機種変更時に悩むポイントの一つに、それまで使っていた機種をどうするか、という点があると思います。
選択肢としては、買い替えのタイミングでドコモの下取りを利用する、機種変更応援プログラムを利用して回収に出す、またはドコモとは関係なくネットオークションやメルカリ、買い取り店などを利用して転売する、万が一のために手元に残しておく、家族や知人へ譲る、というパターンが考えられます。
どのパターンを選ぶかは人それぞれ状況によっても変わってくるとは思いますが、私の場合、下取りや転売をまったく利用していないので、手元にたくさんの機種が残りすぎて、結構邪魔になってきたりもしています。
それはそれでレアなケースかもしれませんが、手元に残したがいいのか、下取りに素直に出したがいいのか、出すなら何に注意するべきかなど、まとめて解説していきます。
手元に予備端末が1台もないなら、残しておくのはあり
機種変更時、元々利用していた旧機種をどうするか考える場合に、まず手元に予備となる旧機種が1台でもあるかどうかで、判断は変わってきます。
個人的には、メイン端末が故障した時のことを考えると、1、2台程度なら手元に予備スマホを置いておくのはありだと考えています。
そしてこの場合、メインで利用している機種と旧機種のSIMカードのサイズが同じであることが大前提です。SIMカードのサイズが違うと、そのまま差し替えて利用することができないためです。
今なら、新機種のSIMカードのサイズはまず例外なくnano UIM(nano SIM)なので、それ以前のmini UIM(micro SIM)利用の機種であれば、迷わず下取りなり転売なりを考えていいと思います。→「ドコモUIMカードの種類とサイズを知る」
旧機種がnano UIMカード対応端末の場合、手元に残しておくことで、メイン機種にもし問題が発生した場合にも、スムーズにSIMカードを入れ替えるだけで、ある程度現状と近い状態で利用を続けることができるというメリットがあります。何しろ、以前自分自身が使っていた機種ですからね。
もちろん、アプリ等は内容の引継ぎをしないといけなかったりデータのバックアップも同じように実施しなければいけませんが、緊急時の安心度合いが違います。
メイン機種の修理をする場合はドコモショップで代替機を借りることもできますが、その分手続きにも時間がかかりますし、そもそも緊急でショップに足を運ぶと何時間も待たないといけなくなってしまうこともあります。
だからこそ、緊急時には旧機種にSIM入れ替えをして利用すると、便利なのです。
その後、ケータイ補償で手続きを選ぶこともできますし、タイミングによっては機種変更をすることできますし、場合によっては結局そのまま旧機種を使い続けてしまったりすることもあると思います。
つまりは、色々な選択をしやすくなる、ということですね。
ちなみに、予備の機種が1台手元にあると、自分自身のトラブルの時だけでなく、旧機種のデータを初期化できる状態なのであれば、家族のスマホのトラブル時にも活用できるというメリットがあります。お勧めです。
手元に2台も3台も予備機があるのにさらに手元に置いておくのはやめたがいい
普通は手元にそんなにたくさんの旧機種が残っていることはあまりないと思います。
ただ、家族でスマホを利用している場合は、そうしたケースがあり得ます。家族全員で定期的に機種変更をすれば、当然のことながら旧機種はドンドン増えていきますよね。
そうすると、家族全体で旧機種ばかり3台も4台もある、なんてケースも出てきます。
しかしそのような状況は、あまりお勧めではありません。
私もよく人より多めの機種購入をするため、手元に予備機が大量にあったりするのですが、実際のところ、それらが活躍することはまずありません。
せいぜい2、3台あれば十分です。普通は予備機は1台でも足りると思います。
なので、もし家族全体で予備となるスマホが1台以上あるなら、それ以上残しておいても仕方がありません。
結局取っておいても使うことはなく、ドンドン古くなっていき最終的に下取りも転売もできないくらい、価値が低下してしまい、逆に処分に困るケースすら出てきます。
少しでも高く下取りできるのであれば、できるうちに実施しておきましょう。
参考までに、古くなって価値もなくなって処分に困ったケータイやスマホ、電池、充電器などは、各キャリアショップに持っていけば無料で引き取ってくれます。
下取り・転売のタイミングを逃すとこうなる、という例
上記写真は、我が家に眠る、旧機種の数々です。これでもほんの一部です。どうすることもできず、ただただ、残っています。
