新年度を迎えるにあたって、初めてスマホをお子様に持たせる、という家庭も増えているのではないでしょうか。
その際に検討したいドコモの料金プランの代表が、U15はじめてスマホプランです。
はじめてスマートフォンを持つ、という方向けに、非常に安く毎月利用することが出来る料金プランで、元々かなり安い上に、U15はじめてスマホ割が適用されることで、さらにお得な料金プランとなっています。
ただし、ちょっと公式ページを眺めてみても、内容がかなり複雑に見え、わかりにくくなっている上に、直近で改定も入っているのでますます混乱が生じやすくなっています。
ということで今回は、とにかくわかりやすく、改定後の新しいU15はじめてスマホプランとU15はじめてスマホ割について、解説していきたいと思います。
まずは理解したい・U15はじめてスマホプランの概要
難しい説明や詳細をすべて省いて、U15はじめてスマホプランの大まかな内容だけを、まずはお伝えします。
U15はじめてスマホプランは、15歳以下ではじめてスマホを利用される際に申し込みすることができる料金プランで、割引前の基本となる元々の料金は、月額1,980円(税込)です。
そこから、各種割引(U15はじめてスマホ割等)が適用されて、最安値で月額1,078円(税込)となります。
ただし、U15はじめてスマホ割の適用期間は最大12ヶ月であるため、13ヶ月目以降は割引がなくなり、最安値1,628円となりますが、その料金でそれ以後もずっと利用することが出来ます。
利用可能なデータ量量は、月あたり5GBを、19歳の誕生月まで5GBで利用できます。ただし、それ以降は1GBに変更されるため、注意が必要です。
通話については、1回あたり5分以内の国内通話が何度でも無料になり、ファミリー割引利用の際は、同一ファミリーグループ内での国内通話は24時間無料となります。
以上の内容を押さえておけば、U15はじめてスマホプランの大まかなイメージがつかめるかと思います。
ここまでを踏まえた上で、以下はそれらの内容のもっと細かい具体的な部分について解説していきます。
U15はじめてスマホプランの対象となる手続き
はじめてスマホを利用する、ということは、以下いずれかの手続きを実施する、ということになります。必ずしも機種購入は必要でなく、持ち込みでの受付も可能です。
1.新規契約
2.契約変更(FAMA→Xi、FOMA→5G)
3.Xi(利用中端末がフィーチャーフォンに限る)からの機種変更・料金プラン変更(Xi→Xi)・契約変更(Xi→5G)
※直近にドコモにて購入の手続きをして登録されている最新購入機種が以下のいずれかであること。
・ドコモケータイ
・らくらくホン(らくらくスマートフォンを除く)
・キッズケータイ
4.他社回線(利用中端末がフィーチャーフォンに限る)からのMNPポートイン
※直近に他社で利用中機種がフィーチャーフォン、PHSであること
5.他社3G回線からのMNPポートイン
はじめてスマホを利用する方が対象の料金プランなのですから、利用者側は完全な新規契約、またはキッズケータイやフィーチャーフォンなどからの買い替えがほとんどかと思います。
そのため、対象に当てはまるかどうかは深く考えなくてもいいと思いますが、注意したい点としては、既にドコモにおいてスマホ向け料金プランで利用している場合には、U15はじめてスマホプランに変更することはできない、という点です。
まぁ、そこについては「U15はじめてスマホプラン/U15はじめてスマホ割」という名称から、「はじめてスマホを使う人が対象なのだな」と、察したいところです。
U15はじめてスマホプランの具体的な料金体系
前述した通り、U15はじめてスマホプランの月額料金は、1,980円(税込)です。定期契約などは一切ないため、いつ解約しても解約金は発生しません。
利用可能データ容量は5G/月ですが、19歳を迎えた月の翌月以降は1GBに変更されます。逆に言えば、それまでずっと5G/月を安い料金のまま利用できる、ということになります。
通話料は、国内の5分通話無料を含みますが、1回あたりの通話時間が5分を超過した場合の通話料は30秒あたり22円(税込)です。
ファミリー割引を利用している場合には、ファミリーグループ内の家族間国内通話は24時間無料です。
SMSについては、国内での1回あたりの送信料は3.3円から、国際SMSは50円からとなり、受信については無料です。
U15はじめてスマホプランの割引・特典
定期契約なし | |
月額料金 | 1,980円 |
U15はじめてスマホISP割 | -165円 |
dカードお支払割 | -187円 |
