ドコモ光では、タイプA・タイプB合わせて26社ものプロバイダーが選択可能となっています。(2017年12月現在)
料金だけを重視して考えるならとりあえずタイプBは選択肢から外れるわけですが、それでもタイプAだけで20社があり、その中からどこを選べばいいのかどうしても悩んでしまうと思います。
当ブログでお勧めしているのは私が実際に利用してみたGMOとくとくBBですが、他のプロバイダーも検討してみたいという人もいると思いますので、今回はタイプAからBIGLOBE(ビッグローブ)について検証してみたいと思います。
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ドコモ光+BIGLOBEの提供サービス一覧
ドコモ光でBIGLOBEを選択した場合の提供サービス内容を確認しておきます。
メールアドレス数 | 5個 |
メールボックス容量 | 5GB(容量無制限へ変更可能) |
メールドメイン | biglobe.ne.jp |
メールウィルスチェック | メールウイルスチェックサービス |
迷惑メールフィルタ | 迷惑メールチェックサービス |
総合セキュリティソフト | BIGLOBEネットあんしんパック for ドコモ光(12か月) |
リモートサポート | 〇 |
訪問サポート | 〇 |
IP v6オプション | 〇 |
その他サービス | ホームページ(100MBまで) ブログ(3GBまで) 会員優待割引サービス WEBメール メール転送サービス 家族会員サービス(家族4人まで家族ID無料) |
提供エリア | 全国 |
契約名義 | 個人のみ (※BIGLOBE法人会員の場合、ドコモ光は単独タイプ) |
年齢制限 | 18歳以上 (※未成年契約の場合親権者の同意が必要) |
BIGLOBEの大きな特徴として、全体的に隙のないバランスのいい提供内容となっている点が挙げられます。
BIGLOBEを利用するにあたって、メリットと考えられる特徴を考えていきます。
ドコモ光でBIGLOBEを選択するメリット
ドコモ光のプロバイダーにBIGLOBEを選択するメリットを簡単にまとめてみます。
・タイプAなので料金が安い
・訪問サポート初回無料
・IP v6オプションで快適通信
・BIGLOBEネットあんしんパック for ドコモ光 12ヵ月無料
とにかくプロバイダー選択の際には、「安い」「速い」「安心」という三点を特に重視したいところですが、BIGLOBEではその三点をしっかり抑えてあります。
以下、一つずつ詳細内容を見ていきます。
BIGLOBEはドコモ光・タイプAのプロバイダー
ドコモ光で選択することができるプロバイダーの中で、BIGLOBEは料金の安いタイプAに属しているため、安心して選択することができます。
ドコモ光BIGLOBE・戸建 | 5200円/月 | ドコモ光BIGLOBE・マンション | 4000円/月 |
ちなみに、上記料金は二年定期契約の場合なので、もし二年定期契約なしにした場合には戸建6700円(税別)/月、マンション5000円(税別)/月となります。
ただ、基本的には二年定期契約ありが標準なので、よほど短期で解約したいと考えている場合を除いて、あえてこれを定期契約なしにする必要性はありません。
利用開始日が1日の場合には当月が利用開始日となり、それ以外の場合には利用開始日の翌月を一ヶ月目としてカウントする方式は、ドコモのケータイ回線の契約と全く同じです。
更新後を含む契約期間内(契約満了月の翌月を除く)でのドコモ光解約時(定期契約のない料金プランへの変更含む)には、「マンションタイプ」で8000円(税別)、「戸建タイプ」で13000円(税別)の解約金がかかります。
ドコモ光の契約は維持しつつ、BIGLOBEを他のプロバイダーに変更する場合には、解約金はかかりませんが、手数料が3000円かかります。
訪問サポート初回無料
ドコモ光+BIGLOBEの大きな強みの一つが、この無料訪問サポートです。
初回のみ無料ですが、ドコモ光の申し込みをしたユーザーを対象とするということなので、新規と同時、または転用と同時のいずれの場合にも対応してくれるため、設定に不安がある人にとってはかなり心強いと思われます。
