ドコモの家族向け割引「みんなドコモ割」は、2019年にギガホ/ギガライトの登場とあわせて始まったサービスですが、その後のプラン再編にともない、対象プランや割引額もたびたび更新されています。
特に2025年6月5日に、旧eximoの後継として「ドコモMAX」、旧irumoの後継として「ドコモmini」が登場して以降、対象プランの分類が複雑になりました。さらに、ahamoやirumoの契約回線も「カウントだけはされるが割引そのものは受けられない」という独特のポジションになっており、誤解しやすいポイントが増えています。
本記事では、みんなドコモ割の基本的な仕組みをおさらいしつつ、2026年7月時点の最新プラン体系でどう適用されるのかを整理します。
みんなドコモ割とは
みんなドコモ割は、「ファミリー割引」グループ内における音声通話が可能な料金プランの契約回線数に応じて、対象プランの月額料金が割り引かれるサービスです。
ファミリー割引は、三親等以内の家族(事実婚や同性パートナーを含む)で組めるグループで、最大20回線まで登録できます。このファミリー割引グループ内でカウント対象となる回線が2回線以上あると、対象プランの月額料金から割引が適用されます。
申し込みは不要で、条件を満たしていれば自動的に適用される点は、2019年の登場当初から変わっていません。ただし、みんなドコモ割の適用を受けるには前提として「ファミリー割引」自体への加入が必要です。
【2026年最新】対象プランと割引額
2026年7月時点でのみんなドコモ割の割引額は、契約しているプランによって次のように分かれています。
| 対象プラン | 割引内容(3回線以上の場合) |
| ドコモMAX / ドコモ ポイ活MAX / ドコモ ポイ活20 | 月額料金から最大1,210円(税込)の割引 |
| eximo / eximo ポイ活 / 5Gギガホ プレミア / 5Gギガホ / 5Gギガライト / ギガホ プレミア / ギガホ / ギガライト | 月額料金から最大1,100円(税込)の割引 |
2回線の場合はいずれのプランも割引額が半分程度になります(プランにより550円程度)。
2019年当時の「2回線で500円、3回線以上で1,000円」という金額は、消費税表記の変更や新プランの登場を経て、現在は税込表記でプランごとに1,100円または1,210円という形に整理されています。
カウントはされるが割引対象にはならないプラン
ここが2019年当時にはなかった、現在特に分かりにくいポイントです。
「ahamo」「irumo(0.5GBを除く)」「ドコモmini」の契約回線は、ファミリー割引グループの回線数としてカウントはされますが、これらのプラン自体がみんなドコモ割によって安くなることはありません。
つまり、家族4人のうち1人がドコモMAX、残り3人がahamoやドコモminiだった場合、カウント対象の回線数は4回線になるため、ドコモMAXを使っている1人の月額料金は3回線以上の割引額(最大1,210円)が適用されます。しかし、ahamoやドコモminiを使っている残り3人の月額料金自体は、みんなドコモ割による割引を受けられません。
2019年の記事で紹介されていた「カウントはされるが割引されないケース」の考え方は今も生きていますが、対象となるプランがカケホーダイプランからahamo・irumo・ドコモminiに置き換わった形です。
カウント対象外になるプラン
みんなドコモ割のカウント対象自体から外れるプランもあります。
「2in1」「キッズケータイプラス」「キッズケータイプラン」に加えて、現在は「irumo(0.5GB)」もカウント対象外に指定されています。同じirumoでも、0.5GBプランだけがカウントからも除外される点には注意が必要です。
eximo・irumoからドコモMAX・ドコモminiへの移行で何が変わったか
2025年6月5日、データ無制限プランの「eximo」の後継として「ドコモMAX」が、小・中容量プランの「irumo」の後継として「ドコモmini」がそれぞれ提供を開始しました。eximoは2025年6月4日をもって新規受付を終了しており、現在利用している人は移行組のみとなっています。
みんなドコモ割との関係で見ると、ドコモMAXは旧eximoよりも割引額が引き上げられ(最大1,100円→最大1,210円)、対象プランとして手厚くなっています。一方でドコモminiは、旧irumoと同様にみんなドコモ割の割引対象外という位置づけが引き継がれています。
他の割引との併用可否
みんなドコモ割は、多くの割引と併用できますが、一部の割引とは重畳適用ができません。
「ずっとはじめてスマホ割」「子育てサポート割引」とは併用できません。また「ハーティ割引」とも基本的に併用できませんが、2019年9月30日以前に申し込んだ旧ギガホ・旧ギガライトについては、例外的にハーティ割引との併用が可能なままとなっています。
