Galaxy S10+を完全にメイン端末として利用してみて、数日が経過しました。
満足度の高さは過去最高レベル、不満に感じる点は現時点ではほぼありません。
ちなみに私が購入したのはGalaxy S10+のオリンピックエディションの方(SC-05L)なのですが、オリンピック色に関しては前回お伝えした通りほとんど感じられないため、そういう意味では残念な部分もあったのですが、単純にオリンピック云々度外視でGalaxy S10+として受け入れれば、本当に使いやすい良機種です。→「Galaxy S10+ Olympic Games Editionに期待すると残念な結果に」
改めて超広角カメラの使い勝手の良さ、暗所や逆光でも綺麗に撮影できる標準カメラの性能、全体の操作性とバランスなど、全体としてかなり高いレベルで利用することができるGalaxy S10+について、改めて利用してみた感想をまとめてみました。
関連記事:「ドコモのGalaxy S10/S10+の機種変更レビュー」
ドコモのGalaxy S10+の超広角カメラは素晴らしく使える
Galaxy S10+を利用してみて、特に「使える!」と感じているのが、やはりカメラです。
カメラの機能の中でも特に利用頻度が非常に高いのが、超広角カメラです。
とにかく便利です。標準カメラでは捉えきれない範囲の写真も枠内に収めることができるので、写真の表現の幅がかなり広がります。
また、夜など暗所での撮影には元々定評のあるGalaxyですが、今回も安定の美しさです。
以下は、Galaxy S10+の標準カメラで撮影した写真です。
さらに、同じアングルから、超広角カメラを使うとこうなります。
時間は8月の午後9時頃で辺りは真っ暗なのですが、非常に明るく美しく夜景が撮影できます。超広角カメラでも同じように撮影することができ、なおかつ標準カメラでは捉えきれない周囲の風景まで一枚の写真の中に詰め込んでくれるので、かなり映える風景写真を撮影することができます。
ちなみにこのフレームに人が入った場合も、昼に撮影する場合よりはやはり表情の表現力などは落ちるものの、十分綺麗に撮影は可能です。
こちらは標準カメラで撮影した写真です。
超広角カメラでの写真です。
Galaxy S10/S10+には、標準、超広角以外に、望遠カメラが搭載されています。トリプルカメラの3つ目ですね。
これはこれで、やや遠めの被写体を撮影しようとしたときに非常に便利に使うことができるので、標準、望遠、超広角の3つのカメラをシーンに応じて簡単に切り替えることができるのが、やはりGalaxy S10/S10+の最大のメリットと言って間違いないと思います。
また、Galaxy S10+のカメラでもう一点、非常に便利だと感じたのが、逆光の場面で写真を撮影した場合についてです。
Galaxy S10+は、逆光で人物を撮影したとしても、真っ黒になったりせず、それなりに見れる写真が出来上がるので、逆光を恐れずに写真を撮影することができます。
つまりはどういう場面でもオールマイティに使えるトリプルカメラ、ということですね。
動画でも活躍! 超広角カメラ
超広角カメラの使い方として、これも相当便利だな、と感じている使い方の一つが、動画での超広角カメラの活用です。
実際試してみるとわかりますが、静止画を撮影する場合よりも、動画を撮影する場合の方が、どうしても被写体により近づいた形で映ってしまうので、静止画だとちょうどいい距離感だったとしても、これを動画にしてみると近すぎてドアップになってしまう、ということもよくあります。
しかしそんな時に超広角カメラを利用すれば、被写体に接近しすぎていたカメラがグッと後ろに引く形になり、ちょうどいいバランスの動画を撮影することができるようになります。
もちろん、超広角カメラでは外側になればなるほど歪みが出てくるので、それが気になる、という場合には超広角カメラでの動画はあまり好まれないかもしれませんが、私はそんなに違和感なく利用できているので、接近しすぎて何を撮影しているのかわからなくなるくらいなら、超広角カメラを利用して後ろに引いた状態で撮影した動画の方が出来栄えとしては満足度が高いです。
この辺りは、好き好きあると思いますので、Galaxy S10/S10+を購入された方は、是非一度ご自分で試してみていただきたいところです。
ドコモのGalaxy S10+は薄く持ちやすく軽く使いやすい
私がそれまで利用していたのが、大型のGalaxy Note9である、という点も影響していると思いますが、とにかくGalaxy S10+は薄く軽く持ちやすく使いやすいです。Galaxy S10+も元々はGalaxy Note9に近い、かなり大型のスマホなんですけどね。
ちなみに、Galaxy純正のCLEAR VIEW COVERを利用しています。
