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arrows NX F-01Kを購入して色々試してみたまとめ

更新日:

2017-2018年冬春モデルでは多数の新機種が発表されました。

同時期の人気機種としては、やはりXperiaGalaxy、そして格安路線のdocomo with・AQUOS senseMONOさらに特殊なところでは「M」や「JOJO」などもありました。

しかし、そんなバリエーション豊かなラインナップの中で、あえてそのどれでもない機種に注目してみました。

 

スタンダードなハイスペックモデルの中で、新しい機能としてExlider(エクスライダー)や、虹彩認証と指紋認証という初のデュアル生体認証を搭載している、arrows NX(アローズ・エヌエックス) F-01Kです。

今回のarrowsは、全体的なスペックのバランスもよく、新しい機能にもチャレンジしていて、なかなか面白そうだったため、購入を決意しました。

docomo with対応機種のarrows Be F-05Jとの比較もしてみたかった、ということもあります。

様々な点からarrows NX F-01Kを検証してみましたので是非ご一読ください。

 

arrows NX F-01Kの詳細スペック

arrows NX F-01Kの基本スペックをまずは載せておきます。

 

カラーバリエーション Blue Black・Ivory White・Moss Green
 ディスプレイ 約5.2インチ フルHD/TFT
サイズ 約149(H)×72(W)×8.1(D)mm
質量 約154g
OS Android 7.1(8.0対応予定)
CPU Qualcomm SDM660
2.2GHz(クアッドコア)1.8GHz(クアッドコア)
オクタコア
カメラ アウト:約2300万画素/イン:500万画素
RAM/ROM 4GB/32GB
外部メモリ microSD:2GB
microSDHC(UHS-Ⅰ):32GB
microSDXC(UHS-Ⅰ):256GB
電池持ち時間 約120時間
バッテリー 2580mAh(内蔵)
LTE通信速度 受信時最大:450Mbps
送信時最大:50Mbps
Wi-Fi IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
その他対応機能 ワンセグ/フルセグ・おサイフケータイ
防水防塵(防水性能IPX5/8・IP6X)
ハイレゾ・VoLTE(HD+)
MIL規格23項目準拠
Super ATOK ULTIAS搭載
その他非対応機能 赤外線
充電端子 USB Type-C
SIMサイズ nano SIM

 

さすがにarrowsのフラッグシップモデルなだけあり、全体的に非常に高いスペックを持っています。

ほとんど穴がないほどに機能は詰め込まれている印象です。

そのため、特に何も考えずに購入してもまったく問題なく快適に利用することができます。

ただ、せっかく購入しても高機能を知らずにいるともったいないので、押さえておきたい特徴を以下まとめていきます。

 

arrows NX F-01Kの外観

F-01Kの箱と備品

 

 

arrows NX F-01Kの箱は、いつもとまったく変わらないドコモの「arrows」の箱です。まぁarrowsに限らずXperiaやAQUOSなど、国内メーカーについては基本的にほとんど箱は変わりませんので、ドコモの仕様に合わせているものと思われます。中身がよければ気にする必要はありません。

開封してみると、中に入っているものもシンプルそのもの、スマホ本体と、ワンセグ/フルセグを受信するための「テレビアンテナケーブル F01」のみです。

 

 

F-01Kの外観イメージ

arrows NX F-01Kの全体イメージは以下の通りです。

 

 

デザインはいたってシンプルですが、背面をよく見ると、斜めに模様のようなものが入っています。

 

 

これがあるから滑りにくいとか、そういうわけではありませんが、ドコモ公式では「より傷つきにくく、キレイな状態で、長く安心して使えるボディを実現する、ガラスと樹脂の特殊コーティング」とされています。

逆にガラスボディですぐにでも割れてしまいそうで繊細なイメージのiPhone Xとは対照的で、「これならケースやカバーなしでも使えるかな」と思えます。

そんなiPhone Xと、大きさの比較をしてみました。

 

F-01K/F-05J/iPhone X/iPhone 8の外観比較

 

 

左から、arrows NX F-01K、arrows Be F-05J、iPhone X、iPhone 8です。F-05JとiPhone Xよりは若干大きく、iPhone 8よりは完全に一回り大きいです。

ただ、ディスプレイサイズとなると、やはりベゼルレスのiPhone Xが最も大きいです。

 

 

arrows NX F-01Kのディスプレイサイズは約5.2インチですが、特別大きいというわけでもなければ小さくもなく、問題ないサイズかなとは思います。

 

