ドコモの新料金プラン・ahamo(アハモ)、いよいよ提供開始されました。
内容としては、月額2700円(税込2970円)で20GB、5分通話無料込み、という形で、5分通話無料込みの料金としては、auのpovoよりも、ソフトバンクのLINEMOよりも有利なプランとなります。
また、dカード/dカード GOLDによるパケットボーナス特典も合わせて、非常にお得な最強プランになりました。→「dカードボーナスパケット特典でアハモのデータ容量増額!」
間違いなくインパクトのある新料金プランです。
ギガホで容量が余っているユーザー、ギガライトで容量が足りないと感じていたユーザー、そして旧料金プランカケホーダイプランやシェアパックでじっと様子をうかがっているユーザー、すべてのユーザーがこぞって変更を検討することになりそうです。
2021年3月26日、サービス開始初日に、私も5Gギガライト回線をアハモに変更してみました。→「初日にアハモに変更して分かったことまとめ」
この記事では、アハモとは何なのか、総合的な情報をお伝えしていきます。
※Twitterで最新情報提供中です!
非常にお得なドコモのdカード GOLDの詳細情報はコチラから:「dカード GOLDは本当にお得なのか」
目次
- ドコモの新料金プランが20GB税込2,970円(税別2,700円)!
- dカード/dカード GOLD・ボーナスパケット特典で最大+5GB
- アハモの受付はオンラインのみ/店頭では有料・電話対応はなし
- ahamo(アハモ)申し込み時の事前準備・必要なサービス
- アハモの注意事項
- キャリアメールの提供がない
- 支払い方法は口座振替/クレジットカード払いのみ
- ahamoはファミリー割引に追加できるものの、発信時の無料通話は対象外(5分無料は対象)
- ahamoはドコモ光のセット割引対象外
- ahamoは、みんなドコモ割はカウント対象割引対象外
- 法人契約はなし。アハモは個人契約専用プラン
- オンライン発行dポイントカードの利用者情報登録が必須
- ドコモを既に利用中の場合も、アハモの申し込みは可能
- 修理受付はWEBとドコモショップ店頭・ただし代替機貸出は有料(税込2,200円)
- 解約金の留保に要注意
- アハモ提供端末、対象機種はahamoサイトで公開中
- アハモ対象外機種に要注意
- ahamo契約中の機種変更が、ドコモオンラインショップで可能に
- アハモの契約は20歳以上のみ
- 追加料金必要なく、海外でも20GBまで利用可能
- 旧プラン・カケホーダイプラン/シンプルプランからアハモへ移行するのはありか
- ahamo(アハモ)に向けてシェアパック解約手続きを試した結果
- ギガホ/ギガライトからアハモへ変更するべきか
- Rakuten UN-LIMIT Ⅵの衝撃
- ロング学割とahamo(アハモ)はどちらがお得なのか
- ahamo(アハモ)に込められた思い
- ドコモがau・ソフトバンクを一歩リード
ドコモの新料金プランが20GB税込2,970円(税別2,700円)!
