ドコモ光・単独タイプのメリットデメリットを考える

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実はあまり知られていない内容として、ドコモ光にはタイプA、タイプBだけでなく、タイプC、そして単独タイプという選択肢が存在しています。

あまり聞き慣れないタイプCに関しては、ケーブルテレビ会社とドコモ光のセット料金としての提供となっていますが、提供エリアがまだあまりにも狭く三重県のみとなっているため、実際のところ三重県のユーザー以外は知らなくても何の問題もありません。

しかしもう一つ、単独タイプに関しては、場合によっては知っておいても損はないですし、ドコモショップ等ではフレッツ光からの転用の際に、ある条件を満たしていると勧められるケースがあるようです。

それはどういうケースなのか、何のメリットがあるのか、単独タイプとは何なのか、詳細内容を確認していこうと思います。

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ドコモ光の単独タイプとは

タイプA・タイプBにおいて、ISP(プロバイダー)料金がセットになっているという点は、ドコモ光の大きな特徴の一つです。

そのため、ドコモ光と別にプロバイダー料金が請求されることはなく、請求をドコモに一元化できるため非常に便利に利用することができます。

ただし、このドコモ光の特徴が発動されるのはあくまで、ドコモ光対応のプロバイダーがセットで含まれているタイプA、タイプB、タイプCを選んだ場合に限られ、単独タイプの場合にはプロバイダーは別に選択、契約をし、利用料金の支払いも別にしなければなりません。

つまりドコモ光の単独タイプとは、ドコモ光の特徴と利点を完全に放棄している契約形態なのです。

 

プロバイダー料金がセットの場合の最安値である「ドコモ光1ギガ・タイプA/C」の場合の戸建てタイプだと、月額料金は5720円(税込)、マンションタイプだと4400円(税込)ですが、単独タイプの場合は戸建てタイプで5500円(税込)、マンションタイプで4180円(税込)とそれぞれ220円ほど安く設定されています。

単独タイプの方が安いのは、プロバイダー料金が含まれていないのですから当然の話で、考え方として差額の220円で賄える月額料金のプロバイダーを見つけることができれば、単独タイプ+プロバイダー料金でようやくドコモ光1ギガ・タイプA/Cに対抗できるかたちとなります。

が、果たしてそこまで安価なプロバイダーがあるのかどうか、特に最近はセット料金になっているケースがほとんどで、プロバイダー単独での料金体系はほとんど見かけません。

とすると、コスト面からも、手間暇を考えても、タイプAやタイプBを選択せずに単独タイプを選ぶという選択肢はありえません。

単独タイプを選択する場合には、必ずコスト面ではない理由が隠されているはずというわけです。

 

ドコモ光・単独タイプのメリット

基本的に、ドコモ光を利用しているユーザーのおそらく大半が、タイプAかタイプBを利用しています。

それはなぜかというと、単独タイプにはコスト及び手間という点でメリットが考えにくいため、わざわざ選択する理由が見つからないためです。

となると、コスト面以外でドコモ光単独タイプのメリットを探すとしたら、どういう部分が見いだせるのでしょうか。

そもそもほとんどのユーザーが選択しない単独タイプなどに存在意義はあるのでしょうか。

 

辛うじてドコモ光単独タイプのメリットを拾い上げるとするならば、それはプロバイダーを完全に自由に選択することができるという点です。

ドコモ光は非常にお得である反面、選択できるプロバイダーには限りがあります。それこそ、タイプAにもタイプBにも入っていないプロバイダーを使いたいと考えたり、または現在フレッツ光利用中かつドコモ光非対応のプロバイダーを利用している場合、ドコモ光に転用する際には新しくプロバイダーを選びなおさなければならなくなります。

転用の際には、プロバイダーが変わっても特に問題ないというのであればいいのですが、例えばメールアドレスを変えたくないとか、今のプロバイダーがオプションが充実しているし満足度が高いので、ドコモ光にしてもプロバイダーは今のまま変えたくない、という時にはそのままでは転用ができなくなってしまいます。

そこで、あえて料金的には不利にはなるものの、単独プランを選択することで、ドコモ光タイプAおよびタイプBに存在しないプロバイダーでもインターネットができるようにすることができるわけです。

ドコモ光単独タイプのメリットとは、プロバイダー選択が完全に自由になる、という点に集約されるのです。

 

ドコモショップで単独タイプを推奨されるケース

ドコモ光単独タイプには、ドコモ光対応プロバイダー以外のプロバイダー選択の自由が与えられているのですが、ドコモショップにおいて、何故か単独タイプを勧められるケースがごくまれにあります。

それはどういうケースかというと、現在フレッツ光を利用していてドコモ光に転用を勧められた場合に、現在利用しているプロバイダーの解約のタイミングが悪く、解約金がかかってしまう場合です。

つまり、プロバイダーについては解約金がかからない更新月までは維持したいものの、ドコモ光には早めにしたい、というケースです。

本来このパターンであれば、更新月まではドコモ光への転用を待つか、もしくはプロバイダーの解約金覚悟の上で転用してしまうかのどちらかとなるのですが、もう一つの選択肢として、プロバイダーを更新月まで現行のままにしつつドコモ光に転用し単独タイプを利用する、という方法があるのです。

なぜそのような形にするのかというと、現行のプロバイダーを継続するためということと、そうすることでドコモ光を利用することによるドコモ光セット割が適用され、結果的に料金を下げることができる、という理由があります。

現在利用しているプロバイダーの料金とドコモ光セット割を適用させた場合の割引額を比較して、メリットがある場合にこの方法がとれるんですね。

ただし、方法としては少し特殊でもあり、どちらかというとそういう方法を選択してでも目の前の一件を獲得しにいきたいというドコモショップ側の事情もあるものと思われます。

もしこの方法を勧められた場合には、本当にメリットがあるのかをしっかり検討する必要があります。

 

ドコモ光単独タイプのデメリット

ドコモ光で単独タイプを選択した場合のデメリットは、何回も繰り返しますが、タイプAやタイプBと比較してどうしてもトータルコストが高くなってしまう可能性大、という点です。

加えて、前項のケースでとりあえず単独タイプで現行プロバイダーを維持し、後日タイプAかタイプBに変更するという場合には、必ず忘れずに該当の更新月に現行のプロバイダーを解約し、新しくタイプAかBに変更して新プロバイダー契約をする必要があります。これを忘れては元も子もありません。

そのため、基本的にこの作業に自信がない場合には選択するべき方法ではないと言えます。

 

ドコモ光単独タイプは必要か

結論として単独タイプは必要なのかといえば、基本的には必要ないケースがほとんど、と言えそうです。

どうしてもドコモ光対応以外のプロバイダーを継続したいという場合には、どうしてそのプロバイダーを継続したいのかを考え、仮にプロバイダーを変更したとしても代替案がないのかを検討した方がいいでしょう。

それでもやはり現在のプロバイダーを継続したいという場合や、プロバイダーの解約金がどうしても気になる、という場合についてのみ、単独タイプをよくよく検討の上利用するといいのではないでしょうか。

 

ここまで単独タイプを検証してみたものの、個人的には、そういうこまごました手法はなかなか面倒ですし一歩間違えば完全に無意味になってしまうので、プロバイダー変更についての解約金やデメリットをいったんすべて飲み込んでしまった上で、一気にドコモ光のタイプAを選択するのがお勧めです。

プロバイダーについてはもちろん料金が安いタイプAから、あとは好みで選択可能です。

ドコモ光検討中の方は、以下の公式サイトより内容を確認されてみてください。