ドコモ光を利用する際には、必ず対応のISP(インターネットサービスプロバイダー)を選択する必要があります。
ドコモではプロバイダーによって、タイプAとタイプBの2グループに分かれており、どちらのグループに属しているかによって、月額料金が若干変わってきます。
これから新しくドコモ光を利用しようとしている人や、現状既に利用しているけれどもプロバイダー変更を検討している場合などに、お勧めのプロバイダーはどこなのでしょうか。
年々少しずつ変わっていくドコモ光のお勧めプロバイダーについて、2020年最新版として改めて検証していきます。
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2020年・ドコモ光お勧めプロバイダーNo.1はGMOとくとくBB
高速通信v6プラス・キャッシュバック・安定性を備えたGMOとくとくBBの魅力
光における通信速度は、その満足度に直結します。ということで、やはりv6プラス対応の高速Wi-Fiルーターを無料レンタルすることができるGMOとくとくBBは非常にお勧めです。
元々の手厚いサポートに加え、WEB申し込みなら最大15,000円キャッシュバックしてくれるという特典もあわせて、今最も利用したいプロバイダーと言えます。
【GMOとくとくBBのメリット】
・v6プラス対応高速Wi-Fiルーター無料レンタルがある
・WEB申し込み時に最大15,000円キャッシュバックが展開されている
・ドコモショップに来店不要でWEBから簡単に申し込み可能→GMOとくとくBB_ドコモ光
・ドコモ光タイプAのプロバイダーなので料金が安い
ドコモ光のGMOとくとくBBは、夜の時間帯込み合うことが多いインターネットにおいて、混雑回避に優れているv6プラスに対応している高速Wi-Fiルーターを無料レンタルして利用できる点が何よりも大きなメリットです。
このルーターを利用し、v6プラス対応でインターネットを利用してみたところ時間帯による速度低下はまったく感じられなくなりました。
さすがのv6プラス効果でした。
実際試してみた経験により、現状確実にお勧めNo.1と言えるということを確信しました。
関連記事:「ドコモ光・GMOとくとくBBの高速Wi-Fiルーターを使ってみたら驚くべき結果が出た」
プロバイダーはタイプAとタイプBのどちらを選ぶべきか
ドコモ光のプロバイダー選択において、タイプAにするかタイプBにするかという選択は、長く利用していこうと思うのであればランニングコストにそれなりの影響を及ぼします。
戸建ての場合、マンションの場合、それぞれタイプAとタイプBでは月額200円の差がありますので、年間で2400円、10年利用すれば24000円の差が出てしまいます。
戸建 | マンション | |
ドコモ光 タイプA | 5200円 | 4000円 |
ドコモ光 タイプB | 5400円 | 4200円 |
この価格差だけを考えるのであれば、確実にタイプAから選択した方がお得といえますが、それ以外にタイプAとタイプBは何が違うのでしょうか。
よく勘違いされている部分として、「タイプBの方が料金が高いのだから、つながりもいいのではないか」とか、「速度もタイプBの方が早いに違いないし、サポートも優れているはず」という意見があるようです。
ただ、これはもちろん間違いで、タイプAだから、タイプBだからという違いはまったくありません。
ではタイプAとタイプBは何故わざわざ二つにわけてあるのかというと、ユーザーにはあまり関係がない部分、つまりドコモと各プロバイダーとの契約の問題ではないかと思われます。
実際のところ、ドコモ光対応プロバイダーは、それぞれ自社でもNTTとの光コラボを実施しているところがかなり多く、例えばOCN光、So-net光、BIGLOBE光などなど、ドコモ光の対応プロバイダーとして名を連ねておきつつも、各社はコラボ光事業者としてはドコモのライバル事業者でもあるのです。
その、ドコモと各ISP事業者の思惑により、タイプAなのか、タイプBなのかが異なってくるわけです。
