たまにある質問の中に、「携帯電話の契約名義とは違う家族の名前でdカード GOLD(dカードゴールド)を申込みたいが、ちゃんと10%ポイント還元できるようにするにはどうしたらいいか」というものがあります。
つまり、携帯電話の名義は妻名義だけれども、夫名義でdカード GOLDの申し込みをしたい、というようなケースです。
申し込み自体は問題なくできるのですが、これは結構重要な内容で、もし携帯電話との名義違いでdカード GOLDを申し込みし、そのまま何も手続きをしないでいた場合、せっかくドコモの回線を持っていたとしても10%還元※されることはなく、非常にもったいない状況になってしまいます。(※毎月のドコモのケータイ/ドコモ光利用料金の1,000円(税抜)ごとに税抜金額の10%還元/利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント※ahamoを除くドコモケータイ料金およびドコモ光ご利用料金をさします。※端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外となります。 )
このようなケースで、ドコモの契約回線と別名義のdカード GOLDを間違いなく紐づけ、10%ポイント還元が適用するようにするにはどうしたらいいのか、また、ちゃんと実際に紐づいているのかどうかを確認する方法について解説していきます。
ドコモの契約回線とdカード GOLDの紐づき
本来、ドコモの契約回線とdカード GOLDの名義が同一の場合、dカード GOLD申し込み時点で自動的に両者は紐づき、ドコモ利用料金とドコモ光利用料金に対するdポイント10%還元の対象になります。
※ahamoを除くドコモケータイ料金およびドコモ光ご利用料金をさします。
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
※端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外となります。
そこに特別な手続きは必要ないので、「自分の場合はちゃんとドコモの回線とdカード GOLDが紐づいて10%還元になっているのだろうか」、と不安になる必要はありません。
ただ、万が一何かの間違いで紐づいておらず10%還元が適用されていなかったら大変なので、念には念を入れて、実際に確認しておくと間違いはなくなると思います。
ということで、まずは最も対象者としては多いであろう、ドコモ回線とdカード GOLD名義が同一の場合に、自分のドコモメイン回線とdカード GOLDが紐づいているのか、または家族分の回線が家族カードと紐づいているのかを確認する方法から解説していこうと思います。
ドコモの回線とdカード GOLDがしっかり紐づいているかの確認方法
まずはdカードGOLDの公式サイトにアクセスします。→dカード公式
dカード GOLD公式サイト内、会員ページの「設定・お手続き」から、「dポイント利用者情報/ご利用携帯電話番号の登録・変更」を選びます。
dアカウントとパスワードを求められるので、入力してログインします。既に利用携帯電話番号登録が実施されており、dアカウントを利用する回線とdカード GOLDが紐づいている場合には以下の画面が出てきます。
利用携帯電話番号だけでなく、ここではdカードの利用者情報も合わせて登録が完了していることを確認できます。これにより、そのままdカード GOLDをdポイントカードとしても利用できるようになっています。
以上の内容が確認できれば、利用している携帯回線とdカード GOLDは紐づいていますので、10%還元も適用されています。
他に、dポイントクラブサイトで、単純に毎月の獲得dポイントを確認しても、10%還元が適用されているかどうかはわかります。
通常獲得ポイントに加えて、「dカード GOLD特典」が追加されているのがわかると思います。通常獲得ポイントが100ポイントとしたら、dカード GOLD特典分は900ポイントが付与されます。割合としては1:9で、合計ポイントは10倍となっています。
ドコモの回線とdカード GOLDが紐づいていない場合には「ご利用携帯電話番号を登録」
以上が、dカード GOLDが間違いなく自分のドコモのメイン回線と紐づいており、dポイント10%還元が適用されているかを確認する方法でした。
ここからは、何故か携帯電話回線とdカード GOLDがうまく紐づいていなかった場合についてです。
