ドコモの新料金プランがついに発表されました。
今回の料金プラン名は少々覚えにくいですが、「アハモ」と言います。
まぁ、もはや名前なんて覚えなくても、「ドコモの新しい20ギガ2,980円のプラン」でも良さそうな気もします。
それくらい、内容については間違いなくインパクトのある新料金プランです。
ギガホで容量が余っているユーザー、ギガライトで容量が足りないと感じていたユーザー、そして旧料金プランカケホーダイプランやシェアパックでじっと様子をうかがっているユーザー、すべてのユーザーがこぞって変更を検討することになりそうです。
サービス提供開始は2021年3月が予定されています。まだ時間はあります。まずは詳細内容をしっかり理解し、申し込みに備えましょう。
ちなみに、申し込み予約、先行エントリーは2020年12月3日より開始されています。
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目次
- 1 ドコモの新料金プランが20GB2,980円!
- 2 アハモの受付はオンラインのみ/店頭・電話では対応なし
- 3 アハモの注意事項
- 3.1 キャリアメールの提供がない
- 3.2 支払い方法は口座振替/クレジットカード払いのみ
- 3.3 ahamoはファミリー割引に追加できるものの、発信時の無料通話は対象外(5分無料は対象)
- 3.4 ahamoはドコモ光のセット割引対象外
- 3.5 ahamoは、みんなドコモ割はカウント対象割引対象外
- 3.6 アハモでは1,000円の利用につき、dポイント10ポイントが貯まる
- 3.7 法人契約はなし。アハモは個人契約専用プラン
- 3.8 ドコモを既に利用中の場合も、アハモの申し込みは可能
- 3.9 アハモ提供端末は動作確認後、WEBサイトで順次お知らせ
- 3.10 アハモの契約は20歳以上のみ
- 3.11 追加料金必要なく、海外でも20GBまで利用可能
- 4 アハモ(あはも)の先行エントリーで、dポイント(期間・用途限定)3,000ポイント!
- 5 旧プラン・カケホーダイプラン/シンプルプランからアハモへ移行するのはありか
- 6 ギガホ/ギガライトからアハモへ変更するべきか
- 7 ahamo(アハモ)と楽天モバイルを比較してみた
- 8 ロング学割とahamo(アハモ)はどちらがお得なのか
- 9 ahamo(アハモ)に込められた思い
- 10 ahamo(アハモ)はドコモのサブブランドになる予定だった説
- 11 ドコモとほぼ横並びのソフトバンク/ドコモよりも安いau・povo
ドコモの新料金プランが20GB2,980円!
ドコモの新料金プラン「アハモ」は、20GBを月額2,980円(税別)で利用することが出来る、新しい料金プランです。4G/5Gの区別もなく、各種手数料等も一切かからず、余計な割引条件等もなく、極めてわかりやすいシンプルな構造になっています。
プランの中に、5分以内通話無料を含む、という点も非常に大きなポイントです。ギガホ/ギガライトでは「5分通話無料オプション」として追加料金が必要だったことを考えると、画期的です。
ただし、完全な通話無料、かけ放題定額制がいい、という場合には、「かけ放題オプション/月額1,000円」を別途申し込みする必要があります。
データ容量20GBについては、使い切ると速度制限がかかるものの、1Mbpsの速度で利用可能なため、必要最低限の利用は継続して可能です。もし、どうしても追加容量が必要な場合には、1GBあたり500円で利用可能データ容量の追加もできます。さらには、テザリングも追加料金なしで利用可能です。
無料になる事務手数料としては、「新規契約事務手数料」、「機種変更手数料」、「MNP転出手数料」が挙げられます。
2年定期契約などの縛りも存在せず、解約金も発生しません。素晴らしいですね。いつでも申し込みができ、いつでも転出することも解約することもできる、というわけです。
アハモの受付はオンラインのみ/店頭・電話では対応なし
ahamo(アハモ)の申し込み受付は、オンライン受付のみ、とされています。
新規の契約、契約後の手続き、相談等、すべてahamo WEBサイトや専用のアプリで受付する、ということです。このあたり、詳細については後日の発表を待ちましょう。
いずれにしてもドコモショップ、ドコモインフォメーションセンターでの取り扱い・受付はしない、ということですので、普段からショップ派の人は要注意です。逆に、WEBでの申し込み受付に慣れている方は全く問題ありませんし、むしろ簡単でいい、という感じだと思います。
とはいえ、結局「アハモを申し込みするにはどうしたらいいの!?」「dアカウントって!?」「ネットワーク暗証番号にロックがかかったんだけど!?」というように、結局アハモ絡みで店頭に来店される方は減らないのかもしれません。
