自分の携帯番号、元はどのキャリア?090/080/070のキャリア別割り当て表とMNPの仕組み【2026年更新】

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「090-1」「080-3」から始まる番号にはキャリアの割り当てルールがあった、という話をご存知でしょうか。

現在は番号を見ただけでキャリアを判別することはできませんが、実は携帯電話番号には、総務省による割り当てのルールがあり、初期に契約した時期のキャリアを推測できる仕組みが存在していました。

今回は、090・080・070のキャリア別割り当て表を総務省データから整理するとともに、なぜ今では番号からキャリアが分からなくなったのか、その仕組みを解説します。あわせて、IoT機器向けの番号として使われている「020番号」が現在どうなっているのかについてもまとめます。

なお、2024年12月に総務省が決定した新しい番号帯「060」の追加や、2026年7月に発表された提供開始延期の経緯については、別記事「携帯電話番号の新たな歴史『060』の追加と、ドコモをはじめとする通信事業者の動向【2026年7月最新】」で詳しく解説していますので、最新ニュースを知りたい方はそちらをご覧ください。

携帯電話番号だけでキャリアが分かった時代があった

現在、携帯電話番号は090・080・070から始まる11桁の番号が使われています(2026年7月時点。今後060が加わる予定です)。

先頭3桁を除いた8桁で考えると、0000-0000から9999-9999までの1億通り、それが3つの番号帯で3倍になるため、単純計算では3億通りの電話番号を作れることになります。

ただし「090-0」「080-0」「070-0」で始まる番号は存在しないため、実際に使える番号は090・080・070の合計で2億7,000万番号です。

070番号はもともとPHS専用として使われていた番号でしたが、090・080番号の契約数増加による枯渇を受けて、携帯電話でも利用できるように範囲が広げられた経緯があります。

そして今の090・080・070番号にも、実は「キャリアごとにあらかじめ割り当てられた番号帯」が存在していました。今回はその割り当て表を整理します。

10桁から11桁へ、番号変換の歴史(1999年)

    携帯電話番号は、もともと10桁の番号でした。当時は010・020・030・040・080・090から始まる番号が携帯電話に、050・060がPHS用に割り当てられていました。

    しかし10桁の番号は先頭3桁を除くと残り7桁しかなく、1つの番号帯につき最大1,000万件しか作れませんでした。契約数の増加によりこの上限に近づいたことから、1999年1月1日、携帯電話とPHSの番号は一斉に11桁化されました。

    このときのルールは、2桁目の数字を3桁目の前に移動し、先頭をすべて携帯電話は090、PHSは070に統一するというものでした。

    <携帯電話>

    旧携帯電話番号新携帯電話番号
    010-○○○-△△△△090-1○○○-△△△△
    020-○○○-△△△△090-2○○○-△△△△
    030-○○○-△△△△090-3○○○-△△△△
    040-○○○-△△△△090-4○○○-△△△△
    080-○○○-△△△△090-8○○○-△△△△
    090-○○○-△△△△090-9○○○-△△△△
    旧番号の2桁目が、新番号の4桁目に変更された。

    <PHS>

    旧PHS番号新PHS番号
    050-○○○-△△△△070-5○○○-△△△△
    060-○○○-△△△△070-6○○○-△△△△
    旧番号の2桁目が、新番号の4桁目に変更された。

    このルールにより、090番号だけで9,000万件(8桁フルなら1億件だが「090-0」が存在しないため1,000万件減)が確保できるようになりました。その後さらに080番号が携帯電話向けに追加され、2013年には070番号もPHS専用から携帯電話向けに開放されています。

    090から始まる番号のキャリア別割り当て表

    以下は総務省による2016年4月4日時点のキャリア別割り当てデータを整理したものです。

    電話番号を090-CDE-FGHJKとした場合、「090-CDE」までがキャリアごとに割り振られた部分で、「FGHJK」はキャリア内で管理されている番号にあたります。

