注目のドコモ新機種・2018年夏モデルにおいて、SONYからはフラッグシップモデルであるXperia XZ2 SO-03K、そしてauからも発売されるXperia XZ2 Premium SO-04K、さらにドコモからのみ独占発売のXperia XZ2 Compact SO-05Kが発売されました。
Xperia XZ2は5月31日に発売、Compactが6月下旬、Premiumが7月27日に発売されています。
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今回は、ドコモのXperia XZ2 SO-03Kに機種変更しましたので、実際に利用してみた感想・評価をお伝えしようと思います。
関連記事:「ドコモ 2018年夏モデル・新機種の選び方」
Xperia XZ2/Premium/Compact主要スペック
まずはXperia XZ2の主要スペックを抑えておきます。
Xperia XZ2 SO-03K |
Premium SO-04K |
Compact SO-05K |
|
ディスプレイ | 約5.7インチ | 約5.8インチ | 約5.0インチ |
重量 | 約198g | 約234g | 約160g台 |
サイズ | 約72 (W) x 153 (H) x 11.1 (D) mm |
約80 (W) x 158 (H) x 11.9 (D) mm |
約135 (W) x 65 (H) x 12.2 (D) mm |
カメラ | メインカメラ: 約1,920万画素 サブカメラ: 約500万画素 |
メインカメラ: 約1,920万画素 (カラー) +約1,220万画素 (モノクロ) サブカメラ: 約1,320万画素 |
メインカメラ: 約1,920万画素 サブカメラ: 約500万画素 |
電池 | 3,060mAh | 3,400mAh | 2,760mAh |
CPU | SDM845 | ||
メモリ (ROM/RAM) |
約64GB /約4GB | 約64GB/約6GB | 約64GB/約4GB |
カラー | リキッドシルバー リキッドブラック ディープグリーン アッシュピンク |
クロムブラック クロムシルバー |
ブラック ホワイトシルバー モスグリーン コーラルピンク |
対応機能 | VoLTE(HD+) ワンセグ/フルセグ おサイフケータイ 防水防塵 ワイヤレス充電 |
VoLTE(HD+) ワンセグ/フルセグ おサイフケータイ 防水防塵 ワイヤレス充電 |
VoLTE(HD+) ワンセグ おサイフケータイ 防水防塵 |
非対応機能 | 赤外線 耐衝撃 イヤホン端子 |
赤外線 耐衝撃 イヤホン端子 |
赤外線 耐衝撃 イヤホン端子 ワイヤレス充電 フルセグ |
充電端子 | Type-C | ||
価格 | 94,608円 | 112,752円 | 79,056円 |
発売日 | 5月31日 | 7月27日 | 6月22日 |
Xperia XZ2 | Xperia XZ2 Premium | Xperia XZ2 Compact |
最近はこうしたスペックを見ても、昔ほど差異を感じられにくくなっているので、対応している機能と対応していない機能だけしっかりチェックしておけば問題ないのではないかと思われます。
基本的に、Xperia XZ2はSONYのフラッグシップモデル、Xperia XZ2 Premiumはさらにその上位モデルなので、現時点でほぼ最高のスペックを搭載していると考えて間違いありません。CompactもXperia XZ2とほぼ近いスペックを持っています。
カラーは4色用意されていますが、中でもディープグリーンは今までのXperiaにはないカラーなので、購入するならディープグリーンが最有力かな、と当初感じましたが、実際に見るとやはり個人的にはリキッドブラックが最も無難に感じました。
ほかの、リキッドシルバー、アッシュピンクも比較的今までのラインナップにも近い色があったこともあり、その分外れがないとも言えます。
カタログ上のスペックでは重さが約198gとなっており、Xperia XZ1と比較すると、なんと約50gも違います。
しかし、実際持ってみるとそう気になるほどではないかな、という印象です。
Xperia XZ2に機種変更した感想・評価
とりあえずまずは実際に見てみないとわからない、と思っていた機種の一つが、今回のXperia XZ2です。
早速発売に合わせて機種変更しました。
アーチ形状デザインの可否
良くも悪くも今回、Xperiaは冒険しました。
今までXperia Zから続いてきたフラットな背面デザインを、新しく曲線を描くアーチ形状に変更しました。
正直、海外で発表されたこのデザインを見た段階から心配はしていたのですが、海外製のXperia XZ2を利用した人の感想などを見ると、意外に悪くないのかな、と期待もしていたわけです。
アーチ形状、曲線デザインを持つXperiaと言えば、ドコモのスマホの初期も初期、Xperia arc SO-01Cという機種が存在しました。
初代のXperia SO-01Bの重たいボディを一気にスリム化したその曲線美は、Xperia史上でもトップクラスだったと思うのですが、そんなXperiaを今回のXperia XZ2にも期待していたのですが、まぁそれとこれとは何もかもがやはり違います。