店頭での受付はできないのに、店頭でユーザーのスマホを使って申し込み受付を説明する羽目になる、ドコモショップスタッフの未来が見えてくるようです。
アハモの注意事項
キャリアメールの提供がない
ドコモの新料金プラン・アハモには、注意事項という注意事項はそれほどないのですが、一番大きな注意点はここかもしれません。
スマホを長く利用している人は、もうすでに、ドコモメールなんて一切使ってないよ、という人がほとんどかもしれませんが、昔ながらのメールをまだ使っている、という人も、年配の方を中心に意外にいたりもします。
が、アハモにおいてはキャリアメールの提供がありません。
長く使い続けられてきた、「docomo.ne.jp」も、ついになくなっていくのですね。感慨深いものがあります。アハモがいよいよ主流になってきたら、iモードのようにドコモメールが終了する日も来るのかもしれませんね。
支払い方法は口座振替/クレジットカード払いのみ
毎月のドコモの料金の支払い方法は、アハモの場合、口座振替かクレジットカード払いのみとされています。
まぁこれは、基本ドコモは新規契約時もそのどちらかでないと受付してもらえないので当然といえば当然なのですが、途中から支払いが遅れて「請求書払い」になってしまっているようなケースがあるので、そういう状態だとアハモの申し込みはできない、ということになります。
請求書払いになってしまっている方は、まずは口座振替、またはクレジットカード払いの設定をしておきましょう。
ahamoはファミリー割引に追加できるものの、発信時の無料通話は対象外(5分無料は対象)
ahamoについて、重要な情報が、ドコモより追加されました。
ahamo適用回線について、ファミリー割引への追加は可能となるものの、ahamo回線から他のファミリー回線への通話無料特典は適用外となり、他の回線へかける場合と同じく5分無料のみが適用される、ということです。
これにより、ファミリーに対して際限なく電話をかけたい場合には、「かけ放題オプション」の申し込みをする必要が出てきます。
または、ファミリー回線のahamo以外のプランを利用している回線側からahamo回線にかける場合には無料通話が適用されるため、長電話になりそうな場合にはそちらからかけてもらう、という方法も取れます。
ファミリーの両方がahamoの場合、一方がかけ放題オプションを利用するか、ドコモの通話を使わずLINEなどアプリを通して電話をするしかありません。非常に重要なポイントなので、押さえておきましょう。
ahamoはドコモ光のセット割引対象外
ahamo契約回線は、ドコモ光のペア回線になることはできるものの、セット割引の対象外となります。
元々が非常に安い料金設定であるため、そこからのさらなるセット割引はない、ということですね。この点は仕方がないところです。
ただし、ahamo回線がドコモ光のペア回線となっている場合でも、ファミリーグループ別回線がahamoでない場合には、そちらにはセット割引が適用されます。
ahamoは、みんなドコモ割はカウント対象割引対象外
ahamo利用回線に対しては、ドコモ光セット割同様、みんなドコモ割も適用対象外となります。
ただし、みんなドコモ割におけるファミリー回線のカウント対象にはなるため、ファミリーグループの他の回線に対して影響を持つことはあります。
アハモでは1,000円の利用につき、dポイント10ポイントが貯まる
アハモ利用時のポイント付与については、1,000円の利用につき、dポイント10ポイントが貯まる形となります。
従来は、100円に1ポイントですから、切り捨て部分が多くなる、ということになります。dカード GOLD利用の場合も1,000円単位のポイント付与ですが、そちらは還元率が全然違って、1,000円につき100ポイント※なので、効果的にポイントを貯めたい場合には、やはりdカード GOLDの利用が必須、と言えます。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」
ただし、アハモにdカード GOLDのポイント還元が適用されるかはまだ未定です。
(※毎月のドコモのケータイ/ドコモ光利用料金の1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%還元/利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント)
法人契約はなし。アハモは個人契約専用プラン
アハモは個人のみ利用可能で、法人契約では申し込みできません。
また、申し込みにあたってdアカウントが必要です。あらかじめ用意しておきましょう。
dアカウントとパスワードはWEBから調べることができます。
