NTTドコモの子育て世代の家族向け応援サービス「ドコモ 子育て応援プログラム」が、2016年11月1日に開始されて以来人気を維持しており、現在約190万契約を突破してなお、契約数を増やしています。
2019年8月21日から、4つ目の特典サービス「dキッズ(月額コース)」最大13か月間無料が追加されるなど、ますますお得になっています。
小学生以下の子を持つ親としては、損をすることがまったくないサービスなので、まだ申し込みをしていない場合には早速申し込みをしておいた方がいいでしょう。
また、非常に忘れがちなのは、今まで子供がいなかったけれど最近生まれた、というケースです。
子供がいない間には、こうしたサービスは基本的にスルーしてしまい見逃してしまうことがほとんどだと思います。ところが、子供が生まれた途端、特典対象ユーザーとなるわけです。
しかし、それを知る機会がないとせっかくのお得サービスも知らないままになってしまいます。
ということで、新しく生まれた子供の分は特に、しっかり子育て応援プログラムに登録してあるのか、定期的に確認しておきましょう。
以下、子育て応援プログラムの詳細内容を確認していきます。
ドコモ 子育て応援プログラムの内容とは
ドコモの「ドコモ 子育て応援プログラム」は、大きく4つの特典で構成されています。
特典内容 | 提供期間 |
1.お子様の誕生月に 毎年3000ポイント(期間・用途限定)をプレゼント |
お子様が小学校を卒業する年の3月まで |
2.「クラウド容量オプション プラス50GB」 月額料金400円を無料 |
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3.「dフォト・プリントサービス機能」 月額280円を無料 |
最大13ヶ月間無料 |
4.「dキッズ」NEW(2019年8月21日より) 月額372円を無料 |
基本的にどの特典も得をすることはあっても損をすることはまったくないので、小学生以下の子を持つ親であれば必ず申し込みしておきたいところです。一つ一つ、特典内容詳細をみていきます。
お子さま誕生月3000ポイントプレゼント
ドコモ 子育て応援プログラムの大きな特徴として、「子供向けサービス」ではなく「子を持つ親」を対象としたサービスである、という点が挙げられます。
そのため、とにかく小学生以下(つまり小学生を含む)の子を持つ親で、条件となっているカケホーダイプラン/カケホーダイライトプラン/シンプルプラン/データプランのいずれかと、パケットパックかシェアオプションを利用しているのであれば、子が0歳の頃から申し込みをしていれば、実に小学校を卒業する年の3月まで最大13回、誕生月3000ポイントプレゼントを受けることができる計算となります。合計39000円分のdポイントとなります。
もらえるdポイントは利用期間6か月の期間・用途限定ポイントではあるものの、機種変更などのみならずローソンやマクドナルド等でいつでも利用できるのですから十分メリットはあります。
dカード GOLDによるドコモ料金およびドコモ光利用分に対するdポイント10%還元※優遇で貯めたdポイントと一緒に機種変更やタブレットなどの新規契約で利用するもよし、dマーケットで利用するもよし、ローソン、イオンシネマで利用するもよし、様々な用途に利用可能となっています。(※毎月のドコモのケータイ/ドコモ光利用料金の1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%還元/利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント)
実際に、こんな感じで誕生月の1日に付与されます。
クラウド容量オプション プラス50GBの月額料金無料
子育て世代のスマホ利用で最も多いのはやはり、写真や動画による我が子の撮影ではないでしょうか。
イベントごとに、あるいは毎日のように記念となる写真がどんどんスマホ内に増えているという親世代は多いと思われます。
そんなときに、たまりにたまったデータをどうバックアップを取っておくのか、というのが非常に大事な点で、一歩間違えばせっかく撮影した写真や動画が、スマホの故障によって一気になくなってしまう、ということだって考えられるわけです。
大人同士の写真ならまた撮ればいい話ですが、子供の写真は二度と同じものを撮ることができない貴重なデータです。
だからこそ、SDカードへのバックアップやパソコンへのバックアップが推奨されるわけですが、なかなかそれも面倒で処理しきれていない人も少なくないと思われます。
そんなときに役立つドコモのクラウドサービスに、dフォトというサービスがあり、そのデータ容量の無料保存可能分で5GB、さらに通常有料となる50GBが無料で追加されます。合計55GBのクラウド容量をお子様が小学校を卒業する年の3月まで無料で利用可能となります。