それは、冒頭で案内したケースのように携帯電話回線とdカード GOLDの名義が異なる場合を筆頭に、何らかの理由でしっかり両者が紐づいておらず10%還元が適用されていなかったケースを含みます。
※ahamoを除くドコモケータイ料金およびドコモ光ご利用料金をさします。
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
※端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外となります。
同じdカード公式の「会員ページ」、「設定・お手続き」から「dポイント利用者情報/ご利用携帯電話番号の登録・変更」を選び、dアカウントでログインします。
ここで、もしドコモの回線とdカード GOLDが紐づいておらず10%還元が適用されていない場合には、以下のような画面が出てきます。
ここで手続きを進めることで、dアカウントが紐づいている携帯電話番号を、dカード GOLDと紐づけることができます。
「ご利用携帯電話番号を登録する」にチェックが入っていることを必ず確認し、「dカード 注意事項」を確認した後で、「dカードの注意事項に同意する」にチェックを入れて次に進み、登録を完了させます。
登録の際、クレジットカード番号とクレジット暗証番号が必要となります。dカード GOLDを手元に準備しておきましょう。クレジット暗証番号は、dカード GOLDを申し込みする際に決めた、4桁の暗証番号です。
生年月日やゾロ目だと登録が通らないので、それ以外の数字になっているはずです。もし万が一忘れてしまった場合には、dカードゴールドデスクに連絡しましょう。
この流れで完了登録すれば、dカード GOLDと携帯電話番号の契約名義が異なる場合でも、回線とdカード GOLDをしっかりと紐づけすることができ、以後10%ポイント還元は適用されます。
全体としては全く難しくはなく、数分で終わります。確認を兼ねて一度アクセスしてログインしてみておくといいかもしれません。
当然のことですが、それぞれの契約名義が異なる場合には、契約名義人の事前承諾が必要となっています。
そもそも、まだdカード GOLDを申し込みされていないという方は、まずはコチラを確認されてください。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」
「ご利用携帯電話番号」を登録することで適用されるサービス
ドコモの携帯電話回線とdカード GOLDを関連付ける「ご利用携帯電話番号」を登録することで、ドコモ利用分に対する10%還元が適用されるのは解説してきた通りですが、その他どういうサービスが適用されるようになるのかを簡単に解説します。以下の通りです。
・登録した携帯電話回線(dアカウント)が、dポイントの進呈先になる
・各種メールの送信先/連絡先になる。
・特典として、dポイントクラブのdカード GOLD10%ポイント還元の適用先になる。
・特典として、dカードケータイ補償(GOLD)の適用先になる。
※ahamoを除くドコモケータイ料金およびドコモ光ご利用料金をさします。
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
※端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外となります。
ドコモ回線利用中の場合
全て重要なのですが、ドコモの契約回線利用中の場合にdポイント10%還元以外に重要なのが、dカード GOLDケータイ補償の適用先になる、という点です。
そもそも回線とdカード GOLDが紐づいていなければ、補償の適用させようがないわけです。これはこれで登録を忘れているとかなり致命的です。「ご利用携帯電話番号の登録」がいかに大切かということがわかります。
ご利用携帯電話番号の登録がなされていることで、その回線の購入履歴の中から3年以内の機種が補償対象となります。
さらに、根本的な問題ですが、「dポイントの進呈先」として設定されるという点も非常に重要です。逆に言えば、「ご利用携帯電話番号の登録」が実施されていないと、dポイントの進呈先がそもそも存在しないので、ポイントの貯まりようがありません。
特にこの登録を忘れがちな携帯電話番号とdカード GOLDの名義違いの場合には注意しておきましょう。例えば妻利用中携帯だけど名義は夫、という場合など、携帯電話名義と家族カードの名前が異なる場合も同様です。こちらもかなりありそうなケースです。
ドコモの携帯回線を利用していない場合
