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ドコモをやめたい人の「はじめて格安MVNO入門」

      2016/12/16

長く利用してきたけれど、いい加減ドコモからそろそろ他を検討したい、と考える人も少なくないと思います。

毎月毎月高いケータイ料金を支払っていれば、そういう風に考えるのは自然なことです。

そして誰しもそう考えてはいるものの、そこから先の一歩がなかなか踏み出せないものなのです。なぜなら、新しい一歩の前には常に、大きな壁が立ちはだかっているからです。

ドコモからMVNOへ移行するための、初めの一歩を考えていきます。

関連記事:「0円SIM/格安SIMを比較してみる

MVNOの弱点から「MVNOを利用してはいけないユーザー」を考える

MNO(ドコモなどキャリア)とMVNO格安SIMを比較した場合、それぞれに得意としている点もあれば、苦手な点もあります。

その中で、特にMVNOが苦手とするポイントをまず考えてみます。あなたのMVNOの使い方や要望に以下の項目が当てはまる場合、注意が必要です。

 

1.通話をよくする

2.手厚いサポートが必要

3.ハイスペックスマートフォンおよびiPhoneを使いたい

 

細かい注意点は他にもいろいろとありますが、特にこの三点に当てはまる人は、何の準備もなくドコモ、au、ソフトバンクのキャリアからMVNOに移行してはいけません。

なぜなら、上記三つの特徴は、MVNOよりもドコモなどMNOの方が有利だからです。

 

MVNO利用は「通話が少ないこと」が大前提

MNOとMVNOの通話料金について、単純に比較してみればどちらが有利かは明らかです。かければかけるだけ料金がかかる従量制が基本のMVNOに対して、ドコモなどMNOは通話定額制「カケホーダイプラン」がメインです。

昨今、MVNOにおいても大手キャリアと同じように通話定額サービスを提供している事業者も増えてきました。

例えば初期にはNifMoもしもシークスなどに始まり、今では楽天モバイルの楽天でんわOCNモバイルONEOCNでんわなど、大手MVNOも5分通話無料をメインに音声プランの強化が進んでいます。

ただ、通話に関しては料金はともかく使い勝手や品質において、MVNOはMNOにまだまだかないません。

 

「電話をよくかける/通話が多い」というユーザーは、大手キャリアのカケホーダイプラン等を利用した方が、料金はともかくとして確実に利便性が高く通話品質もよくなるので、大手キャリアの契約を継続する方がメリットが大きい可能性があります。

もしくは通話専用端末としてMNOとの契約を残しながら、インターネットはMVNOのデータ専用プランで格安利用するという方法もあります。

しかし初心者の段階でそんな方法をとろうとしても、難易度が一気に上がってMVNO利用の壁を越えられなくなるだけです。

それではまるで意味がないので、ここでは「通話を多めにする」という人は、MVNOはいったん諦めましょう。

 

手厚いサポートが必要か

MVNO利用の場合、ドコモなどMNOよりもサポート全般がどうしても弱くなります。

何よりドコモ、au、ソフトバンクでは日本全国に存在するキャリアショップによって、手厚いサポートを受けることができるのですが、リアル店舗を基本的に持たないMVNOではそうはいきません。

サポートの中には使い方設定および、故障時の対応なども含みます。緊急時にどうすればいいのかわからず右往左往してしまうようなら、やはり安心を得ることができる大手キャリアでの契約を検討したほうがいいでしょう。

ある程度自分で対応できる、もしくは故障しても緊急で対応が必要になるわけではないインターネット専用プランで利用するのでなければ、MVNO利用は再検討が必要です。よりサポートの質が高いMVNOをその場合には選択した方がいいでしょう。

例えばOCNモバイルONEの「あんしん補償」は、OCNモバイルONEで購入していなくても補償対象となるなど、かなり手厚い補償内容となっています。イメージとしてはドコモのケータイ補償サービスと似た内容です。

 

ハイスペックスマートフォンや最新iPhoneが欲しい

スマホを利用するにあたって、「最新iPhoneやスペックの高いスマートフォンを常に検討している」という場合、ドコモなどMNOで契約した方がトータルで考えればお得になるケースもあります。

特に通話利用が多い場合は確実に大手キャリアと契約を利用した方がいいでしょう。

ハイスペックスマートフォンやiPhoneを購入する場合、一括価格で購入すれば10万円近い金額がかかります。それでも、毎月のランニングコストが安くなるMVNO利用であれば十分元はとれるのですが、まずその目先の金額が重たい、という人はドコモなどでの割賦購入が最も適しています。

 

