契約中のドコモ光を引っ越し先の新居でも利用するには移転(いてん)手続きが必要です。
これから初めてドコモ光の移転手続きを進めようとされている方は、
「何から始めれば良いのだろう?」
「どんな流れで手続きを進めるのだろう?」
「何か注意すべきことはないだろうか?」
と、不安でいっぱいかもしれません。
そんな中、過去、5回の引っ越しで5度のドコモ光移転手続きを経験しているという、「ドコモ光・移転マスター」とも言うべき友人が、体験を踏まえたドコモ光の移転についての記事を寄稿してくれました。
ドコモ光移転手続きの流れや気を付けておきたい注意点等、経験に基づいて書いてくれていますので、是非参考にされてください。
ちなみに、新築分譲マンションへの移転手続きについては、実際に私自身が体験しましたので、詳しく別記事を用意していますので、そちらも参考にされてください。
関連記事:「ドコモ光を引っ越しで移転してみた/体験すると出てくる予想外の注意点」
ドコモ光の移転手続きから工事完了までの流れ
はじめに、ドコモ光の移転手続きの流れを解説します。
移転手続きとは、引っ越し前の居住地(法人の場合は事業所)で現在ドコモ光を契約しており、引っ越しなどに伴い、転居先でも引き続きドコモ光を利用する場合に行う手続きのことです。
かんたんに言うと、「ドコモ光の引っ越し手続き」のようなものです。
以下、ざっくりとドコモ光移転手続きの流れをまとめます。
- 転居先の物件をフレッツ光エリア内から選ぶ
- WEBまたは電話またはドコモショップ店頭にてドコモ光の移転手続きを申し込む
- 重要事項説明をよく確認し、工事日(利用開始日)を調整する
- 移転元での最終利用日直後にNTTへモデムを返却する
- 指定日に工事を立ち会い、Wi-Fiルーターなどの設定を行い利用開始
上記申し込みの流れについて、さらに詳しく解説します。
移転先の新居がフレッツ光エリア内か確認する
ドコモ光はNTT東西が提供する「フレッツ光」の利用環境そのままに「ドコモ光」として利用する卸売りサービス(コラボ光)であるため、そもそも転居先の物件がフレッツ光対応エリア内でなければドコモ光を継続して利用(移転)することができません。
ですから、「転居後もドコモ光を継続したい」と考えている場合には、引っ越し先の物件(住居)が必ずフレッツ光対応エリアでなければなりません。
対象の物件がフレッツ光エリア内かどうかは、NTT東西の公式サイト(以下参照)より確認できます。
→(NTT東日本)フレッツ光対応エリア確認サイト
→(NTT西日本)フレッツ光対応エリア確認サイト
転居先が決まった直後にドコモ光の移転手続きを申し込む
転居先の物件(新居)が決まったら、「ドコモ光移転手続き」の申し込みが必要です。
移転手続き申し込みのタイミングとしては、可能な限り引っ越し先の住所(物件)が決まった直後に申し込みをした方がいいでしょう。
なぜなら、申し込みが遅くなるほど転居後の工事日調整が遅れてしまい、インターネットが使えなく期間が長くなってしまうからです。
私は、いつも転居先の物件契約が成立した当日にドコモ光移転を申し込むようにしています。
ドコモ光の移転手続きは、「WEB専用ページ」または「電話(ドコモ光サービスセンター)」または「ドコモショップ店頭」のうち、利用者の都合が良い好きな方法で進めることができます。
申し込み方法 | 特徴 |
WEB |
フォームで受付後、翌日以降に指定した時間に担当オペレーターから連絡。事前に情報を登録しているので手続きもスムーズ。 受付時間:24時間受付 |
電話 |
オペレーターと直接対話しながら手続き可能。混雑状況によっては、つながりにくい場合あり。 受付時間:午前9時~午後8時 |
ドコモショップ |
ショップスタッフと相談しながら、手続きが可能。待ち時間が発生するので、来店予約の活用を。 受付時間:各店舗の営業時間内 |
はじめてドコモ光の移転手続きを行う方は、WEBでの手続きに不安を覚えるケースが多いため、一般的には「電話」や「ドコモショップ店頭」にて移転手続きを選択するケースが多いと思われます。
しかし個人的には、はじめての方でも「ドコモ光お引っ越し受付フォーム」というWEB専用ページからの申し込みをおすすめします。
