2020年1月1日からスタートしたギガホ増量キャンペーンが、2020年4月30日をもって終了し、代わりにギガホ増量キャンペーン2が2020年5月1日よりスタートします。
ギガホ増量キャンペーンは、ドコモのギガホを利用中の方に対して、通常30GBの容量を60GBに、なんと30GBも増量するという内容でしたが、ギガホ増量キャンペーン2は、その内容を引継ぎつつ、対象者が「ギガホ2利用者」と変更されました。
お得さは変わらないのですが、ギガホのまま60GB増量を受けていた方は、早めのギガホ2への変更が求められます。
基本的にこのキャンペーンは、利用者側にはデメリットが何一つなく、ただ単に容量が30GBも上乗せされるということで、非常にお得です。
当然のことながら、そんなうまい話があるのか、何か落とし穴があるんじゃないか、と訝しく思われる方もいらっしゃると思います。
詳細内容についてわかりやすく解説していきます。
ドコモのギガホ増量キャンペーン2で60GB利用可能に
ドコモのギガホの通常スペックをおさらいしておきます。
ギガホは、月あたりの容量上限が30GB、それを超過すると速度制限がかかるものの、1Mbpsというそこそこ速い速度で制限後も利用することができるというプランです。
月額料金 (解約金) |
定期契約なし | 7,150円 (なし) |
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定期契約あり | 6,980円 (1,000円) |
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利用可能データ量 | 30GB | |
国内通話料 | 家族間通話無料 家族以外への通話30秒あたり20円 |
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SMS送信料 | SMS(国内) | 1回あたり3円~(受信 無料) |
国際SMS | 1回あたり50円~(受信 無料) | |
ドコモ光セット割 | -1,000円 | |
みんなドコモ割 | -1,000円(3回線以上) |
料金は標準が7,150円、2年定期契約、または「定期契約なし+dカードお支払割」で6,980円です。
ここから、みんなドコモ割(3回線以上)で1,000円引き、ドコモ光セット割でさらに1,000円引きされ、最安値が月額4,980円となります。
もし、現在ギガホ割が適用している場合、これから申し込みをしようと考えている場合は、ギガホ割で月額1,000円がさらに6ヶ月間割引されるので、最初の6ヶ月間については月額なんと最低3,980円まで安くなる計算です。
ただ、他社、例えばソフトバンクのウルトラギガモンスター+(50GB)と比較すると、ギガホの30GBはどうしても容量の少なさが気になるところで、大容量プランはドコモが他社に対して最も弱い部分でした。
が、今回のギガホ増量キャンペーンによって、そうした弱点が完全に消えることになります。
最低3,980円(6ヶ月後は4,980円)で60GBが使い放題です。これは相当お得と言って間違いなさそうです。
関連記事:「ギガホ2/ギガライト2に変更してみた」
2019年9月30日以前のギガホでも適用→「2」では「ギガホ2」が条件
上記のギガホの条件は、2019年10月1日以降に開始された新しいギガホ(ギガホ2)の内容です。
ギガホ増量キャンペーンではそれ以前のギガホでも60GBへの増量が適用しましたが、ギガホ増量キャンペーン2では、ギガホ2のみが対象になります。
よって、旧ギガホをいまだに利用されている方は、早めに新ギガホ(ギガホ2)への変更手続きを実施しておく必要があります。
これまでは、出来れば早めに変更しておいた方がいいよ、という程度のニュアンスでよかったのですが、5月1日以降は、ギガホ2に変更するかしないかで30GBか60GBかが変わってしまうので、これは変えない方が大損です。
また、ギガホ2に変更しておかないと、解約金が大きく異なるという理由もあります。旧ギガホを継続していると、いつまで経っても解約金は従来の9,500円のままです。
仮に、ギガホの方がギガホ2に変更されたとしても、即解約金がかかるわけではありません。次の更新タイミングまで保留されるだけなので、変更しない理由は一つもありません。
関連記事:「ドコモのギガホ/ギガライトをわかりやすく完全解説」
キャンペーン期間中の上限60GBを超過した後は、1Mbpsで通信可能
今回のギガホ増量キャンペーン/ギガホ増量キャンペーン2には、さらに大きな特徴が一つあります。
というのは、キャンペーン中上限の60GBをもし超過した場合どうなるか、という点です。
もし60GBを超過した場合、やはり従来通り速度制限がかかるのですが、嬉しいことに通常30GBを超過した時と同じように、1Mbpsで通信を利用することができます。
つまり、事実上極めて使い放題に近いプランになると言っていいでしょう。
これまでギガホを使ってはいたものの、どうしても30GBでは足りない、超過後1Mbpsで利用できるとは言っても、もう少し容量が増えればいいのに、と考えていた方にとっては、嬉しすぎるキャンペーンと言って間違いありません。
ギガライトユーザーには何の影響もなし
ただ一方で、あまり容量を必要としない、ライトユーザー、つまりギガライトや旧プランを利用してる方にとっては、今回のギガホ増量キャンペーンは何のメリットもないプラン、と言えます。
先日開始された、「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」では、ギガホを基本としつつ、スタートキャンペーンとしてギガライトも対象にしてあったのですが、今回に関しては完全にギガホのみが対象です。
ただ、逆に言えば、これまでギガライトで容量をかなり我慢して使っていた、という方は、これを機会にギガホを利用してみる、というのもありかもしれません。まぁ、料金との相談になりそうですが。
旧プランを利用中の方は、引き続き静観、というところでしょうか。タイミングが来ないとなかなか変更しにくいですしね。私もまだシェアパックのメイン回線は、どんなにお得なキャンペーンが展開されても、ギガホ/ギガライトにはまだできないです。
大容量を使いたいならドコモ光を活用するのも一つの方法
ドコモで大容量を使いたい、という場合の選択肢は、何もギガホだけではありません。
メインプランはギガライトや旧プランのdocomo with適用のシンプルプランなどを利用しながら、ドコモ光を契約し、自宅では完全にWi-Fiを利用して容量を抑える、という方法もお勧めです。
ドコモ光は従来の「ドコモ光dポイントプレゼント特典」に加え、「ドコモ光新規工事料無料特典」も実施されていますし、GMOとくとくBBなど、条件を満たせばキャッシュバックを実施しているプロバイダーもあります。
それらをフル活用すると、非常に大きな特典を受けつつドコモ光を新規契約することもできます。
新年および新年度に向けて新しい生活がスタートする方も多いと思いますので、この機会を逃さず光回線の契約も合わせて検討してみましょう。