ドコモの新料金プラン「アハモ」は、20GBを月額税込2,970円(税別2,700円)で利用することが出来る、新しい料金プランです。4G/5Gの区別もなく、各種手数料等も一切かからず、余計な割引条件等もなく、極めてわかりやすいシンプルな構造になっています。
月額料金 | 税込2,970円(税別2700円) |
月間利用可能データ容量 | 20GB |
利用可能データ容量超過後速度 | 送受信時最大1Mbps |
音声通話 | 1回あたり5分以内の国内通話無料 「SMS」、(0570)(0180)などの他者接続サービス、(188)(189)の特番、番号案内、衛星電話などへの発信は対象外 5分をこえる国内通話は税込22円/30秒 |
ネットワーク | ドコモの4G/5G |
プランの中に、5分以内通話無料を含む、という点も非常に大きなポイントです。ギガホ/ギガライトでは「5分通話無料オプション」として追加料金が必要だったことを考えると、画期的です。
ただし、完全な通話無料、かけ放題定額制がいい、という場合には、「かけ放題オプション/月額税込1,100円」を別途申し込みする必要があります。
データ容量20GBについては、使い切ると速度制限がかかるものの、1Mbpsの速度で利用可能なため、必要最低限の利用は継続して可能です。もし、どうしても追加容量が必要な場合には、1GBあたり税込550円で利用可能データ容量の追加もできます。さらには、テザリングも追加料金なしで利用可能です。
利用可能データ容量の追加 | 1GBあたり税込550円で利用可能データ容量の追加が可能 |
かけ放題オプション | 月額税込1100円で国内通話無料 |
無料になる事務手数料としては、「新規契約事務手数料」、「機種変更手数料」、「MNP転出手数料」が挙げられます。
2年定期契約などの縛りも存在せず、解約金も発生しません。素晴らしいですね。いつでも申し込みができ、いつでも転出することも解約することもできる、というわけです。
dカード/dカード GOLD・ボーナスパケット特典で最大+5GB
アハモ提供開始から、やや遅れましたが、dカード/dカード GOLDによるボーナスパケット特典が実施されています。
dカードを利用していれば+1GB、dカード GOLDだとなんと+5GBを追加で利用できます。
つまりdカードなら合計21GB、dカード GOLDなら25GBです。非常に大きいです。
※ahamoご利用料金のお支払方法をdカードに設定する必要あり
※ahamoの利用可能データ量に+5GB増量
アハモの受付はオンラインのみ/店頭では有料・電話対応はなし
ahamo(アハモ)の申し込み受付は、オンライン受付のみ、とされています。
新規の契約、契約後の手続き、相談等、すべてahamo WEBサイトや専用のアプリで受付する、ということです。
ただし、2021年4月22日より、「ahamo WEBお申込みサポート」「ahamo WEBお手続きサポート」が開始され、有料(税込3,300円)ではありますが、限定的にドコモショップでのahamoのサポートが開始されています。
いずれにしても操作は利用者自身が行い、ショップスタッフはアハモに対する質問には答えないという、有料でありながら、なかなか厳しい内容になっています。
基本的には、ドコモショップ、ドコモインフォメーションセンターでの取り扱い・受付はしない、というスタンスは変わっておらず、サポートはあくまで「有料でのお手伝い」、という水準にとどまっています。
普段からショップ派の人は要注意です。逆に、WEBでの申し込み受付に慣れている方は全く問題ありませんし、むしろ簡単でいい、という感じだと思います。
とはいえ、結局「アハモを申し込みするにはどうしたらいいの!?」「dアカウントって!?」「ネットワーク暗証番号にロックがかかったんだけど!?」というように、結局アハモ絡みで店頭に来店される方は減らないのかもしれません。
ahamo(アハモ)申し込み時の事前準備・必要なサービス
アハモの申し込みに際して、事前に必要な三つの項目があります。それは、以下の通りです。
・dアカウントの発行。
・dポイントクラブ入会。
・オンライン発行dポイントカードの利用者情報登録。
最もハードルが高いのは、耳慣れない「オンライン発行dポイントカード」だと思います。実際に手続きをしてみた流れを別記事にて解説していますので、そちらを参考にされてください。
関連記事:「オンラインdポイントカードの設定・利用者情報登録解説」
アハモの注意事項
アハモの注意点について、解説していきます。アハモのデメリットとして、別記事ではより詳しくまとめていますので、そちらも参考にされてください。→「ahamo(アハモ)にしてはいけない!? デメリットをまとめてみた」