F-01Kのボタン配置

ディスプレイ側を正面に見た状態で右側に指紋センサー兼用の電源ボタンボリュームキー、左側にSIM&SDスロットが配置されています。

下部にはキャップレス防水の充電端子としてUSB Type-C、上部にはイヤホン端子がついています。また、最近多くのスマートフォンで失われている特徴として、左側下部にストラップホルダーが用意されています。

こうした点は、どうしてもスマホを落としがちの方や年配ユーザーに対しても優しいスマートフォンと言えそうです。

 

【左側】
SIM&SDスロット
ストラップホルダー
【右側】
指紋センサー兼電源ボタン
ボリュームキー

 

F-01KのSIM&SDカードスロット

SIMカードスロットには、nano SIMカード1枚とmicroSDカード1枚を同時に入れることができます。SIMカードの2枚差し(デュアルSIM)などはできません。

 

 

ということで、実際にドコモのSIMを入れて起動してまずは普通に利用してみました。

 

arrows NX F-01Kの操作性

私はF-01K購入当時、iPhone Xをメインとして利用していました。そして今はGalaxy Note9を利用しています。

その両機種の快適なタッチパネル感度や操作性に慣れていても、arrows NX F-01Kを不便だと感じることはまったくありません。

普段使いのスマートフォンとしてはかなり優秀なレベルだと言えます。

例えば、同じ富士通のarrows Be F-05Jと比較して明らかに違う、と言えるのがこの操作性の部分です。(※arrows Be F-04Kではありません。F-04Kはこの辺り、かなり進化しています→「F-04Kに機種変更してみた感想評価

F-05Jでは、やはりどうしてもインターネットを利用していたり、アプリを操作している時に、どうしても気になる「間」が生まれることがあります。つまり、動きが固まったり、スムーズに動かなかったりするわけです。

この、都度やってくる「間」は、気になる人には相当気になると思います。やはりどうしても「カクつきがある」と感じられてしまうと、快適さは一気になくなってしまいます。私も操作性がいい機種を知っているだけに、微妙な操作性の違和感でさえも敏感に「ん?」と気づいてしまうことがあります。

しかし、F-01Kに関しては、そうした心配は皆無と言ってよさそうです。それくらい、快適に動きます。

Androidスマートフォンに慣れた人なら、むしろiPhoneより総合的には使いやすいかもしれませんね。

 

arrows NX F-01Kのカメラ性能

最近のスマートフォン選びで非常に重要なポイントとして挙げられるのは、やはりカメラではないでしょうか。

以前からカメラに対する需要はあったものの、最近はSNSの普及によってそれに拍車がかかり、多くの人がよりきれいに、より映える写真を撮影し、フェイスブックなりインスタグラムなりに投稿して楽しんでいます。

また、子育て世代の家庭であれば、お子様や家族の思い出を残すためのアイテムとしてもスマホのカメラは活用されるでしょうから、カメラの画質がよくないスマホはできる限り使いたくないという人も多いのではないでしょうか。

このあたりの美しく撮影できるカメラの需要は、最近の「できる限り安くしたい」という流れと完全に逆を行きます。当たり前ですが、いい写真が撮れるカメラ性能の高いスマホを利用しようとすると、それなりのコストがかかりますし、いくら性能が上がってきているとはいえ、やはり格安スマホのカメラとドコモのハイスペックモデルスマートフォンやiPhoneとの画質の差は歴然としています

 

格安スマホとF-01Kのカメラ比較

ではarrows NX F-01Kのカメラ性能はどうなのでしょうか。実際に撮影して他の機種と比較してみました。

まず確実に言えることは、私が以前普段使いしながらもカメラだけは使うことを放棄した人気のSIMフリースマホ・ZenFone 3、さらにドコモのarrows Be F-05Jのカメラと比較すれば、間違いなく綺麗に撮影できます

さすがにこのレベルとF-01Kでは比較になりません。パッと見ただけで、仕上がりが明らかに違いますので、カメラにこだわりたい人はやはり、それなりの機種を使った方がいい、ということがわかります。ZenFone 3やF-05Jで撮影した写真は、全体的にぼやっとしており、細部も不鮮明で明るさも足りません。

一方でF-01Kのカメラで撮影した写真は、かなり鮮明かつ明るく仕上がりますので、ZenFone 3やarrows Beのカメラでは無理だと思った私でも、納得して使えそうです。

 