このカバーを利用せず裸で利用しようとすると、ボディがかなり滑りやすいので、逆に使いやすさの点数は減ります。
より便利に使いやすくしたい、という方は純正CLEAR VIEW COVERの利用をお勧めします。
ちなみに、私が間違って買ってしまったLED VIEW COVERも、結構悪くはないです。手触りなどがまたちょっと違って、逆にこちらの方が好き、という人もいるかもしれません。
ただ、カバーを閉じた状態で表示される情報が少なかったり、やや厚みが感じられたりもするので、個人的にはデザインも含めてCLEAR VIEW COVERがやはりお勧めです。
タッチ操作は極めて軽快
Galaxy S10+の前に利用していたGalaxy Note9は、利用し始めて一年満たない状態でしたが、アプリを結構インストールしたりしたためか、ブラウザの利用時など、どうにも納得いかない動作をすることがたまに発生し始めていました。
まぁ、本当に些細なことではあったのですが、元々が不満ゼロで利用していた機種だったため、ちょっとした動作の遅さでも気になるようになってしまった、という感じです。
その印象を持ったまま今回、Galaxy S10+に変更したところ、その動作の快適さに改めて感動しました。もちろん、Galaxy S10+は購入したばかりで、データをそのまま移したりはしていないこともありまだ利用するアプリなどもかなり少ない状態であり、動作が快適なのはそれが一つ大きな要因になっているという可能性は高いです。
ただそれでも、ストレスなくスムーズに利用でき、点数をつけるとしたらそれこそ100点で使えています。
後は今後、アプリやデータが増えてきた時に動作がどうなるか、に注目していきたいと思います。
指紋認証は背面の方が間違いなく便利だった
最初に、Galaxy S10+は「ほぼ満足」、と書きました。
「ほぼ」と言ったのは、1点、指紋認証についてがやや気になっていたからです。
今回のGalaxy S10/S10+から、今まで背面にあった指紋センサーがなくなり、全面のディスプレイ上に移ってきました。
ディスプレイ下部に指を添えて指紋認証を実施するのですが、単純に反応速度だけで比較するなら、背面の頃の方がはるかに速かったです。
ディスプレイ上の指紋センサーは、少しゆびをグッと押し込むイメージで触れる必要があり、背面の頃に軽く触れるだけで解除されていた時よりもひと手間かかるようになった印象です。
また、昔はほとんどの機種がディスプレイ下部にホームキーを持っており、そこが指紋センサー兼用だったりしたわけなので、指紋センサーの場所が前面にあるのには違和感はないはずなのに、いつの間にか背面の指紋センサーに慣れてしまったからか、逆に前面だと使いにくい印象です。
とりあえず顔認証がちゃんと動作している時には何も感じないのですが、タイミングがずれて顔認証がうまく動作しなかった時などは、ややもどかしさを感じてしまう、という意味で、使い勝手の面で唯一不満を上げるとしたらここかなぁ、という感じです。
正直使う場面がない「ワイヤレスパワーシェア」
登場当初、非常に面白い機能だ、と感じていたはずの、「ワイヤレスパワーシェア」。
Galaxyを利用して他のワイヤレス充電対応機器の充電ができる、という機能ですが、実際に利用してみるとこの機能、使うかと言ったら正直全然使いません。
そもそも通常の充電はそれぞれちゃんと充電器から行うわけで、ワイヤレスパワーシェアを利用するとしたら緊急時くらいかと思うのですが、緊急時とはいってもポケットチャージャーもあるわけですし、あえてGalaxyの充電残量を犠牲にして他の端末を充電するケースなど、ほとんどないのではないか、という結論です。
もちろん、使い方によると思うので個人差はあるでしょうが、少なくとも私は一切使うケースはないように感じました。
そういう意味で、この機能はあくまでおまけ的にとらえておいてよさそうな気がします。
総合的には大満足・性能重視ならやはりGalaxy S10+が圧倒的お勧め
2019年夏、Xperia 1も確かに非常にいい機種ではあるのですが、全体的な安定感ではやはり、Galaxy S10/S10+が頭一つ抜けているかなぁという印象です。
特に写真にこだわりたい方、お子様の写真をたくさん撮影する方などにはお勧めです。超広角・標準・望遠のトリプルカメラの便利さに、ハマってしまうこと間違いなしです。
サイズ的にも、Xperia 1だとどうしてもやや気になる縦長感もGalaxy S10/S10+だと感じることはなく、特にS10なら女性や手が大きくない方でも持ちやすく快適に利用できると思います。
この夏の1台として、手数料無料で総額がお得になるドコモオンラインショップで、早速検討してみましょう。