キャリアメールの提供がない
ドコモの新料金プラン・アハモには、注意事項という注意事項はそれほどないのですが、一番大きな注意点はここかもしれません。
スマホを長く利用している人は、もうすでに、ドコモメールなんて一切使ってないよ、という人がほとんどかもしれませんが、昔ながらのメールをまだ使っている、という人も、年配の方を中心に意外にいたりもします。
が、アハモにおいてはキャリアメールの提供がありません。
長く使い続けられてきた、「docomo.ne.jp」も、ついになくなっていくのですね。感慨深いものがあります。アハモがいよいよ主流になってきたら、iモードのようにドコモメールが終了する日も来るのかもしれませんね。
支払い方法は口座振替/クレジットカード払いのみ
毎月のドコモの料金の支払い方法は、アハモの場合、口座振替かクレジットカード払いのみとされています。
まぁこれは、基本ドコモは新規契約時もそのどちらかでないと受付してもらえないので当然といえば当然なのですが、途中から支払いが遅れて「請求書払い」になってしまっているようなケースがあるので、そういう状態だとアハモの申し込みはできない、ということになります。
請求書払いになってしまっている方は、まずは口座振替、またはクレジットカード払いの設定をしておきましょう。
ahamoはファミリー割引に追加できるものの、発信時の無料通話は対象外(5分無料は対象)
ahamoについて、重要な情報が、ドコモより追加されました。
ahamo適用回線について、ファミリー割引への追加は可能となるものの、ahamo回線から他のファミリー回線への通話無料特典は適用外となり、他の回線へかける場合と同じく5分無料のみが適用される、ということです。
これにより、ファミリーに対して際限なく電話をかけたい場合には、「かけ放題オプション」の申し込みをする必要が出てきます。
または、ファミリー回線のahamo以外のプランを利用している回線側からahamo回線にかける場合には無料通話が適用されるため、長電話になりそうな場合にはそちらからかけてもらう、という方法も取れます。
ファミリーの両方がahamoの場合、一方がかけ放題オプションを利用するか、ドコモの通話を使わずLINEなどアプリを通して電話をするしかありません。非常に重要なポイントなので、押さえておきましょう。
ahamoはドコモ光のセット割引対象外
ahamo契約回線は、ドコモ光のペア回線になることはできるものの、セット割引の対象外となります。
元々が非常に安い料金設定であるため、そこからのさらなるセット割引はない、ということですね。この点は仕方がないところです。
ただし、ahamo回線がドコモ光のペア回線となっている場合でも、ファミリーグループ別回線がahamoでない場合には、そちらにはセット割引が適用されます。
ahamoは、みんなドコモ割はカウント対象割引対象外
ahamo利用回線に対しては、ドコモ光セット割同様、みんなドコモ割も適用対象外となります。
ただし、みんなドコモ割におけるファミリー回線のカウント対象にはなるため、ファミリーグループの他の回線に対して影響を持つことはあります。
法人契約はなし。アハモは個人契約専用プラン
アハモは個人のみ利用可能で、法人契約では申し込みできません。
オンライン発行dポイントカードの利用者情報登録が必須
申し込みにあたってdアカウントが必要です。あらかじめ用意しておきましょう。
dアカウントとパスワードはWEBから調べることができます。
また、dポイントクラブの入会と、オンライン発行dポイントカードの利用者登録が必要です。
特に注意したいのは、耳慣れないオンライン発行dポイントカードです。
詳細については以下記事を参考にどうぞ。
関連記事:「オンライン発行dポイントカードの設定/利用者登録」
ドコモを既に利用中の場合も、アハモの申し込みは可能
新規契約の場合のみではなく、既にドコモを利用している場合でも、プラン変更という形でアハモを利用することは可能です。
つまり、現状ギガホ(ギガホ2)/ギガライト(ギガライト2)/5Gギガホ/5Gギガライト/カケホーダイプラン/シンプルプランなど、様々な料金プランを利用していたとしても、そのままアハモに変更することが出来ます。
ただ、システム対応の問題があるため、すべてのシステム対応が完了する5月までの間は、他社から乗り換えの場合と同等の手続きを行う必要があるということです。もちろん、その際に手数料や解約金はかかりません。
修理受付はWEBとドコモショップ店頭・ただし代替機貸出は有料(税込2,200円)