MVNOを利用する場合には、すでに手元にある端末を利用するという方法が最もコストパフォーマンスが高くなり、手元に端末がない場合には格安スマホを使うのが次にコストを抑えられる方法です。いずれにも当てはまらず、どうしても最新iPhoneや最新Xperiaなどを利用したい場合には、素直に大手キャリアとの契約を検討しましょう。

さらに今後、総務省からの要請によってドコモなど大手キャリアの毎月の利用料金が今よりももっと安くなるようであれば、MVNOよりもMNOが多くのケースで有利になる、ということもあり得るため、先々の動きには注目しておく必要があります。

 

以上三つの項目に当てはまらない場合には、心置きなくMVNO利用を前向きに検討しましょう。

 

MVNOは「既にスマホ端末あり」・「データ通信のみ利用」が最強

電話も多くないしサポートもある程度自分で対応できるし、最新スマホにこだわりもない、という場合にはMVNOが最も向いていると言えます。

この場合すぐに移行手続きを検討することができます。手元にすぐに利用できるスマートフォンがあれば、その端末を利用することにします。そうすることで、新たな端末購入費用を節約できます。

MVNOで利用できるスマートフォンは、ドコモ版スマートフォンドコモ版iPhoneau版スマートフォン、またはSIMロックがかかっていないSIMフリースマートフォン、そしてSIMフリーiPhoneです。

ドコモ版スマホ、ドコモ版iPhone、au版のスマートフォンはSIMロック解除がされていなくても、利用するMVNOを同一キャリア系で合わせれば問題なく利用できます。

ここで、手持ちの端末がドコモ版なのかau版なのかSIMフリーなのかでMVNO事業者の選択が変わります。

 

ドコモ版スマホ・ドコモ版iPhoneを持っている場合

ドコモ版のスマートフォンやiPhoneを所有している場合、選択するべきMVNOはドコモ系MVNOにする必要があります。au系のMVNOを利用しようとする場合、端末のSIMロック解除が必要となってしまうため、SIMロック解除をせずに利用できるドコモ系MVNOを素直に選んだほうが簡単です。

現状人気MVNOのほとんどはドコモ系なので、選択肢はかなり幅広く与えられます。

例えばシェアNo.1のNTTコミュニケーションズ「OCNモバイルONE」。

注目度No.1・SNSを効果的に利用したいならカウントフリー機能採用の「LINEモバイル」。

0円SIMで話題を集めたSo-netの新ブランド「nuroモバイル」。

人気の格安スマホが安く買える「楽天モバイル」。

ドコモ系だけでなくau系SIMの取り扱いもある「mineo」。

着実に人気を集めるIIJmio(アイアイジェイ ミオ)。量販店での販売で実績を伸ばすBiglobe SIMU-mobile、老舗日本通信のb-mobileなど、その他さまざまなMVNOが存在し、どれでも好きに選択することができます。

 

au版スマートフォンを持っている場合

au系のMVNOはドコモ系と比べるとかなり少ないため注意が必要です。

選択肢としてはmineo(マイネオ)UQ mobile、BBIQスマホなどがあります。mineoとBBIQスマホはドコモSIMとauSIMの両方を取り扱うマルチキャリアMVNOとして注目を集めています。

料金体系など、利用に合わせて選択するといいでしょう。

 

SIMフリースマートフォン・iPhoneを持っている場合

SIMフリーのスマートフォンやiPhoneを所有しているのであれば、MVNOは基本的にどの事業者を選んでも利用可能なケースがほとんどです。

2015年4月以降に発売されたドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォン・iPhoneが購入から半年経っていれば、各キャリアでSIMロック解除を実施することもできます。ドコモのスマホについては2015年4月以前発売のものでもiPhone以外はSIMロック解除可能です。

つまり、iPhoneに関しては各キャリアともにiPhone 6s/iPhone6s Plus/iPhone 7/iPhone 7 Plusであれば条件を満たせば公式にSIMロック解除ができます。

SIMロックを解除してしまえば、その端末は一般に販売されているSIMフリースマホと同じSIMフリー状態になりますので、どのMVNOでも利用できるようになります。

ただし、利用前に手持ちの端末が対応しているかどうかは、事前に各MVNO事業者のサイトなどで確認しておいた方がいいでしょう。

 

データ通信専用プランを選択するメリット

手持ちの端末の確認ができたら、MVNO事業者を選びます。

そして料金プランを選ぶわけですが、その際、通話ありのプランにするのか、インターネット専用・データ通信専用プランにするのか選ぶ必要があります。

MNPを利用して大手キャリアから番号をそのまま持ってくるのでなければ、データ通信専用プランにした方が料金は非常に安くなります。

利用するデータ容量によっては、月額料金なんと0円からスタートするMVNOも存在します(※0SIM)。

平均的なプランとしては、月あたり3GBプランで900円前後が大体の相場です。

ちなみにドコモでインターネット専用データプランに2GBを選択した場合、5500円かかります(1700円+300円+3500円)。

MVNOがどれだけ安いかがわかると思います。

 