イメージとしては、ARROWS NX F-01Fに近いです。覚えている方、または使っていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に店頭で見てきたXpreria XZ2のディープグリーン。このデザインは好き嫌いが分かれそう? |
デザインについては好き嫌いに個人差があるためなんとも言えないところではあるのですが、個人的な意見を述べさせていただくと、あまり好きなデザインではないかな、というのが第一印象でした。
SONYとしては「光の輝きをまとった新デザイン」としてアピールポイントにしていますし、3Dガラスに光を透過することで様々な表情を見せる、という触れ込みでもあります。私の感じ方とギャップがありますので、すなわち、感性によって好き嫌いが分かれる、ということかもしれません。
ただその後、実際にリキッドブラックを購入して手に持ってみると大きく意見が変わりました。
あれ、思ってたより全然悪くないかも・・・、かっこいいかも、と。やはりちょっと見るのとしっかり見るのでは違いますね。
むしろXperia XZ2 Compactの方が、背面が反射しない素材で作られている分やや落ち着いて見え、そちらの方がいいかもしれないと考えていたのですが、ずいぶん考えが変わりました。
従来のXperiaと比べて、持ちやすさは向上しています。曲線になったことで、より手にフィットするようになったといえます。
背面デザインの良し悪しについては、ケースやカバーを常時つけて利用する人が非常に多い現状、背面デザインがどうあっても実はあまり関係なかったりもするわけなので、最初は新デザインに抵抗があるような気もしましたが、実際には意外にかっこよかったですし、些細な問題といえるのかもしれません。
指紋センサーの位置は背面がトレンドになりつつある?
今回のXperiaでもう一つ、大きく変更になった点としては、デザイン変更に伴う指紋センサーの位置です。
今までは右側面電源キー付近に設置されていた指紋センサーが、背面に移動しています。
今回、背面に指紋センサーがある機種は他にGalaxy S9/S9+、LG Style L-03KとXperia以外にも3機種あります。つまり、AQUOSとarrows、P20 Pro以外すべてです。
むしろこの形が全体としては多数派で、世界的にはAndroidスマートフォンのトレンドになりつつあるのかもしれません。
個人的には背面の指紋認証は使いにくいと感じていたのですが、まぁ使えば慣れるもので、Galaxy S9+の背面の指紋認証にはすぐ慣れました。
今私が利用しているXperia XZ1の位置(電源キー付近)が使いやすくてよかったのですが、気にするほどではないかもしれません。
Xperia XZ2の指紋センサーを実際に利用してみると、電源キーを親指で押す位置から人差し指で指紋センサーを触ろうとすると少し窮屈で、どうしてもカメラの位置を触ってしまったりします。まぁこの辺りは「慣れ」かなぁというところです。
Xperia XZ2 SO-03Kの外観
Xperia XZ2 So-03Kの充電端子は、USB Type-Cです。外部のキーとしてはディスプレイを正面にして右側上部にボリュームキー、少し下がって真ん中あたりに電源キー、もう少し下がって右下にカメラのショートカットキーが用意されています。
逆に左側側面には何もボタン等がありません。
Xperia XZ1までと異なり、今回からはiPhone Xなどと同じようにイヤホン端子が端末本体からなくなっています。それに伴い、3.5mmイヤホン変換・テレビアンテナケーブルSO01が同梱されています。
SIMカードのスロットは上部にあります。ピンを必要とするタイプではなく、指でひっかけてそのまま開閉することができます。
Xperia XZ2は裸で置くとかなり滑るので要注意
背面のデザインの変更により、ディスプレイを上にしてそこら辺にXperia XZ2を置いておくと、場所によってはかなり滑ってしまいます。水平のテーブルにおいても少しでも力が加わるとくるくる回ってしまうくらいには滑ります。
人の手には優しいデザインも、そういう意味では逆に不便に感じられることもあります。そのため、利用時にはやはりカバーやケースを利用することをお勧めします。
そのまま利用しないとせっかくの持ちやすいデザインが台無しじゃないか、という意見もあるかもしれませんが、この滑りやすさでそのまま利用する方がむしろ怖いです。かといって、液晶面を下にして置くのはさすがに抵抗があると思いますので、カバーやケース利用やむなしといったところです。
Xperia XZ2の操作性は抜群にいい
Xperia XZ2におけるタッチパネル感度や操作性については、全く何の問題もありません。非常に快適に利用することができます。
文字入力もしやすく、インターネットもSNSもストレスフリーで利用可能です。
端末自体の大きさも前機種Xperia XZ1とほぼ変わらないので持ちにくいということもありません。それでいてディスプレイはさらに大画面の約5.7インチになっており迫力も増しました。
Xperia XZ2・Galaxy S9+の暗所撮影比較
Xperia XZ2 SO-03K撮影 | Galaxy S9+ SC-03K撮影 |
