arrows Tab F-02Kはお勧めAndroidタブレット/購入して使ってみた

2018年冬春モデル/ドコモ arrows(アローズ)情報4
  1. ホーム
  2. 2018年冬春モデル
  3. arrows Tab F-02Kはお勧めAndroidタブレット/購入して使ってみた

タブレットと言えばやはり「iPad」という風潮は、もはや日本のタブレット市場ではごくごく当たり前の事実になりつつあります。

以前は各メーカーから発売されていたAndroidタブレットは、あっという間に淘汰され、現在残っているのはごくごく限られたメーカーの機種ばかりです。

そんな中で、初期の頃からずっと発売され続けているドコモ人気のタブレット「arrows Tab F-02K」を今回入手しましたので、実際に使ってみた感想をお伝えしていこうと思います。

タブレットはやはりiPadを買うべきなのか、それともAndroidのタブレットがいいのか悩んでいる方は是非参考にされてみてください。

 

arrows Tab F-02Kのサイズ感

arrows Tab F-02Kのディスプレイサイズは約10.1インチです。

当然スマートフォンよりはかなり大きいですし、dtab Compact d-01Jより今夏発売予定のdtab Compact d-02Kよりも大きいです。

しかし、私が普段利用しているiPad Proが12.9インチであるため、逆にarrows Tabは非常に小型に感じられてしまいました。

箱を開けて取り出し、「あれ? arrows Tabってこんなに小さくて軽かったっけ?」という第一印象でした。

 

本来はこの印象は逆で、arrows Tabが標準のタブレットサイズで、iPad Pro12.9インチが「大きい!」と感じるサイズ感、というのが正解です。

 

 

実際に並べてみても、全然違います。arrows Tabがやけに小さく感じられます。しかし、普段使いとしては10インチサイズが持ち運びしやすく、軽いです。この軽さは大きな魅力と言えます。

さらにそのサイズでありながら、最近のarrowsの大きな特色である「割れにくさ」を備えているところは見逃せません。

 

arrows Tab F-02Kは『割れにくい』

arrowsと言えば、小栗刑事と山田刑事の「割れない刑事」のテレビCMが人気です。

2018年夏モデルのarrows Be F-04Kは、docomo with対応機種で非常にコストパフォーマンスがいいという点以外にも、そうした「割れにくさ」が一つの武器として訴求されています。→「arrows Be F-04Kに機種変更してみた感想・評価

 

arrows Tab F-02Kは、その割れにくいarrowsの流れを汲んでおり、MIL規格14項目に準拠しています。

 

 

防水(浸漬)・防水(風雨)・防塵(6時間風速有り)・落下・耐振動・耐日射(連続)・防湿・塩水耐久・高温動作(60℃固定)・高温保管(70℃固定)・低温動作(-20℃固定)・低温保管(-30℃固定)・低圧動作・低圧保管

 

割れにくさ以外にも、防水防塵や塩水、高温、低温など、様々な環境に耐えうる試験が実施されており、安心して利用することができます。

関連記事:「割れないarrows・安心の理由を詳細解説してみる

 

arrows Tab F-02Kの備品

 

arrows Tab F-02Kの箱の中には、卓上スタンドarrows スマートスタイラスペンとペン用の電池が同梱されています。どちらも試供品なので保証等はありません。

 

 

電池を入れるとすぐに使えるようになります。設定等も必要ありません。

 

 

書き心地も良好です。紙に文字を書いているようにスムーズに反応してくれます。

スタイラスペンは操作にも利用できますし、文字書き他様々な場面で利用可能です。スタイラスペンについてはさらに後述しています。

 

arrows Tab F-02Kの外観

arrows Tab F-02Kの全体を確認していきます。

 

 

見た目はスタンダードな、昔からあるAndroidタブレット、という印象です。

大きさのイメージを改めて確認すると、以下の通りです。下からiPad Pro12.9インチ、arrows Tab F-02K、arrows Be F-04Kです。

 

 

背面のデザインはフラットでとてもシンプルです。ひと昔前のXperia Tabletにもよく似た印象です。

 

 

arrows Tabとしてのこだわりの一つとしては、横にした状態での下部に注目です。

 

 

横にした状態で壁などに立てかけた場合に、滑ってしまわないように滑り止めのgrip edgeが左右2ヶ所につけられています。

 

