ドコモdカード(旧DCMX)の裏

ドコモのd払い/ドコモ払いにおける「電話料金合算払い」は「dカード GOLD払い」に勝るメリットがあるのか

更新日:

ドコモの「電話料金合算払い」をあえて意識しているケースは稀だと思いますが、電話料金合算払いではドコモ回線を利用しつつそのドコモの利用料金と合算して利用/購入した分の料金が請求されるため、非常に使いやすい支払い方法として、意識しないままに利用されている方は多いと思います。

また最近は、「d払い」がドコモでもかなりお勧めされていることもあり、改めてその支払い方法の一つとして「電話料金合算払い」を意識するケースも出てきているかもしれません。

ということで、d払いにおける「dカード/dカード GOLD」以外の支払方法の選択肢として、そしてドコモ払いの主要な支払い方法としての電話料金合算払いについて、具体的にどういう内容なのか、d払いでdカード GOLD払いを設定した時と比べてどう違うのかなどを解説していこうと思います。

この電話料金合算払い、存在は知っていても詳細な内容は知らない、という方も少なくないと思いますので、この機会にチェックしておかれてください。

ドコモの電話料金合算払いの詳細内容

ドコモの電話料金合算払いのサービス利用条件について、詳しく確認してみます。

 

利用対象者 ドコモの回線契約をお持ちの方(個人名義/法人名義)
契約種別 5G/FOMA/Xi(クロッシィ)
ISP契約 spモード、またはiモード、または料金プラン「ahamo(アハモ)」いずれかの契約が必要(利用サイトの提供形態により異なる)
支払い方法 携帯電話料金の支払方法にかかわらず利用可能
1回の購入可能金額 1円~利用限度額
利用限度額 1契約回線毎、1ヵ月の設定あり
請求方法 月々の携帯電話料金に合算して請求
その他 2in1のBナンバーでは利用不可。

街のお店(d払いアプリ)で支払いの場合、法人の方は電話料金合算払いが利用不可。

 

電話料金合算払いを利用するには、個人名義であれば難しい条件はほぼ存在しませんので、誰でも利用することができる非常に便利なサービスということができます。

仮に「クレジットカードを持っていない/様々な事情で持てない」場合でも利用することができるため、多くのドコモユーザーが対象になりますし、そして同時に幅広いシーンで活用可能です。

さらに、現在ドコモで展開されているd払い/ドコモ払いの両方で電話料金合算払いを選択することが可能です。

 

 

特に、クレジットカード払いやdポイント充当という選択肢がない「ドコモ払い(旧ドコモケータイ払い)」においては、電話料金合算払いは欠かすことができない支払い方法となっています。

 

ドコモの電話料金合算払いのメリット

ドコモ払いでは、電話料金合算払い以外の選択肢がドコモ口座残高充当しかないので、ドコモ口座を利用していない人にとっては他に選択のしようがありません。

しかしd払いについては、別に非常にお得なdカード/dカード GOLD含むクレジットカード払いdポイント充当という選択肢もあります。

その中で、「電話料金合算払いをあえて選択するメリット」はどういうところにあるのでしょうか。

 

これはズバリ、たった一つだけです。

すなわち、d払いにおける電話料金合算払いのメリットは、d払いアプリをインストールすれば、設定等全く必要なくそのまま利用することができるようになる、という簡単・お手軽設定、これに尽きます。

ドコモ払いにおける電話料金合算払いも、同じく簡単に利用開始できる点がメリットと言えばメリットでしょう。

 

ただやはり、いずれにしても、d払いアプリでdカード/dカード GOLDを支払い設定した場合に比べて、メリットが弱いです。

 

電話料金合算払いの利用限度額は変動する

ドコモの電話料金合算払いが、dカード GOLDなどクレジットカード払いと大きく異なる点の一つが、利用限度額についてです。基本的に、クレジットカードの利用限度額よりは厳しめに設定されているので、大きな買い物をしたい場合にはあまり向いていません。小規模決済用と考えておくといいと思います。

「設定可能ご利用限度額」は、ドコモの決済サービスにおいて毎月利用することができる金額の上限額で、契約状況や利用状況で変化します。

初期設定時の上限額は1万円(税込)となっています。

 

年齢 契約期間 設定可能利用限度額
19歳まで 10,000円/月
20歳以上 1~3ヶ月目 10,000円/月
4~24ヶ月目 30,000円/月
25ヶ月目以降 50,000円/月、30,000円/月、100,000円/月

 

状況により、上記以外の金額が設定されることもあるようですが、基本は以上の通りです。

特に自身で設定変更をしていない場合、設定可能額=設定限度額なので、設定可能額が1万円と思っていたらいつの間にか上限が拡大され10万円になっていた、ということもあります。まさに私の場合がこのパターンでした。何も触っていないのに、気づいたら利用限度額が10万円になっていました。

うっかり使い過ぎを防ぐために上限額がある程度のラインで設定されていた方がいい、という場合に、上限額がいつの間にか上がっていては非常に困ると思います。そのため、利用限度額の自動変更を希望していない場合には、必ず自身で事前に利用限度額設定を変更しておきましょう

 

ちなみに、契約者または利用者が未成年の場合は、利用限度額は最大1万円となるため、未成年者がついつい数万円も使い込んだ、というような最悪の事態は防ぐことができますし、限度額を0円にする、ということも可能なので、設定変更して親権者がdアカウント、またはネットワーク暗証番号をしっかり管理していればまったく問題ありません。

 

利用限度額の設定方法

ドコモの電話料金合算払いの利用限度額の変更は、dメニューからマイメニューを選び、「決済サービスご利用明細/d払いのdポイント利用設定(spモード決済・ドコモ払い/d払い)」を選択することで辿り着きます。

