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ドコモのイマドコサーチを使いこなしてみる

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ドコモに、相手の居場所を探すことができるサービスがある、と聞いたことがある人は多いかもしれません。

ドコモのイマドコサーチは、「探される側」に設定したケータイ端末を、「探す側」からリアルタイムで探すことができるサービスです。

基本的な需要としては、子を持つ親がターゲットとされており、子の居場所がわからなくなることがないように、いつでも探せるように、という意図があります。

そのため、基本的にはキッズケータイとセットで利用されるケースが大半と思われます。

そんな、イマドコサーチについて、そしてもう一つ簡易版としてのイマドコかんたんサーチとの違いなどについて、確認していこうと思います。

関連記事:「ドコモのキッズケータイ F-03Jを使いこなす

イマドコサーチの概要

イマドコサーチの内容を一言で説明すると、「キッズケータイやスマートフォンなどのGPS機能を利用し、いつでも相手の居場所を探すことができるサービス」です。

主な利用対象はお子様になることが多いと思いますが、その場合、迷子になってしまった場合や、学校の登下校時、塾や習い事の行き帰りなどの居場所の確認にも便利です。

万が一の際のお知らせ機能などもあり、様々な用途で活用することができます。

 

「探す側」となる親回線からの申し込みが必要で、子回線側には申し込みは必要なく、親回線で「探される側」となる回線を最大5回線まで指定することができます

月額料金は200円(税別)で、1回あたりの検索料が5円です。ちなみにauの同等サービスである安心ナビは月額300円とやや高いものの検索料はかかりません。つまり月あたり20回以上検索するならauが安く、20回未満ならドコモが安くなります。いずれにしても微々たる差ですね。

 

実際に検索して居場所を探し地図を表示する際に、パケット通信料が発生するため、探す側についてはパケットパックやシェアパックなどのパケット定額サービスの利用が大前提となっています。もし加入していない場合にはパケット通信料がそのままかかりますので注意しましょう。

 

イマドコサーチは探される機種によってできることが違う

イマドコサーチの特徴的な部分として、探す側は、iPhone、iPad、ドコモ スマートフォン、ドコモ タブレット、ドコモ ケータイいずれを利用していても問題ないのですが、探される側に関しては、機種によってできることが大きく変わってきます。

なお、探す側・探される側ともに、機種ごとに対応したiモードもしくはspモードの契約が必須となりますが、例外的に探される側であるキッズケータイ(F-03J/HW-01G/HW-01D/HW-02C/ドコッチ 01)においてのみ、元々そのどちらにも対応していないので、どちらの契約もなくても探される側として設定可能です。

 

イマドコサーチのいますぐ検索/くりかえし検索

いますぐ検索」は、イマドコサーチのメイン機能です。

「今」、「すぐに」、相手の居場所を探すことができます。探し方も非常に簡単で、イマドコサーチの検索ページから事前に設定していた探したい相手を選び、「いますぐ検索」ボタンを押すだけです。

探す側がAndroidスマートフォンの場合は、イマドコサーチの専用アプリも用意されており、検索ページに簡単に誘導してくれます。

また、My docomoにログインすることで、パソコンからも検索が可能となっています。

 

くりかえし検索は、その名の通り、今すぐ検索がうまくいかなかった場合に、自動で一定時間(120分)くりかえして検索をしてくれ、居場所が確認できたタイミングで居場所をメール(メッセージR)で教えてくれる機能です。

 

 

途中で検索に成功した場合にはメッセージRが送られてきて、その中の「こちら」というリンクを選択すると、検索結果が表示されます。

もし120分間、最後まで成功しなかった場合には、失敗をお知らせするメッセージRが送られてきます。

 

イマドコサーチのスケジュール検索とエリア監視

イマドコサーチのスケジュール検索は、なかなか便利な機能です。

検索したい時刻をあらかじめ設定しておくことで、自動的に検索を行ってくれ、探される側の居場所をメッセージRにてお知らせしてくれます。

設定としては、曜日指定時刻指定が可能となっています。つまり、毎週火曜日と木曜日は塾があるから、ちゃんと塾に着いているかを確認するために、午後5時に自動検索を行う、というようなことが可能です。

 

他にも、開始時刻と終了時刻を指定することで、その時間内で定期的に自動検索をすることもできます。その場合の検索間隔は5分/10分/15分/30分/60分/120分です。

例えば、学校から帰るであろう時刻を開始時刻とし、次の塾に着く頃の時刻を終了時刻と設定することで、その間の動きを確認するため、10分単位で検索する、ということもできるわけです。

 

ちなみに、スケジュールは最大で三つまで設定が可能となっています。

 

スケジュール検索のもう一つの機能として、「エリア監視」があります。

これは、スケジュール検索の設定をする際に「エリア指定」をすることで、探したい相手がエリアの外にいるのか中にいるのかをスケジュール検索結果とともにメッセージRで知らせてくれます。

