2020年1月17日にキッズケータイSH-03Mが発売になりました。
ということで、早速キッズケータイF-03Jから機種変更してみましたので、届いたキッズケータイを開封しながら、その外観や操作性など、詳細内容をお伝えしていこうと思います。
キッズケータイSH-03Mの外観
キッズケータイSH-03Mは、今までにない可愛い感じの箱で送られてきました。
発売日は2020年1月17日だったのですが、ドコモオンラインショップにおける購入手続き開始日も同じ1月17日だったため、到着までに数日を要しました。
箱を開けてみるとこんな感じでした。
備品としては、F-03Jでも付属していましたが、ブザー用ストラップが1つ、同梱されています。それと、かんたん操作ガイドとクイックスタートガイドです。充電器は付属していないため、持っていない場合には別に必要となります。
充電端子は以前のスマホと同じ、microB端子、F-03Jと同じです。つまり、キッズケータイF-03Jからの機種変更なら充電器はそのまま使えます。新規契約の場合には、最近のスマホ用充電器のType-C端子では充電できないので、注意しましょう。
※microB端子
ドコモオンラインショップで現在発売されている対応ACアダプタとしては、ACアダプタ05、ポータブルACアダプタ01 kurukoか、3ポートACアダプタにUSBケーブル A to B 01を接続して利用するか、ということになります。
表面と裏面です。全面タッチパネルになったため、ディスプレイ上にハードキーはまったくありません。ディスプレイ向かって右側に、マナーモードの設定ができるサイドキーが一つと、上部に電源キーがあるのみです。
左側には充電端子があります。この辺りの作りは、F-03Jと変わりません。
ここも変わらない仕様ですが、下部にストラップ取付口があります。
裏側には、これも引き続き防犯ブザースイッチと、それを起動するためのストラップ取付口があります。今までキッズケータイを利用されていた方にとってはお馴染みですね。
大きさとしては、F-03Jと比べると一回り大きいですが、大人が持つとそれでも随分小さいです。F-03Jと比べるとキッズケータイぽさがかなり薄まったので、電話だけ利用したい、という場合に大人が使うのもありかもしれません。
まぁ、その場合はさらに小型のカードケータイがありますが。→「ドコモのカードケータイは世界最薄最軽量」
dカード GOLDと比較するとこれくらいのサイズです。
最後に、iPhone 11 Proと並べてみました。
キッズケータイSH-03Mの初期設定
キッズケータイSH-03Mは、今までのキッズケータイと異なり、完全に電池脱着ができなくなりました。今までは「リアカバー止め工具/リアカバー止めネジ」が同梱されていて、それを用いて電池パックを入れ替えることができましたが、SH-03Mは最近のスマホと同じ電池内蔵型です。
今までのように気軽に電池を変えられなくなってしまった点はデメリットと言えそうですが、逆に万が一のトラブルの際に何者かに電池を抜かれて起動しなくなる、というようなリスクはなくなりました。
同時に、SIMカードもeSIMに変更されているため、わざわざSIMカードを差す必要はありません。
が、その代わりに、初回起動時に初期設定が走ります。
キッズケータイの箱に記載されている指定の4桁の数字を入力します。
すぐに設定は完了します。簡単です。
そのまま開通試験に移ります。手順に沿っていくだけです。開通試験では、通話を着信試験番号の「111番」に自動発信し、着信すると完了です。
後は普通に操作が可能となります。
キッズケータイSH-03Mを操作してみた
ドコモのキッズケータイSH-03Mを早速操作してみました。特に何の違和感もなく操作できます。ディスプレイ下部の横長の白いラインがホームキーのような役割になっており、他の画面の時にでもそのキーをタップするとホームに戻ります。
ディスプレイは3画面で構成されており、右から左にスワイプすることで次の画面へと移ることができます。
今回は、今までのキッズケータイのメニュー画面にはなかった表示がいくつか増えています。
具体的には、「よてい」、「ちょこっとつうち」、「とけい」、「ライト」、「アルバム」が増えました。
「メール」は「メッセージ」に変わり、「じぶんのばんごう」は「せってい」の中に収納されました。