もはや今となっては、という思いもあるので、懐かしく記念に残している、という感じですね。
今回こういう場で紹介できた分、多少の役には立ちましたが・・・。
ただし一般的に、こんなに旧機種を残しておいてもはっきり言って何の意味もありません。
正直かなりもったいないので、こんなことになる前に、早めに手を打ちましょう。
ドコモの下取りを活用
ドコモでの機種変更は、もはやショップよりもドコモオンラインショップの方がお得であることは明らかなので、実際の購入手続きはWEBで実施するとします。
その場合、下取りは郵送下取りとなり、後日下取りキットが送付されてきます。郵送下取りについては以下の記事を参考にどうぞ。→「ドコモで郵送下取りを選択したら」
ドコモの下取りの詳細については、以下で解説しています。→「ドコモの下取りプログラムは利用したがお得?」
ドコモの下取りは、ある程度新しい機種でなければほとんど二束三文にしかならないケースもありますので、下取りをした場合の価格をドコモの公式サイトで都度、チェックしておきましょう。→下取り価格一覧・ドコモ公式
ドコモの下取りのメリットは、ドコモオンラインショップでの購入時に簡単に申し込みができ、あとは郵送キットで返送するだけなので、一番手っ取り早く簡単である、という点です。
ただ、もし下取りに出すのも微妙、という程度の下取り価格だったり、またはほかの方法も模索してみたい、ということであれば、次の方法を考えてみましょう。
関連記事:「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗よりも圧倒的有利な件」
ネットオークション、メルカリ、中古機種買取店があるけれど・・・
今なら個人的に最も簡単なのはやはり中古買取店に持っていくという方法かなと思いますが、よほど状態が良くないと買いたたかれる恐れもあるため、やはり一番はメルカリかな、と思います。
ただ、メルカリだと、スマホを出品している人はかなりの数に上り、なかなか売れにくい、ということも考えられますし、価格設定を間違うといつまでたっても売れない、という可能性もあり得ます。
ネットオークションは、メルカリよりはさばきやすいでしょうが、その分いくらで売れるかは読みにくくなります。
そう考えていくとそれぞれ一長一短で、しかも大した金額でない場合などは、そこまで手間をかけたくない、という気持ちになる人も多いと思います。
だからこそ、ドコモの下取りを活用できるうちに、活用しておきたいというのが本音、というわけです。
機種変更応援プログラム/プラスと下取りどちらがお得かは要確認
もし、機種変更応援プログラムに加入している場合には、下取りに出す方がお得なのか、機種変更応援プログラムを利用するのがお得なのか、しっかり確認しましょう。
ただ、機種変更応援プログラムは、機種変更のタイミングによってお得度合いがかなり変わってくるため、判断がなかなか難しかったりします。そういう意味では、機種変更応援プログラムはやはり、最初から利用する必要性は薄いと考えてもいいかもしれません。
一方、機種変更応援プログラムプラスについては、対象が現在iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusと限られており、さらにはその該当機種が下取り機種としてまだ設定されていないので、現状選択するとしたら機種変更応援プログラムプラスを利用する、という方法しかありません。
旧iPhoneを回収されても問題なければ、利用価値はあると言えます。
機種変更後の旧機種をどうするかは、事前に考えておく
そもそも機種変更手続き後に、下取りプログラムや機種変更応援プログラムを使いたいと言っても遅いので、手続き前に必ずどうするのか考えておく必要があります。
それも含めて、機種変更時の事前準備を、まず全体として確認しておきましょう。→「機種変更の事前準備をまとめてみる」
どうしても悩んでしまうようなら、ドコモオンラインショップでの購入時にはとりあえず下取りを選んでおけば、郵送キットが送られてくる形となり、その後旧機種を送らなければdポイント還元が行われないだけなので、とりあえず下取りをする形にしておいて、手続き後に考えてもいいと思います。
ただ、手元に使わない端末がいくつもあっても仕方がないので、基本は郵送下取りに出す形がお勧めですが、データバックアップ、アプリの引継ぎ等、やり残しがないように注意しましょう。上記事前準備の記事を見て、確認しておいてください。