ドコモポイ活プラン・ahamo ポイ活は本当にお得なのか検証した結果

ahamo(アハモ)/ドコモdカード(旧DCMX)の裏
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2024年4月1日スタートのドコモポイ活プラン、発表されて間もない段階から、ボコボコに叩かれているようですが、遅ればせながら私も内容を確認してみました。

私は毎月そこそこの額、d払いを活用しているということもあり、いくらひどいとは言っても、さすがに人によっては有利に活用できる人もいるのでは? と、とりあえず最初は考えたわけです。

その上で、しっかり内容を吟味して出た結論を、まず先にお伝えします。

申込みする価値、ゼロでした。少なくとも、私にとっては。

加えて、dカード GOLDに対する絶望が深まりました。

以下、詳しく解説します。

ドコモポイ活プランの概要

まずは簡単に、ドコモポイ活プランの内容について確認しておきます。

ドコモポイ活プランは、大きく2種類が存在します。

「ahamo ポイ活」「eximo ポイ活」です。先行して2024年4月1日からスタートするのが「ahamo ポイ活」で、その名の通り、ahamo利用者が対象となります。

ただ、ahamo利用者であっても、全員が対象となるわけではなく、まず前提条件として、「大盛りオプション」を利用している必要があります。

その上で新しい「ポイ活オプション」の申し込みをすることで、「ahamo ポイ活」の条件を満たすことができます。

「ahamo ポイ活」にすることで得られるメリットとしては、「d払い」を利用した際に、基本の還元ポイントに加えて支払い金額の3%分のdポイント(期間・用途限定)を、「ahamo ポイ活」の利用特典として還元してくれる、というものです。

さらに、2024年8月頃からは、dカード GOLDを持っていて、月々の支払いをdカード GOLDに設定している場合に、「d払い」支払い金額の5%分のdポイント(期間・用途限定)を「ahamo ポイ活」の利用特典として還元してくれる、ということです。

キャンペーンで得られる特典を除けば、以上2点が「ahamo ポイ活」のメリットです。

初見では、あれ、意外にお得なのかな? と思わなくもなかったのですが、内容を精査するとすぐに現実が見えてきました。

大盛りオプションが前提条件なので対象者が少ない

そもそもの話として、「ahamo ポイ活」の条件として大盛りオプションを入れてしまうと、対象者がかなり減ってしまいます。

実際、ahamoを利用している層をイメージした場合、大盛りオプションを必要としている方はそう多くはないと考えられるため、はじめから「ahamo ポイ活」の条件を満たしている人は、ほんの一部、と考えられます。

実際私も大盛りオプションは利用していませんから、この時点で「ahamo ポイ活」の利用条件を満たしていません。

しかし、まぁそれはとりあえずいいでしょう。

もしドコモポイ活プランの内容がとてもお得なら、場合によっては大盛りオプションを改めて申し込めばいいのですから。

ポイ活オプションという追加条件は余計だった

ただ、どうしても余計だったのが、これです。ポイ活オプション。月額2200円(税込)。

「新しい価値を提供するよ、だから月額費用は徴収するね!」という理屈はまぁ、わかります。

そのため、元々「ahamo 大盛り」のユーザーに対しては、これでもよかったと思います。

ただ、大盛りオプションを利用していないahamoユーザーに対して、大盛りとポイ活、両方を条件にしてしまうは大失敗でした。

何故なら、大盛りオプション月額1980円(税込)+ポイ活オプション月額2200円(税込)で、合計4180円(税込)が、毎月今までよりも高くなってしまうのです。

これはさすがに負担が大きすぎます。大盛りオプションにより、今までよりも80GBを利用できるようになるとしても、です。実際その80GBを必要としていないから、大盛りオプションを利用していないのですから。

そのため、ahamo利用かつ、大盛りオプション、またはポイ活オプションのどちらか利用の方を対象、とするべきでした。本当は。これならまだ、救いはありましたし、ギリギリ評価できました。まぁそれでも苦しいと言えば苦しいのですが。

にもかかわらず、大盛りオプションとポイ活オプション、両方を条件にするのでは、フォローしようがありません。

ポイント進呈上限が低すぎる/還元率も悪い

なるほど、毎月4000円以上が追加されるということはわかりました。これはどう考えても高すぎますし、必要のない容量をもらっても仕方がありません。

ですが、それでももし、ドコモポイ活プランのメリットがそれ以上あるのなら、申し込み価値はあるはずです。

もう一度メリット部分を思い出してみます。「d払い」を利用した際に、3%還元、ないしdカード GOLD所有で月々の支払いをdカード GOLDに設定していれば「d払い」利用で5%還元です。

