dカード GOLD所有者の資産運用/超基礎の資産運用を考える

ドコモdカード(旧DCMX)の裏
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年金問題が色々と取りざたされていますが、年金を実際どれくらいもらえるかはさておき、2,000万円とはいわないまでも自分の資産が多ければ多いほど、安心なのは間違いないですよね。

だからこそ、今まで気にも留めていなかった「資産運用」という言葉が最近やけに重くのしかかってきている、という方も少なくないのではないでしょうか。

既に資産運用を実践されている方には「何をいまさら」という話かもしれませんが、銀行預金文化が非常に根強い日本において、ほんのわずかでも資産運用を実践されている方はまだまだ少数だと思いますので、ドコモとは少し離れますが、初歩的な資産運用について、そしてdカード GOLDを既にお持ちの方向けに、今から始める簡単な資産運用について解説していこうと思います。

資産運用って株為替? ハードルが高すぎて手が出せない

「資産運用って、要は株とか為替でしょ!?」と連想してしまうと、その瞬間、ハードルはかなり高くなると思います。

リスク面ばかりがクローズアップされてしまい、損するくらいなら資産運用なんてしたくない、となるはずです。

大きなレバレッジをかける信用取引とかFXとか、その辺りが特にこういうイメージに拍車をかけているものと思われます。もちろん通常の株式で配当目的の長期安定運用をしていたとしても、タイミングを間違うとリーマンショックのような荒波に飲まれてしまうこともあるわけで、資産運用初心者の方が抵抗を覚えるのも無理もないところだと思います。

 

ただ、一つ認識しておく必要があるのが、銀行預金をしていても、タンス預金でも、そのままお金を持ち続けること自体にもリスクはある、という事実です。

 

「タンス預金は一切増えることがないのでそれがリスクというならわかるけど、元本が減ることはないし、銀行に至っては多少なりとも利息が付くからそれはそれでいいのでは?」と思われるかもしれません。

しかしお金を動かさず持ち続ける場合に発生するリスクは、ただただ持っているだけで発生します。インフレリスクです。

つまり、物価が上昇することにより、お金の価値が下がってしまうというリスクですね。

今仮に2,000万円を持っていたとしても、インフレによって生活にかかるすべての物価が今後20年で倍になれば、20年後の2,000万円は今の1,000万円の価値しかなくなってしまう可能性もあるわけです。結果、大損ですよね。

安心と思っていた銀行預金やタンス貯金で、実質かなりの損をしてしまうなんて考えてもみなかった、という方は、一度考えを改める必要があります。

そして基本的に物価は緩やかに上昇していくよう誘導されますので、リスクというなら資産運用するよりももしかしたら貯金の方がリスクが大きいかもしれない、ともいえるわけなんですね。

 

となると、来るべきインフレリスクに備えるために、何かはしておきたい、しかし何を? ということになります。

まず一般的に資産運用初心者の方にお勧めできるのは、確定拠出型年金、iDeCoの活用です。

 

利用しない方が損・iDeCo(イデコ)の活用

iDeCoはかつて、自営業者(国民年金第1号加入者)か、勤務先の企業に企業年金制度がない会社員(国民年金第2号加入者)しか加入できませんでしたが、現在では国民年金保険第3号被保険者、企業年金を導入している会社の会社員、公務員等共済加入者でも加入することができるようになっています。

iDeCoについて詳しくはここでは解説しませんが、その特徴を一言で言うなら、60歳まで掛け金を積み立てていき、その積み立てた資金を自分で好きなように運用することができる、というところです。

ただの積立預金と違うのは、「自分で運用できる」という点ですね。

「いやいや、それこそ素人だと損しそうだし、リスクが大きすぎる!」と思われるかもしれませんが、もう一つ、iDeCoには決定的な特徴があります。

それは、積み立てた掛け金分、全額所得控除される、という点です。つまり、非常に大きな節税効果があるんですね。

もちろん、どの程度の額を積み立てていくかによって節税効果はかなり変わってきますが、いずれにしてもマイナスにはなりません。

可能な限り大きな額を積み立てていく方がお得です。

 

また、超長期にわたって毎月ある程度決まった金額を積み立てていくことで、時間を味方につけることができ、緩やかな右肩上がりの相場においては、おおよそ損することなく運用していける可能性が非常に高いです。いわゆる、ドルコスト平均法、というやつですね。

そういう意味で、iDeCoはもはや、加入しない方が損、と言ってもいいと思います。私も以前から加入しており、今のところプラスで運用することができています。そもそもリーマンショック後に加入された方なら、現在マイナスになっている方はほとんどいないのではないかと思います。

 

THEO+ docomoで完全おまかせの資産運用

とりあえずまずは手堅いところでiDeCoを開始すると、資産運用のいろはが、なんとなく理解できてくるのではないかと思います。

そして、ここからがドコモと関連してくる部分です。資産運用だのなんだの、一体何のブログだ? と思われた方、お待たせいたしました。

資産運用入門として、iDeCoに次ぐ第2弾として、ロボアドバイザーによる運用を検討してみましょう。

それが、THEO+ docomo(テオプラスドコモ)です。

iDeCoと同じく毎月積み立てをしていくことができますが、THEO+ docomoは完全におまかせ型の資産運用サービスなので、iDeCoのように自分で運用商品を選ぶことができません。逆に言うと、わざわざ選ぶ必要がありません。