両者間の話がまとまればタイプBとタイプAの枠が変わることももちろんあり、事実、@niftyは開始当初タイプBに所属していましたが、現在はタイプAへと変更になっています。
ユーザー側の立場としては、タイプAでもタイプBでも特に違いがないのであれば、当然少しでも安いタイプAから選択したいところです。
【ドコモ光対応プロバイダ一覧】
タイプA(全18社+1) |
ドコモnet・plala・plala(Sコース)・GMOとくとくBB・andline・BB.excite・Tigers-net.com BIGLOBE・DTI・エディオンネット・SYNAPSE・TikiTikiインターネット 楽天ブロードバンド・ネスク・01光コアラ・Ic-net・hi-ho・SIS・@nifty |
タイプB(全6社) |
@T COM・OCN・TNG・Asahinet・WAKWAK・ちゃんぷるネット |
最大手のOCNはタイプB
NTTコミュニケーションズのOCNがタイプBである、という事実は、ドコモ光における一つの注意点でもあります。
何故なら、OCNはISPとして最大手であり、フレッツ光でOCNを利用しているユーザーが非常に多いプロバイダーでもあります。
ただ残念なことに、ドコモ光におけるOCNはタイプBに属しており、タイプAより毎月200円高くなってしまいます。そのため、ドコモ光への転用時にOCNをそのまま引き継ごうとする場合には注意が必要です。
タイプAのプロバイダーよりも料金が高くなるということは、OCNを利用し続けるメリットを把握しておかなければ、継続する意味が弱くなります。
もしOCN継続のメリットが少なければ、ほかのプロバイダーへの乗り換えも視野に入れていかなければもったいないわけです。
OCNの強みとしては、アジアで唯一の「Tier 1」の称号を持つISPという点が挙げられます。
世界規模の広域IPバックボーンを持つというOCNは、その通信品質においては他社の追随を許さないところにいると思って間違いありません。
ただし注意点としてはやはり、会員数の多さによる混雑具合であり、広くて整備されている、走りやすいけれども渋滞している道と、狭いでこぼこ道だけど通る車はごくわずかで渋滞が発生しない道であればどちらを選ぶのが正解か、という問題が常に存在しています。
似たようなプロバイダーでNTT系列のぷらら(plala)がありますが、ドコモ光のタイプAなので、OCNの代わりに選択されることも多いプロバイダーと言えます。
しかし、このぷららも実際利用している人たちの間ではあまり評判がいいとは言えません。ちなみに、私はSo-netを一時期利用していたのですが、plalaに事業譲渡され、plala(Sコース)になった途端、使い勝手が悪化したので、結局GMOとくとくBBに戻してしまいました。
v6プラスにも対応していたのですが、どうしてそうなったのか理由はわかりません。
そういう体験上、プロバイダーの選択は慎重にならざるを得ないと思いました。
関連記事:「ドコモ光+ぷららは遅いと評判?」
プロバイダーの違いに気づくのはプロバイダーを変えたとき
実はプロバイダーごとの違いに気づく機会は、そう多くはありません。
最も違いに気づきやすいタイミングとしてはやはり、プロバイダーを変更した際です。
つまり、人はそれぞれの「差異」によってしか、優劣を判断できないといういい例です。
前のプロバイダーはここがよかった、悪かった、新しいプロバイダーにしたらここが変わってよくなった、悪くなった。
変更してみて初めてその違いに気づく程度のものならば、そのままでも問題ないといえば問題ないのですが、変更したがゆえに「前の方がよかった」という不満が出るくらいなら、変更はしない方が無難かもしれません。
とはいえ料金は安くしたいという気持ちもあると思いますので、プロバイダー変更は一つの賭けでもあります。
逆に言えば、これから初めてプロバイダーを選択するドコモ光新規契約組の方は、初めからタイプAのプロバイダーを選択するのが間違いなくおすすめです。
高いタイプBにして失敗したと感じるよりも、安いタイプAにして失敗する方がまだ気分的に楽ですし、タイプAのプロバイダーの方が数も多く選択肢も広くなるからです。
