国税の納付をクレジットカード払いできるようになっている、という話は別記事で詳しく書きました。→「dカード GOLDで所得税(国税)納付はかなりお得だった」
それに加えて、実は地方税もすべてではありませんがクレジットカード払いができる、という事実は、やはりあまり知られていません。
そもそも、国税と地方税とは何が違うのか、どういう税金が地方税なのかよくわからない、というケースも少なくないと思いますが、一般的に影響が大きい地方税としては、「自動車税」、「住民税」、「個人事業税」、「固定資産税」あたりを抑えておきたいところです。
住民税は、基本的に働いていて所得がある人にはすべてかかってきますが、会社員であれば給料天引きされるため普段から意識することはあまりなく、場合によっては支払っている意識さえないケースもあります。
個人事業税や固定資産税も、すべての人に適用される税ではありません。
となると、自動車を所有していれば納税義務が生じる自動車税が、最も多くの人に影響があるのかもしれません。
いずれにしてもそれらの一つ、または複数、実際に支払う対象となっている場合には、クレジットカード納付は国税の場合同様十分検討に値します。
5月は自動車税、6月は住民税(都道府県民税と市町村民税)支払いの時期でもありますし、地方税のdカード GOLD払いについて、詳細内容を確認していきます。
地方税をdカード GOLDで支払うメリットはdポイント獲得と利便性
国税の場合と同様に、地方税をdカード GOLDで支払うメリットとしては、その支払った料金に応じて1%分のdポイントを獲得することができるという点です。
いずれにしても支払わなければならない税金なのですから、その支払いによって少しでもポイントがもらえるのであればそれに越したことはないと思います。
自動車税については、総排気量が大きい車種でも最大11万1000円なので、実際のところそこまで大きな影響はないと思いますが、例えば住民税や個人事業税の場合には、収入によってかなり大きな金額になるケースも考えられるため、これをそのまま何もポイントが貯まらない状態で支払うのはかなりもったいないです。
もしそれらの税金について、クレジットカード支払いが用意されている地域に住んでいるのであれば、是非活用したいところです。
さらにdカード GOLDの場合、通常のポイント獲得以外にも、年間利用額特典という忘れてはならない重要な特典が存在しています。→「dカード GOLDの年間利用額特典を最大活用する」
年間100万円の利用で1万円分のクーポン、年間200万円の利用で2万円分のクーポンがもらえます。
元々dカード GOLDの利用が多く、無理をしなくても年間200万円を超えて利用することができる、という場合にはどちらでもいいのですが、なかなか普段使いだけでは年間利用額が100万円や200万円に届かない、という場合には地方税のクレジットカード払いには非常に大きな効果があります。
そしてもう一つ、地方税のクレジットカード払いの大きなメリットとしては、やはり支払いの利便性が挙げられます。
インターネット上で手軽に手続きをすることができるため、自宅に居ながらにして支払いを完了させられます。
現金をわざわざ銀行から下ろしたりする必要もありませんのでそちらの手数料も節約できます。
そう考えていくと、dカード GOLDでの地方税支払いは、全体として大きなメリットがあることがわかります。
地方税のクレジットカード払いは自治体によって対応が異なる
そんな便利な地方税のdカード GOLD払いですが、自動車税、住民税、個人事業税、固定資産税など、それぞれの地方税のクレジットカード支払いに関しては、それぞれ支払う都道府県などによって対応がまったく異なるため注意が必要です。
そのため、自分の住んでいる地域のそれぞれの税金に対するクレジットカード支払いがどうなっているかを、都度確認しなければなりません。
そういわれると面倒にも思われるかもしれませんが、少しでもお得に利用しようと考えるのであれば、ほんの少し手間をかけて確認しておく価値はあると思います。
可能であればここですべてまとめたいところでしたが、あまりにも対象数が多すぎるので、自分の住んでいる地域と税金の種類、そしてクレジットカード支払い、というワードで検索してみて、それぞれの地域の対応について確認してみましょう。