これは、d払い利用3%と、dカード GOLD分5%が、両方加算されて合計最大8%になるのか、それともdカード GOLD利用の場合はd払い利用3%分を含んでの5%なのかがまだ明確でないのですが、いずれにしても同じこと、と言えてしまいそうなのが、還元されるdポイントに進呈上限が設定されているためです。

毎月、進呈されるdポイントが、通常ポイントではなく例によって期間・用途限定ポイントである、という点はこの際、目をつぶりましょう。

本来ならここもかなり不満が残る点ではあるのですが、今はそれよりも実際の還元分で、毎月追加でかかってくる費用の元を取れるのか、という点が重要です。

dポイント(期間・用途限定)の、毎月の進呈上限は、4000ポイントです。

つまり、還元が5%の場合は8万円分、d払いを利用すれば上限となります。

10%還元キャンペーン期間中なら、4万円の利用でMAXの4000ポイントを獲得できます。

何も追加費用が発生していなければ、MAX4000ポイントの還元は非常にお得ですね。

しかし今回、追加費用が発生していることを忘れてはいけません。

ドコモポイ活プランでは、大盛りオプションとポイ活オプションが必須なのです。

合計金額は前述しました、月額4180円(税込)です。どう頑張っても、MAX4000ポイントをもらったとしても、マイナスなのです。

これはちょっとひどすぎるのではないでしょうか。

大盛りオプションを元々利用しているなら・・・

ahamoで大盛りオプションを元々利用しているのなら、追加費用はポイ活オプション分だけなので、2200円(税込)/月で済みます。

それなら、MAXの4000ポイントを獲得できれば、1800円分はお得になります。

ただ、です。

進呈上限4000ポイントを毎月必ず獲得できるのなら、という条件付きです。

ちなみに私は、割とd払いを利用しているつもりでいたのですが、確認してみたら月1万円も利用していませんでした。

dカード GOLDの支払い、ということであれば、容易にそれくらい行くのですが、d払いの利用、という条件は意外にハードルが高いです。

10%還元のキャンペーン中でも月あたり4万円をd払いで利用しなければなりませんし、キャンペーン終了後は5%なら8万円も使う必要があります。

これはさすがに、不可能なのでは、と思えてきます。

d払いで毎月10万以上安定的に利用できる、大盛りオプション利用中のahamoユーザーにはお勧め

ということで、結論です。

まずは、現在ahamoで大盛りオプションを既に利用していて、なおかつ毎月d払いで、8万円以上安定的に利用しているしこれからも利用する、という方であれば、間違いなく上限4000ポイントがもらえるでしょうから、お得、と言えます。

今回のドコモポイ活オプション、「ahamo ポイ活」でお得になるユーザーは、上記の条件を満たす方のみ、です。

それ以外の方は、間違いなくマイナスになるので、ドコモポイ活プラン・ahamo ポイ活の申し込みはするべきではないでしょう。

さすがにプランの設計が雑過ぎるというか、欲張りすぎなのではないか、という印象です。

もう少し、d払いをそこそこ頑張ればお得になる! というレベル感でなければ、ユーザー的なメリットは皆無です。

ahamoユーザーはそもそもWEB申し込みを自ら実施しているリテラシー高めの人が多いわけですし、店頭で昔ながらのごり押し訴求をすることも難しいのですから、「ahamo ポイ活」は場合によってはほぼ「死にプラン」となる可能性すらあります。

割と期待してプラン詳細を確認したのですが、非常に残念でした。

以下、わかりやすい動画もありますので、こちらも参考にされてください。

dカード GOLDの新サービスって・・・まさかこれ?

いやいや、ちょっと待ってください。ドコモポイ活プランが申し込む価値なし、ということはわかりましたが、巻き込み事故でdカード GOLDへの唯一の希望すら、消えかけてしまっています。

改悪dカード GOLDの一筋の希望となっていた、2024年秋頃に提供予定の新サービス。

まさかまさか、これじゃないですよね?

というのが今の私の感想です。

もしそうなら、もう絶望しかありません。

もっと他に、改悪分を跳ね返すような大きなサプライズを、期待して待ちたいと思います。

まぁ正直、全然期待なんてできないとも思ってはいますけどね。

関連記事:「改悪のdカード GOLDを前向きに検討してみた結果、見えてきた真実