大事なデータを費用はなしでしっかり守れる非常にうれしい内容となっています。
dフォト・プリントサービス機能の月額料金無料
さらにさらに、クラウド容量をたっぷり利用できるようになったなら、そのクラウドに上がったデータを利用してフォトブックを毎月送ってもらえるdフォト・プリントサービス機能を是非利用したいところです。
その月額料金280円が、なんと最大13ヶ月間無料となります。
dフォトのプリントサービス機能を実際に利用したことがある人ならわかると思いますが、しっかりした紙で作られたフォトブックが送られてきます。ほかのフォトブックサービスと比較してもクオリティは高いと思います。
子供の成長記録として、写真を毎月選び、フォトブックを送ってもらうようにすれば、わざわざアルバムを作成する手間も省けます。
最大13ヶ月が無料なので、最大13冊分、無料でフォトブックをもらうことができます。ぜひ利用しましょう。
ちなみに、すでにdフォト・プリントサービス機能を利用中の場合にも、申し込み当月を含む13ヵ月が無料になります。→「ドコモのdフォト完全まとめ」
dキッズの月額料金無料
2019年8月21日より、子育て応援プログラムに4つ目の特典が追加されました。
「dキッズ」を最大13ヶ月の間、月額料金372円を無料で利用することができるようになります。
パターンとしては3つです。
パターン1:既に「ドコモ 子育て応援プログラム」をご利用の方で、これからdキッズを利用する方。→dキッズ契約月から最大13ヶ月無料。
パターン2:既にdキッズを利用しており、これから「ドコモ 子育て応援プログラム」の申し込みをする方。→会員になった月から最大13ヶ月無料。
パターン3:既に「ドコモ 子育て応援プログラム」の会員かつdキッズを契約中の方。→自動で2019年8月分から最大13ヶ月無料。
両方利用中の方は、新たに手続きをする必要も全くないので、単純に月額料金372円が13ヶ月の間安くなる、というわけです。
お得ですね。
また、dキッズを今まで利用していなかった方も、この機会にお試しで使ってみると、良さを実感できると思います。是非活用してみましょう。→「ドコモのdキッズは子育てに非常に役立つ知育系サービス」
ドコモ 子育て応援プログラムの申し込み
申込み対象者
ドコモ子育て応援プログラムの申し込み対象者は、「日本国内に住所を有する、12歳以下かつ小学生以下のお子さまをお持ちの親権者または扶養者で、以下の適用条件をすべて満たす個人契約のお客さま」とされています。
つまり、あくまで申込み対象者は子を持つ「親」側である、ということを覚えておきましょう。
「以下の適用条件」という部分について続けます。
申込み適用条件
1.「カケホーダイプラン」「カケホーダイライトプラン」「シンプルプラン」または「データプラン」を契約していること
2.「パケットパック」または「シェアオプション」を契約していること
3.dポイントクラブ会員であること
4.「ドコモ 子育て応援プログラム会員規約」に同意し、お子さま情報を登録できること
デバイスプラス・キッズケータイプラスを除く基本プラン、つまりカケホーダイプラン・カケホーダイライトプランやデータプラン、そして新たに追加されたシンプルプランのいずれかを利用しており、かつパケットパックかシェアオプションを利用していることを条件として、子育て応援プログラムの申し込みをすることができます。
以前の料金プランである「タイプXiにねん」利用中の場合や、FOMAの従量制プラン利用中の場合には申し込み対象外となります。
例えばスマホには格安SIMを利用中で、音声通話のみでドコモを利用している、という場合には対象外となってしまいますので注意しましょう。
また、子育て応援プログラムは、対象のお子様一人に対して1回線のみ申し込みが可能です。
つまり、対象の子供が一人なのに、両親それぞれの回線で申し込みをすることはできない、というわけです。
ただし、対象となる子供が3人いる、というような場合には、父親の回線に一人、母親の回線に二人、という具合にそれぞれのお子様分を申し込みすることができます。
おすすめパックは割り引かれるのか
クラウド容量オプション プラス50GBが無料になるという「ドコモ 子育て応援プログラム」ですが、今現在おすすめパックを利用している場合はどうなるのでしょうか。
おすすめパック利用中の場合、月額500円でiコンシェル、スゴ得コンテンツとともにクラウド容量オプション プラス50GBが含まれているわけです。元々セット料金で安くなっているため、おすすめパック利用時には割引されないのでしょうか。
その解答としては、おすすめパック利用時には、毎月50円の割引となります。つまり、500円が450円になる、ということです。
もしクラウド容量オプション プラス50GBとiコンシェルが目的でおすすめパックを利用しているのであれば、おすすめパックを廃止して個別に申し込みした方がiコンシェルの150円だけで抑えられるためお得です。