U15はじめてスマホ割 | -550円 |
合計額 | 1,078円 (13ヶ月目以降、1,628円) |
U15はじめてスマホプランには、合計で3つの割引きが適用されます。そのすべてが適用された場合に、最安値の月額1,078円となります。
適用される割引の具体的な内容をみていきます。
U15はじめてスマホISP割
U15はじめてスマホプラン契約中は、U15はじめてスマホISP割が適用され、指定ISPサービスの月額料金から月額165円(税込)が割引されます。
ここでの指定ISPサービスは、ほとんどのケースでspモードとなりますが、実際には、ISP料金はU15はじめてスマホプランでは基本料金に合算されているため表には出てきません。
そのため、単純に「U15はじめてスマホプランでは月額料金から165円割引きされる」と捉えておけば間違いありません。
dカードお支払い割
利用月の末日時点で、利用料金の支払い方法をdカード/dカード GOLD(家族カード含む)に設定している場合、「U15はじめてスマホプラン」の月額料金が187円(税込)割引になります。
一般的に、dカード/dカード GOLDを所有している場合、ドコモの利用料金の支払いはそのままdカード払いにしているケースが多いと考えられるため、特に意識しなくても割引されるケースが多いと思われます。
関連記事:「dカード GOLDは本当にお得なのか」
U15はじめてスマホ割
初回割引適用月を1ヶ月目として起算し、最大12ヶ月間、U15はじめてスマホプランの月額料金から550円(税込)を割引します。
U15はじめてスマホプランをギガライトと比較
U15はじめてスマホプランと、ドコモの通常プランの中で最も安いギガライト(ギガライト2)を比較した場合、どちらがお得なのでしょうか。
ギガライトは、最安値で月額2,178円(税込)まで安く抑えることができるため、非常にお得なプランではあるものの、U15はじめてスマホプランと比較するとそれでもまだ割高に見えます。
また、ギガライトは最安値を実現するために、みんなドコモ割3回線以上とdカードお支払割をクリアしないといけないですし、加えて最安値のデータ容量は1GBまで、です。
【U15はじめてスマホプラン】
最大12ヶ月間:1,078円(税込) 13ヶ月目以降:1,628円(税込)※19歳までデータ容量5GB/月
【ギガライト】
1GB未満の場合:月額2,178円(みんなドコモ割3回線以上、dカードお支払割)
5GB未満の場合:月額3,278円(みんなドコモ割3回線以上、dカードお支払割、ドコモ光セット割)
さらに加えるなら、U15はじめてスマホプランは5分通話無料オプションを含みますが、ギガライトは別料金(税込770円)です。これも非常に大きいですね。
以上の内容から、U15はじめてスマホプランを利用できる条件がそろっているのなら、あえてギガライトを選択する理由はない、と言っていいでしょう。
U15はじめてスマホプランを5Gギガホプレミアと比較
U15はじめてスマホプランとギガホプレミアは、用途が完全に異なるため、比較するまでもないように思われるかもしれません。
ですがもし、5GBで容量が足りず、もっと大容量を利用したいということであれば、ギガライトを飛び越して、5Gギガホプレミアを検討してみるのはありです。
現在、U30ロング割が実施されていますので、最安値では最初の6ヶ月間が1,089円(税込)、それ以降30歳になるまで4,378円(税込)で利用し続けることができます。
そして、料金以上に何より大きいのが、容量無制限使い放題、という点です。
動画中心で自宅にWi-Fiもなく、毎月大容量を消費する、という人は、U15はじめてスマホプランよりも、U30ロング割を活用した5Gギガホプレミアを検討してみましょう。
U15はじめてスマホプランをahamo(アハモ)と比較
容量は多めに使いたいけれど、5Gギガホプレミアにするほどではない、という場合には、ahamo(アハモ)が選択肢に入ってきます。
アハモの料金体系はシンプルでわかりやすく、月額2,970円(税込)で20GBを利用することが出来ます。
料金だけで比較すると、やはりU15はじめてスマホプランが圧勝ですが、アハモのメリットとしては、データ容量を20GB利用することが出来る、という点が挙げられます。
みんなドコモ割はドコモ光セット割も考慮する必要がないので、それらの対象外となっている方にとってはよりメリットが大きいと言えます。
アハモについては、以下の記事にて詳しくまとめていますので、検討されたい方はそちらも是非チェックされてください。
関連記事:「ドコモのahamo(アハモ)詳細解説」