「d曜日」というワードは以前から見かけているけれど、よく考えたら詳しい内容は知らない、という人は意外に多いのではないでしょうか。
私自身、「d曜日」がスタートした当初に内容を確認はしたものの、まだまだネットでd払いを使える店舗は少ないし、それほど利用することはないかなと思い込んでしまい、その後はあまり意識してみていませんでした。
が、久しぶりに確認してみた「d払いが使えるネットのお店」は、以前と比べると格段に増えており、かなり便利に利用できるようになっていました。
上手く「d曜日」を活用していくと、劇的にお得になる可能性があります。
ということで今回は、dカード/dカード GOLDを持つことで最大7%還元になる、ドコモの「d曜日」について、詳しく解説していきます。
d曜日は毎週「金曜・土曜」が+2%、最大+5%
ドコモの「d曜日」は、毎週金曜日、または土曜日に、d払い対応のネットのお店で「d払い」により買い物をすると、通常もらえるネットでのd払い利用時の1%のdポイントに加えて、+2%のdポイント(期間・用途限定)がもらえるという内容です。
ここまでは、割と簡単なのでわかりやすいと思います。
特に何か特別なことをする必要もなく、ただただ毎月キャンペーンエントリーを実施し、金曜日か土曜日にd払い対応のネットのお店で買い物をするだけで、通常よりも2%も多くのポイントをもらうことができるわけです。非常にお得です。→エントリーサイト
では、最大+5%、とはどういうことなのかというと、同月内に、同じようなd払いでの買い物を、3サイト以上で実施した場合に、さらに+3%分が加算され、基本となる+2%と合算することで、合計最大+5%、ということになります。
3サイト以上での買い物にはもう少し条件があり、1決済あたり3,000円以上(税込・dポイントでの利用分除く)が対象となります。
つまり、マツモトキヨシと無印良品ネットストアと、タワーレコードオンラインの合計3サイトでd払いによる買い物を同月内に実施したとしても、無印良品での購入分が仮に1,000円分しか買っていなかったら、3サイト以上で3,000円以上、という条件を満たさないため、+3%分は適用されませんので注意が必要です。
また、マツモトキヨシで同月内に2度、3,000円以上の買物を実施したとしても、これは1サイトとしてしかカウントされませんので気を付けましょう。
つまり、「d曜日」は、+2%~+5%還元になる、ということではなく、+2%、または+5%が還元されます。
当然、+5%を狙っていきたいところなので、まとめて同月内の金曜、または土曜日に一気に3サイト以上で買い物を実施するのが最も効果的です。
d曜日+dカード/dカード GOLDによる最大7%還元の内訳
d曜日のすごいところは、最大+5%に加え、通常ポイントと、dカード/dカード GOLDをd払いの支払いに設定した場合の還元ポイントまで合わせて獲得できる、という点にあります。
つまり、d払い(ネットのお店)の通常獲得ポイント1%、dカード/dカード GOLD決済による1%、そしてd曜日の最大+5%、これを合計して最大7%還元、となります。
7%ということは、3サイト買い回り合計で1万円分の買い物をしていた場合、通常100ポイントしかもらえないところで700ポイントを獲得できる計算になります。
食品などの購入だけだとそれほど大きな金額にはならないかもしれませんが、洋服や航空券、家電などを購入するとそれなりの金額に行くと思いますので、特にそういう買い物がある場合などには、「d曜日」を是非活用したいところです。
最大7%の還元については、当然、dカード/dカード GOLDをそもそも持っていないと条件を満たせないので、まだ未所有の場合には特にお得なdカード GOLDを早速検討してみましょう。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」
街のお店の「dポイントスーパー還元プログラム」とは大きな違いがある
「d曜日」はあくまでネットのお店での買い物が大前提で、街のお店での買い物は対象になりません。
しかし、街のお店の場合には、逆にネットのお店での買い物は対象にならない、dポイントスーパー還元プログラムが適用します。
d曜日と同じく、「7%還元」、という点ではお得さは一見一緒に見えるのですが、よく見ると大きな違いがあることがわかります。
というのは、d曜日の最大7%還元は、大元となるd払い分とdカード/dカード GOLD分の獲得ポイントまで含めて7%ですが、dポイントスーパー還元プログラムは最大+7%、つまり大元になるdカード決済またはd払い時のポイントが含まれていないのです。
そのため、dカード/dカード GOLDの支払い設定をしたd払いを利用した場合、d払い(街のお店)の0.5%、dカード/dカード GOLD決済分の1%、合計1.5%がさらに加算され、最大8.5%の還元となるわけです。
そういう意味では、もし最大還元率+7%が適用される条件を満たしているのであれば、d曜日より街のお店で購入してdポイントスーパー還元プログラムを適用させた方がお得と言えます。