ahamo(アハモ)の開始当初、修理受付はWEBのみ、とされていましたが、緊急の通信環境確保の観点など即時対応の要望が多かったということで、ドコモショップでの受付が解禁されました。
通常通りの修理受付となりますが、ただ通常と異なる注意点として、代替機の貸し出しを希望する場合、WEBでも店頭でも、有料(税込2,200円)での受付となります。代金は手数料なのでdポイントを充てることはできず、定期請求になります。
解約金の留保に要注意
ahamo(アハモ)の契約に伴い、解約金が発生することはありませんし、アハモの契約を解約する際にも解約金は一切かかりません。
ただし、注意点として、それまでのドコモの料金プランの利用によって、「解約金の留保」が発生している場合には、アハモを解約することによって解約金が発生する可能性があります。
もちろん、アハモの解約をすることは当面ない、という場合には関係ありませんが、近い将来解約を想定している場合には、解約金の留保とはどういうことなのか、理解しておきたいところです。
詳細については以下別記事にて詳しくわかりやすく解説しています。
関連記事:「ahamo(アハモ)では解約金の留保は継続/解約金がかからないケースをわかりやすく解説」
アハモ提供端末、対象機種はahamoサイトで公開中
ahamo(アハモ)で利用することが出来るドコモのスマートフォン/iPhoneは、ahamo公式サイトで公開されています。
開始当初はAndroidスマートフォン72機種、iPhone含むその他21機種の合計93機種が対象で、最近の機種であればほとんどが対象と考えていいでしょう。まずはひと安心ですね。→ahamoサイト対象機種
アハモ対象外機種に要注意
ahamo(アハモ)利用に際して、「ahamoを契約できない機種」も存在しています。
具体的には、まず2013年以前発売のスマートフォンはアハモを契約することが出来ません。
さらに、2014年以降に発売したスマートフォンであっても、アハモを契約できない機種があります。
以下の通りです。
実際に、対象外機種の複数で実際に利用できないのかAPN設定他まで色々試してみましたが、やはり利用はできませんでした。
ahamo契約中の機種変更が、ドコモオンラインショップで可能に
2021年5月19日より、今までできなかった、アハモ契約中の機種変更が、ドコモオンラインショップで可能になりました。
夏モデル新機種を購入するのに、一つハードルがなくなった形となります。
機種購入してからアハモにしたい、と考えていた方も、これで心置きなく、早速アハモに変更できそうです。
アハモの契約は20歳以上のみ
新料金プラン「アハモ」は、20歳以上の方のみ申し込み可能です。
もし未成年の利用端末でアハモを利用したい場合には、契約を親権者にし、利用者を20歳未満の方に設定することで、アハモを利用することが出来ます。
追加料金必要なく、海外でも20GBまで利用可能
アハモでは、20GBの月間データ容量で、海外82の国・地域で追加料金なく利用することが可能です。
アイルランド アゾレス諸島 アメリカ アラスカ アンドラ イギリス イスラエル イタリア・バチカン インド インドネシア エクアドル エジプト エストニア オーストラリア オーストリア オマーン オランダ カタール カナダ カナリア諸島 韓国 カンボジア キプロス ギリシャ グアム クロアチア サイパン サウジアラビア |
サンマリノ シンガポール スイス スウェーデン スペイン スペイン領北アフリカ スロバキア タイ 台湾 チェコ 中国 チリ デンマーク ドイツ トルコ ナウル ニュージーランド ノルウェー 米領バージン諸島 バチカン アメリカ(ハワイ) ハンガリー バングラデシュ フィジー フィリピン フィンランド プエルトリコ ブラジル |
フランス ブルガリア ブルネイ ベトナム ペルー ベルギー ポーランド ポルトガル 香港 マカオ マディラ諸島 マレーシア 南アフリカ ミャンマー メキシコ モナコ モロッコ ヨルダン ラオス ラトビア リトアニア リヒテンシュタイン ルーマニア ルクセンブルク レソト ロシア |
15日を超えて長期間海外で利用する場合、通信速度が制限されるため、その点のみ要注意です。
旧プラン・カケホーダイプラン/シンプルプランからアハモへ移行するのはありか
現時点で、カケホーダイプラン、シンプルプランを継続して利用しているユーザーには、何パターンか理由があります。主に、以下のような理由が多いと思われます。
1・月々サポートが残っている
2・シェアパックを利用しているため、一人だけ新プランにするとシェアグループのバランスが崩れる