    番号
    09010ドコモ
    09011auドコモau
    09012au
    09013ソフトバンク
    09014ドコモ
    09015
    09016
    09017ソフトバンク
    09018auドコモ
    09019au沖縄セルラー電話auドコモ
    09020au
     0123456789
    09021ドコモ
    09022
    09023
    09024
    09025
    09026
    09027
    09028ソフトバンク
    09029auSBauソフトバンク
     0123456789
    09030ドコモ
    09031
    09032
    09033
    09034ドコモソフトバンクauドコモ
    09035au
    09036
    09037au沖縄セルラー電話
    09038au
    09039ソフトバンクau
    09040ドコモ
     0123456789
    09041SBドコモau
    09042auソフトバンク
    09043ドコモ
    09044au沖縄セルラー電話au
    09045ドコモ
    09046
    09047
    09048
    09049
    09050
    09051
    09052
    09053
    09054
    09055
    09056
    09057
    09058
    09059
    09060ソフトバンク
     0123456789
    09061au
    09062
    09063
    09064ソフトバンク
    09065
    09066ソフトバンクドコモ
    09067auドコモ
    09068ドコモauドコモau沖縄セルラー電話auドコモ
     0123456789
    09069ドコモ
    09070
    09071
    09072
    09073
    09074
    09075au
    09076ドコモ
    09077
    09078
    09079
    09080ドコモauソフトバンクauソフトバンク
     0123456789
    09081au
    09082au沖縄セルラー電話
    09083auソフトバンクau
    09084SBドコモauソフトバンク
    09085ソフトバンクドコモ
    09086ソフトバンクドコモ
    09087ドコモ
    09088
    09089
    09090
    09091ソフトバンク
     0123456789
    09092au
    09093
    09094ソフトバンク
    09095ドコモ
    09096auSBauソフトバンク
    09097au沖縄セルラー電話au
    09098ソフトバンク
    09099

    090番号は1999年の変換ルールをそのまま引き継いでいるため、090-1〜090-4、090-8、090-9は旧010〜040・080・090からの移行組にあたり、キャリアの割り当ても複雑に入り組んでいます。

    一方、090-5・090-6・090-7は1999年1月1日以降に新規で払い出された番号帯にあたるため、割り当てが比較的シンプルです。実際、090-5はほぼ全番号がドコモ、090-7も090-75がau以外はすべてドコモとなっています。

    080から始まる番号のキャリア別割り当て表

    080番号は090番号に比べて、キャリアごとの割り当てがまとまってシンプルなのが特徴です。後発の番号帯のため、契約開始時点からキャリアごとに一定のブロックで割り振られています。

    番号
    08010ドコモ
    08011
    08012
    08013
    08014
    08015
    08016
    08017
    08018
    08019
    08020
    08021
    08022
    08023
    08024
    08025
    08026
    08027
    08028
    08029
      0123456789
    08030ソフトバンク
    08031
    08032
    08033
    08034
    08035
    08036
    08037
    08038
    08039
    08040
    08041
    08042
    08043
    08044
    08045
    08046
    08047
    08048
    08049
     0123456789
    08050au
    08051
    08052
    08053
    08054
    08055
    08056
    08057
    08058
    08059
    08060
    08061
    08062
    08063
    08064au沖縄セルラー電話沖縄セルラー電話
     0123456789
    08065au
    08066
    08067
    08068
    08069
     0123456789
    08070ソフトバンク
    08071
    08072
    08073
    08074
    08075
    08076ソフトバンクドコモ
     0123456789
    08077ドコモ
    08078
    08079ドコモソフトバンク
    08080ドコモ
    08081
    08082
    08083
    08084
    08085
    08086
    08087
    08088
    08089
    08090au
     0123456789
    08091ソフトバンク
    08092ドコモ
    08093au
    08094ソフトバンク
    08095ドコモ
    08096ソフトバンク
    08097
    08098au沖縄セルラー電話au
    08099ドコ

    080-1と080-2はドコモ、080-3と080-4はソフトバンク、080-5と080-6はauと沖縄セルラー電話、という形でまとまって割り振られているため、080-1から080-6までの傾向を知っていれば、MNPを利用する前の初期契約キャリアをある程度推測できます。080-7以降は細かく分割されています。

    070から始まる番号のキャリア別割り当て表

    070番号は、11桁化の際にPHS用だった050・060番号がそのまま070-5・070-6に引き継がれた番号帯です。

    そのため長らく070番号はPHSのイメージが強い番号でしたが、現在は携帯電話向けにも開放されています。PHSかどうかを見分けるには、070-5・070-6であるかどうかが目安になります。