が、dポイントスーパー還元プログラムの最大+7%は、それなりに条件が厳しいです。→「ドコモのdポイントスーパー還元プログラムがあまりにお得すぎる」
人によっては1%~3%しか適用しない、という人も少なくないと思われるため、その場合にはd曜日を狙っていった方が高還元になる可能性もあるわけです。
自分はどちらがお得になるのか、現状のdポイントスーパー還元プログラムの還元率を確認した上で、購入場所を選ぶようにしましょう。
d曜日の効果的活用方法を考える
ドコモの「d曜日」は、普通に金曜日と土曜日にd払いで購入するだけだと、通常ポイント+2%の適用に留まってしまいます。
そのため、3サイト買い回りを必ず意識することで、効果を最大化できます。
とはいえ、わかってはいても、3サイトそれぞれで3,000円(税込)以上購入なんてなかなかできない、という人も多いと思います。
そこでまずは、d払い(ネットのお店)の対応店舗をしっかり把握するところから始めましょう。
特に、自分がよく使うお店や、購入したい商品を取り扱っているお店は意識して覚えておきたいところです。d払い公式サイトで、「d払い」にチェックを入れて対応のお店を確認しましょう。→公式サイト
例えば、たまには「大阪王将」の餃子やチャーハンを注文してみたり、インテリアやキッチン用品は「生活雑貨」で購入してみたり、ファッションは数ある店舗から探してみたり、色々な使い方ができると思います。
他にもマツモトキヨシや、ネット通販と言えば最大手のAmazonなども外せないところだと思います。
ただし、Amazonについては別に注意点があります。
Amazonでd払いを利用すると電話料金合算払いになる
Amazonでd払いを利用する場合、仮に通常、d払いの支払い設定をdカード/dカード GOLDに設定していたとしても、クレジットカード払いは選択できず、電話料金合算払いになります。→「Amazonでd払いを利用するとdカード GOLD払いができなかった話」
そのため、d曜日の最大+5%に加え、d払いの1%のみが適用し、dカード分がないことで、最大6%還元、ということになります。
ネットでの買い物といえばやはりAmazonだと思いますので、最も利用頻度も高いと思うのですが、1%分お得さが落ちてしまうのと、電話料金合算払いになることで、決済金額の上限が設定され、あまり高額な買い物はしにくくなる、という点は要注意です。
とはいえ、それでも3サイト買い回りのためには最も使い勝手のいいAmazonですから、Amazon購入分の1%はあきらめて、他のサイトで7%還元を受けられるようにしたいところです。
お店ごとの特別キャンペーンにも要注目/Amazon・メルカリ
d払いは現在、街のお店で様々なキャンペーンが実施されていますが、2020年2月現在、ネットのお店でも、個別に実施されているキャンペーンがいくつかあります。
大きな話題になった2つのキャンペーン、Amazonとメルカリです。
Amazonは、先日発表された「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」の適用対象者限定で、d払い購入時のdポイント5倍還元キャンペーンを実施しています。3月31日までです。→「ギガホ/ギガライトにAmazonプライムが1年ついてくるキャンペーン詳細」
メルカリでは、ドコモとの提携を記念に、d払いで購入することで+10%還元キャンペーンが2月4日から実施されていますが、さらに金曜日または土曜日の購入なら、通常のさらに5%がプラスされて還元されます。
つまり、17%、または最大20%還元という大盤振る舞いです。
また、2月24日までのキャンペーン期間中、通常d払いを利用すると1取引あたり100円かかる手数料分も合わせて還元してくれるため、非常にお得です。→「メルカリのd払いキャンペーン」
以上のAmazon、メルカリ、いずれのケースでも、d曜日が最もお得なので、金曜日・土曜日の利用、そして3サイト以上の買い回りを忘れないようにしましょう。
d曜日にも大きな存在感を発揮するdカード GOLD
ここまでで、d曜日について、大体の内容は把握していただけたのではないかと思います。
押さえておきたい点を改めてまとめます。
・金曜、または土曜日に、ネットのお店でd払いで商品購入。
・3サイト買い回り(各3,000円以上)を必ず意識。
・d払いの支払い方法はdカード/dカード GOLD払いで。※Amazonでは自動的に電話料金合算払いに。
・d曜日は毎月エントリーをお忘れなく。→エントリーサイト
Amazonでのd払い利用時にdカード決済できないのが何よりも残念過ぎますが、とはいえd払いにおけるdカード/dカード GOLD決済の重要性は非常に大きいものがあります。
例えば、dポイントスーパー還元プログラムも、d払い利用時には決済方法がdカードかdカード GOLDでないと、対象外になってしまったりするためです。
通常のポイント面でも、d払い分とdカード分でポイント2重取りができるということもありますし、まだdカード GOLDを利用していない場合には、早めに申し込みをして、d払いの支払い方法に設定しておきましょう。→「dカード GOLDをd払いの支払いに設定する方法」