3・docomo withを利用している
「1」については、月々サポートがまだ継続していて、ギガホ/ギガライトに踏み切れていないというパターンです。
時期的には、「端末購入サポートの規定期間が残っている」という人は、もういなくなっているはずですが、月々サポートについては、2021年夏前までは、ギリギリ残っている人が存在しているはずです。
ただ、これももう時間の問題で、完全に月々サポートが終了してしまえば、枷となるものはなくなるので、徐々にギガホ/ギガライトへの移行は進んでおり、今後も進むと考えられます。
「2」は、シェアパックを利用しており、一人の離脱が全員に影響を与えるため動きが取れないパターンです。そもそも子回線は、そのままにしておいた方が料金的には安くなるでしょうから、全体として動かないケースが多いと思われますが、例えば一回線だけ容量が足りないなどのケースでは、一回線だけ離脱したくなるケースはあり得ます。
今後は、シェアパック全体が月々サポートなどの問題をクリアしたあと、タイミングをみて全体としてどうするかを検討する時期に入ります。
ギガホ/ギガライトに対してもそうですし、同時に今回発表された「アハモ」も当然視野に入ってくるでしょう。
「3」のドコモウィズ利用のケースは、月々サポートを受けていないですし、構造としてギガライトと同じなので変更しようと思えばいつでも変更できるのですが、シェアパックの問題だったり、あとはお得なドコモウィズを維持したい、という思いなどから動かないパターンです。
実際のところ、シェアパック回線でなければ動きは取りやすく、いつでもギガライトに変更しやすいと言えます。
容量をどれくらい利用するかによって、「アハモ」の検討余地が出てきます。
いずれの場合も、今後はギガホ/ギガライトのみならず、「アハモ」を含めて検討していくことになります。
そもそもシェアパックを利用しておらず、ベーシックパックを単独で利用している場合は、圧倒的にアハモがお得になるため、すぐに先行エントリーしておいても良さそうです。
また、シェアパック利用時にあっても、各回線ごとに20GBを使える、という点があまりにメリットが多く、子回線単独では値上げになるケースもあるでしょうが、シェアグループ全体では使える容量分を考えるとお得になるケースも出てきそうです。
ahamo(アハモ)に向けてシェアパック解約手続きを試した結果
メイン回線のシェアパックを解約し、シェアグループ全回線をアハモに変更しようと検討していたのですが、諸々の注意点がかなり重くのしかかってきたので、当面私のメイン回線はシェアパックを維持することにしました。
同じようにシェアパックからアハモに変更しようと考えている方にとっては参考になる部分もあるかもしれませんので、是非以下記事を確認されてください。
関連記事:「アハモに向けてシェアパック解約手続きを試した結果」
ギガホ/ギガライトからアハモへ変更するべきか
既にギガホ/ギガライトを利用している場合には、利用容量によって、アハモにするべきかどうかが変わってきます。
ギガライト(ギガライト2)の場合
ギガライトユーザーの場合、そもそも毎月利用するデータ容量が小さいはずなので、一見そのままの方がお得に思えたりもしますが、ここはよく考えるべきです。
ギガライト(ここではギガライト2)の定額料金は、dカードお支払割、または2年定期契約の場合にステップ1、つまり1GBまでの利用で月額2,980円(税込3278円)です。みんなドコモ割3回線以上が適用されると、最低料金1,980円(税込2178円)になります。
この時点で明らかなのですが、みんなドコモ割が適用されない場合には、ギガライト2利用の方も、アハモに変更した方がいいです。
何故なら、アハモにはdカードお支払割も2年定期契約もなく、無条件で2,700円(税込2970円)、しかも5分通話無料オプションを含みながら容量は20GBです。
圧倒的有利、ですね。
ギガライト利用時に、アハモよりもお得になるケースとしては、みんなドコモ割を2回線、ないし3回線以上で適用されつつ、データ容量を1GBに抑えられる場合のみです。
ギガホの場合
では、ギガホの場合はどうかというと、言うまでもなく価格的にはお得です。
が、ここで問題になるのは価格ではなく、データ容量です。20GBで足りるのかどうか、ですね。足りない場合には高くてもギガホを選ぶしかありませんし、足りるのならアハモが圧倒的にお得です。
ただし、ギガホに変わるプランも、ドコモは今後発表予定としているため、ここについては今後の発表待ち、ということになります。
5Gギガライト/5Gギガホの場合も、基本的には同じような考え方になります。