spモードパスワードもWEBから変更可能ですが、ネットワーク暗証番号はわからなくなってしまったらドコモショップに来店して再設定してもらう必要がありますので、連続して間違ってロックがかからないように注意しましょう。
ドコモを既に利用中の場合も、アハモの申し込みは可能
新規契約の場合のみではなく、既にドコモを利用している場合でも、プラン変更という形でアハモを利用することは可能です。
つまり、現状ギガホ(ギガホ2)/ギガライト(ギガライト2)/5Gギガホ/5Gギガライト/カケホーダイプラン/シンプルプランなど、様々な料金プランを利用していたとしても、そのままアハモに変更することが出来ます。
ただ、システム対応の問題があるため、すべてのシステム対応が完了する5月までの間は、他社から乗り換えの場合と同等の手続きを行う必要があるということです。もちろん、その際に手数料や解約金はかかりません。
具体的な変更時の内容は、今後の発表待ちです。
アハモ提供端末は動作確認後、WEBサイトで順次お知らせ
ahamo(アハモ)での動作確認ができた端末については、WEBサイトで順次お知らせされる予定になっています。
ただ、そういう説明をされていると、「ドコモのスマホ端末そのまま使えないの?」「同じドコモなのに動作確認が必要なの?」という疑問が湧いてきますね。
詳細についてはまた追って発表があると思われます。
アハモの契約は20歳以上のみ
新料金プラン「アハモ」は、20歳以上の方のみ申し込み可能です。
もし未成年の利用端末でアハモを利用したい場合には、契約を親権者にし、利用者を20歳未満の方に設定することで、アハモを利用することが出来ます。
追加料金必要なく、海外でも20GBまで利用可能
アハモでは、20GBの月間データ容量で、海外82の国・地域で追加料金なく利用することが可能です。
アイルランド アゾレス諸島 アメリカ アラスカ アンドラ イギリス イスラエル イタリア・バチカン インド インドネシア エクアドル エジプト エストニア オーストラリア オーストリア オマーン オランダ カタール カナダ カナリア諸島 韓国 カンボジア キプロス ギリシャ グアム クロアチア サイパン サウジアラビア |
サンマリノ シンガポール スイス スウェーデン スペイン スペイン領北アフリカ スロバキア タイ 台湾 チェコ 中国 チリ デンマーク ドイツ トルコ ナウル ニュージーランド ノルウェー 米領バージン諸島 バチカン アメリカ(ハワイ) ハンガリー バングラデシュ フィジー フィリピン フィンランド プエルトリコ ブラジル |
フランス ブルガリア ブルネイ ベトナム ペルー ベルギー ポーランド ポルトガル 香港 マカオ マディラ諸島 マレーシア 南アフリカ ミャンマー メキシコ モナコ モロッコ ヨルダン ラオス ラトビア リトアニア リヒテンシュタイン ルーマニア ルクセンブルク レソト ロシア |
15日を超えて長期間海外で利用する場合、通信速度が制限されるため、その点のみ要注意です。
アハモ(あはも)の先行エントリーで、dポイント(期間・用途限定)3,000ポイント!
2020年12月3日より、先行エントリーが開始されています。
アハモのサービス提供開始前日までに先行エントリーをしておくことで、dポイント(期間・用途限定)3,000ポイントがもらえるキャンペーンが実施中です。→エントリーサイト
先行エントリーは、電話番号とメールアドレスの登録を行うことで完了します。
dポイント(期間・用途限定)の進呈条件は、以下の通りです。
・先行エントリー期間中に本キャンペーンサイトにて必要事項をご記入の上、「エントリー」ボタンを押下して先行エントリーされた方。
・契約対象期間中にahamoをご契約された方。 ・ahamo契約後、契約対象期間中に先行エントリー時にご記入いただいた携帯電話番号のSMS、またはメールアドレスへご案内するキャンペーンサイトにて、必要事項をご記入の上「お手続き」ボタンを押下してdポイント獲得のお手続き(先行エントリー情報の確認)をされた方。 |
どう考えてもアハモがお得! と確信した方は、アハモが実際に始まる前に先行エントリーを済ませておきましょう。
もちろん、まだ開始は先ですので、もう少し詳細情報が煮詰まってきてから申し込みエントリーをしてもいいと思います。ただし、その場合には忘れることがないようにだけ、注意しましょう。
進呈されるdポイント(期間・用途限定)は、進呈条件を満たした月の翌月15日頃に実際進呈されます。有効期限は、進呈から6ヶ月です。
旧プラン・カケホーダイプラン/シンプルプランからアハモへ移行するのはありか
現時点で、カケホーダイプラン、シンプルプランを継続して利用しているユーザーには、何パターンか理由があります。主に、以下のような理由が多いと思われます。