dカード GOLDの大きな特徴の一つとして、ドコモの携帯電話回線の契約がなかったとしても申し込みすることができる、という点があります。
申し込みはできるのですが、ドコモ利用分に対する10%還元やdカードケータイ補償などの特典は当然得られないので、メリットとしてはドコモ契約者よりも目減りしてしまいます。
とはいえ、dポイントを効率よく貯めることができるという意味で利用されている方もいらっしゃると思います。
ただこの場合も注意しておきたいのが、「ご利用携帯電話番号の登録」についてです。
「ご利用携帯電話番号」とはドコモの番号のことなので、ドコモの利用がなければ登録は不要のようにも思えますが、ドコモを利用でない場合には、dアカウントを登録しておく必要があります。
この登録が実施されることにより、dポイントの進呈先としてdアカウントが指定されるようになるため、dポイントを貯めることができるようになります。
こちらも万が一そのことを知らずに登録されていないまま利用されていたら、貯まっていると思っていたdポイントがどこにもなかった、ということにもなりかねないので、必ず確認をしておきましょう。
ドコモ回線を解約された場合の「ご利用携帯電話番号」はdアカウントにできる
もう一点、「ご利用携帯電話番号」について注意点があります。
それは、ドコモを解約したり名義変更したりした場合についてです。この場合、そのままにしているとdアカウントは消滅し、貯まっていたdポイントも失効してしまいます。
そうなることがないように、あらかじめdアカウントと携帯電話回線の紐づきを解除し、dアカウント単独で利用できるようにしておくことができます。
そうすることで、仮にドコモの契約がなくなってしまったとしても、継続してdポイントを貯めていくことができるようになります。その場合の「ご利用携帯電話番号」の登録は、「携帯電話番号」から「dアカウント」に替わる形となります。
利用者情報設定を実施することで、dカード GOLDをdポイントカードとしても利用可能に
少しややこしい話をします。
ここまで解説してきたのは、「ご利用携帯電話番号の登録」について。
それとは別に、「利用者情報設定」という項目があります。これは何のためにあるのかというと、「利用者情報設定」を実施することによって、dカード GOLDをdポイントカードとしても利用できるようになる、というものです。
dカード/dカード GOLDの大きな特徴の一つとして、それ単独でdポイントカードとしても利用することができ、dポイントカードを別に持っておく必要がない、という点が挙げられるのですが、そのためにはこの「利用者情報設定」が必要、というわけです。
ただ、そう深く考える必要はなく、上記の「ご利用携帯電話番号の登録」が完了していれば、同時に利用者情報設定も完了します。
つまりこの「利用者情報設定」ができていないのは、「ご利用携帯電話番号の登録」ができていない場合、というわけですね。
ここまでご案内してきた通り、「ご利用携帯電話番号の登録」が実施されていれば全く問題ありません。
ひいては、ドコモの電話回線とdカード GOLD名義が同一の場合は、「ご利用携帯電話番号の登録」も合わせて実施されるので、この点も意識する必要はありません。
ということで、ただただ、そういうものがある、という程度の認識で問題ないと思います。
唯一、別にdポイントカードをdアカウントに利用設定したい場合には、「dポイント利用者情報登録」が必要になるので、それは別に覚えておきましょう。→ドコモ公式・dポイント利用者情報登録サイト
ドコモ回線とdカード GOLDの紐づけまとめ
そもそもこの記事内容をまとめようと思ったのは、名義が違う回線、名義が違うdカード GOLDでもドコモ料金分の10%還元ができるようになるのか、なるならどうすればいいのか、という質問が比較的多かったためです。
ともかく回線とdカード GOLDが「ご利用携帯電話番号の登録」を通して紐づいていれば、まったく問題なくドコモ利用分に対する10%還元はできる、と覚えておきましょう。
※ahamoを除くドコモケータイ料金およびドコモ光ご利用料金をさします。
※ご利用料金1,000円(税抜)につき100ポイント
※端末など代金分割支払金・各種手数料など一部の料金はポイント進呈の対象外となります。
以上解説してきた内容で登録をすれば問題ありませんが、不安がある場合はdカードゴールドデスクに電話をして、手続きをしてもらいましょう。簡単に実施してくれます。→「dカードゴールドデスクを利用してみた」
申し込みがまだの方は、dカード GOLDの公式サイトをご確認ください。