契約中のドコモ光を引っ越し先の新居でも利用するには、移転(いてん)手続きが必要です。
これから初めてドコモ光の移転手続きを進めようとされている方は、
「何から始めれば良いのだろう?」
「どんな流れで手続きを進めるのだろう?」
「何か注意すべきことはないだろうか?」
と、不安でいっぱいかもしれません。
過去、5回の引っ越しで5度のドコモ光移転手続きを経験している友人が寄稿してくれた内容を、2026年最新の手続き内容・料金体系を踏まえて、移転手続きの流れと注意点をあらためて整理しました。
以前この記事をご覧いただいた方も、申込方法の名称や工事費の考え方が変わっていますので、ぜひ最新情報として参考にされてください。
なお、新築分譲マンションへの移転手続きについては、別記事で詳しく体験談をまとめていますので、そちらもあわせてご確認ください。
関連記事:「ドコモ光を引っ越しで移転してみた/体験すると出てくる予想外の注意点」
ドコモ光の移転手続きから工事完了までの流れ
はじめに、ドコモ光の移転手続きの流れを解説します。
移転手続きとは、引っ越し前の居住地(法人の場合は事業所)で現在ドコモ光を契約しており、引っ越しなどに伴い、転居先でも引き続きドコモ光を利用する場合に行う手続きのことです。かんたんに言うと、「ドコモ光の引っ越し手続き」のようなものです。
以下、ざっくりとドコモ光移転手続きの流れをまとめます。
1.転居先の物件をフレッツ光エリア内から選ぶ
2.ドコモオンライン手続き(Web)または電話またはドコモショップ/d garden店頭にてドコモ光の移転手続きを申し込む
3.重要事項説明をよく確認し、工事日(利用開始日)を調整する
4.移転元での最終利用日直後にNTTへモデムを返却する
5.指定日に工事を立ち会い、Wi-Fiルーターなどの設定を行い利用開始
上記申し込みの流れについて、さらに詳しく解説します。
移転先の新居がフレッツ光エリア内か確認する
ドコモ光はNTT東西が提供する「フレッツ光」の利用環境そのままに「ドコモ光」として利用する卸売りサービス(コラボ光)であるため、そもそも転居先の物件がフレッツ光対応エリア内でなければドコモ光を継続して利用(移転)することができません。
ですから、「転居後もドコモ光を継続したい」と考えている場合には、引っ越し先の物件(住居)が必ずフレッツ光対応エリアでなければなりません。
対象の物件がフレッツ光エリア内かどうかは、NTT東西の公式サイトより確認できます。
→(NTT東日本)フレッツ光対応エリア確認サイト
→(NTT西日本)フレッツ光対応エリア確認サイト
転居先が決まった直後にドコモ光の移転手続きを申し込む
転居先の物件(新居)が決まったら、「ドコモ光移転手続き」の申し込みが必要です。
移転手続き申し込みのタイミングとしては、可能な限り引っ越し先の住所(物件)が決まった直後に申し込みをした方がいいでしょう。申し込みが遅くなるほど転居後の工事日調整が遅れてしまい、インターネットが使えない期間が長くなってしまうからです。私は、いつも転居先の物件契約が成立した当日にドコモ光移転を申し込むようにしています。
ドコモ光の移転手続きは、現在「ドコモオンライン手続き(Web)」「電話(ドコモ光サービスセンター)」「ドコモショップ/d garden店頭」のうち、利用者の都合が良い好きな方法で進めることができます。以前は「WEB専用ページ」や「お引っ越し受付フォーム」と呼ばれていましたが、現在はドコモの各種手続きと同じ「ドコモオンライン手続き」という窓口に統一されています。
なお、格安プランの「ahamo光」を利用している場合は、移転手続きは「ドコモオンライン手続き」のみでの受付となっており、電話やショップでは対応していない点に注意が必要です。
申し込み方法と特徴
ドコモオンライン手続き(Web)
dアカウントでログインし、フォームで受付後、翌日以降に指定した時間に担当オペレーターから電話連絡。事前に情報を登録できるので手続きもスムーズです。24時間受付。
電話
オペレーターと直接対話しながら手続き可能。混雑状況によってはつながりにくい場合もあります。受付時間は午前9時〜午後8時。
ドコモショップ/d garden
スタッフと相談しながら手続きが可能。待ち時間が発生するので、来店予約の活用をおすすめします。受付時間は各店舗の営業時間内。
はじめてドコモ光の移転手続きを行う方は、Web手続きに不安を覚えて「電話」や「ドコモショップ店頭」を選ぶケースが多いと思われます。
しかし個人的には、はじめての方でも「ドコモオンライン手続き」からの申し込みをおすすめします。申し込みの翌日以降、指定した時間にドコモ光サービスセンターから電話が入り、オペレーターから工事に関する注意事項(重要事項説明)、移転時の費用、工事日などについて直接話を聞くことができるため、わざわざドコモショップに足を運ぶ必要がなく、手続き時間も短縮できるからです。
