2018年の夏モデルでは、SONYのXperiaがシリーズとして3機種、ドコモから発売されました。
フラッグシップモデルのXperia XZ2、大型最高スペックモデルでデュアルカメラ搭載のXperia XZ2 Premium、そして、Xperia XZ2 Compactです。
2019年4月現在、その後冬春モデルとして発売されたXperia XZ3 SO-01Lも含めて現役で販売されています。
最新機種としてXperia XZ3は継続した人気を維持していますが、一方でコスト面で人気を集めているのが、Xperia XZ2 Compact SO-05Kです。
MNP新規契約の場合、端末購入サポート後の価格が一括10,368円と、非常にお買い得です。私もつい最近、追加で購入しました。→「UQモバイルからドコモにMNP新規契約してみた」
通常新規契約、契約変更、機種変更の場合は、実質10,368円です。
ということで、改めてXperia XZ2 Compact SO-05Kについて、外観や持ちやすさなど、小型機種特有の魅力や、逆に注意点などについても解説してみようと思います。
Xperia XZ2 Compactは2018年夏モデルでナンバーワンの持ちやすさ
SONYのXperia XZ2 Compact SO-05Kの最大の特徴は、やはりそのサイズのコンパクトさと持ちやすさです。
前機種Xperia XZ1 Compactと比べて全体のサイズはほとんど変わりませんが、それでいてディスプレイサイズは大型化しています。Xperia XZ1と比較しても、さすがに横幅は負けますが縦のディスプレイサイズは全く同じです。
今まで以上にベゼル部分が狭くなりディスプレイの占める割合が広くなりました。
これにより、大きな機種が苦手なユーザーでも使いやすくなり、小型機種最大の弱点であるディスプレイも小型で文字などが見にくいというデメリットを感じにくくなりました。
また、手の大きな男性ならともかくとして、手の小さな女性にとって昨今のスマートフォンの大型化は必ずしも歓迎出来る部分ばかりではなく、もう少し持ちやすいかわいいスマホが欲しい、という人も少なからず存在します。
Xperia XZ2 Compact SO-05Kは、そんな要望にズバリ応えてくれる機種と言えます。
サイズは小さく画面は大きく
Xperia XZ2 Compact SO-05K(左)と、以前私が利用していたXperia X Performance SO-04H(右)のサイズを比較してみました。
ディスプレイサイズはどちらも約5インチと変わらないのですが、SO-05Kは全体のサイズは小型にもかかわらず、縦の長さがより長いことがわかると思います。
上部と下部のベゼル部分がかなり狭くなっており、非常にコンパクトになりました。
ちなみに前機種のXperia XZ1 Compactと比較しても、全体のサイズは変わらないまま、ディスプレイサイズは4.6インチから5インチと大きくなっています。つまり、同じく上下のベゼルが削られ、ディスプレイの比率が大きくなっているというわけです。
iPhone XSと比較しても、一回り小型です。Xperia XZ2 Compactのコーラルピンクは、少しオレンジ色がかった、強めのピンクです。iPhone XSのゴールドは、ややピンク寄りのゴールドです。
Xperia XZ2 Compactの外観
Xperia XZ2 Compactのデザインは、前機種までと大きく変わりました。
フラットな背面から滑らかな曲線を描くデザインとなり、手に持ちやすくなりました。
Xperia XZ2やXperia XZ2 Premiumと大きく異なる点としては、マットな仕上がりとなっており、テカテカと反射することはありません。ここは好き嫌いが分かれるところだと思いますが、個人的にはCompactの背面の方が落ち着きます。
中央上部にカメラ、その下にフェリカ、さらに下の中央部分に指紋センサーがあります。前機種までは電源キー部分にあった指紋センサーが、大きく場所を変えています。使いやすいかというと位置的には少し微妙ですが、結局は「慣れ」だと思います。
右手で持つ場合、人差し指、または中指で指紋センサーに触れるのがちょうど良さそうです。
ディスプレイ面から見て左、背面から見て右側にSIMカード/microSDカードのスロットがあります。
逆側に上からボリュームキー、電源キー、カメラキーがあります。
上部には受話口やインカメラがあります。上記写真右側の小さい穴は通話を聞き取りやすいようにノイズを抑制するセカンドマイクです。
下部にはUSB Type-Cの充電端子と、その左側に送話口(マイク)があります。右手で持って通話をする場合などに、小指でマイクを完全に塞いでしまわないように注意しましょう。
今回のXperia XZ2 Compactにおける外観上の要注意事項は、Xperia XZ2 SO-03Kと同じくイヤホン端子が付いていないという点です。同梱されている「3.5mmイヤホン変換・テレビアンテナ ケーブル SO01」を利用してイヤホンを使うか、もしくはBluetoothでイヤホンを利用する形になります。
イヤホン変換ケーブルを利用する場合、同時にType-Cの充電器を繋ぐことができないので注意しましょう。
また、Xperia XZ2では対応していたワイヤレス充電「Qi(チー)」には、Xperia XZ2 Compactは対応していません。
Xperia XZ2 SO-03Kと同等のカメラ
カメラ機能については、スペック上はXperia XZ2と全く同等となっています。
そのため、「やはりフラッグシップモデルのXperia XZ2の方がカメラ性能が高いのでは・・・」と考える必要はありません。
ただ、2018年夏モデルとしてカメラ性能を考えた場合には、他にGalaxy S9+とHUAWEI P20 Proというずば抜けた性能を持つ2機種が存在しているため、そちらと比較するとどうしても見劣りします。
この点ばかりは、何を重視するかで選択する機種を決めるといいでしょう。他と比べるとやや劣っていても、それを補ってあまりある小型な筐体による持ちやすさという利点があるのが、Xperia XZ2 Compactの唯一無二の特徴です。
Xperia XZ2 Compactはサイズの割に重い?