いずれにしてもその時間帯にいる場所が送られてくるのですから、エリアにいるかどうかはそれを見ればわかる話ではあるので、エリア監視機能については補助的な機能と考えるといいと思います。

 

以上、ここまでがイマドコサーチの機種を問わない機能です。以下の機能は機種によってできるものとできないものが混在しています。

 

イマドコサーチの機種限定機能

機種限定で利用することができるイマドコサーチの機能は、比較的多く用意されていますが、そのほとんどに対応しているのが、キッズケータイです。そのため、キッズケータイを利用している場合には、以下のほとんどの機能を利用することができると考えて間違いありません。

その他、どうしても気になる機能がある場合には、機能ごとに対応機種が異なりますので、その都度ドコモの公式サイトで確認しましょう。→「ドコモ公式・イマドコサーチでできること

 

ブザー検索・ワンタッチブザー検索

キッズケータイ、スマートフォン for ジュニア2 SH-03F、スマートフォン for ジュニア SH-05E、GPS機能搭載らくらくホン、防犯ブザー搭載ケータイのブザーが鳴った場合、あらかじめ設定した検索間隔・回数で自動的に検索が実施され、居場所をメッセージRで教えてくれる機能が、ブザー検索です。

特にキッズケータイの場合など、防犯ブザーが鳴るということは何かしらのトラブルが発生した可能性があり、その時点での場所が判明すれば万が一事件性がある場合にも大きな手掛かりになる可能性があります。

元々キッズケータイには、防犯ブザーに連動した電話発信機能が搭載されていますが、加えて自動的に位置検索も実施することで、さらに安全性が高められています。

 

ちょこっと通知検索

イマドコサーチの基本的な動きとしては、探す側のアクションによって位置検索が実施されます。

しかし、ちょこっと通知検索の場合はその真逆で、キッズケータイなど探される側からのアクションで、自動検索を実施します。

すなわち、「ちょこっと通知キー」の長押し、または「ちょこっと通知」アプリを起動・実行することにより、あらかじめ設定した検索間隔・回数で自動的に検索を実施した上でメッセージRで知らせてくれます。

キッズケータイ F-03Jの場合には緑色の通話ボタンの長押しによってちょこっと通知検索が実施されます。

 

電池アラーム通知検索

電池アラーム通知検索は、電池の残量が少なくなると自動的に検索を行い、居場所をメッセージRで教えてくれる機能です。

普段からしっかり充電していればそう活躍する場面はないかもしれませんが、万が一のトラブルの際に、電池が完全になくなってしまう前に、最終的にどこにケータイがあったのかを教えてくれる形となります。

また、電池切れで連絡が取れなくなった場合でも、この電池アラーム通知の連絡が来ていれば、「あぁ、電池が切れたんだな」と慌てずに済むと思われます。

 

はなれたよ検索

はなれたよ検索は、一部のキッズケータイ向けに提供されている機能ではあるものの、対象機種がF-05A・F801iの2機種のみとなっており、事実上現在まで利用している人はほとんどいないのではないかと思われます。

今後も再び日の目を見ることはないと思われるため、こういう機能もあった、程度に認識しておけばいいのではないかと思います。

 

電源OFF検索

イマドコサーチの電源OFF検索は、万が一の際にキッズケータイの電源がOFFにされてしまった場合にも、自動的に検索を行い、居場所をメッセージRで知らせてくれます。しかも、電源が完全に切られた後も、キッズケータイで設定をしておけば、自動的に電源が立ち上がり、居場所をお知らせし続けてくれます。

これも完全に万が一の場合のための機能と言えますが、非常に安心できる機能といえるのではないでしょうか。

あるいはこの機能により、大きな手掛かりを提供してくれる可能性があるというわけですね。

 

イマドコサーチのいますぐ検索を利用してみた

 

申し込みが完了したなら、早速「探す側」のケータイ/スマートフォンから、実際に探す作業を実施してみましょう。

ちゃんとうまくいくかどうか、どういう風に利用するのか、どんな動作になるのかを、必ず一度は試しておいた方がいいです。

私が最初試してみると、キッズケータイ側の設定ができておらず失敗してしまい、上記のような表示が出てきました。そこで、「せってい」を選択します。

 

 

キッズケータイのネットワーク暗証番号を入力してログインします。

 

 

イマドコサーチで検索された場合の、動作について選択ができます。毎回許可するかどうか確認を行うのか、確認を実施することなく許可するのか、拒否するのかです。拒否してしまえばそもそも利用する意味がなくなるので、毎回確認か許可のどちらかを選択しましょう。

どちらにしても検索しているときには大きくキッズケータイが振動して検索されていることがわかるため、子との話し合いができているのであれば、毎回確認ではなく、許可を選んでおいた方が簡単かもしれません。

今回は確認のために、毎回確認を選択しました。すると、検索時、以下のような確認がキッズケータイに出てきます。

 

 

ここで、もし子に「いいえ」を選択されてしまうと、検索が失敗します。そのため、親としては「許可」に初めからしておいた方が楽ではあります。ここは各家庭、子との話し合い、親の教育方針などによって選択が変わってくると思われます。

 

 

許可されると位置情報を確認し、その情報が「探す側」に送られます。それが完了したところで、一連のいますぐ検索の流れは終了です。

 

イマドコサーチで他人の居場所を確認できる?