例えば、「大阪 自動車税 クレジットカード払い」という感じです。
その際、まず確認したい内容としては、そもそも支払いたい地方税がクレジットカード払いに対応しているかどうか、という点です。
対応していなければ、今まで通りの支払い方法を選ぶしかありません。
対応している場合には、次に確認しなければならないのが、クレジットカード払いに対する手数料がどれほどかかるのか、という点です。
地方税をクレジットカード払いにする最大のメリットは、クレジットカードを通すことでその分のポイントを獲得できる、という点なので、もし手数料が獲得できるポイントを上回るようだと、さすがにクレジットカード払いは考えざるを得ません。
もちろん、わざわざ払いに行かなくても、クレジットカード払いならネット上の手続きで完了させることができるという利便性という意味での優位性はありますし、dカード GOLDの年間利用額特典を獲得できるかどうかの微妙なラインであるのなら、利用価値はあります。
しかしそれでも、手数料が獲得ポイントよりも高い、ということであれば、躊躇する人も多いと思います。
自動車税をクレジットカード払いにする場合の一般的な傾向
地方税全般がそうであるように、自動車税も地方によってクレジットカード支払いに対応している場合と対応していない場合があり、対応している場合も手数料等それぞれの地域で異なるのですが、一般的な傾向として自動車税の場合、クレジットカード支払いを利用すると決済手数料がかかります。
例えば総排気量2リットル未満の車種の場合の自動車税は、4万円未満しかかからないので、その料金をクレジット支払いしたところで1%のポイント還元では仮に3万円の自動車税だと300ポイントという計算になり、手数料がそれ以下であれば利用価値はありますが、手数料がポイント獲得数より大きいのであれば、クレカ払いは躊躇せざるを得ません。
2022年5月、実際に私の住んでいる地域で確認したところ、総排気量2リットル以下の車種で、手数料は税込385円でした。
以前より高くなっています。これだとクレカ払いの方がやや不利です。
ただ、その場で手続きがすぐに終わるというメリット、さらにdカード GOLDの場合、年間ご利用額特典という別のメリットが存在しているため、結局その場で決済しました。
私の地域では、支払いの際には、「モバイルレジ」というアプリを活用する方式に変わっており、そのアプリで支払い通知書のバーコードを読み取り、非常にカンタンに手続きが終わりました。
ちなみに、自動車税をクレジットカード払いにすると、納税証明書が送付されないのですが、平成27年4月から車検を受ける運輸支局等の窓口で自動車税の納税確認を電子的に行うことが可能となったため、車検時に納税証明書の提示が省略できるようになっています。
つまり、納税証明書はなくても大丈夫、ということです。
非常に便利な自動車税のインターネット決済、是非活用しましょう。
住民税のクレジットカード払いはまだまだ少ない
自動車税、個人事業税と異なり、地方税の中でも住民税は、まだまだクレジットカード支払いに対応している地域は少ないようです。
逆に言えば、対応している地域に住んでいる場合、対応地域に住んでいるというアドバンテージを生かさない手はありません。
他の地方税や国税同様、手数料には注意する必要がありますが、一気に利用額を積み上げることが可能なので、dカード GOLDにおける年間利用額特典を獲得できる可能性は非常に高くなると言えます。
【参考】
この場合もやはりネックになるのは決済手数料なので、どれくらいの手数料がかかるのかは自分の納税額に合わせて確認しておく必要があります。
地方税のdカード GOLD納付まとめ
国税のクレジッドカード納付同様、地方税の場合もどうしても手数料がかかってしまうため、100%完全にお得、とまでは言えないものの、基本的には手数料以上のポイントはもらえるケースがほとんどということと、dカード GOLD特有の年間利用額に応じた特典を意識することで、一気に利用価値が高まります。
5月に入ると自動車税の納付書が送られてくると思いますので、まずはそのタイミングでdカード GOLD払いを検討してみてはいかがでしょうか。
まだdカード GOLDを所有していない、という方は、「dカード GOLDは本当にお得なのか」を参考にどうぞ。