ちなみに、後からドコモ光内でプロバイダーだけ変更する場合には、プロバイダー変更手数料が3000円かかります。→「ドコモ光のプロバイダー変更を実施してみた流れ」
また、前述したとおり、IP v4接続を今まで実施していたのであれば、必ずv6プラス対応のプロバイダーを選択しましょう。混み合う時間帯の快適な速度に驚き、満足できると思われます。
ドコモ光・タイプAのお勧めプロバイダーとは
さて、そんなドコモ光のタイプAのプロバイダーの中で、最もおすすめのプロバイダーは先に結論を出した通り、GMOとくとくBBです。ではその次におすすめはどこなのでしょうか。
現在申し込みができるタイプAのプロバイダーは18社です(2019年11月1日現在)。もう一度一覧を出しておきます。
ドコモネット | plala | plala (Sコース) |
GMOとくとくBB | 楽天ブロードバンド |
hi-ho | @nifty | BIGLOBE | excite | DTI |
TikiTiki | タイガースネット.コム | ANDLINE | SYNAPSE | @ネスク |
01光コアラ | Ic-net | エディオンネット | SIS |
大手ISPもあれば、あまり聞いたことがないようなローカルなISPまで対応しています。
ですが、よほどの理由がなければローカルなISPを選択する必要性はほとんどないので、基本的には有名どころで選択しておいて問題はないでしょう。
ただし、メール機能・セキュリティ・訪問サポート・IP v6対応などの詳細についてはプロバイダーごとに細かく異なりますので、必ずドコモ光公式サイトの「ドコモ光 対応プロバイダー一覧」を確認しておきましょう。
公式サイト→「ドコモ光」
基本的に、速度を度外視してもNTTブランドがいいということなら「ドコモネット」、ドコモ光新規申込時の初回出張サポート無料が必要だったり、Wi-Fiルーターの費用まで節約して最安値にしつつ、IP v6プラスを利用した最高速度で利用したいということならやはり「GMOとくとくBB」というところです。また、WEB申し込み時のキャッシュバックの存在もあまりに大きいです。
インターネット上での拡販に力を入れており、簡単申し込みが可能なのもGMOとくとくBBの利点ですね。
この、GMOとくとくBBに関しては、私自身で実際に申し込みをしてみて、利用をしてみました。参考までにどうぞ。→「ドコモ光・GMOとくとくBBの高速Wi-Fiルーターを使ってみたら驚くべき結果が出た」
ドコモ光おすすめプロバイダーまとめ
プロバイダーによる通信環境の違いは、意外に見逃されやすいものだったりします。ドコモショップで「どのプロバイダーがお勧めですか?」と聞いても、通信環境という側面からはお勧めが出てきにくいです。何故なら、ショップの方々は実際のドコモ光の通信環境をそれぞれのプロバイダーで体験したことがあるわけではないからです。
しかし、インターネットにおいて実際に一番大事なのはやはり通信環境です。
そこで私が実際に自分で体験した3社、いずれもv6プラス対応のGMOとくとくBB、BIGLOBE、So-netは、通信速度の面では全く不満はありませんでした。※So-netはplalaに事業譲渡された後、速度面で不満が増えました。
ただ、通信の安定性という意味ではやや差があり、通信の途切れが一番多かったのはBIGLOBE、逆に安定しているのはGMOとくとくBBです。もちろんこれは私の自宅の環境において、ということなので、日本全国すべての場所で同じ結果が出るとは限りませんので参考程度にしておいてください。
とはいえ、それでも申し込み時のキャッシュバックも充実していて、現在最もお勧めできるプロバイダーであるのは間違いありません。
お勧めプロバイダーはその時その時の状況によって少しずつ変化していきますが、2020年現在、しばらくはGMOとくとくBBを中心に考えて間違いないと思います。
引き続き私自身GMOとくとくBBを利用しつつ、また大きく状況が変化したら、改めて全体を見直していこうと思います。