請求書払いになりませんからね。

NTTファイナンスのおまとめ請求もNG。まぁこれはそうでしょう。

 

結果、残った方は、本当にピンポイントで利用が極めて少なく機種も長期利用しているガラケーユーザー、というところかもしれませんね。ほぼほぼスマホを利用しているようなユーザーには対象外になりそうな感じです。

 

翌月合算請求実施時には、メッセージRでお知らせがある

奇数月(1、3、5、7、9、11月)が翌月合算になった場合には、「ご利用額確定のお知らせ」にてスマートフォンはSMS、ドコモケータイ(iモード)はメッセージRで案内が送られてきます。

もし翌月合算請求の条件に当てはまりそうな方は、とりあえずいきなり送られてきて「これは?」と驚かないように覚えておきたいところです。

 

翌月合算請求の請求書イメージ

 

翌月合算請求の請求書イメージです。2ヶ月分がそれぞれ記載されている感じですね。

eビリングを利用している場合の割引きは、次の請求時に2ヶ月分が適用される形となります。また、毎月の利用に対するdポイントは、翌月合算請求の場合も、毎月の請求の場合と同じく、利用月ごとに進呈されます。

 

翌月合算請求まとめ:実際の対象者はかなり少数?

口座振替、請求書払いかつ5,000円未満、と言われると結構いるかも、と思ったのですが、それ以外の対象外条件を見るに、実際に翌月合算請求が適用されるユーザーは、かなり少なめなのではないかと思われます。

そのため、あまり気にする必要はないと思いますが、例えば家族で年配のガラケーユーザーがいる場合などには当てはまる可能性があるため、「今月何故か請求が来てない」、「いつもより高くドコモから引き落とされてる」などの戸惑いがある可能性もありますので、自分の分よりも両親など家族分として意識しておくといいかもしれませんね。

 



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