2019年9月20日金曜日、新iPhoneであるiPhone 11/iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxが発売されます。
機種変更したいけれど、せっかくなので新iPhoneの発表まで待ってから決めよう、と考えていた方は、実際に新iPhoneを見てどうするべきか答えは出ましたでしょうか。
そもそも旧モデルとなるiPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxと何が違うのか、咄嗟にわかりにくいですよね。
ということで、今回はiPhone 11、iPhone 11 Proは本当に買いなのか、そもそも何が変わったのか、詳細内容を解説していきます。
2019年版新iPhoneの大きさ・重さ
まずは新iPhoneであるiPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxの大きさ・重さについてまとめてみます。
それぞれ対応する、iPhone XR/iPhone XS/iPhone XS Maxの大きさも参考として載せておきます。
iPhone 11 Pro /iPhone XS |
iPhone 11 Pro Max /iPhone XS Max |
iPhone 11 /iPhone XR |
|
高さ | 144.0 mm /143.6 mm |
158.0 mm /157.5 mm |
150.9 mm /150.9 mm |
幅 | 71.4 mm /70.9 mm |
77.8 mm /77.4 mm |
75.7 mm /75.7 mm |
厚さ | 8.1 mm /7.7 mm |
8.1 mm /7.7 mm |
8.3 mm /8.3 mm |
重量 | 188 g /177 g |
226 g /208 g |
194 g /194 g |
ディスプレイサイズ | 5.8インチ /5.8インチ |
6.5インチ /6.5インチ |
6.1インチ /6.1インチ |
ディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ | Liquid Retina HDディスプレイ |
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxともに、ディスプレイサイズは変わらないのですが、大きさがやや大きく、重くなっています。私は現在iPhone XSをGalaxy S10+とともに普段使いしていますが、それほど大きいと感じたことはありません。iPhone 11Proも若干大きくなっているとはいえ、全体としては誤差の範囲内でほぼ気づかないのではないかと思われます。気になるとしたら重さくらいでしょうか。
iPhone XRとiPhone 11に関しては、高さ、幅、厚さ、重量ともにすべて同じです。カラーが同じだったら、もしかしたら変化に気づけないレベルかもしれません。ただ、カメラがシングルからデュアルになっていますので、その点は顕著に変わっている部分です。
ただ、iPhone 11は、iPhone XRとサイズが同じということは、あの広い横幅もそのまま、ということになるわけなので、個人的に何となく手を出しにくい機種といえそうです。iPhone XRをカメラを除いてある程度そのまま流用していることで価格が抑えられている、と考えることもできるかもしれませんね。
ちなみに、カラーに関しては以下の通りです。
iPhone XR | ホワイト、レッド、ブラック、イエロー、コーラル、ブルー |
iPhone 11 | ホワイト、レッド、ブラック、イエロー、パープル、グリーン |
iPhone XRに存在したコーラルとブルーがなくなり、パープルとグリーンが追加された形ですが、イエローについてはApple公式サイトを見る限り、iPhone XRよりもやや淡い色合いに変わっているようです。
iPhone XS iPhone XS Max |
シルバー、スペースグレイ、ゴールド |
iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max |
シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ミッドナイトグリーン |
iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxに関しては、iPhone XSのカラーと同じシルバー、スペースグレイ、ゴールドをそのまま引き継ぎながら、新色としてミッドナイトグリーンが追加されました。
ややミリタリー系の色味でかなり渋い色合いです。女性は少し手を出しにくいかもしれませんが、逆に男性にはウケがいいかもしれません。
バッテリー容量はやや増量
iPhone 11は、iPhone XRよりも約1時間程度電池の持ちがよくなっている、ということです。約1時間、と言われてもあまりにも誤差の範囲内感が強くて喜んでいいのか微妙なところですね。