1・月々サポートが残っている
2・シェアパックを利用しているため、一人だけ新プランにするとシェアグループのバランスが崩れる
3・docomo withを利用している
「1」については、月々サポートがまだ継続していて、ギガホ/ギガライトに踏み切れていないというパターンです。
時期的には、「端末購入サポートの規定期間が残っている」という人は、もういなくなっているはずですが、月々サポートについては、2021年夏前までは、ギリギリ残っている人が存在しているはずです。
ただ、これももう時間の問題で、完全に月々サポートが終了してしまえば、枷となるものはなくなるので、徐々にギガホ/ギガライトへの移行は進んでおり、今後も進むと考えられます。
「2」は、シェアパックを利用しており、一人の離脱が全員に影響を与えるため動きが取れないパターンです。そもそも子回線は、そのままにしておいた方が料金的には安くなるでしょうから、全体として動かないケースが多いと思われますが、例えば一回線だけ容量が足りないなどのケースでは、一回線だけ離脱したくなるケースはあり得ます。
今後は、シェアパック全体が月々サポートなどの問題をクリアしたあと、タイミングをみて全体としてどうするかを検討する時期に入ります。
ギガホ/ギガライトに対してもそうですし、同時に今回発表された「アハモ」も当然視野に入ってくるでしょう。
「3」のドコモウィズ利用のケースは、月々サポートを受けていないですし、構造としてギガライトと同じなので変更しようと思えばいつでも変更できるのですが、シェアパックの問題だったり、あとはお得なドコモウィズを維持したい、という思いなどから動かないパターンです。
実際のところ、シェアパック回線でなければ動きは取りやすく、いつでもギガライトに変更しやすいと言えます。
容量をどれくらい利用するかによって、「アハモ」の検討余地が出てきます。
いずれの場合も、今後はギガホ/ギガライトのみならず、「アハモ」を含めて検討していくことになります。
そもそもシェアパックを利用しておらず、ベーシックパックを単独で利用している場合は、圧倒的にアハモがお得になるため、すぐに先行エントリーしておいても良さそうです。
また、シェアパック利用時にあっても、各回線ごとに20GBを使える、という点があまりにメリットが多く、子回線単独では値上げになるケースもあるでしょうが、シェアグループ全体では使える容量分を考えるとお得になるケースも出てきそうです。
ギガホ/ギガライトからアハモへ変更するべきか
既にギガホ/ギガライトを利用している場合には、利用容量によって、アハモにするべきかどうかが変わってきます。
ギガライト(ギガライト2)の場合
ギガライトユーザーの場合、そもそも毎月利用するデータ容量が小さいはずなので、一見そのままの方がお得に思えたりもしますが、ここはよく考えるべきです。
ギガライト(ここではギガライト2)の定額料金は、dカードお支払割、または2年定期契約の場合にステップ1、つまり1GBまでの利用で月額2,980円です。みんなドコモ割3回線以上が適用されると、最低料金1,980円になります。
この時点で明らかなのですが、みんなドコモ割が適用されない場合には、ギガライト2利用の方も、アハモに変更した方がいいです。
何故なら、アハモにはdカードお支払割も2年定期契約もなく、無条件で2,980円、しかも5分通話無料オプションを含みながら容量は20GBです。
圧倒的有利、ですね。
ギガライト利用時に、アハモよりもお得になるケースとしては、みんなドコモ割を2回線、ないし3回線以上で適用されつつ、データ容量を1GBに抑えられる場合のみです。
ギガホの場合
では、ギガホの場合はどうかというと、言うまでもなく価格的にはお得です。
が、ここで問題になるのは価格ではなく、データ容量です。20GBで足りるのかどうか、ですね。足りない場合には高くてもギガホを選ぶしかありませんし、足りるのならアハモが圧倒的にお得です。
ただし、ギガホに変わるプランも、ドコモは今後発表予定としているため、ここについては今後の発表待ち、ということになります。
5Gギガライト/5Gギガホの場合も、基本的には同じような考え方になります。
アハモの圧倒的優位性がわかりますね。
ahamo(アハモ)と楽天モバイルを比較してみた
ahamo(アハモ) | Rakuten UN-LIMIT V | |
月額料金 | 2,980円 (別途ユニバーサルサービス料) |
2,980円(1年無料) (別途ユニバーサルサービス料) |
ギガ容量/月 | 20GB | 楽天エリア:使い放題 パートナーエリア:5GB |
利用可能容量超過後の速度 | 送受信時最大1Mbps | 送受信最大1Mbps(パートナーエリア) |
契約種別 | 4G/5G | 4G/5G |