なぜなら、お引っ越し受付フォームから申し込んだ場合、最短3日以内(転出日が翌月末以内の場合)にドコモ光サポートセンターより電話が入り、オペレーターから工事に関する注意事項(重要事項説明)、移転時の費用、工事日などについて直接話を聞くことができるため、わざわざドコモショップに足を運ぶ必要がないからです。
はじめてであっても、WEB専用ページからの移転申し込みなら、手続き時間が短縮され、質問や疑問はオペレーターに直接確認することができ、大変便利です。
重要事項説明をよく確認し、工事日を調整する
ドコモ光の移転手続きを「ドコモ光お引っ越し受付フォーム(WEB)」から申し込むと、WEB手続きから最短3日以内(転出日が翌月末以内の場合)、「電話」または「ドコモショップ店頭」で申し込んだときは基本的にその場(転出日が近い場合)で、「移転手続きに関する重要事項の説明」を担当者から聞き、「移転先(新居)での工事日」を直接調整することとなります。
具体的には、
- 移転時の転出手数料
- ドコモ光電話・ドコモ光テレビオプションなどの利用有無確認
- 移転前後のドコモ光利用料金日割りに関する説明
- 工事費用の概算
- その他注意点
などの説明を受けます。
あらかじめ、自身のケースでは費用がいくら発生するのか確認しておきたい方は、ドコモ光 工事料金シミュレーションサイトにて確認しておくと、あらかた理解できるかもしれません。→ドコモ光工事料金シミュレーション
私の場合、仕事の都合で土日祝日に工事を依頼することが多く、通常の工事費用に加えていつも3,300円(税込)が別途加算されています。
もし平日に家族が在宅しているご家庭でしたら、工事日は平日に設定したほうが負担が少なく済みますのでおすすめです。
ちなみに、ドコモ光サポートセンターの担当者は、ドコモ光移転手続きのユーザーを何組も対応しているからか、とても丁寧にわかりやすく説明してくださいます。
少しでも不明な点があれば、どんどん担当の方へ質問してここですべての不安を解消しておくほうが良いです。(※後から確認したくても、電話がなかなかつながらないため/事前に不明点をまとめておきましょう)
移転手続きの申し込みが完了すると、後日、自宅にドコモ光移転手続きに関する契約書類が送付されてきます。
書面の内容としては、電話で受けた説明内容と重複していますが、念のために申し込み内容に間違いなどがないか確認しておくと良いでしょう。
移転元での最終利用日直後にNTTへモデムを返却する
転出元でドコモ光の最終利用日を迎える少し前に、NTTからモデムの返却キットが届きます。
実はドコモ光で利用しているNTTモデム(光コンセントから光ファイバーケーブルでつながっている箱)は、貸与品扱いとなっています。
ですから、今回のようにドコモ光を移転する際や、ドコモ光を解約する時などはこれらの機器をすべてNTTへ返却しなければなりません。
返却キットには、
- 返却商品リスト
- ゆうパックの着払い伝票(返却商品リストと共に封筒に貼付されている場合あり)
- 機器返却キット送付のご案内
- 返送用封筒(茶色)
上記が入っています。
返送準備の手順はとても簡単です。
まずは、返送用封筒にNTTモデムや光ファイバーケーブルなどを入れて着払い伝票を表面に貼付し、封(のりづけ)をします。
次に、封をした返送用封筒を最寄りの郵便局窓口へ持参し、送付手続きを終えたら完了です。
私の経験上、NTT機器を返送するタイミングとしては、引っ越し当日(最終利用日)に引っ越し業者が荷づめへ来る直前、または引っ越し当日の荷下ろし完了直後に提出することをおすすめします。(返却忘れを防止するため)
工事当日
ドコモ光の移転工事の日程は事前に取り決めた通りになりますが、時間については工事日の前日に工事担当業者から電話にて当日の到着目安時間の連絡があります。
例えば、私の場合だと「当日、14〜16時の間に到着予定です。」といった具合に連絡がきました。
基本的にどの時間帯になってもいいように、工事当日は終日スケジュールを空けておくようにしましょう。
そして、いよいよ工事当日。
当日は、到着目安時間の直前に工事担当業者より「今からご自宅に参ります。」という旨の連絡が入ります。
電話から間もなく担当業者が自宅にきて、作業を行います。
物件の環境にもよりますが、大抵の場合2〜3人の作業員がいらっしゃいます。
担当業者の方は、NTTのフレッツ光契約ではなく「ドコモ光の配線工事」ということを認識したうえで来ていただけるため、作業や話もスムーズに進みます。