契約IDの確認について
Webから申し込む際は、ドコモ光とペアになっている携帯電話番号、またはご契約ID(お客さまID/CAF・COP・CTVなどから始まる番号)が必要です。契約IDはdアカウントでログインし、契約情報の確認ページから確認できます。事前に確認しておくと手続きがスムーズです。
重要事項説明をよく確認し、工事日を調整する
申し込み後、Web手続きの場合は翌日以降、電話・ショップの場合はその場(転出日が近い場合)で、「移転手続きに関する重要事項の説明」を担当者から聞き、「移転先(新居)での工事日」を直接調整することとなります。
具体的には、
・移転時の事務手数料
・ドコモ光電話・ドコモ光テレビオプションなどの利用有無確認
・移転前後のドコモ光利用料金日割りに関する説明
・工事費用の概算
・その他注意点
などの説明を受けます。
あらかじめ自身のケースで費用がいくら発生するのか確認しておきたい方は、ドコモ光の工事料金シミュレーションサイトで確認しておくと理解しやすいと思います。
私の場合、仕事の都合で土日祝日に工事を依頼することが多いのですが、平日に家族が在宅しているご家庭でしたら、工事日は平日に設定したほうが追加費用の面でも負担が少なく済みますのでおすすめです。
移転手続きの申し込みが完了すると、後日、自宅にドコモ光移転手続きに関する契約書類が送付されてきます。電話で受けた説明内容と重複していますが、念のために申し込み内容に間違いなどがないか確認しておくと良いでしょう。
移転元での最終利用日直後にNTTへモデムを返却する
転出元でドコモ光の最終利用日を迎える少し前に、NTTからモデムの返却キットが届きます。ドコモ光で利用しているNTTモデム(光コンセントから光ファイバーケーブルでつながっている箱)は貸与品扱いとなっているため、移転する際や解約する際にはすべて返却しなければなりません。
返却キットには、返却商品リスト、ゆうパックの着払い伝票、機器返却キット送付のご案内、返送用封筒(茶色)が入っています。
返送準備の手順はとても簡単です。返送用封筒にNTTモデムや光ファイバーケーブルなどを入れて着払い伝票を表面に貼付し、封をします。次に、封をした返送用封筒を最寄りの郵便局窓口へ持参し、送付手続きを終えたら完了です。
私の経験上、NTT機器を返送するタイミングとしては、引っ越し当日(最終利用日)に引っ越し業者が荷づめへ来る直前、または引っ越し当日の荷下ろし完了直後に提出することをおすすめします(返却忘れを防止するため)。
工事当日
ドコモ光の移転工事の日程は事前に取り決めた通りになりますが、時間については工事日の前日に工事担当業者から電話にて当日の到着目安時間の連絡があります。
基本的にどの時間帯になってもいいように、工事当日は終日スケジュールを空けておくようにしましょう。工事当日は、到着目安時間の直前に工事担当業者より「今からご自宅に参ります」という旨の連絡が入り、その後まもなく担当業者が自宅にきて作業を行います。物件の環境にもよりますが、大抵の場合2〜3人の作業員がいらっしゃいます。
工事に要する時間は最短30分ほどですが、宅内の配線環境が複雑な場合は2時間ほどかかることもあります。移転元で同じWi-Fiルーターを利用する場合は、大抵の場合初期設定せずともすぐにスマホやパソコンで以前と同様に通信できるようになります。
ドコモ光移転手続きの注意点について
転居先の物件選びはフレッツ光エリアに
現在ドコモ光を利用している方で、転居先でも引続きドコモ光を利用したい場合、「フレッツ光対象エリアの物件(場所)」を選択する必要があります。
不動産屋などで物件をピックアップする際に、フレッツ光対象物件かどうかの確認を忘れないようにしましょう。
集合住宅(マンション/アパート)でも戸建てプラン(ファミリー)となるケースがある
ドコモ光移転時に注意したいことのひとつとして、集合住宅(マンション/アパート)なのに戸建てプラン(ファミリー)が適用される「マンファミ」と呼ばれるケースがあります。
フレッツ光エリア内であるものの、その物件に集合住宅向けの設備が導入されておらず、電柱などから部屋内に直接光回線を引き込むほかない場合に起こり得ます。
これから移転手続きをしようと考えている方は、転居先がマンファミ物件ではないかを事前に確認しておくようにしましょう。

重要事項説明と工事に関する情報は確実にメモに残す
移転手続き時に担当者から受ける重要事項・工事費用・工事日などの説明は、必ずメモをとりながら聞くことをおすすめします。ドコモ光サポートセンターは後から電話がなかなかつながらないため、その場で疑問点をすべて解消しておくほうが良いです。
