男子高校生の7割近く/女子高校生は8割以上がiPhoneを利用しているらしい/2018年調査にて

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MMD研究所で2018年8月に、高校生、中学生のスマートフォン利用についての調査が実施されています。これからの時期、学生のスマホ購入が増えてくると思いますので、少し遅れましたが取り上げてみます。

 

実は似た内容の調査が2017年の10月~11月にかけても行われていたのですが、その時の内容からまた変化が見られました。

特に顕著なのは、iPhoneの利用率がますます高まっている、という調査結果です。

この調査結果を受けて、改めて中学生・高校生のそれぞれのスマートフォンの選び方について考えてみました。

関連記事:「2017年調査・男性高校生の5割がAndroid/女子高校生の7割がiPhoneを使っているらしい

中学生のスマホの選び方・2019年

まず調査結果から確認すると、2017年のデータでは男子中学生の47.5%がiPhone、44.9%がAndroidスマホを利用しており、女子中学生ではiPhoneが56.4%、Androidスマホが34.4%という結果でした。

まぁ、妥当なところかな、と思っていたところから、続いて2018年の調査結果です。

男子中学生の50%がiPhone、43.8%がAndroidスマホ、女子中学生の73.7%がiPhone、20.5%がAndroidスマホです。

また一年でずいぶん結果が動きましたね。特に女子のiPhone志向はますます強まっています。

 

女子中学生のスマホ選び

中学生なので、おおよそ「はじめてのスマホ」である可能性が高いとは思いますが、そこで既にiPhone利用です。

調査時点ではiPhone XS/iPhone XRはまだ発売されていなかったため、利用しているシリーズでは、iPhone 8がトップ、iPhone 7、iPhone 6sと続いています。

新しい機種がランクインするのはまぁ当然だと思いますが、3位にiPhone 6sが入っているという点は、もしかしたらdocomo withの影響だろうか、と考えてしまうところです。そうでなければ、もう2~3年も前から、つまり小学生時点から利用していることになりますね。

 

この結果を見るに、女子中学生においてiPhone以外のAndroidスマートフォンを選択するのは、なかなかに勇気がいる状況になりつつあります。後述しますが、女子高校生になるとより一層iPhoneの利用率は高まるため、完全なるiPhone一択という状況になってしまいます。iPhoneはコストは高い部類に入りますので、ご両親は頭が痛いですね。

今からiPhoneを買うなら、選択肢としては4つほどあります。

 

・コストを抑えるためにdocomo withのiPhone 6sを選択。(ドコモの学割特典1対象外/特典2は対象

・在庫残りわずかだがお買い得のiPhone 8を狙う。(ドコモの学割特典1・特典2ともに対象

・ややコスト増になるが、最新のiPhone XRを選ぶ。(ドコモの学割特典1・特典2ともに対象

・コストは度外視、最新のiPhone XSを選択。(ドコモの学割特典1・特典2ともに対象

 

中学生にいきなり最新iPhone XSを買い与える家庭は、かなり家計に余裕があると考えられます。

一般的な狙い目はやはりiPhone 8、在庫がなければiPhoneデビュー割があるiPhone XR。

もっとコストを抑えたいならdocomo withのiPhone 6s、となります。

サイズ的にはiPhone XRは幅があるので女子中学生には少し大きいかもしれません。

docomo with対象のiPhone 6sのみ、ドコモの学割2019の特典1が対象外、特典2はそれ以外同様対象となります。

関連記事:「ドコモの学割・2019年春・詳細まとめ

 

男子中学生のスマホ選び

一方で、男子中学生の場合は昨年の調査同様、女子よりはAndroid率が高く、iPhoneに絶対的なこだわりがある、というわけではなさそうです。使えれば何でもいい、という感じなのか、あるいは独自性やデザイン性から選んでいるのか。

ちなみに利用メーカー別では、やはりSONYがトップ、SHARPとサムスンとHUAWEIがほぼ近い票数となっています。

SHARPの票数の裏にはAQUOS sense人気が確実に隠れていそうです。

XperiaもGalaxyも、ハイエンド機になるとかなりコストがかかりますから、今Xperia XZ1が人気を集めているように、旧機種を中心に選ばれているのかもしれません。