ただ、既にドコモ光を利用していてプロバイダーのみBIGLOBEに変更の場合は対象外となります。
無料設定の範囲は以下の通りです。
・インターネット接続設定(1台) ※2台目以降は有料
・BIGLOBEメール設定(1アカウント)
・以下いずれかの映像サービスの視聴設定(端末1台まで)/ひかりTV/dTV/DAZN
無料範囲以外のサポートについても、有料にはなりますが同時に頼むこともできます。多少お金がかかっても設定を丸ごと終わらせたい、という場合には非常に助かります。もちろんお金をかけたくなければ、無料の範囲内でのみ設定してもらえば問題ありません。
有料でのサポートメニューは以下の通りです。
・パソコン・スマートフォン等接続設定(1台あたり) 3,000円(税別)
・BIGLOBEネットあんしんパック for ドコモ光 設定 3,000円(税別)
・dTV 設定(1台あたり) 5,000円(税別)
・DAZN(ダ・ゾーン) 設定 5,000円(税別)
・ひかりTV 設定(1台あたり) 5,000円(税別)
・光電話 設定 3,000円(税別)
無料サポート利用時の注意点としては、ユーザー側の都合による再訪問は有料になる、という点と、訪問エリアは全国ではあるものの、離島の場合のみ別途交通費がかかるという点です。
訪問サポート申し込みについては、申し込み後に送られてくる案内に従ってWEB上から進めていく形となります。
IP v6オプションで快適な速度を実現
GMOとくとくBBや@niftyで提供されている、渋滞緩和に優れた「v6 プラス」に関して、BIGLOBEでは以前同名のサービスを提供していたものの、現在では「v6 プラス」としてのサービス提供は終了しており、その代わり「IP v6オプション」と名前を変え、新しくサービス提供されています。
基本的な内容はほぼ同じなので、ユーザー側から見た場合、名前が変わっただけで全く同じサービスと考えて差し支えありません。
IP v6オプションとは、IPoE方式を利用して空いている道を通ることにより、高速通信を実現しているBIGLOBEのサービスです。
BIGLOBEでドコモ光を利用する場合、「IPv6オプション」と対応機器を利用して、高速通信[IPv6接続(IPoE方式)]に切り替えることができます。もちろん工事なども不要で手間いらずです。
IP v6オプションの特徴として、最大通信速度が利用機器、宅内配線、回線の混雑状況などにより低下する点は従来と同様ですが、IP v6オプションでは最新のネットワーク設備であるIPoE方式に接続される点が従来と異なります。
そのため、現在一般的に利用されているPPPoE方式ではどうしても夜間の混雑がひどくなってしまうのですが、その混雑しているルートを利用せず、次世代ネットワークのIPoE方式を利用することにより、地域や時間帯の影響が少なく快適なインターネットを利用することができます。
BIGLOBEの場合、IP v6オプションを利用するためには、「IP v6オプション」の申し込みと、対応機器である光IP電話対応機器か、無線LAN機能付きの接続機器が必要となります。
つまり、元々ドコモ光電話を利用しているのであれば、その機器がそのままIP v6オプションを利用できるため、あとは申し込みだけでIP v6オプションが利用可能となります。
もしドコモ光電話を利用していない場合には、月額500円の無線LAN付き接続機器をレンタルする必要があります。
ちなみに、同じドコモ光タイプAのGMOとくとくBBでは、この高速Wi-Fiルーターが無料でレンタルすることができるため、もしドコモ光電話を利用していないのであれば、BIGLOBEよりもGMOとくとくBBの方が料金的なメリットがあります。
ただもし、MAP-E機能を搭載した市販のWi-Fiルーター(IP v6ブリッジ(パススルー)機能対応ルーター)を所有している場合、わざわざレンタルしなくてもIP v6オプションを利用することができるのが、BIGLOBEの強みです。
とはいえ、すべての機種でIPv6オプションを使えることを保証するものではないということですし、BIGLOBEで当該機器の動作をサポートしていないため、あくまで自己責任で、という話になります。あまりこうしたネットワークに強くないのであれば、普通にレンタルを選択するのがお勧めです。