スマートフォンは常に手で持って操作をしたり電話をしたりするため、重さも非常に重要です。
あまりに重すぎると手が疲れてしまいますし、それが日常的に続くと肩こりがひどくなってしまったり、場合によってはストレスに感じることもあるでしょう。
Xperia XZ2 Compactの重さについては、小型ではあるものの、必ずしも「軽い」とは言えません。
例えば、2017-2018年冬春モデルのarrows NX F-01Kは、Xperia XZ2 Compactよりもサイズは一回り大きいのですが、重さはXperia XZ2 Compactの約168gに対して約154gです。実際に持ってみても、明らかにF-01Kが軽いです。
※右がF-01K。一回り大きいが軽い。
2018年夏モデルで言えば、arrows Be F-04KとLG Style L-03KがやはりXperia XZ2 Compactよりもサイズは大きいですが、最も軽い約146gです。
軽すぎるよりもある程度の重みがあった方が持っている実感があっていい、という人も中にはいるため、多少重いからと言っても即それがデメリットになることはないと思いますが、気になる人も中にはいると思いますので、重さを取るか軽さを取るか、その辺りも機種選定の一つの目安として検討してみてもいいでしょう。
ドコモ限定発売のXperia XZ2 Compactのカラーバリエーション
Xperia XZ2はドコモだけでなくauやソフトバンクからも発売されます。
Xperia XZ2 Premiumはドコモとauから発売されます。
しかし、Xperia XZ2 Compactはドコモからのみ、独占発売となっています。そのため、もし他社ユーザーでこの機種が欲しいという場合には、ドコモにMNP転入するしかありません。
また、カラーバリエーションは上記写真で紹介した「White Silver」以外に、「Black」、「Moss Green」、「Coral Pink」が用意されています。
ピンクやグリーンは、女性の方にも人気が出そうな色合いです。ただ、写真で見るのと実際みるのでは結構違います。コーラルピンクは実際に購入しましたが、以下のような感じです。
ケースを付けずにそのまま使いたい気分にもなりそうです。
Xperia XZ2 Compactの詳細スペック
Xperia XZ2 Compact SO-05Kのスペックを確認しておきます。
カラー | White Silver Black Coral Pink Moss Green |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約135×65×12.1mm |
重量 | 約168g |
VoLTE/VoLTE(HD+) | 対応 |
電池持ち時間 | 約120時間 |
バッテリー容量 | 2760mAh |
充電端子 | USB Type-C |
ディスプレイ | 約5.0インチ Full HD+(1080×2160) TFT |
CPU | Qualcomm SDM845 2.8GHz(クアッドコア)+1.8GHz(クアッドコア) オクタコア |
RAM/ROM | 4GB/64GB |
SIMサイズ | nano |
カメラ | 裏面照射積層型CMOS/約 1920万画素 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
テレビ | ワンセグ対応(同梱のアンテナケーブル必要) |
防水・防塵 | IPX5/IPX8・IP6X |
価格 | 73,872円 |
発売日 | 2018年6月22日 |
特に文句のつけようのないスペックです。電池の持ちも比較的よく、基本性能としては申し分ありません。
学割時期に最適・学生にも他社からの乗り換えにも対応できる低コスト機種
この時期、学生の方や他社からドコモへの乗り換えを検討されている方にとって、非常にお勧めなのが、このXperia XZ2 Compactです。
例えば、今最もコスト的に購入しやすいのは、docomo with対象機種のAQUOS sense2だったり、648円スマホのXperia XZ1 Compact、arrows NX F-01K、M Z-01Kなどです。
docomo withのAQUOS sense2とは一概に比較できませんが、648円機種と比較した場合、一括価格/実質価格が10,368円のXperia XZ2 Compactとの差額は1万円程度しかないわけです。
1万円しか差がないのであれば、カメラはじめ、より性能がアップしているXperia XZ2 Compactを選んだ方が長く利用できて結果的にお得、という風にも考えられます。
また、約1万円といっても、24回分割にすれば月々たったの432円です。確実に今が狙い目、というのがわかると思います。
もちろん、それでもやはり性能よりもコスト重視、という方もいらっしゃるでしょうが、その場合は迷わず648円機種を選びましょう。
学生の方の場合、中学生以下であれば648円機種の方でいいかもしれませんが、高校生以上なら、Xperia XZ2 Compactをお勧めします。
端末購入サポート適用が終わる一年後に、docomo with機種への買い替えを念頭に置いておくとより効果的にドコモを利用できます。
Xperia XZ2 Compactをドコモオンラインショップで購入する
以前、うっかりGalaxy S9+を家電量販店で購入してしまい、手数料がかかったばかりか頭金含む総額が12,000円以上も高くなってしまった私は、それ以降の機種はしっかり今まで通りドコモオンラインショップを活用しています。
Xperia XZ2 Compactについても全く同じことが言えるため、購入時には最優先でドコモオンラインショップを利用しましょう。→「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗より圧倒的有利な件」
dカード/dカード GOLDユーザーは特に、ドコモオンラインショップで一括購入をすればdポイントが2倍もらえるおまけ付きです。まだ未加入の方は、早めに申し込みしておきましょう。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」