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ドコモで電話のみ利用するならケータイプランより5月30日までに契約したがいい話/カードケータイおよびドコモケータイ

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最近私はドコモで「電話のみ利用」、という使い方をしていないのですが、以前はドコモで音声通話のみ利用+格安SIMでスマホ利用、という併用をしていた時期がありました。

現在でも、こうした利用をしている方もいらっしゃるかもしれませんし、今後検討している方もいるかもしれません。

しかし、こうした利用をする場合、急がなくてはいけません。

タイムリミットは2019年5月30日です。

 

使い方や状況によって安くなるケースもあるので一概には言えないのですが、「ドコモケータイで電話のみ最安値利用」という観点では、確実に現状のプランで契約した方がお得です。カードケータイを利用している人、今後検討している人も同じく要注意です。

詳細内容を解説していきます。

ドコモの新プラン「ケータイプラン」の料金内訳

先日発表されたドコモの新プランは、「ギガホ/ギガライト」が主に注目されていますが、実は目立たずひっそりと「ケータイプラン」も同時に発表されています。ギガホ/ギガライト同様、5月22日から予約受付開始、6月1日から提供開始となります。

ドコモのケータイプランは、ドコモケータイ(Xi)向けの料金プランで、音声通話とデータ通信とインターネット接続サービスが一体となっているところが大きな特徴です。

つまり、ケータイプランだけで完結することができ、他にspモードやパケットパックを付ける必要がないため、非常にシンプルかつ便利なプランです。(※spモード分の料金は基本料金に含まれています)

月額料金は1,200円です。つまり、現状のカケホーダイライトプラン(ケータイ)と同額です。

詳細内容をまとめておきます。

 

月額料金 定期契約あり 1,200円
定期契約なし 2,700円
利用可能データ量 100MB
国内通話料 家族間通話無料
家族以外への通話30秒あたり20円
SMS送信料 SMS(国内) 1回あたり3円~(受信 無料)
国際SMS 1回あたり50円~(受信 無料)

 

ギガライトの場合、最低価格帯の料金として、1GBまでのステップ1が用意されていますが、ケータイプランではその10分の1の100MBの無料利用分を含みます。ドコモケータイではそれほど大きな通信の利用は想定されていないため、100MBでも十分足りると思いますし、それが基本料金に含まれているのですから、非常にお得です。

万が一100MBを超過した場合には、速度制限がかかり128kbpsになります。通常速度に戻したい場合は、1GB追加オプションを利用するか、あらかじめスピードモードを設定しておく必要がありますが、そうなるとスマホでギガライトを利用した方がむしろ安くなる可能性があるため、要注意です。(※ギガライトはみんなドコモ割(3回線以上)適用の場合、月額1,980円。→「ドコモのギガホ/ギガライトをわかりやすく完全解説」)

 

通話に関しては、家族間通話は無料で利用でき、それ以外への通話については30秒あたり20円がかかります。

もし通話を多く利用する場合には、ギガホ/ギガライト同様、通話に関する音声オプションを選択する必要があります。

 

ケータイプランの音声オプションはギガホ/ギガライト同様

家族以外とよく電話をする場合、国内通話無料で旧プランの「カケホーダイプラン」と同様の条件になる「かけ放題オプション」を選択します。

そこまで長時間の電話はしないが、細かく電話をする、という場合には、5分以内の国内通話が無料になる「5分通話無料オプション」を選ぶことができます。旧プランのカケホーダイライトプランと同じ内容です。

 

音声オプション 月額料金 通話料
かけ放題オプション 1,700円 国内通話無料
5分通話無料オプション 700円 国内通話
5分以内:無料
5分超過分:30秒あたり20円

 

ケータイプランでそれぞれの通話オプションを利用した場合の料金は以下の通りです。

 

ケータイプラン(通常) ケータイプラン+5分通話無料オプション ケータイプラン+かけ放題オプション
1,200円 1,900円 2,900円

 

これはこれでお得ではあるのですが、条件次第では不利になる可能性もあります。

 

ケータイプランは、通話を全く利用せずほんの少しの通信を利用するならお得

もし、通話を全く利用しない、または待ち受け専用として利用し、通信はそれなりに利用する、ということであれば、ケータイプランは非常にお得な料金プランです。

その理由としては、もし旧プランで同等プランを考えるのであれば、シンプルプラン(ケータイ)+spモード+パケットパックという形になりますが、そうなるとかなり料金が高くなってしまうので、シンプルプラン(ケータイ)+spモードという形で月額1,280円に通常はなると思います。ただその場合、通信については使った分だけパケット通信料がかかるため、際限なく料金が高くなる可能性もあり、非常にリスクが高いです。

その点ケータイプランなら、spモード料金を含み、なおかつ100MBの容量が用意され、超過した場合は速度制限がかかるだけで料金の上乗せもないため、安心して利用できて1,200円と価格的にもお得です。

 

ただ、通話はいらない(家族にしか電話しない)けれど、通信も全く利用しない、ということであれば要注意です。この場合、旧プランであるシンプルプラン(ケータイ)でspモードもパケットパックも外して利用するなら、月額980円でおさまってしまい、ケータイプランより安くなります

そしてもう一つ、ケータイプランもギガホ/ギガライト同様、分離プランなので、端末価格がどうなるかによって端末料金を含む金額としては、いずれにしても旧プランよりも高くなる可能性はあります。

 