音声通話 | 1回あたり5分以内の国内通話無料 「SMS(1通あたり3円)」、(0570)(0180)などの他社接続サービス、(188)の特番、番号案内、衛星電話などへの発信は対象外 5分をこえる国内通話は20円/30秒 (別途1,000円でかけ放題オプションあり) |
Rakuten Linkアプリで無料 |
ネットワーク | ドコモの4G/5Gネットワーク | 楽天の4G/5G/KDDIのネットワーク |
利用可能データ容量の追加 | 1GBあたり500円(税抜)で 利用可能データ容量の追加が可能 |
1GBあたり500円(税抜)で データチャージ (利用可能データ容量の追加)が可能 |
契約年齢 | 20歳以上(親権者契約で20歳未満の 利用者登録は可能) |
18歳未満:店頭のみ 18歳以上:店頭およびオンライン |
契約名義 | 個人のみ(dアカウント必須) | 個人のみ |
受付拠点 | オンラインのみ | 店頭/オンライン |
テザリング | 利用可能(月額無料) | 利用可能(月額無料) |
手数料 | 新規契約・機種変更・MNP転出が無料 | 新規・SIM再発行/交換・MNP転出が無料 |
支払い方法 | 口座振替/クレジットカード | 口座振替/クレジットカード |
2年定期契約 | なし | なし |
解約金 | 無料 | 無料 |
海外ローミング | 82ヶ国で最大20GB | 66ヶ国で最大2GB |
ポイント還元 | 1,000円につき10ポイント | 100円(税抜)に対し楽天ポイント1ポイント |
キャリアメール | なし | なし |
データ容量は楽天優位も、エリアの狭さで実質ドコモ優位になる可能性大
データ容量は、楽天エリアであれば無制限使い放題の楽天の方が一見優位ですが、エリアの圧倒的狭さが仇となり、多くのユーザーが実質パートナーエリア5GBが適用される可能性大です。そういう意味では、安定して20GBを使えるドコモのアハモが、実質優位と言えるかもしれません。
通話は楽天優位だが、Rakuten Linkアプリが初めは面倒かも
通話に関しては、通話料完全無料かけ放題で利用できる楽天が有利ですが、無料通話を利用するためにはRakuten Linkアプリを通す必要があるため、これに慣れるまでは抵抗があるかもしれません。間違って通常の通話アプリから発信して有料に、となるケースに要注意です。
ちなみに私の親戚は、OCNモバイルONE利用時に、このパターンで間違って通話をし、有料通話でかなりの額を請求されてしまったことがあります。
アハモは5分通話無料オプションを含むものの、それを超える通話は有料ですし、完全通話定額にしたい場合には通話無料オプションを月額1,000円で申し込みする必要があるため、楽天よりも料金が高くなります。ただし、慣れないアプリ等を通す必要がないため、安心して使えます。
楽天の1年無料は非常に大きい
現状一番大きく差が出るのは、やはり初年度の月額料金です。Rakuten UN-LIMIT Vの1年無料はかなり大きいです。
これだけで、とりあえず申し込みしようかな、という気分になります。事実、私も無料につられて以前申し込みしましたしね。
もちろん、エリア等の問題で、結果5GBしか使えない、というパターンを覚悟しておく必要があるのですが。
結論:ahamo(アハモ)か、Rakuten UN-LIMIT Vか
エリアの問題さえ解決すれば、条件だけで見るとahamoをもってしても、まだ楽天が優位と言わざるを得ません。
しかし、そのエリアの問題があまりにも大きく、一体いつになったら目途が立つのかわからないため、かなり長期的にパートナーエリア中心の利用になってしまう人も出てくると思われます。
となると、安さだけを重視するのなら、むしろ別の格安SIMという選択肢も視野に入ってきますし、それが嫌なら結局のところ、安定して20GBが使えるドコモのアハモが一番安心、という結論に至るケースはかなり多くなると思われます。
ロング学割とahamo(アハモ)はどちらがお得なのか
2020年12月1日にスタートしたばかりのドコモ・ロング学割は、アハモの発表によって完全にかすんでしまった印象があります。
「22歳まで、ずーっと割引」、という触れ込みだったにも関わらず、アハモ開始の3月時点で一気にロング学割からアハモへ流れる可能性もあります。
ただ、実際のところどちらがお得なのかはよく検証する必要があります。使い方によっては、ロング学割がお得になるケースももちろんあります。
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容量を実際にどれくらい利用するかによって判断が変わってきますが、3GB以内で確実に抑えることができる、という場合、アハモよりもギガライト+ロング学割の方がお得です。みんなドコモ割がない場合は微妙なところですが、少なくとも最大6ヶ月間はギガライト+ロング学割が有利です。