工事に要する時間は最短30分ほどですが、宅内の配線環境が複雑な場合は2時間ほどかかることもあります。
ここで、ようやくドコモ光移転手続きがすべて完了です。
あとは、有線LANの接続、Wi-Fiルーター設定などは自身で行うこととなりますが、移転元で同じWi-Fiルーターを利用する場合は大抵の場合、初期設定せずともすぐにスマホやパソコンで以前と同様に通信できるようになります。
ドコモ光移転手続きの注意点について
転居先の物件選びはフレッツ光エリアに
先に書いた通り、現在ドコモ光を利用している方で、転居先でも引続きドコモ光を利用したい場合、「フレッツ光対象エリアの物件(場所)」を選択する必要があります。
なぜならドコモ光はNTT東西が提供するフレッツ光の回線網をベースとして展開されており、転居先がフレッツ光対象外エリア(物件)だと引っ越し後の住居でドコモ光を利用することができないのです。
今でこそahamo(アハモ)の登場によりドコモ光セット割の恩恵は少なくなりましたが、引き落としが一緒にまとめられる管理の手軽さから引き続き利用したい方も多いと思います。
不動産屋などで物件をピックアップする際に、フレッツ光対象物件かどうかの確認を忘れないようにしましょう。
→(NTT東日本)フレッツ光対応エリア確認サイト
→(NTT西日本)フレッツ光対応エリア確認サイト
集合住宅(マンション/アパート)でも戸建てプラン(ファミリー)となるケースがある
ドコモ光移転時に注意したいことのひとつとして、集合住宅(マンション/アパート)なのに、戸建てプラン(ファミリー)が適用されるケースがあるという点が挙げられます。
なぜこのようなことが起きるかというと、フレッツ光エリア内であるもののその物件(集合住宅)に集合住宅向けの設備が導入されておらず、電柱などから部屋内に直接光回線を引き込むほかなく、結果として戸建てプランで請求されてしまうケースが起こり得るためです。
専門家の間では、この状況を「マンファミ(マンションなのにファミリータイプ契約)」と呼ばれているそうです。
ちなみに、フレッツ光エリア検索サイト(NTT西日本参照)では、マンファミ対象物件は以下の画像のように表記されます。
マンションタイプ(画像右上)でエリア検索しているのにも関わらず、留意事項に「こちらの建物では、ファミリータイプでのご提供となります(画像中央)」と記載されているのがマンファミを見分けるポイントです。
これからドコモ光移転手続きをしようと考えている方は、必ず「転居先がマンファミ物件(集合住宅なのに戸建てプランが適用される物件)ではないか?」を確認しておくようにしましょう。
WEB申し込み時は事前にご契約ID(お客さまID)を要確認
ドコモ光の移転手続きにおいて、もしWEBから移転手続きを進める際は、CAF、COP、CTVなどから始まるドコモ光のご契約ID(お客さまID)を事前に確認した上で手続きを進めることをおすすめします。
(もし万が一ご契約IDが不明な場合でも手続きは進められますが、ドコモ側で確認する作業に時間がかかってしまうとかえって遅れてしまう可能性も考慮し、できるだけユーザー自身で確認しておくほうが良いと私は考えています。)
ドコモ光のご契約ID(お客さまID)は、My docomoにdocomo IDログインし、ご契約内容→お客さま情報→すべてのご契約情報を確認・変更をする→データ通信→確認 の手順で確認することができます。
このページに表示されている「契約ID」をあらかじめメモにとって、「ドコモ光お引っ越し受付フォーム」から手続きをすすめていきましょう。
重要事項説明と工事に関する情報は確実にメモに残す
ドコモ光の移転手続き時に、ドコモ光サポートセンターの担当者やドコモショップ店頭のスタッフから重要事項(注意点)、工事費用、工事日などの説明を受けることとなります。
これらの説明を受ける際は、絶対にメモをとりながら話を聞くことをおすすめします。
なぜなら、ドコモ光移転に関する情報は非常に量が多いうえに、ユーザーにとって聞き逃してはならない重要な情報ばかりなので、忘れてしまうと後から困ったことになる可能性があるからです。
もし聞き逃したり忘れてしまった場合、後から確認したくても、ドコモ光サポートセンターは電話がなかなか繋がらないため、時間が非常にもったいないです。わからないことがあれば、必ずその場で再確認するようにしましょう。
ドコモ光移転時の工事費は物件や環境によってバラバラ