今回、「せってい」はお子様自身で触れるようになっており、触れない部分は「ほごしゃメニュー」として独立しました。お子様が自分で触っても問題ない部分は「せってい」へ、触られては困る部分は「ほごしゃメニュー」へと分けられた形です。
利用に関して、以前のF-03Jを利用されていた場合でも慣れるのにそう時間はかからなそうです。
SMSを利用する際や、保護者メニューで電話帳の登録をする際は、テンキーが表示され、普通のスマホ同様フリック入力も利用できるため、以前のキッズケータイに比べて入力が格段に楽になりました。
お子様がメールを打つ際にも、スマホでの文字入力の練習になりそうです。
電話帳の登録を実施した後は、これも保護者メニューで「クイック発信」を登録しておけば、ホーム画面に最大3人までの電話のショートカットを表示することができます。
使い慣れると色々と便利そうです。
キッズケータイSH-03M購入時の注意点
キッズケータイSH-03Mを、機種変更、または契約変更で購入しようと検討している場合、注意点があります。
というのは、キッズケータイSH-03Mへ機種変更・契約変更の手続きをする回線がシェアパック、もしくは2台目プラスを契約中の場合、当月のプランはカケホーダイプラン(ケータイ)となり、翌月からキッズケータイプラン(Xi)(※My docomoや請求書では「キッズケータイプラン2」と記載)になります。
料金については、当月分はカケホーダイプラン(ケータイ)の料金がかかるものの、後日差額分が返金されます。
ドコモオンラインショップ購入の場合も同じなのですが、店頭購入と異なる点としては、購入時にプラン変更予約を入れられないので、商品到着後に改めて、キッズケータイプラン(Xi)への変更手続きを行う必要があります。
そうすることで、後日の返金が実施されます。
ちゃんと手続きを踏めば損することはまったくないのですが、忘れると大変なのでしっかり理解しておきたいところです。何故こんな手間がかかるのかというと、これは単純にドコモのシステム上の問題と思われます。
なお、キッズケータイSH-03Mの新規契約時には全く関係ありません。
ドコモオンラインショップ購入の場合には、しっかり注意喚起の用紙が同梱されています。
ということで、私はシェアパック子回線にキッズケータイを入れているため、このケースに該当します。
購入時にはカケホーダイプラン(ケータイ)しか選べなかったため、商品到着後早速プラン変更手続きを実施し、キッズケータイプラン(Xi)(キッズケータイプラン2)の予約を入れておきました。これで翌月からキッズケータイプラン(Xi)が問題なく適用し、後日今月分の返金も実施される、ということになります。
キッズケータイSH-03Mの特徴
キッズケータイSH-03Mには、様々な特徴があります。それぞれ確認していこうと思います。
おかえり通知
保護者メニューから設定できる「おかえり通知」は、お子様が帰宅すると、保護者のスマホにSMSが届きます。
保護者メニューから設定する際に、Wi-Fi機器かBluetooth機器を登録するのですが、一般的には自宅のWi-Fiを登録する形になると思います。そのエリアに入ると、通知が飛ぶ、というわけです。SMSが送られる相手先は、電話番号登録している連絡先から選びます。
また、通知期間も設定できるので、何時から何時まで、という形で、帰宅予定時間を設定しておくといいでしょう。
みまもりアラートは「キッズつながリンク」アプリが必要
みまもりアラートとは、子どもが見守り範囲から離れた際に、保護者のスマートフォンとキッズケータイにお知らせが届くという機能です。
F-03Jでは、「親子の絆」アプリを利用した「みまもりアラート」ですが、親子の絆は富士通のアプリなので、SHARP製のSH-03MではSHARPの「キッズつながリンク」アプリを利用する必要があります。
わざわざアプリまで変えるくらいなら、何故富士通に引き続きキッズケータイを作らせなかったんだろう、という話ですが、それは置いておいて。ドコモにも何らかの事情があるのでしょう。
Android、iPhone、どちらでもインストール可能で、キッズケータイ側のBluetoothをONにしてスマホとキッズケータイを接続することができます。その上で、みまもりアラートの設定をしたり、スマホからキッズケータイに画像を送信したりすることができます。
イマドコサーチが利用可能
キッズケータイといえば、やはり注目したいサービスの一つがイマドコサーチです。