イマドコサーチの利用方法は、基本的には親が子を探す際に利用されるサービスだったりするのですが、中には恋人や配偶者が今現在いる場所を知るために利用したい、という需要もあったりします。

ただこうした使い方に関しては、当然のことながら「自分が今どこにいるのかを調べられたら困る!」という人も少なくないと思われますし、何より「今どこにいるのか」も重要な個人情報ですので、もし探す側と探される側の契約名義がそれぞれ異なる場合、必ず両者の同意がなければ勝手にイマドコサーチを申込みして探す側探される側として設定することはできません。

ただし、例えばどちらも妻名義で利用している、という場合、妻自身が自分でイマドコサーチを申込し、片方を探す側、もう片方を探される側に設定することは当然、可能です。

その他にも、後述する「イマドコかんたんサーチ」であれば、「探す側・探される側」に設定していない端末に対してでも、今いる場所を探すこともできます。

しかしその場合も、実際に探す場合には必ず探される側に通知が行き、イマドコかんたんサーチの場合には都度「許可」が必要な仕様になっているため、隠れてこっそり今いる場所を確認したりすることはできません。

もしそうした利用をするとしても、必ず両者の同意の上でしか利用はできなくなっているわけですね。

つまり「イマドコサーチを利用して自分の居場所を誰かにこっそり探されてしまうのではないか」というような心配は一切いらないということです。

 

イマドコかんたんサーチとの違い

最後に、イマドコサーチの簡易版としての「イマドコかんたんサーチ」について触れておきます。

月額料金がかかるイマドコサーチに対して、イマドコかんたんサーチは月額無料で利用することができるため、より簡易的に利用することができます。

ただし細かい内容がイマドコサーチとは異なりますので、その違いを確認しておきます。

 

イマドコサーチ イマドコかんたんサーチ
申し込み 必要(最大5人) 不要
検索料 1回5円 1回10円 ※1日5回まで
探される時の操作 あらかじめ許可設定していれば
許可操作をする必要なし
探されるたびに許可操作が必要
検索対象者の事前登録 5人 事前登録なし
検索機能 いますぐ検索
スケジュール検索(エリア監視)
パソコン検索
ブザー検索
ちょこっと通知検索
電池アラーム通知検索
はなれたよ検索
電源OFF検索
いますぐ検索のみ
注意事項 なし 探される側として
以下の機種が非対応
F-03J・HW-01G・HW-01D
HW-02C、ドコッチ

 

大きな注意点としては、イマドコかんたんサーチは、現在メインで利用されていると思われるF-03Jをはじめとしたここ数年のキッズケータイには対応していないという点です。

そのため、月額料金200円を払ってまでイマドコサーチを付けるほどには利用しない、と思っていてイマドコかんたんサーチで済ませる、ということができません。

 

一方で、知人友人、恋人や配偶者をたまに探したい、という程度のニーズであれば、イマドコかんたんサーチで十分間に合うとも言えます。

利用用途に合わせて、イマドコサーチ、イマドコかんたんサーチを使い分けていきましょう。

以下、キッズケータイ関連記事も合わせてどうぞ。

 

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イマドコサーチの「ちかくの事件情報」が12都府県対応に

イマドコサーチの「ちかくの事件情報」は、2017年8月8日から東京都を対象にトライアル提供されていましたが、2018年10月1日より、提供地域を拡大し、12都府県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、宮城県、富山県、大阪府、兵庫県、広島県、香川県、福岡県)で運用開始されます。

 

「ちかくの事件情報」では、対象となる都府県で発生した事件情報を、お子さまの居場所検索をした際に合わせて確認することができますし、市区町村別に事件情報を一覧で確認することも可能です。

事件情報は、サービス対象地域内の警察機関が提供している子どもの防犯に関わる情報を利用しているので確実で、事件情報は居場所を探す方、つまり親側でのみ確認可能です。

利用料金も通常のイマドコサーチの料金分以外にはかからないので、非常に安心なサービスと言えます。

子を持つ親の心境として、誰しもできる限り危ない地域にはいかせたくない、気を付けさせたいという思いはあると思いますので、「ちかくの事件情報」はただひたすらに有用なサービスです。該当地域にお住まいの際は、是非有効活用してみましょう。

該当地域外にお住いの場合は、今後のサービス拡大を待ちましょう。

 



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