2019年もGalaxy Noteがドコモから発売されます。
毎年その時点でのAndroidスマートフォンの中では、ほぼ最高スペック、と言える性能を積んでいるGalaxy Noteシリーズ、今年もその伝統は継続しています。
2019-2020年冬春モデルの中では、他の追随を許さない最高のスマートフォンとして仕上がっています。
昨年、Galaxy Note9を購入し、しばらくはもう買い替える必要がないと確信したほどに満足度が高かったわけですが、それからさらにどういう点が進化したのか、その特徴について解説していきます。
Galaxy Note10+ SC-01Mのカラーバリエーションは2色展開
ドコモが2019-2020年冬春モデルとして発売するGalaxy Note10+ SC-01Mのカラーバリエーションはオーラホワイトとオーラブラックの2色です。付属するSペンのカラーも異なり、オーラホワイトには白色のSペン、オーラブラックには黒色のSペンが付属します。
元々グローバル展開では、上記の2色に「オーラグロー(青色のSペン)」を加えた3色展開なのですが、今回ドコモからは「オーラグロー」は発売されません。
ちなみに同じ日に発売されるauのGalaxy Note10+は「オーラグロー(青色のSペン)」と「オーラブラック(黒色のSペン)」です。
個人的にはオーラグローの方がカッコいいような気がしていたのでドコモから出ないのは少し残念ですが、いずれにしてもケースを利用するならあまり関係ないですね。
Galaxy Note10+のおすすめポイントは4つ
Galaxy Note10+のおすすめポイントは4つです。
1.Sペンの「エアアクション機能」と「テキストエクスポート機能」でペンの使い方が大きく進化した
2.4レンズのアウトカメラで「超広角撮影」に対応し、「ライブフォーカスビデオ撮影」も可能になった
3.メモリ(RAM)と内部ストレージ(ROM)が前回モデルの2倍。重たいアプリもゲームも安心サクサク
4.「ベゼルレスディスプレイ」で画面が拡大し、軽量化、内臓電池も増量
それぞれ細かく確認していきます。
進化したSペン
書き心地は本物の紙とペン
Sペンのペン先は、0.7mmでGalaxy Note9同様、4,096段階の筆圧も検知します。ペンの種類や色、太さも自由自在に変えることができ、本物の紙とペンの書き心地により近づいています。
文字だけでなくイラストも、大画面で自由自在に描き、楽しめます。
エアアクション機能でリモコン変わりに直感操作/クリック&ジェスチャー操作
Sペンのエアアクション機能は、Sペン本体を回したり、上下左右に振ることでカメラのイン/アウトを切り替えたり、Sペンのボタンを押しながら円を描いてズームイン/ズームアウトをしたり、ギャラリーをスクロールしたり、音量調節ができる機能です。
Sペン内部にモーションセンサーが搭載されている為、これらの直感的な操作が可能になっています。
Sペンのテキストエクスポートは正しく文字を認識する?
Sペンのテキストエクスポート機能は、Sペンで手書きした文字をタップで読み込んで、共有しやすいテキストデータ(活字)に自動変換してくれる機能です。書き留めた文字をテキストデータに変換することで、メッセージとして共有しやすく出来るメリットがあります。
また、メモした文字はPDF、txt、画像データ(jpg/png)へ変換も可能です。
実際のところ本当に活字に変換する際に正しく読み取ってくれるのだろうか? と不安になる部分もあるかもしれませんが、個人的にはそれはほぼ問題はないのではないかと思っています。
Galaxy Note9のGalaxy Notesアプリでも、手書き文字の電話番号をそのまま電話帳アプリに連携して電話をすることができたり、メールアドレスやURLを読み取ってもくれていました。→参考:「Galaxy Note9に機種変更してみたら最高すぎた話」
その経験上、ある程度丁寧に書けばおおよそしっかり読み取ってくれていましたので、活字への変換に際してもそう心配はいらないのではないかと思っています。
もちろん、個人的な書き方のクセがあまりにも極端だと、全て正確にテキストデータに変換されるとは限りませんので、状況に合わせて使い分けるといいと思います。
画面オフメモは、ペンを抜くだけですぐにスタンバイしてくれる
画面オフメモは、Sペンを取り出すだけですぐに利用することができます。様々な色(5色)で文字を書いたり絵を描いたりすることができ、そのままGalaxy Notesアプリに保存したり、ディスプレイ上で保管しておくこともできます。
空間に落書きできるAR手書きがすごい!