iPhone 11 Proは同じようにiPhone XSよりも約4時間、iPhone 11 Pro MaxはiPhone XS Maxより約5時間持ちがよくなり、iPhone史上最高の電池の持ち、となっています。
iPhone 11シリーズの容量ラインナップ
iPhone 11は、iPhone XRの64GB、128GBよりラインナップが一つ増えて、256GBモデルが追加されました。
iPhone 11 Proは、iPhone XSと同じく、64GB、256GB、512GBです。
iPhone 11 Pro MaxはiPhone XS Maxと同じく、64GB、256GB、512GBです。
最大の違いはやはりカメラ
今回、最も大きく変わった点として挙げることができるのは、やはりカメラです。
iPhone 11はシングルからデュアルに、iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxはデュアルからトリプルになりました。
iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxそれぞれ3機種とも、今まで搭載していなかった「超広角カメラ」を搭載しました。
私は既にXperia 1とGalaxy S10/S10+にて超広角カメラは体感済みですが、非常に使いやすく今まで以上に面白い写真を撮影することができて、正直もう超広角カメラがついていない機種を使う気にはなれないレベルです。
それくらい、超広角カメラは面白いと思いますので、カメラ性能にこだわりたいiPhoneユーザーの方なら、この点だけで十分買い換える理由になるのではないか、と思います。
逆に言うと、この超広角カメラ以外で買い替え欲求を掻き立ててくれる部分は、今回やや少ないです。
iPhone 11からは3D Touchがなくなってしまった
iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxそれぞれ3機種すべて、今回は3D Touchが採用されていません。
その代わりにHaptic Touch(触覚タッチ)という機能が搭載され、今までとはやや違った使い心地になるようです。長押しをして使うようですが、この辺りは実際に試してみないと感覚がわからないところです。
一応代替機能があるのでまだいいですが、3D Touchは私も最近ようやく慣れてきたところだったので、ちょっと残念な気持ちもあります。
充電端子にはLightning/Type-Cは採用されず
iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxの充電端子は、今まで同様変わらずLightning端子です。Androidスマートフォンと同じType-C端子は採用されませんでした。
まぁ、逆の意味では、今までiPhoneを利用している方はそのまま充電器が使えるので安心と言えば安心です。
SIMカードはnanoSIMとeSIM対応
iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxは、iPhone XS、iPhone XRなどと同様に、nanoSIMとeSIMに対応しています。
今後、eSIMを活用したサービスはますます増えてくる可能性が高いと考えられるため、これはこれで重要なポイントかもしれません。
ちなみに私は先日、IIJmioのeSIMプランをiPhone XSに入れて実際に利用してみましたが、非常に快適かつ便利に利用することができました。→「IIJmioのeSIMプランを使ってみた」
iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxに機種変更するべきか
以上見てきた結果、前年のiPhone XR/iPhone XS/iPhone XS Maxと比較した場合、iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxはカメラ機能を除くとそれほど極端に大きな違いはない、と考えてよさそうです。
そのため、超広角を含む最新のカメラ機能に大きなメリットを感じることができれば買い、そうでなければ逆に価格がやや落ちているiPhone XRなどを選択するのも逆にありかと思います。
今回からはプランによる割引などに左右されることがなくなった分、判断自体は極めてシンプルに行うことができるのが大きなメリットです。事実、私のメイン回線にはdocomo withがまだそのまま残っていますし、シェアパックを現状外したくないので、プランは変えることなくそのままiPhone 11 Proを購入します。
2020年から本格的に5Gサービスが始まることを考えると、今回は見送って来年以降のiPhoneに期待するのもありだと思いますし、価格にこだわるならiPhoneはあえて選ばず、繋ぎで安価なAndroidスマートフォンを選択するという方法もあります。
とりあえずiPhone 11とiPhone 11 Proに関しては購入してみようと考えていますので、また実際に購入してみての感想を今後ご案内していこうと思います。
9月20日の発売日以降、そちらも是非チェックをよろしくお願いします。