レンタル料金が気になるなら、高速Wi-Fiルーターレンタル料無料で利用できるGMOとくとくBBを合わせて検討しましょう。→「GMOとくとくBBのv6プラス対応高速Wi-Fiルーターレンタル方法」
BIGLOBEのネットあんしんパック for ドコモ光
インターネットのセキュリティについては、何かと気になるところだと思いますので、とりあえずお試しとはいえ一年間無料で使えるネットあんしんパックがあるBIGLOBEは安心して利用開始することができるプロバイダーと言えそうです。
申し込み当月を一ヶ月目として最大12ヶ月無料で利用することができ、13ヶ月目からは自動的に月額料金500円が課金される形となります。
BIGLOBEのネットあんしんパックでは、三つの厳選セキュリティ対策がパックにされています。
ウイルス対策、ネット詐欺対策、迷惑メール対策です。
セキュリティに関しては、ドコモ光側にもありますし、単独でソフトを購入して利用することもできますので、とりあえず重複して利用しないように気を付けましょう。
ドコモ光でBIGLOBEを選択するデメリット
ドコモ光を利用していてBIGLOBEを選択することに対するデメリットは、基本的にほとんど存在しないのですが、あえて言えば前述したとおり、IP v6オプション利用時に必要となるWi-Fiルーターが、ドコモ光電話利用時以外にはレンタルが必要となり、そのレンタル料金が500円かかるという点くらいです。
それ以外には、GMOとくとくBBにはない初回無料の訪問サポートもありますし、全体的にオールマイティなプロバイダーなのではないかと思われます。
とはいえ、月額500円のルーターレンタル料は、やはり年間にすると6000円の差になってしまうのでそれなりに大きいとも言えます。
特にこだわりがなければ、実際に私も利用してみたGMOとくとくBBをお勧めします。→「GMOとくとくBBの高速Wi-Fiルーターを使ってみたら驚くべき結果が出た」
ドコモ光+BIGLOBEを申込みしてみた
実際にドコモ光+BIGLOBEの申し込みを実施してみました。
BIGLOBEとセットでの新規申し込み、またはフレッツ光からの転用申し込みの場合は、以下の専用WEBサイトから可能です。ドコモ光
もし既にドコモ光を利用している場合のプロバイダーのみの変更の場合は、WEBからの手続きができませんので、ドコモショップに実際に出向くか、またはドコモインフォメーションセンターに電話をしての手続きとなります。→「ドコモ光のプロバイダー変更を実施してみた流れ」
申し込み自体はまったく難しいことはなく、無事完了するとあとは一週間から10日ほどでBIGLOBEから封筒が送られてきます。
中には、インターネットに接続するための接続IDやユーザー名、接続パスワード、さらに基本情報としてのユーザID・初期のBIGLOBEパスワードなどが記載されています。
非常に大事な情報なので、しっかり保管しておきましょう。接続設定を完了させると、後はインターネットに繋ぐのみです。
ドコモ光+BIGLOBEまとめ
ドコモ光でプロバイダーを選択する場合にどうしても忘れないようにしたいのが、v6プラスに対応しているかどうか、という点です。
これを見逃すと、夜など混雑する時間帯のインターネットの通信速度がかなり遅くなってしまったり不安定になってしまったりと、非常に使い勝手が悪くなってしまったりしてかなり強い不満を覚えることにもなりかねません。
そのため、v6プラスに対応しているGMOとくとくBB、@nifty、そして同等サービスのIP v6オプションを提供しているBIGLOBEあたりから選択するのが間違いないところです。
その上で、詳細を比較して検討するのが正しいプロバイダーの選び方です。
もしルーターレンタル無料よりも訪問サポート無料を優先して、BIGLOBEでドコモ光を申込したい場合には、WEB上から申し込みも可能となっています。
電話で申し込みをするとかなり混み合うことも多いですし、時間帯も限られてしまうため、基本的にはWEB上から申し込みをするようにしましょう。