ギガホの場合も、みんなドコモ割3回線以上、ドコモ光セット割、dカードお支払割などの条件を満たしている場合には、最大6ヶ月は確実にギガホ+ロング学割が有利です。
ただ、7ヶ月目以降はロング学割の効果をもってしても、ギガホの方がアハモよりも料金的には高くなるので、容量がアハモの20GBで収まるのかが、次の判断基準となります。
こうして見ていくに、今回のロング学割は、使い方によっては思っていた以上に効果が大きそうです。対象年齢に当てはまる場合には、有効活用していきたいところです。
とりあえず既にサービス開始されているロング学割でギガホ/ギガライトを申し込みしておき、アハモが開始された後は、利用状況に応じて再検討する、というところで考えておきましょう。
ahamo(アハモ)に込められた思い
そもそもの話、あはもって何よ!? 言いにくくない?? と誰しも思ったと思います。
実は、アハモには、以下のような思いが込められています。
1.未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
2.「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」
3.「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」
深いです。まさかそんな意味が、という感じですね。アモハでもアハハでもアモモでもありません。アハモです。
「驚き」、「喜び」、「楽しさ」を感じていただきたいというアハモ、しっかり覚えましょう。
ahamo(アハモ)はドコモのサブブランドになる予定だった説
ドコモの新しい料金プランであるahamo(アハモ)には、元々アハモは料金プランではなく、ドコモのサブブランドとして展開する予定だった、という、まことしやかな説があるようです。
その根拠としては、前述しましたが、サービス開始当初についてはドコモユーザーがアハモに切り替える場合においても、「すべてのシステム対応が完了する5月までの間は、他社から乗り換えの場合と同等の手続きを行う必要がある」という点です。
確かに、よく考えてみればおかしな話です。ドコモユーザーが切り替えるだけなのに、なぜMNP同様の手続きが必要に? 今までのドコモの料金プラン変更で、そんなことが一度でもあっただろうか? と。
これは、元々アハモがドコモのサブブランドとして設計されていた、と考えれば辻褄が合います。
そもそも、直近のドコモの料金プランはそれぞれ、「タイプXiにねん」、「カケホーダイプラン」、「シンプルプラン」、「ギガホ」、「ギガライト」などなど、基本的にある程度は意味がそのままわかりやすいものばかりだったにも関わらず、ここにきて全く意味がわからない「ahamo(アハモ)」という名称で新料金プランが出てくるのも、違和感しかありません。
auがUQモバイル、ソフトバンクがワイモバイルでの格安料金を発表する中にあって、ドコモも同じようにサブブランドとしての「ahamo(アハモ)」立ち上げを計画していた、しかしau、ソフトバンクの動きに対する国の反応を見るに、サブブランド計画を撤回、急遽メインブランド直下の「新プラン」としてアハモを発表するに至った、と。
言われてみれば、ありそうな話です。ドコモとアハモ、よくよく見れば、名前も似せているとも言えます。さらにドコモとアハモではSIMカードも違い、対応端末も後日発表、というようなところに至っては、もはやその説が正解だとしか思えなくなるくらいです。
もちろん、だからといって、ユーザー的にはどうでもいい話です。通信品質さえ変わらないのなら、どちらでも関係ありません。というよりむしろ、サブブランド化されなくて、手間がかからなくなった部分は喜ばしい部分と言えるでしょう。
ただ、ところどころ垣間見えるアハモの違和感については、そういう経緯があったのかもしれない、ということで、都市伝説程度に認識しておいてもいいのかもしれません。
ドコモとほぼ横並びのソフトバンク/ドコモよりも安いau・povo
当初、サブブランドのUQモバイル、ワイモバイルで格安プランを出すという、煮え切らない態度に終始したauでしたが、2021年に入り、「povo」という新しい料金プランを発表しました。条件がほぼドコモ同様でありながら、価格がさらに安く注目を集めています。
一方で、ドコモとほぼ横並びの楽天・ソフトバンクも合わせて、今後どういう展開になっていくのか、まだまだ目が離せません。
各社新料金プランのスタートまで、楽しみに待ちたいと思います。
非常にお得なドコモのdカード GOLDの詳細情報はコチラから:「dカード GOLDは本当にお得なのか」