アハモの圧倒的優位性がわかりますね。
Rakuten UN-LIMIT Ⅵの衝撃
2021年4月1日より、新しい楽天モバイルのサービス「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」がスタートします。
既にRakuten UN-LIMIT Ⅴを利用している場合には自動アップグレードされますし、もちろん新規契約も可能です。
内容としては、段階制の料金プランとなっており、1GBまではなんと0円、3GBまでは980円(税込1078円)、20GBまでは1980円(税込2178円)、そして上限である2980円(税込3278円)では容量無制限使い放題となっています。
この時点で、ドコモのギガライトに対しては完全に楽天の方が優位性が高く、ahamo(アハモ)に対しても同容量の20GBなら720円安く、さらにアハモより280円高い2980円(税込3278円)では容量無制限かつ通話についてもRakuten LINKアプリを使うことで無料でかけることができるため、やや楽天優位となっています。
ただし、楽天の弱点としては、現時点ではまだまだエリアが狭く、パートナーエリアでは上限が5GBであるという点、楽天エリアでも電波が安定しにくいという話も出ている点、通話において専用アプリを使わないと無料でかけられないという点などが挙げられます。
とはいえ、料金についてはドコモ含む大手3キャリアと差がついてしまったので、今後の3キャリアの対応に注目です。
ロング学割とahamo(アハモ)はどちらがお得なのか
2020年12月1日にスタートしたばかりのドコモ・ロング学割は、アハモの発表によって完全にかすんでしまった印象があります。
「22歳まで、ずーっと割引」、という触れ込みだったにも関わらず、アハモ開始の3月時点で一気にロング学割からアハモへ流れる可能性もあります。
ただ、実際のところどちらがお得なのかはよく検証する必要があります。使い方によっては、ロング学割がお得になるケースももちろんあります。
容量を実際にどれくらい利用するかによって判断が変わってきますが、3GB以内で確実に抑えることができる、という場合、アハモよりもギガライト+ロング学割の方がお得です。みんなドコモ割がない場合は微妙なところですが、少なくとも最大6ヶ月間はギガライト+ロング学割が有利です。
ギガホの場合も、みんなドコモ割3回線以上、ドコモ光セット割、dカードお支払割などの条件を満たしている場合には、最大6ヶ月は確実にギガホ+ロング学割が有利です。
ただ、7ヶ月目以降はロング学割の効果をもってしても、ギガホの方がアハモよりも料金的には高くなるので、容量がアハモの20GBで収まるのかが、次の判断基準となります。
こうして見ていくに、今回のロング学割は、使い方によっては思っていた以上に効果が大きそうです。対象年齢に当てはまる場合には、有効活用していきたいところです。
とりあえず既にサービス開始されているロング学割でギガホ/ギガライトを申し込みしておき、アハモが開始された後は、利用状況に応じて再検討する、というところで考えておきましょう。
ahamo(アハモ)に込められた思い
そもそもの話、あはもって何よ!? 言いにくくない?? と誰しも思ったと思います。
実は、アハモには、以下のような思いが込められています。
1.未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
2.「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」
3.「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」
深いです。まさかそんな意味が、という感じですね。アモハでもアハハでもアモモでもありません。アハモです。
「驚き」、「喜び」、「楽しさ」を感じていただきたいというアハモ、しっかり覚えましょう。
ドコモがau・ソフトバンクを一歩リード
ドコモよりも後出し、という形で5分通話無料を外せる形にし、優位性を押し出してきたauとソフトバンクですが、それに対してさらにドコモは、料金の値下げとdカード/dカード GOLDによる特典追加という対抗策を打ってきました。これにより、横並びだった3社からドコモは一歩抜け出した形となります。
利用者側としては、安くなる分には大歓迎だと思いますので、もっともっと競争してもらいたいところですね。
各社新料金プランの今後の動きも楽しみに追っていこうと思います。
非常にお得なドコモのdカード GOLDの詳細情報はコチラから:「dカード GOLDは本当にお得なのか」