私個人の印象としては、サムスン・Galaxyの性能がずば抜けていることはもはや常識で、色々ありましたがHUAWEI(ファーウェイ) のハイエンドは噂にたがわぬ高性能機種です。
また、ドコモからは発売実績がありませんが、格安スマホとして発売されている台湾・ASUS(エイスース)のZenFoneなども実際に利用した経験上、非常に優れた機種だと認識しています。
しかし、日本人としてはやはり、国内メーカーのスマホを使いたい、という気持ちを持っている人が、当然のことながら非常に多いのです。
それは日本人としてごく当たり前の気持ちだと思います。私もその点全く同意です。まぁこんなところであえて深く触れるつもりはありませんが、ニュースを見ていると、近隣諸国との関係性で本当にもやもやする内容の情報が飛び込んできたりしますよね。
そういうこともあり、特にあまり多くの情報を持たず、目の前に初めて商品を提示されて、日本メーカー、韓国メーカー、中国メーカーのどれかを選べと言われたなら、当然のことながら心理的に日本人なら日本メーカーを選ぶと思います。
最近は国内メーカーであっても海外製の部品が使われていたり、製造自体海外で行われていたりすることも普通にあるわけで、何をもって「国内製」というのか、判断が微妙なところだったりもしますが、しかし、とりあえずそうした点はすべて忘れて、単純に理屈抜きで海外メーカーは嫌だ!という方に合わせて、完全国産メーカーでの、機種の選び方について考えてみました。
※Twitterで最新情報提供中です!
ドコモの海外メーカーまとめ
まずはドコモにおける海外メーカーの主な最近のスマートフォン・タブレットをまとめておきます。
最近は海外メーカーの場合、前面にはメーカー名が出てこない機種も多いため、知らずに利用しているという人も少なくないかもしれません。
メーカー名 | 国 | 主なドコモスマホ |
Apple | アメリカ | iPhone |
サムスン | 韓国 | Galaxy S20/Galaxy Note Galaxy Feelなど |
LG電子 | 韓国 | LG STYLE V30+/JOJO L-02Kなど |
HUAWEI(ファーウェイ) | 中国 | P30 Pro/dTabなど |
レノボ | 香港 | dtab Compact d-42A |
ZTE | 中国 | MONO MO-01K/MO-01J/M Z-01K |
HTC | 台湾 | HT-03A (2009年) |
Appleはもう言うまでもありませんね。iPhoneです。
サムスンのGalaxyは、さすがにスマホについて詳しくなくても「聞いたことがある」という人も多いのではないでしょうか。最近は、日本人の心情を慮ってか、サムスンというメーカー名は前面には出さず、主にテレビCMなども「Galaxy」としてのみ流れています。
性能は抜群に高く、ドコモのAndroidスマホとしては常に1位、2位を争います。ドコモでは長くラインナップのレギュラーとして発売され続けています。
ただそれ以外のメーカーは、まだまだ日本での知名度は高いとは言えません。
LGは、最近では世界的にパワーダウンしてきていますし、dTabはHUAWEI、最近ではレノボ、MONOはZTE、「M」もZTEが今のところ受け持って製造しています。
HTCはどちらかというとauとのつながりが強く、ドコモからはHT-03A以来スマートフォンは発売されていません。
国籍としては、サムスンとLGが韓国、HUAWEIとZTEが中国、レノボが香港(中国)、HTCが台湾です。
iPhoneは海外メーカーだが・・・
日本人が大好きなiPhoneは、言わずとしれた海外メーカー(アメリカ)です。
しかし、それに対して「iPhoneは海外メーカー製だから買いたくない」と購入を躊躇している人は見たことがありません。
つまり、日本人の海外スマホアレルギーは、もう少し厳密に言うとおそらく「アジア系スマホアレルギー」なのではないかと考えられます。
私もスマートフォンにおいても日本メーカーが中国や台湾、韓国製よりも優れている、と思いたいところなのですが、実際に触れて使ってみて客観的に判断をすると、どうしてもそうとは言い切れない部分があるのは紛れもない事実です。
しかしその事実を受け入れたくない気持ち、そもそも事実はどうあれ心情的にどうしてもそれらの国のスマホは怖い、受け入れられないという気持ちもあり、それは仮に理路整然と日本以外のアジアのスマホの優位性を説明されたとしても、なかなか翻るものではないと思われます。
もちろんそれならば日本のメーカーやiPhoneから購入機種を選べばいい話なので全く問題はありません。
日本メーカーのスマホを選ぶとすれば、どういう機種が選択肢になるのでしょうか。
圧倒的人気! SONY・Xperia(エクスペリア)