そのため、毎月積立の金額を決めたなら、後は放置しているだけでお金が増えいく、というわけです。もちろん、うまくいけば、の話です。投資なので減ることもあります。元本を保証されるわけではありません。

が、iDeCoの場合と同じく、超長期で運用するのであれば、ある程度有利に運用できるのは間違いありません。1年2年程度の短期では見ない方がいいと思います。

ちなみに私は、最初にまとまった金額を入れてしまったことで、1年経った現在、プラス圏とマイナス圏を行ったり来たりしていますが、最初から積立のみで実施していたら、おそらく取得単価は平準化されて今の水準ならそこそこいい感じだったのではないか、と思っています。

もちろん現状でも特に心配はしておらず、もっともっと長期で見ていこうと思っています。

 

合わせて、2019年7月から判定開始され、11月から適用される新手数料体系「THEO COLOR PALETTE(テオカラーパレット)」です。今までの1%という手数料が、最大で0.65%まで引き下げられます。※3,000万円以上は現状通り0.5%

これにより今まで以上に利用しやすくお得になるTHEO+ docomoですが、この新料金体系の大前提として設定されているのが、dカード GOLDなんですね。ようやくたどり着きました。→「THEO COLOR PALETTEにはdカード GOLDが必須! 詳細解説

つまり、dカード GOLDを利用されている方には、非常にお勧めの資産運用方法がTHEO+ docomo、ということができるわけです。

ただ、注意点としては、iDeCoのような節税メリットがあるわけではありませんし、プロにおまかせするからと言って必ず増えるわけではない、という点ですね。まぁ、この辺りは資産運用全般に共通している言えることですが。

 

関連記事:「THEO+ docomo(テオプラスドコモ)は本当にお得なのか

 

資産運用ならNISA/つみたてNISAという選択肢も

NISA(ニーサ)という言葉は聞いたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、実際にどういう仕組みなのかは知らない、という方も少なくないと思います。特に資産運用などを今まで考えたことがなかった、という方はご存知ないのではないでしょうか。

NISAは、少額投資非課税制度で、毎年120万円までの非課税投資枠が設定される仕組みで、最長5年間、適用されます(金融商品の購入を行うことができるのは2023年まで)。

一方で、つみたてNISAに関しては、一般NISAとは違い、その名の通り積み立てで運用します。

最長20年間(投資可能期間は2037年まで)、毎年40万円まで非課税投資枠があるため、長期で運用しながら「非課税」という恩恵を受けることができるため、これも非常に嬉しい仕組みです。

一人につきNISA枠またはつみたてNISA枠のいずれか一つしか持てないので、どちらを利用するか選択しないといけません。

株の取引きなどに慣れた方は一般NISA、完全に初心者の方はつみたてNISAがいいかもしれませんが、いずれにしてもiDeCoやTHEO+ docomoと比べるとややハードルが上がります。

 

とはいえ、せっかく用意されている一人一口座の非課税枠なので、例えば夫婦ならそれぞれでNISA口座を持てば合計年間240万円まで非課税投資枠が持てますし、これにお子様がいらっしゃるのであればジュニアNISAを追加すれば、お子様一人あたり年間80万円までの非課税投資枠を確保できるので、うまく利益を上げることができれば、非常に大きい資産構築を実現することができます。

夫婦とお子様二人なら、120+120+80+80で、合計400万の非課税投資枠となり、仮に年間3%の利益で運用したとして、単純計算12万円×最長5年で60万円が非課税で手に入りますし、売買差益があればもっと大きな利益を生むことだってできます。

特に、iDeCoで上限額の月6万8,000円を積み立てており、ロボアドバイザーなども使っているけれど、それでもまだ資金的に余裕がある、という方や、iDeCoやロボアドバイザーよりも効率よく、もっとリスクをとって売買差益で大きく稼ぎたいという方についてはNISAは是非活用したい資産運用と言えます。

 

節約するだけでなく、「増やす」意識を

年金に不安要素満載の現在、節約も大事ですが、それだけでは到底まかないきれそうにない「2,000万円」という具体的な数字を仮に目指すとするなら、節約しつつ貯めたお金を「増やす」という意識が非常に大事になってきます。

「資産運用、気になってはいたけれど、怖くてやってみたことはなかった」という方でも、少額からの積立ならそれほど抵抗なく入れるのではないかと思いますし、完全放置で超長期運用する場合、毎月/毎日の変動に意識を取られることもありません。

たまにチェックして、「あぁ、順調に増えてるなぁ」とか、「あれ、今はマイナスになってるな」など、気楽に長期的な視点で運用していくことができるのが最大のメリットです。

 

ドコモユーザーであること、dカード GOLDを持っていることは、iDeCoやNISAでは全く関係ありませんが、合わせて完全おまかせロボアドバイザーのTHEO+ docomoは、資産運用の入り口としてお勧めです。

まだdカード GOLDをお持ちでない方はそちらからですね。→「dカード GOLDは本当にお得なのか

 

いずれにしても投資は自己責任ですので、くれぐれもリスクについては理解した上で実践されてください。