2026年最新:移転にかかる費用の考え方
移転手続きで発生する費用は「移転事務手数料」と「工事料」の2つです。
移転事務手数料は一律2,200円(税込)です。
工事料は住居タイプや工事内容によって異なります。目安として、NTT東日本エリアで「ドコモ光10ギガ」「ahamo光10ギガ」を利用する場合、担当者が訪問して行う派遣工事ありのケースで最大22,000円(税込)、訪問不要の派遣工事なしのケースで3,300円(税込)となっています。「ドコモ光電話」「ドコモ光テレビオプション」を移転先で利用する場合は、これとは別に工事料が発生します。
これらの費用は、原則として工事完了日の翌月にドコモ光の利用料金とあわせて請求されます。また、2026年6月1日以降の申し込み分からは、工事料や工事料実質0円特典の進呈時期に関するルールが改定されていますので、申し込み時にオペレーターへ最新の適用条件を確認しておくと安心です。
実際の請求額は、住居の配線環境によって前後しますので、移転手続き時にドコモ光サポートセンターで正確に確認することをおすすめします。
移転手続きで受け取れる特典
移転手続きを行うと、条件を満たすことでdポイントが進呈される特典が用意されています。
特典の内容や進呈条件(対象プラン、dポイントクラブ会員であることなど)は変更されることがあるため、申し込み前に必ずドコモ公式サイトの最新情報を確認してください。
関連記事:「ドコモ光の工事料金(派遣/無派遣)をまとめておく」
NTTモデムを返却しなかったら賠償金が請求される
移転元で最後にインターネットを利用した後は、ONU(回線終端装置)やホームゲートウェイ、電源アダプタ、光ファイバーケーブルなど、NTTからの貸与品一式を速やかに返却しましょう。
返却しなかった場合や忘れてしまった場合は、NTTから賠償金が請求される可能性があります。
移転先では工事当日に工事担当業者が新しい機器を用意してくれるため、工事日まで旧機器を保管しておく必要はありません。
工事日当日の予定を確実に空けておく
移転工事の具体的な時間は工事直前にならないとわかりません。
重要事項説明の段階では「13時〜17時」といったおおまかな時間帯しか教えてもらえず、工事前日の業者連絡でも「14時〜16時」程度の目安にとどまります。
工事当日は一日中予定を空けておき、どう転んでも対応できるようにしておきましょう。
2026年最新:移転手続きと解約・新規契約、結局どっちがお得?
ここ最近増えているのが、「今の契約をそのまま移転させる」のではなく、「一度解約して、引っ越し先で新規契約し直す」という選択肢です。
新規契約の場合、工事費無料キャンペーンやキャッシュバック特典の対象になるケースが多く、費用面だけで見ると新規契約のほうが有利になることがあります。一方で、手続きの手間は増え、電話番号(ドコモ光電話)の引き継ぎができない、もしくは制限がある場合もあります。
判断の目安としては、
・手続きの手間を最小限にしたい方、電話番号をそのまま引き継ぎたい方 → 移転手続き
・費用を少しでも抑えたい方、電話番号の引き継ぎにこだわりがない方 → 解約・新規契約
という考え方になります。実際の損得は、引っ越し先のエリアや契約プランによって変わりますので、工事料金シミュレーターで移転パターンの費用を確認したうえで、解約・新規契約時のキャンペーン内容と比較検討されることをおすすめします。
ドコモ光移転手続きにおける注意点(ポイント)まとめ
それでは最後にドコモ光移転手続きにおける注意点やポイントをまとめます。
・移転先でもドコモ光を利用したい場合はフレッツ光エリア対象物件を選ぶ
・集合住宅でも戸建てプランが適用される場合(マンファミ)がある
・Web手続き前にご契約ID(お客さまID)を確認しておく
・重要事項や工事に関する説明を聞くときは必ずメモをとる
・移転にかかる工事料は住居タイプや工事内容によって異なる(2026年6月以降、進呈時期のルールが改定)
・NTTのONU等機器一式は速やかに返却する(未返却だと賠償金が請求される)
・工事日当日は時間の余裕をもって一日スケジュールを空けておく
・費用重視の場合は「解約・新規契約」も選択肢に入れて比較する
今回は2026年最新の手続き内容・料金体系をふまえて、移転時の流れや注意点をまとめ直しました。
これからドコモ光の移転手続きを進められる方が、本記事の内容を参考にし、少しでもスムーズに、トラブルなく手続きを進められることを願っております。


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