Androidスマートフォンの中ではドコモのスマートフォン初期の頃から高い人気を誇る機種がXperia(エクスぺリア)です。
2021年春時点での最新機種は、Xperia 5Ⅱ SO-52Aですが、他にahamo(アハモ)用にXperia 1Ⅱ SO-51Aや、4G端末でスタンダードモデルですが、Xperia 10 SO-SO-41Aなどもあります。
人気のXperiaの中で、自分の好みに合わせて多くの種類から選ぶことができる、という意味で、日本のメーカーからスマホを選びたいと考えている人にとっては選択肢が多いXperiaの存在は、非常に頼もしいものとなっています。
知名度はイマイチ!? 割れにくいスマホ・arrows
「割れにくい」、というイメージ、そして「洗える」というイメージが根付きつつある富士通のarrowsは、実は最近ではもう他にほとんど類を見ない、日本メーカーかつ、日本の工場で作られているスマートフォンを販売しています。その工場を、私は実際に見学をしてきました。→「arrowsの工場見学」
「とにかく国産スマホがいい!」という方にとっては、選択肢はもはやarrowsしかありません。
パナソニックやNECなどの人気メーカーが次々ドコモのスマホから撤退する中で、ずっと踏みとどまってきた富士通のarrowsは、もっと認知され人気を博しても全くおかしくないと思います。まぁ、過去のスマホにおけるマイナスイメージが足を引っ張っている面もあるのですが・・・。
SONY・Xperiaとの大きな違いとして、ハイエンドなフラッグシップモデルだけでなく、エントリーモデルかららくらくスマホにいたるまで、様々な機種を投入しているという特徴もあります。
エントリーモデルとしてarrows Beシリーズ、ハイエンドでは2020年夏に久しぶりかつ最新5G対応のarrows 5G、そして冬春モデルとしてスタンダードモデルのarrows NX9を発売しました。
「割れにくいスマホ」、「洗えるスマホ」を探しているなら、iPhoneよりもXperiaよりもarrowsです。この点しっかり覚えておき、購入時の参考にしましょう。
特に、昨今の社会情勢を考えると、「洗える」という特徴は大いなる武器にもなります。お勧めです。
「AQUOS(アクオス)」のSHARPは国内メーカー?
「AQUOS(アクオス)」ブランドを持つSHARP(シャープ)といえば、元々は純粋な日本の企業だったわけですが、現在はご存知の通り台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)の傘下に入っており、純粋な国内メーカーと判断されるのか微妙なところです。
国内メーカーか海外メーカーかという判断を下すこと自体にそもそも何の意味もないのですが、スマホを選ぶ際に「海外メーカーは嫌だ」と感じている方々が、この事実を受けてSHARPを選択肢として含めるかどうかが、ここでは問題です。
ただ、「サムスンやファーウェイは嫌だけどSHARPなら元々日本のメーカーだし馴染みがあるから大丈夫」という人も少なくないのではないかと、個人的には感じています。
そもそもSHARPが現在ホンハイ傘下にあることにすら気づいていない人も多いはずです。
それは、ここ数年のSHARP製スマートフォンの売れ方を見ても明らかです。AQUOS senseシリーズを始め、多くのAQUOSが人気を博しています。
ホンハイの問題はさておいて、SHARPを日本メーカーに含めることができないと、残すところSONYと富士通しか日本メーカーが残らないという問題もあります。
選ぶ側にとっても、ある程度の選択肢は欲しいところだと思いますので、どうしてもアジア系海外メーカーのスマホには抵抗があるという場合には、SHARPも含めて三メーカーから、新しいスマートフォンを選ぶようにしましょう。
国内メーカースマホの選び方まとめ
以上みてきた通り、アジア系海外メーカーを使いたくない、という場合にも、ドコモでは十分な選択肢が用意されています。
金額をそれほど重視しないのであれば鉄板の人気機種、ハイエンドのSONY・Xperia 5ⅡやXperia 1Ⅱ。
割れにくいスマホ・洗えるスマホなら富士通・arrrows Beシリーズやarrows NX9。
最近の売れ筋人気機種ならSHARP・AQUOS。
お好み次第ですが、より日本色の強いメーカーで選択するなら、やはりarrowsになるかと思います。
いずれにしてもよりお得なドコモオンラインショップをしっかり活用したいところです。→「ドコモオンラインショップでの機種変更/購入がリアル店舗より圧倒的有利な件」
実際にドコモオンラインショップで購入する場合に一括購入でポイント2倍となるdカード GOLDも、忘れずに活用するようにしましょう。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」