月額料金が200円と1回あたりの検索料が5円かかるため、使う人使わない人で分かれるとは思いますが、今どこにお子様がいらっしゃるのかを確認できる、という点は非常に便利です。
契約した上で設定をすれば、キッズケータイSH-03Mでもすぐに利用することができるようになります。
耐衝撃性能! 傷が目立ちにくいボディと防水防塵
キッズケータイSH-03Mは、長く利用しても傷が目立ちにくく作られており、落としても安心の耐衝撃性能に加え、画面はアクリル素材のため割れにくくなっています。
お子様が利用される端末なので、これは嬉しい仕様ですね。
また、安心の防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)に対応しており、泡タイプのハンドソープで洗うこともできます。メーカーは違いますが、富士通のスマホ・arrows Be3と同じです。
ひらがなばかりじゃない! 学年別の漢字変換機能
キッズケータイ、といえばやはりひらがなのイメージが強いと思いますが、SH-03Mには学年別の漢字変換機能が搭載されており、成長に合わせて文字入力の漢字変換候補が増えるようになります。
これも嬉しいポイントの一つです。
めざまし、スケジュール、タイマー、ストップウォッチも搭載
細かい機能ですが、キッズケータイSH-03Mには、めざまし、スケジュール、タイマー、ストップウォッチも搭載されています。
習い事の日をスケジュールで通知したり、宿題の時間をタイマーで管理したりすることも可能です。
使い方の幅が広がります。
キッズケータイSH-03Mで持ち込み新規はできない?→できる
キッズケータイSH-03Mの大きな特徴の一つとして、eSIMを利用しており物理的なSIMカードスロットがない、という点が挙げられます。
そのため、こういう疑問が浮かびます。
もし、一度キッズケータイSH-03Mを解約して、再度その空き端末を使って新規契約をしたい場合とか、ネットオークションやメルカリなどで別に手に入れて新規契約をしたい場合など、ドコモでeSIMの手続きを実施して再度SH-03Mを利用することができるのでしょうか?
早速ドコモインフォメーションセンターで確認してみました。その結果、当初、一度解約したSH-03Mを利用しての再度の持ち込み新規は不可、という回答でしたが、再度の確認の末、持ち込み新規でもドコモショップであれば可能、という回答を得ました。
さらに、対象端末確認後、12歳以下の利用者登録ができれば、キッズケータイプランの申し込みもできるそうです。
ということは、ネットオークションやメルカリで中古端末を手に入れても使える、ということになりますね。
キッズケータイSH-03Mは何歳から使えるのか試してみた
以前の話ですが、実際に我が子にキッズケータイSH-03Mを利用させてみて、何歳からならある程度使えるのか試してみたことがあります。
低年齢になればなるほど使用用途自体あまりないとは思うものの、うちの子の場合、幼稚園の年長さんくらいで、ほぼ問題なく利用することが出来るようになりました。
年中さんでも使えなくはないと思いますが、やや安定感に欠ける、という感じです。
結論として、少なくとも小学生であれば、間違いなく通話についてはしっかり利用することが出来る、ということができそうです。
SMSでの連絡についても、年長さんになるとほとんどひらがなも読め、書くこともできると思われるため、使い方さえ覚えればSMSを実際に打って送ることもできるようになります。
前述した通り、学年による漢字の設定もできるため、年長さんくらいであれば一年生レベルの漢字を設定しておくのもありだと思います。公文式などでは、一年生漢字を先にある程度習ったりもしますしね。
手で文章を書くのとは異なるものの、文章に慣れる、という意味ではSMSを活用するのも面白いです。
開封&操作を動画で案内
キッズケータイSH-03Mの開封と大まかな操作についての動画を作ってみました。
合わせて参考にされてみてください!
キッズ感がなく、小学生高学年でも使い続けてくれそうなキッズケータイ
キッズケータイSH-03Mは、以上見ていただいた通り、外観がそれほどキッズという感じがしない上にタッチパネルなので、「キッズケータイは嫌だ!」と言い出されそうな小学生高学年のお子様でも、比較的使い続けていただきやすいのではないかと感じました。
操作してみた感触もよく、画面も以前のキッズケータイより大きくなり、特に初めてケータイを持つお子様は気に入ってくれるのではないでしょうか。