ドコモ光移転時に多くの方が気になるのが「費用」についてだと思います。
なかでも、工事費に関する情報は特に気になる点ではないでしょうか。
私の場合、集合住宅(マンションタイプ)から集合住宅(マンションタイプ)への移転手続きしか経験したことがありませんが、基本工事費が税込8,250円、加えて土日工事費が税込3,300円、合計で税込11,550円が工事費として請求されました。
ここに移転手数料として税込2,200円が別途請求されるため、移転に関する諸費用は総額で税込13,750円(一括払い)発生しました。
これらの工事費や移転手数料は、転居先で移転完了した月の翌月にドコモ光利用料金と一緒に請求されます。
ただし、これは私が体験してきた場合の金額であり、宅内の配線環境や状況によっては金額が前後する可能性がございます。あくまでも、目安の金額としてご理解ください。
実際の請求額に関しては、移転手続き時にドコモ光サポートセンターなどで正確に確認されることをおすすめします。
関連記事:「ドコモ光の工事料金(派遣/無派遣)をまとめておく」
NTTモデムを返却しなかったら賠償金が請求される
ドコモ光移転時は、移転元(旧住所)で最後にインターネットを利用した後に、NTTのONU(回線終端装置)やホームゲートウェイの機器一式を速やかに返却しましょう。
具体的には、
- ONU/ホームゲートウェイ本体
- 電源アダプタ
- 光ファイバーケーブル(例:先端が青いケーブル)
これらはすべてNTTからの貸与品(借り物)なので、返却しなければなりません。
最終利用日直前に送られてくる「返送キット」に一式まとめて返却しましょう。
もし万が一、これらの機器一式を「返却しなかった」または「忘れてしまった」場合は、NTTから賠償金が請求される可能性があります。
ちなみに、移転先では工事当日に工事担当業者が新しいONUや光ファイバーケーブルを用意してくださるため、移転日(工事日)まで移転元で使用していた機器を保管しておく必要は一切ありません。
とにかく、「移転元で使い終わったONU機器一式は、速やかに返送キットへ入れて返却する」ということを絶対に忘れてはなりません。
工事日当日の予定を確実に空けておく
個人的にこれが一番の注意点なのですが、ドコモ光を移転する日(工事日)の予定をしっかり空けておくことです。
なぜなら、移転工事の具体的な時間は、工事直前にならないとわからないからです。
ドコモ光サポートセンターから重要事項の説明を聞く際に、工事の日と時間帯を教えてもらえるのですが、そこでは「13時〜17時」という具合におおまかな時間帯しか教えてもらえません。
もっと具体的な時間帯は、移転工事の前日に工事委託業者からユーザーへ電話連絡が入ります。その際も、「明日の14時〜16時の間にご自宅へ工事に伺います」といった具合に、あくまで「おおまかな」時間帯しか教えてもらえません。
そして、工事当日。その時間帯の直前になって工事担当者から「今からお伺いします。」といった具合に連絡が入ります。
なお、工事にかかる時間も物件によっては最短で30分〜2時間程度かかる場合があります。
ですから、ドコモ光移転工事当日は工事の時間帯というよりも、基本的に一日中予定を空けておき、どう転んでも対応できるようにしておきたいところです。
ドコモ光移転手続きにおける注意点(ポイント)まとめ
それでは最後にドコモ光移転手続きにおける注意点やポイントをまとめます。
- 移転先でもドコモ光を利用したい場合はフレッツ光エリア対象物件を選ぶ
- 集合住宅でも戸建てプランが適用される場合(マンファミ)がある
- WEB手続き前にご契約ID(お客さまID)を確認しておく
- 重要事項や工事に関する説明を聞くときは必ずメモをとる
- 移転に関する工事費は物件・環境などによって異なる
- NTTのONU等機器一式は速やかに返却(未返却だと賠償金が請求される)
- 工事日当日は時間の余裕をもって一日スケジュールを空けておく
私はこれまでドコモ光の移転手続きを5回経験し、そのたびに失敗もしてきました。
(事前に物件のエリア確認しておくべきだった、メモとって話を聞けば良かった、など)
今回は私の失敗をもとに、ドコモ光移転時の流れや注意点をまとめました。
これからドコモ光の移転手続きを進められる方が本記事の内容を参考にし、少しでもスムーズに、トラブルなく、手続きを進められることを願っております。