XperiaとF-01Kのカメラ比較

次に、カメラ性能に秀でたSONY・Xperiaと比較しました。

まず、2016年夏モデルのSO-04Hと比べてみたところ、明るさがかなり違いました。F-01Kの方が格段に明るい写真が撮影できます。さらに拡大した時の細部までの写りも、F-01Kが上でした。

つまりSO-04H以前のXperiaを利用している場合、カメラの性能向上を目的としてF-01Kを選択するのは十分ありだと思います。

その後購入した、Xperia XZ1 SO-01Kと比較すると、甲乙つけがたい写真の写りでしたが、暗いところで撮影した際に、Xperia XZ1は、全体的に赤みを帯びた写真になってしまうという特徴があり、そのあたりをどうとらえるかで判断が変わってきます。

個人的に、カメラの性能だけならギリギリXperia XZ1がお勧めかな、という程度で、実際のところはほとんど差異は感じにくいかもしれません。

関連記事:「ドコモのXperia XZ1 SO-01Kに機種変更してみた

 

iPhone XとF-01Kのカメラ比較

最後に、カメラについては最高の部類に入るiPhoneとの比較です。この時点では、iPhone Xと比較してみました。

iPhoneと比較した場合、やはりiPhoneが頭一つ抜けて綺麗だと思います。この辺りは仕方がないところかもしれません。しかし、いずれにしても不満が出るレベルではないです。

明るい場所で撮影する分には、非常に鮮明に、明るく撮影できます。

 

ただ、やはり大きく差が出るのが暗所での撮影と、手振れについてです。iPhone Xの方が暗所でも美しく撮影でき、なおかつ手振れしにくいです。

F-01Kはしっかり静止させて撮影する分には十分すぎる美しさで撮影可能ですが、例えば歩きながら撮影するなど、安定しない場面での撮影の場合にはiPhone Xで撮影した場合よりもブレが激しいです。

この結果を受けて、iPhone XとF-01Kのどちらで撮影するかと言われたらやはりカメラはiPhone Xを選びますが、F-01Kのカメラもメインで利用できないレベルでは決してありません。

どこまでこだわるか、というところですね。

ちなみに今回は比較していませんが、GalaxyシリーズやP20 Proは、iPhoneと同じレベルのカメラ性能を持つと考えましょう。文句なしに綺麗です。

 

arrows NX F-01KのExlider(エクスライダー)

arrows NX F-01Kに搭載された、注目の新機能「Exlider(エクスライダー)」。

センサーが搭載された電源ボタンを指でなぞるだけで、Webページや電子書籍、ドキュメントなどの小さい文字を自分にぴったりのサイズに自由自在に調節することができます。

 

今まで、Androidスマートフォンでは、文字を単独で大きくしたりすることはできましたが、ホーム画面やアプリ画面などは拡大できないものが多く、できるものでも設定がなかなか面倒でした。

しかしこのエクスライダーを利用すると、非常に手軽に画面全体を好きなサイズに変更することができるので、非常に便利です。

やり方としては、電源ボタンを軽く二度タップします。すると、画面が倍ほどに拡大されます。あとは、電源ボタン付近を上下になぞることで、拡大の倍率を上げたり下げたりすることができます。

 

 

上記写真の通り、最大で5倍まで拡大できますが、そこまで大きくするとさすがに大きすぎてよくわからなくなるので、ちょうどいいサイズを自分で試して決めればいいでしょう。

また、拡大しない状態で上下に電源ボタン付近をなぞることで、上下に画面をスライドさせることもできるため、縦に長い記事を読む場合などに最適です。

実際利用してみて、簡単ですし、これはなかなか面白い機能だと思いました。

ただし、現状私が必要かと言われたらあまり使わないかもしれない、という思いはあります。使うとしたら、拡大してスクリーンショットを撮りたいような場面に限られてきそうです。

ということでExliderは、どちらかというと、文字が見えにくい年配の方向けの機能と考えた方がいいのかもしれません。

 

arrows NX F-01Kのデュアル生体認証を実際に使ってみた

iPhone Xの顔認証・Face IDが2017年は話題になりましたが、それよりももっと早く、瞳の「虹彩」での認証を実現しているarrowsは、今回さらに従来の指紋認証虹彩認証のどちらも利用することができる、「デュアル生体認証」機能をF-01Kに搭載しました。

虹彩でも認証でき、指紋でも認証可能です。

今回はその設定等は省きます。今までの指紋認証および虹彩認証とほぼ同様の設定で利用可能となります。

設定を実施した上で、実際に利用してみました。

 