最大の注意点はカケホーダイライトプラン(ケータイ)利用の場合

今回最大の注意点は、現在カケホーダイライトプラン(ケータイ)のみ、spモードなしで利用している場合、そして同様の内容で新規契約しようと検討している場合です。

カケホーダイライトプラン(ケータイ)とケータイプランは、月額料金が同じ1,200円です。しかし、両者の特徴は大きく異なります。

 

カケホーダイライトプラン(ケータイ) ケータイプラン
月額料金 1,200円 1,200円
spモード 300円 不要(基本料金に含む)
通信容量 パケットパック
またはシェアオプション
または使った分だけ
100MB
通話 5分以内通話無料 30秒あたり20円
5分通話無料オプション利用なら+700円

 

カケホーダイライトプラン(ケータイ)は、spモードが別料金、パケットパックも別料金なので、通信を利用しようとするとかえって割高になります。ただし、5分以内通話無料は元々含まれています。

逆にケータイプランは、spモードは不要ですしパケットパック等も不要、最初から100MBが利用可能なので、その点有利です。ただし、5分以内通話無料はオプションです。

 

つまり、多少の通信も含めて考えるのであれば、これは完全にケータイプランが有利なのですが、通信を一切必要とせず、完全に電話専用として使いたいと考えている場合、カケホーダイライトプラン(ケータイ)であれば月額1,200円で5分以内通話無料が利用できますが、ケータイプランではオプションをつけないといけないので、月額1,900円で5分以内通話無料で利用と、逆に不利になります

結果、そうした電話のみの使い方に限定する場合、ケータイプランにすると700円の値上げということになります。

これはカケホーダイプラン(ケータイ)とケータイプラン+かけ放題オプションの場合にも同じことが言えます。

カケホーダイプラン(ケータイ)は月額2,200円、ケータイプラン+かけ放題オプションは月額2,900円、やはり700円高いです。

その700円の差は、合算されているインターネット接続サービス(spモード)と通信容量100MBの差、ということができます。

 

電話のみ利用で既に利用中なら維持一択/新規契約検討なら5月30日までに

今時、電話のみ利用でメールも通信も一切使わないなんてありえない、と考えれば、電話のみ利用というケースなど想定しなくてもいいでしょうが、最初にもご案内しましたが、あり得るとしたら電話のみドコモで最安値利用をし、通信は別のスマホに格安SIMを入れて利用している、というケースです。

実際私もそういう使い方をしていましたし、今でも十分有効な方法だと思います。

なので、現状既にこのような利用をしている場合、新プラン・ケータイプランへの移行は当面見合わせた方がいいでしょう。

他に何らかのメリットが出てこないと、変更する必要性がありません。というより、変更した方が不利です。

もちろん今後、多少通信も使いたい、という使い方の変更があれば是非ケータイプランにするべきですが、電話のみ利用が続く間は旧プランを維持したいところです。

 

そして、もし今後そうしたドコモケータイを利用した「電話のみ利用」という使い方を検討されているのであれば、購入は5月30日までに確実に実施しましょう。

 

カードケータイ利用者が思い切り該当する可能性

ドコモケータイを利用している場合以外に、2018年‐2019年冬春モデルとして発売された、薄型端末のカードケータイを利用している場合も全く同じ注意が必要です。→「ドコモのカードケータイ KY-01Lは世界最薄最軽量! 実際に触ってみた感想・評価

カードケータイは電話だけでなく通信も利用できますから、その辺りを利用しているのであればケータイプランへの移行は月サポ終了後なら検討の余地ありですが、電話のみ利用の場合、変更するメリットはゼロです。

現在新規購入を検討中の方も、カードケータイを利用した1,200円最安値利用(5分以内無料付き)を検討しているのであれば、5月30日までに契約する必要があります。

6月1日以降は、同じ条件ではケータイプラン(1,200円)+5分通話無料オプション(700円)で、700円高くなります。

 

シェアパック子回線ならケータイプランに変更したがお得になる可能性も

逆に、ケータイプランに変更した方がややお得になるケースもあります。

ドコモケータイ・カードケータイを利用していて通信の利用がそこそこあり、パケットパックまたはシェアパック子回線の場合です。

カケホーダイライトプラン(ケータイ)+spモード+シェアオプションで合計2,000円です。

カケホーダイプラン(ケータイ)+spモード+シェアオプションで合計3,000円です。

ケータイプラン+5分通話無料オプションで合計1,900円、ケータイプラン+かけ放題オプションで2,900円なので、それぞれ100円安いですね。通信容量が100MBで問題なければ、若干ではありますが新プランのケータイプランが有利です。

後はケータイ端末の割引き次第、というところですが、微妙なところですね。端末価格を含めて考えれば、やはり高くなる可能性が高いかもしれません。

 

ケータイプランへの変更は、しっかり内容を把握した上で実施したい

ということで、ギガホ/ギガライトばかり注目され、自分の使い方には関係ないかな、と感じていた電話のみ利用のユーザーも、この点しっかり認識しておく必要があります。

うっかり何も考えずケータイプランに変更すれば、結果マイナスになりかねません。

お得になるかどうかは状況によりますし、ギガホ/ギガライト同様、ケータイプランに変更すると月々サポート・端末購入サポートは外れてしまいますので、しっかり内容を理解した上で、メリット有りと判断できた段階で変更するようにしましょう。

焦って変える必要は、全くありません。

 



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