ドコモ 子育て応援プログラムの申し込み書類
ドコモ 子育て応援プログラムは、小学生以下の子を持つカケホーダイプランユーザーには非常にお得で確実に申し込みをした方がいいサービスとなっています。申し込みチャネルとしては、
オンラインからの申し込みは不可になっています。2018年よりWEB申し込みが可能になりました。→「子育て応援プログラムをWEB申し込みしてみた」
もしドコモショップに出向く場合には、親子関係/扶養・被扶養関係がわかる証明書(親子それぞれの健康保険証や母子健康手帳等)の提示が必要なので、間違いがないようにしっかり確認後、準備して出向くようにしたいところです。
上記受付書類の中で注意すべきは健康保険証で、申込者が被保険者の場合には、お子さまの健康保険証1点、
申込者が被保険者ではない場合には、お子さま・申込者それぞれの健康保険証が必要となります。
どういうことかというと、お子様の保険証に、申込者である親の名前が記載されていればお子様の保険証1点でいいのですが、もし申込者が母親で、お子さまの保険証に記載されている被保険者名が父親になっている場合には、お子さま分に加えて母親分の保険証が必要になる、というわけです。
書類がそろわないと、改めて再来店しなければならなくなりますので、この点、特に注意しておきましょう。
子供が1歳未満だと初回ポイント進呈時期が異なる
ドコモ子育て応援プログラムにいざ申し込みをしようとした場合、誕生月の3000ポイントプレゼントに関して、例外的なポイント付与が行われるケースが二つあります。
まず大前提として、ポイント進呈時期については、毎月誕生月とされています。
その進呈時期の例外として、一つのケースとしては、申し込み時点で子供の年齢が1歳未満の場合、です。
子供の誕生月にdポイントがもらえるという仕組みの中で、「初回のポイント進呈時期」について言及されている部分があり、申し込み時点で子供の年齢が1歳未満の場合には、初回ポイント進呈時期は申し込み日の翌月付与、とされています。
つまり、誕生月でなかったとしても、1歳未満の子を対象とするなら、翌月に必ず3000ポイントがもらえるということです。これは非常にお得ですね。
さらにもう一つ。
初回の申し込みが、「誕生月」の申し込みの場合、です。この場合はお得というわけではないですが、単純にポイント付与のタイミングが少しズレます。1歳未満のケースと同じく、申し込み日の翌月付与となります。
両方のケースともに、利用期間は進呈した日が属する月の6か月後の月末までとなっています。
つまり、0歳5ヶ月の子供がいる場合に5月に申し込みをした場合、ポイント付与は6月。利用期間は6月から12月末まで、となります。
子供がちょうど4歳の誕生日を迎える6月に申し込みをした場合、ポイント付与は翌月となり7月、利用期間は7月から翌年1月末までとなります。
ポイント付与のタイミングについて、少しこの辺りわかりにくいので、いつもらえるのか、いつまで使えるのかはしっかり確認しておきましょう。
子育て応援プログラムで、子供の数が多い場合どうなるのか?
ところで、ドコモ 子育て応援プログラムは、親の回線に対して子供の名前を登録するような形になるわけですが、仮に子供の数が二人、三人と多い場合にはどうなるのでしょうか。
この場合、子供の数は1回線に10人まで登録が可能とされています。※1人の子供あたり登録できる回線は1回線のみ。
つまり、4人の子を持つ親であれば、自分の回線に対して4人とも登録をしておけば、それぞれの子供の誕生月に、期間・用途限定ポイントが3000ポイントもらえるということです。
4人なら年間に12000ポイントですね。これは非常に大きいです。毎年なのですから馬鹿になりません。
6男4女の大家族なら、子供10人を登録すれば、実に年間3万ポイントです。
もちろん、小学校を卒業する年齢までという制約はあるものの、それでも大きなポイントになるのは間違いありません。
ドコモ 子育て応援プログラムの申し込みチャネルがWEBでも可能となり、より便利になりましたので、忘れずに申し込みしておきましょう。
関連記事:「子育て応援プログラムをWEB申し込みしてみた」
子育て応援プログラム申し込み後に送られてきたドコモからのプレゼント
特典内容のどこにも言及されていないと思うのですが、ドコモの子育て応援プログラムを申込した後に、ドコモよりちょっとしたプレゼントが送られてきました。
もしかしたら常に送られてくるものではないのかもしれませんが、想定していなかっただけに驚きました。
内容としては、豆の木の身長計とシール、そしてドコモダケのクリアファイルです。
子の成長を楽しみながら見守ることができそうです。
ちょっとしたことかもしれませんが、こうした些細なプレゼントでも受け取る側には非常にうれしく感じることもありますので、こうしたドコモの取り組みは今後も続けてもらいたいところですね。