 

ディスプレイ画面に向かって左側に電源キーとボリュームキー、左側にUSB Type-Cの充電端子があります。

 

 

上部左側にはSIIMカードおよびmicroSDカードのスロットがあります。

 

 

上部右側にはワンセグ/フルセグ受信用のアンテナが内蔵されており、視聴時には引っ張り出して伸ばすことができます。

昨今流行りのアンテナが別に同梱されていて、利用する際に充電端子に接続しなければならないタイプではないので、緊急の災害時などでも安心してテレビを視聴して情報収集をしたりすることもできるという強みがあります。

 

強力なarrowsスマートスタイラスペンの魅力

今回のarrows Tab F-02K最大の特徴かつ魅力は、やはりarrows スマートスタイラスペンの存在ではないかと思います。

ペンタブレットを独自に販売もしているWacom(ワコム)のペンテクノロジーを採用し、4096段階の筆圧を感知、繊細な線から太く力強い線まで表現することができます。

ノートや手帳代わりとしてすぐに使える機能として、ロック画面で鉛筆マークをタップ/スワイプすることで、直接メモアプリ「Ink Memo」の起動ができ、非常に便利です。

 

 

メモ画面では、三色の文字で書き分けができます。

 

 

他にも、初めから「Penアプリ」が用意されており、その中の「Bamboo Paper」を利用することでスケッチや画像への書き込み、加工などまで、幅広くスタイラスペンを活用することができます。

 

arrowsスマートスタイラスペンをAppleペンシルと比較した感想

基本的に、今の今までタブレットはiPad1強だと考え続けてきたので、当然スタイラスペンでの書き心地についても到底iPadにAppleペンシルを利用した場合とは比較にならないと感じていました。

が、今回arrowsスマートスタイラスペンを利用して、考えが変わりました。

全体としてのトータルでの印象で言えば、やはりiPad、特に大画面のiPad Pro12.9インチを利用し、Appleペンシルで文字やイラストを描いた場合の満足度に、arrows Tabは及びません。これはしかし、仕方がないところです。

明確な差があった、数年前までのAndroidタブレットとiPadの差は、確実に縮まってはきました。

そして、arrowsスマートスタイラスペンの使い勝手は非常によく、その書き心地はAppleペンシルに劣りません。

筆圧を加えた場合の強い線は、iPadを利用した場合の方が明確に出やすいですが、この点はどちらかというとアプリの差なのかなとも感じるため、評価は保留しています。とにかく細かい線の書き込み具合や、ちゃんと書きたいように付いてきてくれる感覚は、iPadに引けを取らないと思います。

もちろん、イラストなどのクリエイターレベルになると、本当に微妙な差が気になるかもしれませんので、その辺りの感覚が気になるような場合は実際の使い勝手を試してみないと何とも言えないでしょうが、素人レベルでの感覚としては、全く不満は感じません。

以下に案内していくような、Androidスマートフォンだからこその優位性も備えているため、このペンの使いやすさは、人によっては十分iPadではなくarrows Tabを選ぶ理由にはなると思われます。

 

arrows Tabはテレビが観れるタブレット

いつの頃からか、スマホやタブレットでテレビを視聴できる、ということは当たり前のことのようになってしまいましたが、実際にはスマホでワンセグ/フルセグ視聴用のアンテナが内蔵されている機種はarrowsくらいのもので、それ以外の機種のほとんどは外部アンテナを接続する必要があり、咄嗟にテレビを観たいと思ってもアンテナがなくて見られない、というケースも少なくありません。

人気のiPhoneやiPadは、そもそもテレビ視聴には対応していないという事実も重要です。

こうした背景から、思った以上に、簡単にスマホやタブレットでテレビが観られる環境は少ないことがわかります。

そんな中で、大画面のタブレットとしてワンセグ/フルセグに対応し、かつアンテナ内蔵でいつでもテレビを視聴することができるarrows Tab F-02Kは、実は貴重な機種ということができます。

 

「テレビ機能なんて大して使わない」と思っていても、あったらあったで意外に使えます。

テレビのない自室で作業している時の空き時間に、ふとニュースを観たくなったとか、それほど集中力を必要とする作業をしていないのであればBGM代わりにテレビをつけておくこともできます。