Galaxy S9+とXperia XZ2で、暗所での撮影を比較してみました。さすがにGalaxyの最上位機種であるSC-03Kには及びませんでした。上記の写真ではわかりにくいですが、細部の描写にもやはり差が出ます。明るい場所での撮影でも同様です。写真にこだわるのであれば、確実にGalaxy S9+を選択したがいいでしょう。
ちなみに、前機種Xperia XZ1 SO-01Kとも比較してみましたが、細部の写りについては向上しているものの、明るさはやや暗くなったような気がします。
明るい場所での撮影については、Xperia XZ1よりも細部が確実に明確に描写されるように進化していました。
Xperia XZ2のスーパースローモーションはやはり残念
スーパースローモーション撮影は、Xperia XZ1に続いてXperia XZ2にも搭載されているものの、やはり残念な印象がぬぐえません。
何故なら、スーパースローモーションで捉えるタイミングは本当にほんの一瞬、0.2秒程度であるにも関わらず、Xperiaではどうしても手動で撮影をしなければならないため、人の感覚でたった0.2秒を的確に捉えて理想のスーパースローモーションを撮影するのは正直至難の業です。
ほんの一瞬しかスーパースローで捉えられないのであれば、やはりGalaxy S9/S9+のような、自動で動きを検知して撮影してくれる機能がやはりどうしても必要な気がします。
加えて、スーパースローモーション撮影時の画質も引き続きかなり荒いです。せっかくHD画質からフルHD画質に対応したのに、そのメリットがあまり活かされていません。
Galaxyが実現できてXperiaに実現できないことはないと思いますので、次の課題として冬モデル以降、大いに期待したいところです。
ワイヤレス充電「Qi(チー)」は背面に
Xperia XZ2 SO-03Kは、ドコモのXperiaとしては初めてワイヤレス充電「Qi」に対応しています。
「Qi」対応機種では「Qi」マークがある機種が多いですが、Xperia XZ2では省略されていますので、どの部分にワイヤレス充電の位置があるのかそのままではわかりません。あらかじめ場所をしっかり覚えておきましょう。
Xperia XZ2のワイヤレス充電位置は、背面中央よりやや下あたりに用意されています。
相変わらず「Qi」の判定はかなり狭いので、しっかり正しい位置に置かないと充電は反応してくれません。
ケースやカバーを利用する場合にはワイヤレス充電対応のものを使う必要もありますし、充電の時間もかなりかかるので、実用性があるとは言いにくいところです。ただしこれは機種に関わらず、例えばGalaxy S9であっても内容はまったく同じです。
今後の進歩待ちといったところですね。
Xperia XZ2を購入するならドコモオンラインショップ
ドコモの2018年新機種夏モデル・Xperia XZ2/Xperia XZ2 Premium/Xperia XZ2 Compactは、ドコモオンラインショップでも販売・予約受付が開始されています。
Xperia XZ2は5月31日に発売されていますので、在庫がなくなることがないよう、早めに購入手続きをするようにしましょう。
Xperia XZ2 Compactは6月下旬、Xperia XZ2 Premiumは今夏予定です。
予約および購入に関しては、例によってドコモオンラインショップでの購入が手数料その他様々な点でお得となります。→「ドコモオンラインショップでの購入がリアル店舗より圧倒的有利な件」
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Xperia XZ2購入時にタブレット同時購入で家族まとめて割適用できる
新Xperiaの購入時に合わせて検討しておきたいのが、タブレットやiPadの同時購入です。
同時購入のメリットとしてはなんといっても「家族まとめて割」です。ドコモオンラインショップ購入時にもしっかり適用されます。→「ドコモのキャンペーンまとめ」
同一シェアグループにタブレットやiPadを追加することで、2台以上を購入した翌々月に請求書還元される形となります。
まだ家族で一台もタブレットやiPadを持っていない場合はもちろん、すでに家族で一台所有している場合でも、家族分ではなく個人用として追加することもできますし、シェアパック子回線の場合、月額料金もデータプラン+spモード+シェアオプションで2500円で抑えることができますので、非常にお得です。
ちなみに家族まとめて割は、2台目プラスでは適用しませんのでその点だけ注意しておきましょう。
Xperia XZ2は「買い」か
まず大前提として、Xperia XZ2はdocomo with対象機種ではないので、月々サポートは今まで通り適用されますが、その分、価格帯はそれなりに高いです。それを許容できるかどうか、で判断が変わります。
ただその上で、Xpeira XZ2は、やはり鉄板の人気機種として「買い」としておきます。
やはり安定のSONY・Xperiaのフラッグシップモデルなので、目立ってあからさまに期待を裏切られるようなことはありません。
細かく気にしていくと、もちろん他の機種の方が優れていたりする部分もありますが、何をどこまでこだわるかによります。特に今までSONYを使い続けてきた方、Xperiaが好きな方であれば迷わず購入して問題ないと思います。
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