今回、これは面白いなぁと感じたのが、この空間に落書きできるAR手書き機能です。
つまりどういうことかというと、動画に3Dのイラストを描きこむことができる、というわけです。
これにより、動画に手書きの文字やイラストを追加することができ、他にはない動画を簡単に作ることができます。
動画をよく撮影し、色んな人とシェアしたりする人には特に、非常に楽しく便利な機能と言えます。
本体だけでなくSペンも防水/防塵対応
Galaxy Note10+は本体だけでなく、付属のSペンも防水/防塵性能を備えています。防水性能はIPX5/8に対応。防塵性能はIP6Xに対応しています。
防水性能IPX5/8と防塵性能IP6Xの性能テストをする方法は以下の通りです。
規格 | 内容 |
防水性能 IPX5 | 内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有すること。 |
防水性能 IPX8 | 常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出した時に通信機器としての機能を有すること |
防塵機能 IP6X | 直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に製品を8時間入れてかくはんさせ、取り出した時に、内部に塵埃(じんあい)が侵入しない機能を有すること。 |
とはいえ、どんな場面でも完全に安心、というわけではありません。結局、水濡れによる故障は自己責任です。後々、スマホおかえしプログラム利用時に故障時利用料最大20,000円(税抜)(ケータイ補償利用時は2,000円)加算されることになり、修理の対象外となってしまう場合もあります。海水や結露には十分注意して利用しましょう。
4つのカメラレンズで格段に進化したカメラ
Galaxy Note10+は4つのアウトカメラ(超広角カメラ/広角カメラ/望遠カメラ/深度測位カメラ(TOF))を搭載しています。いわゆるクアッドカメラですね。
これらのカメラはシーン判別機能でプロ並みの写真撮影を簡単にできるようになります。また、スーパー手ぶれ補正に優れている為、走りながらの動画撮影でもほとんどブレなく撮影ができます。さらに、オーディオズームという機能で被写体の音にフォーカスして集中して動画を撮影することが出来ます。
今回のGalaxy Note10+では、前モデルのGalaxy Note9にはなかった「超広角レンズ」を搭載しています。約1600万画素の撮影を可能にする超広角レンズは、約123°の視野角で見えている景色のほとんどを写真におさめることができます。
Galaxy S10+では普段かなり超広角カメラを活用していますが、「超広角カメラはとにかく便利」の一言です。一度使ったら手放せません。
さらに注目したいのは、複数のカメラレンズを活用した「ライブフォーカスビデオ」です。
ライブフォーカスビデオとは、背景をぼかして味のある動画を撮影できる機能です。ぼかしを調整し、特殊効果を加えることもできます。
実際にGalaxy Note10+の実機を操作してライブフォーカスビデオを試してみたところ、焦点をあてた周りのフチ、つまり細かいディテールがぼやけてくっきりしない雑な印象もありましたが、ここら辺は実際に購入して試してみないと何とも言えないところです。
とはいえ、ライブフォーカスビデオ機能は他メーカーのスマホにはない面白い機能と言えます。
メモリ(RAM)と内部ストレージ(ROM)が2倍進化。さらに最高峰のCPUも搭載
Galaxy Note10+のメモリ(RAM)は12GBが実装され、内部ストレージ(ROM)は256GB搭載されています。また、microSDカードによる外部ストレージは最大1TBまで対応しています。
前機種Galaxy Note9のメモリ(RAM)が6GB、内部ストレージ(ROM)が128GBでしたから、比較すると2倍もメモリが増量されていることになります。
さらにCPUはSnapdragon 855でオクタコア(2.8GHz/1コア+2.4GHz/3コア+1.7GHz/4コア)搭載です。申し分ないくらい最高の性能を備えています。
ゲームブースターと冷却システムが凄い
Galaxy Note10+はゲームブースターと冷却システム(ベイパーチャンバー冷却システム)が非常に優れており、高グラフィックのゲームを存分に楽しむことができます。
ゲームブースター機能は、ゲームプレイ時に不要なアプリやバックグラウンドで機能するシステムをシャットダウンできる機能です。ゲームブースター機能なしで利用した場合と比べて約15%もバッテリーの寿命を向上させることが出来、ゲームの安定性は約10%向上します。