また、逆に「とにかくテレビ機能はよく使うしないと困る!」というユーザーにとっては、非常に貴重なタブレットということもできます。

 

文字入力がとにかく便利なarrows Tab

私が以前からarrowsの機能の中で常にイチオシしている機能(アプリ)の一つが、SUPER ATOK ULTIAS(スーパー・エートック・ウルティアス)です。

とにかく便利です。

特に、iPhone・iPadの文字入力を体験した後にSUPER ATOK ULTIASのarrowsを利用すると、あまりの便利さにiPhone・iPadに戻れなくなります。

 

 

基本の画面でも、「音声入力」、「10キー」、「QWERTYキー」、「50音」、「手書き」から入力方法を選択することができ、自分にあった入力を選択可能ですし、予測変換も非常に賢いです。

ただ、スマホ版SUPER ATOK ULTIASとは違い、「選べるキーボード」は搭載されていませんので、その点だけは注意が必要です。

 

軽さも魅力arrows Tab F-02K

以前のarrows Tabは、サイズが同じでも結構な重さがありました。

その頃から考えると、F-02Kの軽さ(約441g)は驚くほどです。

 

iPad Pro12.9インチくらいのサイズになると、持ち運びはほとんど想定されておらず、主に自宅専用で利用しようと考えている人の方が圧倒的に多いと思いますが、arrows Tabくらいの大きさ、つまり10インチサイズの場合、外出先への持ち運びも視野に入れている人も少なくないと思います。

そんな時にはやはり重さはかなり重要な要素になってくるため、薄く非常に軽いarrows Tab F-02Kは使い勝手がいい機種であるといえます。

そして、持ち運びをする際にもう一つ強みになるのが、MIL規格14項目準拠の耐久性の高さです。

持ち運べば運ぶほど、ぶつけたり、落としたり、衝撃が加わるリスクは高まります。そんな時でも、iPadなど別のタブレットとは違い、ある程度安心して持ち運びすることが可能です。

防水・防塵機能を持つ点も、iPadに対する大きなアドバンテージであるといえます。

 

2台目プラスやシェアパック子回線として格安運用可能

ドコモで新たに一台、タブレットを追加しようと考えた場合、どうしても気になるのがやはり毎月のコストだと思います。

しかし、既にドコモでスマートフォンを一台利用している場合には2台目プラス、シェアパックを利用している場合にはシェアグループの子回線として、タブレットは最低限の料金で運用できるので非常にお得です。→「2台目プラスでタブレットを持つメリット

具体的には、データプランとして月額1700円、spモードで300円、シェアオプションで500円の合計2500円です。

arrows Tab F-02Kの場合、新規契約時の月々サポートが1890円(税込)×24回かかるため、実際の2年間の月額料金は810円、これプラス、端末代金(3456円×24回)という形になります。

端末代金が終わってしまえば、あとはWi-Fi専用で利用することもできると考えると、決して高い金額ではありません。

むしろ、安さを優先してdtabを選択するよりは、はるかに満足度が高いarrows を選択するのがお勧めです。

 

タブレットをどんな使い方をするかでお勧めかどうかが変わる

ここまで見てきた結局、arrows Tab F-02Kは「買い」なのでしょうか。

個人的には、条件付きながら十分「買い」だと思います。

条件とは、iPad Pro12.9インチクラスの大きさが必要なく、クリエイターレベルのイラスト作成などもせず、防水やテレビ機能、耐衝撃機能を優先したい場合、ということになります。

逆に言えば、防水、テレビ、耐衝撃、文字の入力のしやすさを必要としていないのであれば、iPad Pro12.9インチを選べばいいでしょう。

 

例えば、自宅据え置きタブレットとしてiPad Pro12.9インチを利用しながら、ちょっとした持ち運び用としてarrows Tabを別に一台利用する、という方法もありかもしれません。どちらも手元にあると、iOS用のアプリも、Android用のアプリも両方使えて何かと便利です。

購入に関しては、せっかくなので家族まとめて割の兼ね合いを考えつつ、待ち時間なしで購入するために、ドコモオンラインショップでの購入、できればポイントを2倍獲得するためにdカード GOLDでの一括購入を検討してみましょう。→「dカード GOLDは本当にお得なのか