    番号
    07010ドコモ
    07011ソフトバンク
    07012
    07013
    07014
    07015
    07016
    07017
    07018
    07019
     0123456789
    07020au
    07021
    07022
    07023
    07024
    07025ソフトバンク 
    07026ドコモ
    07027
    07028
    07029
    07030
    07031ソフトバンク
    07032
    07033
    07034ソフトバンク 
     0123456789
    07035au
    07036
    07037
    07038沖縄セルラー電話au
    07039ドコモ
    07040
    07041
    07042
    07043
    07044
     0123456789
    07045au
    07046
    07047au 
    07048ドコモ
    07049
    07050 ソフトバンク
    07051ソフトバンク
    07052
    07053
    07054
    07055
    07056
     0123456789
    07057          
    07058 ソフトバンク        
    07059          
    07060          
    07061ソフトバンク
    07062
    07063ソフトバンク   
    07064ソフトバンク
    07065
    07066
    07067          
     0123456789
    07068ソフトバンク    
    07069ソフトバンク
    07070NTTドコモ         
    07071          
    07072          
    07073          
    07074          
    07075          
    07076          
    07077          
    07078          
    07079          
    07080          
    07081          
    07082          
    07083          
    07084          
    07085          
    07086          
    07087          
    07088          
    07089          
    07090          
    07091          
    07092          
    07093          
    07094          
    07095          
    07096          
    07097          
    07098          
    07099          

    070-7以降は2016年時点で多くが未割り当てのまま総務省による今後の割り振り待ちとなっていました。070-1〜070-4は各キャリアに割り当てられてはいるものの、契約数自体は少なく、090・080番号の再利用が多かったこともあり、実際の運用はまだ限定的だったとみられます。070番号の残数は、2024年9月末時点で約530万番号にまで減少しており、これが2024年12月の060番号追加決定の直接的な理由になっています。

    なぜ今はもう番号でキャリアが分からないのか

    ここまでの割り当て表は、あくまで「初期契約時点」でのキャリアを示すものです。2006年10月24日にMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ、携帯電話番号ポータビリティ制度)が開始されたことで、契約者は番号を変えずにキャリアを乗り換えられるようになりました。

    そのため、たとえば「080-1」で始まる番号は本来ドコモに割り当てられたものですが、契約者がMNPを利用してauやソフトバンクへ転出している可能性があり、現在の番号だけを見て利用中のキャリアを特定することはできません。割り当て表はあくまで「番号が生まれた時点でのキャリア」を示す歴史的な資料として捉えるのが正確です。

    IoT機器向け「020番号」は今どうなっている?

      携帯電話・PHS向けの090・080・070番号とは別に、機械同士の通信(M2M・IoT機器向け通信)専用の番号として「020番号」が用意されています。

      020番号は2017年1月1日に11桁の番号として運用が始まりましたが、IoT機器の急速な増加によって番号容量(8,000万番号)の枯渇が見込まれたため、2019年12月25日に14桁の「0200番号」が新設され、020番号から0200番号への移行が進められました。現在は原則として、2022年1月1日以降、020番号(11桁)を新規に付番することはできません。

      つまり、2017年時点で語られていた「020番号が電子機器向けに割り当てられる」という話は、その後の実際の運用では11桁の020番号から14桁の0200番号へと形を変えて引き継がれています。IoTサービス事業者が扱うSIMなどでは、すでに0200番号での払い出しが標準になっています。

      まとめ

        090・080・070の番号には、もともとキャリアごとの割り当てルールがあり、契約時期によっては番号を見ただけで初期契約キャリアを推測できました。しかし2006年のMNP開始によって、番号とキャリアの結びつきは実質的になくなっています。

        また、機械同士の通信向けに使われている020番号も、2019年の0200番号新設によって14桁化が進み、2022年以降は旧020番号の新規付番自体ができなくなっています。

        なお、090・080・070に続く新しい番号帯「060」の追加や、2026年7月に発表された提供開始延期の経緯については、別記事「携帯電話番号の新たな歴史『060』の追加と、ドコモをはじめとする通信事業者の動向【2026年7月最新】」で詳しく解説しています。あわせてご覧いただくと、日本の携帯電話番号の全体像がより分かりやすくなるかと思います。

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