スマホ端末なし・通話ありだとMVNOのメリットが薄れる

ここまで、利用できるスマホ端末を所有していることを前提にしてきましたが、持っていない場合にはまず端末購入から考えなければいけません。

この場合に利用すべきはMVNOがセットで販売している格安スマホか、市販されている格安スマホ、もしくはネットオークションなどで大手キャリア製スマホを入手する必要があります。

いずれにしても端末購入価格が上乗せされてしまうため、格安運用という目的が若干ぶれてしまい、MVNOの安さ・メリットを体感しにくくはなります。

例えば人気のOCNモバイルONEでデータ通信専用プラン3GBを選択すれば月1100円(税抜)ですが、音声付きプランにすると1800円になります。さらに端末代金が上乗せされると機種にもよりますが約3000円程度が月額料金としてかかります。

もちろんそれでも大手キャリアとの契約と比べれば安いのですが、格安を追求すればもっと安くなるわけなので、個人的には月額3000円でも少し高く感じます。

端末代金は約3万円程度と考えて一括払いすれば毎月のランニングコストは落とせるので、むしろそちらの方がMVNOの安さは体感できます。

 

MVNOは種類が多すぎる

MVNOの難しさの一つに、そのMVNO事業者の数の多さが挙げられます。

au系は限られているので、主にドコモ系MVNOの話になりますが、確かに多いです。一体どれを選んだらいいのか、初心者だと確実に迷ってしまいます。

ということで、ここでは選択肢を2つに限定してしまおうと思います。

初心者向けに「OCNモバイルONE」

MVNOシェアナンバーワンNTTコミュニケーションズというバックを持つ、安心のNTT系MVNOです。とりあえず何も考えずに選ぶのであればここで間違いありません。

料金的には平均的でずば抜けて安いというわけではありませんが、使い勝手もよく、安心できます。最近では新しく開始されている「あんしん補償」も秀逸です。是非利用しておきたいサービスとなっています。

ゲオと提携しており店頭でも販売されており、数はまだ多くありませんがゲオモバイル設置店舗では設定サービスなども実施されています。インターネットからでも簡単に申し込み可能であるということもポイントが高いです。OCN モバイル ONE申し込み公式サイト

家族で利用するのであれば、SIMカードを一枚追加して容量シェアをすることもでき、月額料金は450円(税抜)で利用可能です。

 

110MB/日コース 170MB/日コース 3GB/月コース 5GB/月コース 10GB/月コース
900円 1380円 1100円 1450円 2300円
SMS付は+120円・音声付きSIMは+700円 初期費用3000円

 

ちなみに我が家は110MB/日コースにOCN光モバイル割を含めてデータ専用700円+家族分SIM450円の1150円で毎月スマホ2台を運用しています。

 

MVNO利用を開始するためには、とにもかくにもまずは一歩を踏み出す必要があります。勇気をもって利用を開始してみてはどうでしょうか。

参考までに、私がOCNモバイルONEをメインで利用している理由はこちらで解説しています。
関連記事:「OCNモバイルONEがMVNO最強な理由

 

SNSを安心して使えるLINEモバイル

スマートフォンを利用しているユーザーであれば、そのほとんどが利用しているであろうコミュニケーションアプリ「LINE」。

そのLINEが提供するMVNOサービスが「LINEモバイル 」です。

LINEの知名度により、安心して利用できるMVNOではないかと思います。

私も実際にSIMフリーのiPhone 7 Plusに入れて利用していますが、全く問題なく、かなり安定して利用することができています。

 

料金プランはLINEフリーかコミュニケーションフリーのどちらかから選択することができ、SMSを中心に利用するユーザーにとってLINEモバイルは最も有利なMVNOといえます。

いくらSMSを利用しても通信料をカウントしないという魅力は非常に大きいです。

さらに、LINEと連携することにより、現在どれくらいのデータ容量を消費しているのかをすぐに確認することができたり、LINEアプリのトークを利用したチャットサポートサービス「いつでもヘルプ」も利用可能です。

MVNOの最大の弱点であるサポートの弱さを、LINEモバイルは独自の「LINEアプリ」という最強のプラットフォームを利用して解決してくれます。心強いですね。そういう意味ではOCNモバイルONE同様、初心者でもわかりやすいMVNOと言えそうです。

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