ゲームアプリを利用するユーザーにとってバッテリーは生命線ですし、この機能は長くGalaxy Note10+を利用する上で欠かせません。最近のビッグタイトルで言えば、ドラクエウォークやマリオカートツアーなども安心して遊べます。
また、さらにスリムに設計されたベイパーランチャー冷却システムは、本体の過熱を抑えつつ、ゲームのラグを減らしてくれるのでさらに快適にゲームをプレイできるメリットがあります。
画面サイズ拡大、軽量化、なのに電池容量は増量・史上最大
今回のGalaxy Note10+は昨年発売されたGalaxy Note9と比較して、画面インチが大きくになったにもかからわず、重量は軽量化し、本体の厚みは薄くなり、さらに電池容量は増量しました。
Galaxy Note9 SC-01L | Galaxy Note10+ SC-01M | |
ディスプレイ | 6.4インチ | 6.8インチ |
重量 | 201g | 197g |
サイズ | 約162×76×8.8mm | 約162×77×7.9㎜ |
電池容量 | 4,000mAh | 4,300mAh |
ドコモスマートフォン史上最大容量のバッテリーと、最新のインテリジェントバッテリーを組み合わせ、圧倒的な電池持ちを実現しています。
ちなみにGalaxy Note10+では別売りの専用有線アダプタTRAVEL ADAPTERを利用すると、約60分でフル充電、約20分でおおよそ50%ほど充電が可能です。
45WのSuper Fast Charge対応で、驚くほど高速な充電に対応しているため、緊急で充電したい場面でも安心です。
生体認証は指紋/顔認証どちらも対応
Galaxy Note10+の生体認証は、ディスプレイに指を乗せて認証する「超音波指紋認証」と、「顔認証」の双方に対応しています。
通常は顔認証がメインになってくると思いますが、タイミングや角度によって認証がうまくいかなかった場合には指紋を併用する形になりますが、個人的にこの指紋認証の反応速度が気になるところです。
というのも、同じディスプレイ内指紋認証が搭載されているGalaxy S10+を今まさに日常的に利用していますが、指紋認証の反応が少し遅いと感じているためです。
そのまま特に変わることはないのか、何らかのチューニングがなされて、多少なりとも認証が速くなっているのか、気になるところです。
万が一、生体認証が利用できない状況でもPINコードやパスワードによる認証も可能です。
Galaxy Note10+の同梱品について
ドコモのGlaxy Note10+に同梱している付属品は、AKGイヤホン、Sペン(本体カラーによりSペンの色も異なる)、クリアケース、USBケーブル(CtoC)、SIM取り出し用ピンです。
カバーやフィルムは多数ドコモオンラインショップでも取り扱われますが、個人的にはいつもGalaxy純正のClear View Coverを購入して利用しています。
他に、LED Coverや超高速充電器のTRAVEL ADAPTERもdocomo selectで取り扱い予定ですが、発売まで待てなかったり在庫がない場合にはamazonなどで探してみるのもありだと思います。
ちなみにSペンは、紛失してしまった場合でもドコモショップ店頭やドコモオンラインショップで取扱予定のため、購入しなおす事ができます。
Galaxy Note10+予約購入特典でGalaxy Budsが必ずもらえるキャンペーン
Galaxy Note10+を発売開始日前日までに予約して購入すると、サムスンのGalaxy Buds(ホワイトカラー)が必ずもらえます。
Galaxy S10/S10+でも同様のキャンペーンが実施されましたが、今回も実施されています。
高音質でワイヤレスでサウンドを楽しめるイヤホンなので、せっかくですから必ずもらっておきたいところです。
ちなみに私はGalaxy S10とS10+ Olympic Games Edition同梱品の二つGalaxy Budsを既に持っています。さすがにもう必要ないので今回は予約はしていません。
ドコモオンラインショップでの購入手続きは開始済み
Galaxy Note10+の発売日は10月18日ですが、ドコモオンラインショップにおける購入手続きは15日午前10時よりすでに開始されています。
もちろん、送られてくるのは早くても発売日である18日ですが、少しでも早く届くように一刻も早く手続きをしておきたいところです。
対象の機種変更であれば、ドコモオンラインショップでカンタンお手続きが実施できますし、通常手続きになる方はdカード/dカード GOLDで一括購入すればdポイントが2倍もらえて非常にお得です。→dカード GOLD
早速ドコモオンラインショップで、まずは在庫を確認しておきましょう。