ということで、今選ぶなら選択肢は以下の通りです。

 

・女子中学生と同じようにiPhoneから選ぶ。

・コスト重視でdocomo withのAndroidスマートフォン/AQUOS sense2他。(ドコモの学割特典1対象外

・コスト重視で648円機種など旧機種から選択。→「ドコモの648円機種

・コスト度外視で最新Xperia/最新Galaxyなどから選択。→「ドコモ 2018-2019年冬春モデル・新機種の選び方

 

今ならかなり安い648円機種もありますし、AQUOS sense2もコストの割にかなり性能がいいので、お勧めです。

後は実際に利用するお子様の気分次第、というところですね。

女子ほどにiPhone率は高くないものの、前年調査よりはiPhone率は高まっています。

しかも2017年調査委では、高校生になると男子の場合Android率が高くなっていたのですが、2018年調査では男子高校生もiPhone利用率がグッと高まっています

 

※「648円」は、端末購入サポート/月々サポート適用後の金額です。適用には指定プラン加入、および2年定期契約(自動更新)が必要となり、途中解約時は10,260円(税込)の解約金がかかります。また端末購入サポートについては、最大13か月以内での回線契約の解約などをされた場合に、端末購入サポート割引額の半額に相当する金額の解除料がかかります。

 

高校生のスマホの選び方・2019年

男子高校生のスマホ選び

2017年調査では、男子は高校生になるとややAndroid利用率が高まり、51.3%がAndroidスマホ、45.6%がiPhoneと、AndroidがiPhoneを上回っていました。

しかし2018年調査では、男子高校生の67.2%がiPhone、31.4%がAndroidスマホです。

女子同様、iPhone志向が一気に高まっています。

素直に受け取るなら、ドコモのdocomo with・iPhone 6sはじめ、格安SIMキャリアなど格安のiPhoneがより増えた、ということが要因として考えられます。

よって、ドコモにおける選択肢としては上で紹介した女子中学生のケースと全く同じとなります。

 

この結果を見るに、男子高校生も別に独自性を求めてAndroidスマホを選択していたのではなく、コストの問題で親に要請され、iPhoneが欲しかったけれど、やむなくAndroidスマホを選択していた人が多かったのかもしれませんね。

となると、以後ますますAndroidスマートフォンは需要が縮小していきそうな感じです。

 

女子高校生のスマホ選び

女子高校生になると、2017年調査で69%だったiPhone利用率はついに、84%まで伸びました。

もはや完全に、iPhone一択です。Androidスマートフォンなど眼中にない、といったところでしょうか。

とはいえ、最新iPhoneを選択するとどうしてもコストがかかるため、選択の中心は旧モデルのiPhoneになってくると考えられます。

 

個人的に気になるのは、今後、買いやすい価格帯のiPhoneとしてはiPhone XRが中心になっていくことが予想されますが、iPhone XRの大きさは女子高校生に受け入れられるのか、という点ですね。

あまり気にされないのでしょうか。私は結構、iPhone XRの横幅は気になりますが・・・。

 

Androidスマホは年配向け? 若者はiPhone?

常々公言している通り、私はどちらかと言うとiPhoneよりもAndroidスマホ寄りなので、実は2017年調査結果で男子高校生はAndroid利用率が比較的高い、ということを嬉しく感じていたのですが、今回、非常に残念な結果になってしまいました。

このような調査結果を見ると、もしかするとAndroidスマートフォンは既に、一定以上の年齢層しか使わなくなってきているのではないか、とすら感じられてしまいます。

それとも、社会人になるとそれをきっかけとして生活費におけるスマホ代の高さが気になりはじめ、今まではiPhone派だったけど、高すぎるので格安Androidへ、という流れができたりすることもあるのでしょうか。

この辺りは同世代でなければその空気感はわからないので、私には知る由もありません。

 

iPhoneが魅力的なのはもちろん重々理解していますが、Androidスマートフォンにもそれに負けない多くの魅力が詰まっていると思うのですが・・・。

引き続き、若い方にもAndroidスマホの魅力が伝わるような情報を提供していこうと思います。