ドコモ光セット割やdカードお支払割とは通常どおり併用可能です。
かつてのシェアパックは今どうなっているか
2019年の記事では、シェアパック利用者がみんなドコモ割にどう関わるかについても触れていましたが、シェアパック(ベーシックシェアパック・ウルトラシェアパック)は2019年5月31日をもって新規申込み受付を終了しています。
現在すでにシェアパックを契約している人は、プラン間の変更をしながら継続利用することは可能ですが、一度シェアパック以外のプランに変更すると、再度シェアパックに戻すことはできません。また、第3世代移動通信方式(FOMA)のサービス終了にともない、シェアグループの代表回線がFOMA(3G)回線のままだと手続きが必要になる場合があります。
シェアパックを継続している家族がドコモMAXなど新プランへの移行を検討する場合は、みんなドコモ割の対象プランに切り替わることで、シェアパックとは異なる形の家族割引に切り替わる点を理解しておくとよいでしょう。
まとめ:家族回線の組み方で損をしないために
みんなドコモ割の「同一ファミリー割引グループ内の回線数で割引が決まる」という基本的な仕組みは、2019年の登場当初から変わっていません。
一方で、対象プランと割引額は料金体系の変化にあわせて更新されており、現在はドコモMAX系で最大1,210円、eximo・旧ギガホ系で最大1,100円という2段階の金額になっています。また、ahamo・irumo・ドコモminiは「カウントはされるが割引対象にはならない」という独特な位置づけになっているため、家族の中にこれらのプランを使っている人がいる場合は、誰の料金が実際に安くなるのかを事前に確認しておくことをおすすめします。


コメント
ファミリーグループとシェアグループはほぼ同じではないですか?
現在、親家族や兄弟家族とシェアグループを組み、お互いの通話料は無料で、請求は別なのですが、この場合は、ファミリーグループではなのでしょうか?
みんなドコモ割のファミリーグループの範囲とは、どこを指しているのかがわかりませんでした。
ファミリーグループは、ファミリー割引を適用しているグループです。
一方でシェアグループは、ファミリーグループ内でシェアパックを共有しているグループを指します。
なので、シェアグループはファミリーグループという大きな枠に囲われているので、シェアグループ=ファミリーグループという認識でも間違いではありません。
ただし、ファミリーグループの中には、シェアグループもあれば、シェアを組まずベーシックパック等で単独にしている回線も存在できますし、FOMAプランやキッズも含まれます。
ファミリー割引は、3親等以内であればシェアパックに関わらず組むことができます。
なるほど、ありがとうございます。
シェアの親ですが、自分たちだけ外してもいいものか、心苦しいです。
わかります。私も別世帯家族を子回線としてシェアグループに入れているので。
試算したところ、全体としては確実に安くなるんですが、別世帯家族の方で値上げになってしまう人がいるんです。
悩ましいですよね。
いつも参考にさせて頂いております。
ファミリーグループ内でギガホとシェアパックが混在できることは分かったのですが、この場合分割請求オプションはどうなるのでしょう?
というのが今現在、別世帯の親類を巻き込んで複数回線でシェアパックを組み、分割請求オプションでそれぞれ支払っているのですが、
この状態で子回線がファミリーグループに居るままシェアパック抜けて新プランに移行した場合、どうなるんでしょう?
シェアパック分割請求オプションは、シェアパックの子回線がそのままだと極端に安くなる代わりに親回線の負担が大きくなることで不公平が生まれる、と言う点を是正し、シェアパックの親回線と子回線の料金を足して回線数で割り、均等にする、というものです。
そのため、仮に子回線がギガホ/ギガライトに変更して抜けた場合、その抜けた回線は当然新料金が適用、残りの回線はそのまま残りのシェアグループ回線を足して割った形の料金が適用します。
結果、残ったシェアグループ回線の料金が、子回線一回線分の負担が乗ってくる形になるので、やや高くなります。
新プランへの移行時、シェアパックの解体が一番厄介な問題ですよね。全員一斉に新プランに変更するならともかく、現実的にそれは難しいですし、どこかのタイミングで必ず誰かにやや負担が偏る可能性は高いと思います。私も現状、YH様と似たような感じで、しばらくは動かないつもりです。
早速のお返事ありがとうございます。やはり分母が減って分割になるんでシェアパックに残る人が高くなりますよね…。
全員の月サポがなくなれば新プランに移行したほうがおそらく誰も損しないで安く済ませられるんでしょうが、別世帯を巻き込んでいるのもあり、またグループ内の個々人の料金明細まで確認できないんで、誰がいつまで月サポあるのか分からないので、動けない状態です。
まあ、二年経てば大丈夫なんでしょうが…(with回線がなければですが)