まず、実際に利用してみてわかったこととしては、「指紋認証があれば虹彩認証を利用する場面がない」ということです。

そもそも、ディスプレイを点灯させる場合、必ず通常は電源ボタンを押すわけです。その瞬間、指紋認証が自動発動され、勝手に画面ロックは解除されます。

指紋認証が非常に優秀なため、違和感なく電源ボタンを押すと同時に認証されるわけですね。

となると、虹彩認証は一体どの場面で活躍するの??という話になります。

 

デフォルトではOFFになっている機能の一つに、「タッチでON」という機能があります。

この機能は、画面が暗くなっている時に、画面をダブルタップすることで画面を点灯してくれる機能なので、この機能を利用すれば、電源ボタンに触れずとも画面の起動ができるのですが、この時になら虹彩認証が活躍しそうです。

ただ、結局虹彩認証を起動するためにはスマホを手に持たなければならないわけで、手に持つということは電源ボタンにいずれかの指が触れるわけです。ならばその触れる指を登録しておけば指紋認証でやはり済んでしまうわけで、デュアル生体認証と言いながら、実際のところただの指紋認証に現状なってしまっています。

というかむしろ、それで十分使い勝手はいいのでまったく問題はなく、ただただ、虹彩認証は必要なかった感じに思えます。

 

例えばGalaxyシリーズでは、顔認証と指紋認証は使えるんですが、虹彩認証はやはり使い勝手がワンランク下がるように感じています。虹彩と顔認証を併用できるインテリジェントスキャンにしても、虹彩認証の動作が入ることで、むしろ顔認証より反応が遅くなります。

それを踏まえると、arrows NX F-01Kでも、虹彩認証は余分な機能だったかもしれません。便利な指紋認証が圧倒的に活用され、虹彩認証が日の目を見るシーンはあまり考えられないような気がします。ここは次の新機種に向けた課題かもしれません。

 

arrows NX F-01Kはドコモオンラインショップで手に入れたい

既にご存知の方も多いと思いますが、機種購入はドコモショップや家電量販店よりもドコモオンラインショップで実施する方がかなりお得です。→「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗より圧倒的有利な件

特に年末年始の実店舗はかなり混雑しますし、ドコモショップの来店予約を利用しようにも、既に希望の日にちや時間帯は埋まってしまっているということもよくあります。

簡単に挙げるだけでも、「手数料が安い」、「頭金含む総額が安い」、「時間に縛られない」、「dカード/dカード GOLD決済でポイント2倍」など、うれしいことだらけです。

専用チャットもありますし、便利に利用できるドコモオンラインショップを是非有効活用しましょう。

 

F-01Kはdカード/dカード GOLDで引き続きiDが利用可能

新規ユーザーはもちろん、今まで元の機種でiDを利用していた、という人も、引き続きF-01KでiDを利用することができます。

ただし、機種変更前に必ず、「iD」アプリで機種変更を選択し、カード情報の預入手続きをしておく必要がありますので、これを忘れないようにしましょう。→「スマホでiD利用を完全解説

預入したカード情報は、改めてF-01Kで受け取りをする形となります

もしこれがうまくいかなかった場合、dカードセンター/dカードゴールドデスクに電話をしてカード情報の再発行をしてもらわないといけなくなり手間と時間がかかりますので注意しましょう。

ただ、dカード GOLDのiDをしっかり利用していくことは、翌年の年間利用額特典を受けられるかどうかにかかわってきますので、しっかり忘れずに設定をして活用していきましょう。

関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか

 

arrows NX F-01KのSIMロック解除

今回も例によって、早速SIMロック解除を実施してみました。

ドコモのスマートフォンは現在、割賦を組まずに一括購入すれば、まったく待つことなくその日のうちからSIMロック解除が実施可能です。

ただ、一連の流れは他の機種をSIMロック解除したときと全く同じなので、改めて詳細を書く必要性がないと感じましたので、ここは省略します。

気になる方は関連記事「ドコモのスマホ一括購入で即日SIMロック解除を実施してみた」をご覧ください。

 

各種格安SIMも問題なく利用可能

基本的にドコモ系の格安SIMについては、問題が起こることはないだろうと思っていましたが、予想通り問題なく動作しています。

とりあえず現在動作確認がとれたのは、LINEモバイルOCNモバイルONEです。

APN設定を実施することで、そのまま通信が可能です

 



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