他にマイドコモからも入れますし、d払いアプリからも簡単にアクセス可能です。

 

 

電話料金合算払いの中に、「限度額設定変更」が見つかります。

 

 

0円から自分の設定額上限まで1,000円単位で自由に設定をすることができます。一切利用する気がない、誤って利用してしまわないようにしたい、という場合には0円で設定しておきましょう。

基本的に自分で設定をしておけば、自動的にドコモが利用上限額を上げたとしても限度額まで上がることはありませんが、万が一利用限度額が自動的に変更となる場合は、ドコモからメッセージRでその旨連絡があります。

見逃してしまわないように注意しましょう。

 

 

ちなみに、d払い/ドコモ払いの電話料金合算払いと、spモードコンテンツ決済サービスの利用限度額は共有されているため、その両者の合計金額が利用限度額の範囲内で利用できる形になっています。

つまり、利用限度額が5万円なら、d払い/ドコモ払いの電話料金合算払いと、spモードコンテンツ決済サービスの合計金額の上限が5万円です。spモードコンテンツ決済サービスだけに別の利用可能枠が設けられるわけではありません。

仮に、毎月の携帯電話料金を一括請求で支払っている場合でも、電話料金合算払いの利用額は回線単位のままです。他の回線分の利用枠を合算することはできません。

また、iモード情報料、メロディコール音源利用料などは利用金額に含まれません。

 

d払いの支払方法では「電話料金合算払い」よりも「dカード払い」がお得

こうして見ていくと、電話料金合算払いもそんなに悪くないんじゃないか、という気分になってくると思いますが、d払い利用時についてはやはり電話料金合算払いよりも、dカード払いの方が確実にお得です。

 

d払いの支払方法には、主に4つのパターンがあるのですが、ドコモ払いとの違いとして、「dカード/dカード GOLD払い」と「dポイント充当」、「dカード以外のクレジットカード払い」もd払いでは選択可能です。

 

 

この中でどの支払い方法を選択するかは、人それぞれでいいと思いますし、メリットを感じる支払い方法も同じようにそれぞれだと思います。

ただ、判断基準を経済的お得さ、と限定して選ぶのであれば、ここで確実に有利になるのが、「dカード/dカード GOLD払い」です。

ドコモユーザーなら当然dカード、特に圧倒的にお得なdカード GOLD、ということになります。→「dカード GOLDは本当にお得なのか

 

何故d払いにおいて、電話料金合算払いよりもdカード払いの方がお得なのかというと、これは理由は明らかです。

dカード/dカード GOLDをd払いの支払いに設定することで、本来ならd払い分でしか獲得することができないdポイントを、dカード/dカード GOLD決済分としても獲得することができるためです。つまり、dポイントの2重取りが可能になるわけです。

いくら設定不要で手続きいらず、簡単に利用できる電話料金合算払いとはいえ、この差はやはり大きいです。

d払いにせよドコモ払いにせよ、もしできる限りお得に利用したいと考えているのであれば、迷わずd払いの支払い設定にdカード/dカード GOLD払いを設定し、ドコモ払いではなくd払いを利用するべきです。→「dカード GOLDをd払いの支払いに設定する方法

ここで注意すべき点として、「ドコモ以外のクレジットカード払い」があります。

以前はドコモ以外のクレジットカードをd払いの支払いに設定しても、d払い利用時のポイント付与は変わらず実施されていたのですが、2022年6月より運用変更があり、dカード/dカード GOLD以外のクレジットカードをd払いの支払いに設定した場合、d払いのポイント付与が行われなくなりました。

買い物に対して0.5%のポイント付与ですが、あるかないかでは積みあがってくると大きな差となりますので、d払い利用時には必ずdカード/dカード GOLDを支払い設定するようにしましょう。

 

d払いを「電話料金合算払い」から「dカード GOLD払い」へ

世の中のキャッシュレスへの流れはもう止まることはないと思われます。

そして同じキャッシュレスなら、よりポイントが貯まる方を使いたい、というのはごくごく当たり前の流れです。

となると、クレジットカードを利用したクレジット決済、電子マネー決済、バーコード/QRコード決済の比率が今以上に増えてくるでしょう。ドコモで言えばdカード決済、iD決済、d払いですね。

ドコモの電話料金合算払いは、ドコモ払いとしても利用されているものの、d払いでも使われているため、今後すぐになくなることはまずないでしょうが、せっかくd払いを利用するのであればよりポイントが貯まるクレジットカード払いを設定した方がお得です。

ということで私のお勧めとしては、

 

1.まずはd払いを一度実際に利用してみるために簡単に利用できる電話料金合算払いで利用してみる。

2.慣れてきたらd払いの支払い設定にdカード GOLDを設定する。

 

という流れがお勧めです。d払いで電話料金合算払いを利用していたとしても、d払いの各種キャンペーンの対象にはなるので、オトクなキャンペーンをまずはしっかり拾っていきましょう。

その上で、dポイントもd払い分とdカード GOLD分、2重で確実に獲得していきましょう。



1

NTTドコモのクレジットサービス「DCMX」改め「dカード」は、既にdカード、dカード mini、dカード GOLDを含めて2018年6月末時点で1900万契約を突破しています。 そしてdカード GO ...

2

今回はなんと! 特別にdカード GOLDについて、実際に株式会社NTTドコモのdカードの担当の方にインタビューさせていただきました! dカード GOLDについて、しっかり質問してきましたので、既にdカ ...

-ドコモdカード(旧DCMX)の裏

Copyright© ドコモ情報裏ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.