ドコモのXperia 5 SO-01Mを購入したので、早速SIMロックを解除してみました。
SIMロックの解除は、手続き自体は非常にカンタンですぐに自宅で実施できるのですが、その前提条件が多少必要となるので、詳細内容を解説していこうと思います。
基本的に必要もないのにSIMロック解除を実施する意味はそう多くはないのですが、後々のために実施しておきたい、という場合には是非試してみてください。
関連記事:「Xperia 5 SO-01MはXperiaらしいXperia! 機種変更すればしばらくは使い続けられそうな魅力あり」
ドコモのスマートフォン/iPhoneのSIMロック解除は、一括購入なら即日SIMロック解除可能
ドコモのスマートフォン/iPhoneのSIMロック解除には、基本的に「100日ルール」が設定されており、購入日から100日経過した機種であること、または当該回線で過去にSIMロック解除を実施しており、その受付から100日経過した場合に関してSIMロック解除が可能となります。
※以上の内容の大前提として、「2015年5月以降に発売された機種」という条件があり、それ以前の機種のSIMロック解除についてはまたルールが異なります。ただし、現在スマホを利用されている人の多くは2015年5月以降発売の機種である可能性が高いと思うので、それ以前のルールについては今回は触れません。
ただし、100日ルールには例外があり、「当該機種を一括払いで購入、または分割払いで購入し、その分割支払金の精算をした場合」に関しては、100日ルールの対象外となり、即日SIMロック解除が実施可能となります。
基本的に私はドコモオンラインショップにてdポイントを2倍獲得するため、毎回dカード GOLDでの一括購入を利用し、割賦購入は利用しません。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」
そのため、新機種を購入した場合常に、SIMロック解除条件を満たしていることになります。
つまり今回も、iPhone 11 Pro購入→即日SIMロック解除→数ヶ月後、Xperia 5購入→即日SIMロック解除→数日後にAQUOS sense3購入→即日SIMロック解除、ということも可能なわけです。
もちろんWEBで手続きを実施すれば手数料もかかりませんので、実際にその流れで毎回SIMロックの解除を実施しています。
割賦購入を選択し、残債がある状態だと100日ルールに縛られてこういう方法は取れないので、SIMロック解除を都度すぐに実施したいという場合には、一括購入を選択するようにしましょう。
Xperia 5 SO-1MのSIMロックを解除してみた
ということで今回も、ドコモのXperia 5を、購入した直後にSIMロック解除してみました。
SIMロック解除の手続きは、ドコモショップでの来店手続きやドコモインフォメーションセンターでの電話手続きを実施すると、手数料が3,000円(税抜)かかるため非常にもったいないです。
必ず、手数料無料で実施ができる、My docomoのドコモオンライン手続きで手続きをするようにしましょう。
「契約内容・手続き」を選び、その中から「SIMロック解除」を選びます。
画面かなり下の方にありますので、下から探した方が早く見つかります。
「SIMロック解除をおこなう機種の製造番号(IMEI)」を入力します。
Xperia 5の箱では、機種名の下に記載されている、15桁の数字です。
Xperia 5本体から調べる場合は、電話のダイヤル画面で、「*#06#」を入力することで表示させることができます。
SIMロック解除を実施する機種名、購入日、製造番号、手数料が表示されます。一度SIMロックを解除してしまうと、元に戻すことはできませんので、念のため間違いがないか確認しておきましょう。手数料はWEB手続きでは完全無料です。
続けて、その他注意事項をすべて確認の上、登録を実施すると、WEB上での手続きは完了し、受付番号と「SIMロック解除コード」が表示されます。
実際にXperia 5本体のSIMロックを解除するためには、他社SIMカードを入れた状態で再起動し、SIMロック解除コードを入力する必要があります。
そのため、実際に利用しようと考えている他社SIMカードが存在しない場合、ここから先の処理が完了しません。後日他社SIMが手元に届いてから手続きしてもいいのですが、それまでSIMロック解除コードを忘れないようにしっかりメモして残しておかないといけません。
そういう意味では、特に他社SIMカードの利用予定もないのにSIMロック解除を実施した場合、「SIMロック解除コードを忘れてしまうかも・・・」という不安と将来の端末上での解除処理だけが残ってしまうので、実際にSIMロックを解除するのは、他社SIMを入手してから、または近々入手予定がある状態で行った方がいいかもしれません。
ちなみに、この場合の他社SIMカードは、auやソフトバンクなど、完全に別キャリアのSIMカードを指し、MVNO格安SIMのドコモ系SIMカードは他社SIMとは認識されませんので注意しましょう。
ドコモ系MVNOのSIMでは、普通にドコモのSIMカードを入れた時と同様、そのままSIMロック解除コード入力画面が出てくることもなく、起動して利用できる状態になるため、SIMロック解除コードを入れてSIMロックを解除することはできません。
ちなみに私はauの契約を別に1回線持っているので、そのSIMカードを入れてSIMロック解除コードを入力し、手続きを完全に完了させました。
Xperia 5にMVNOの格安SIMを入れてみた
SIMロック解除を実施したドコモのXperia 5に、MVNOの格安SIMを入れて利用してみました。
今手元にあるのがLINEモバイルと楽天モバイルの格安SIMで、どちらもドコモ系の格安SIMなのでそもそもSIMロック解除を実施していなくてもドコモ端末で利用できるSIMではあるのですが、とりあえずちゃんと認識し、通信できるのか、通話できるのかを試してみました。
格安SIMで通信を実施するためには、APN設定をする必要があります。
LINEモバイル、楽天モバイル、それぞれに設定を実施しました。
結果、どちらも全く問題なく通信を実施することができました。
Xperia 5を買いながらすぐにドコモを解約する、というケースはあまり多くはないと思いますが、もし解約して他のキャリアを使うとか、格安SIMにするとか、先々新しい機種に買い替えたあと、家族に使ってもらったりする場合にも、安心できそうです。
ただし、キャリアが変わる場合には周波数帯の対応バンドには注意しておきましょう。
2年後の返却を想定しないなら、ドコモが一番お得なXperia 5
SIMロックを解除して、将来長年にわたり様々な使い方をしようと想定する場合、ドコモのスマホおかえしプログラムのような2年後にXperia 5を返却することを前提としたプログラムは事実上存在しないも同じことです。
同じように、auのアップグレードプログラムNX、ソフトバンクのトクするサポートは、返却は大前提で、その返却タイミングを2年後に設定することで最大限の割引き効率を実現できるため、返却をするつもりがなく、長期的にXperia 5を利用したいなら、どちらのプログラムも存在意義はありません。
となると、Xperia 5の本体価格は、それらのプログラム利用を前提とした価格ではなく、割引き前の総額によって購入キャリアを考えた方がいいと言えます。3キャリアの販売価格総額(税込)は以下の通りです。※2019年11月現在
ドコモ | 87,912円 |
au | 90,720円 |
ソフトバンク | 116,160円 |
ソフトバンクは高すぎて論外ですが、最も安いのは今回、ドコモのXperia 5です。
2年後の返却を想定しないなら、Xperia 5は出来る限りドコモで、特に手数料・頭金等0円のドコモオンラインショップで購入するようにしましょう。→「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗より圧倒的有利な件」