新料金プランのギガホ/ギガライトに変更すると、旧プランを対象としていた「ずっとドコモ割プラス」が適用しなくなってしまいます。
割引ではなくポイント進呈を選んでいた場合、当然今までもらえていたdポイント(期間・用途限定)ももらえなくなります。
人間、何にでも慣れてしまうと言いますか、当初、「ポイント付与より割引を増やしてくれ!」と思っていた人も多いと思われる「ずっとドコモ割プラス」のポイント進呈ですが、今までもらえていたものがもらえなくなってしまうと、途端に非常に損した気分になってしまいます。
ギガホ/ギガライトに変更した後、ずっとドコモ割プラス分の進呈ポイントはどこに行ってしまうのか、やはりギガホ/ギガライトに変更した方が損なのか、考えてみました。
ずっとドコモ割プラスの進呈ポイントはステージによる割引特典
ずっとドコモ割プラスのポイント進呈とは、旧プラン「カケホーダイ&パケあえる」専用の割引特典で、dポイントクラブのステージによって割引される分をdポイント(期間・用途限定)という形で受けることができる仕組みです。
そのため、「ずっとドコモ割プラスの進呈ポイント=dポイントクラブのステージ割引」、と考えればいいと思います。
では、新プラン「ギガホ/ギガライト」における「dポイントクラブのステージ割引」はどこにあるのか、というと、どこにも見当たらないんですね。
新プランにおいて、dポイントクラブのステージが絡んでくる部分としては、ずっとドコモ特典とdポイントスーパー還元プログラムがありますが、ずっとドコモ特典はステージによって今まで以上にお得ですが、基本は更新ありがとうポイントの同等サービスと考えられ、ずっとドコモ割プラスによるポイント付与を補うほどのパワーはありません。
dポイントスーパー還元プログラムは新プランだけでなく旧プランのままでも適用するので、新プラン用の上位ステージ優遇施策、とはいいにくいわけです。
つまり、新プランの周りを見渡してみても、ずっとドコモ割プラスの代わりになっている特典がないんですね。
結果、もらえていたはずの割引またはポイントがもらえなくなってしまったことで、特に上位ステージの人にとっては不満が残りやすい構造になってしまっています。
進呈ポイント分の行き先は、ギガホ/ギガライトでの割引分と考えられる
プラチナステージなど、上位ステージの人にとっては、今まで毎月確実にもらえていたそこそこ大きなdポイント(期間・用途限定)が一切もらえなくなってしまうのですから不満を覚えるのも無理もありません。
ただ、一応前向きに解釈するなら、もらえていた割引/dポイント分の行き先としては、ギガホ/ギガライトの料金が値下げされている分に含まれている、と考えることができます。特定のケースでは、話題になった通り「4割下がった」と考えられる部分も間違いなくあるので、この辺りの割引原資としてずっとドコモ割プラスでもらえていた割引/ポイント進呈は充てられている、と考えるのが妥当なところかと思います。
ステージに関係なく現在プラチナステージで受けられているのと同程度の割引メリットを受けられるのであれば、これは多くのユーザーにとってはプラスだと思います。
ただこの解釈では、上位ステージの人への優遇は結局なくなっているわけですから、ギガホ/ギガライトに変更することで、下位ステージの人が受けられるメリットが上位ステージの人にはないということで、事実上プラチナステージの人が最も損をしている感覚になる、ということになります。
ギガホ/ギガライトにおけるプラチナステージの優位性・ずっとドコモ特典
となるとやはり、考えておく必要があるのが、改めてギガホ/ギガライト変更後のプラチナステージ最大の優位点「ずっとドコモ特典」です。
「ずっとドコモ特典」は「更新ありがとうポイント」よりも最大で倍のdポイント(期間・用途限定)をもらえるようになりました。
2年で3,000ポイントが、プラチナステージであれば毎年3,000ポイントになります。つまり、今までよりも1年あたり1,500ポイントお得な計算です。→「ドコモのずっとドコモ特典をわかりやすく完全解説」
しかし残念ながら、ずっとドコモ割プラスのポイント付与は、毎月1,000ポイント以上(年間12,000P以上)ある方が大半だったと考えられるので、1年あたり1,500ポイントお得になった程度では全然割に合いません。
まぁ一応その他に、今までのシェアグループの構成回線すべてがもしプラチナステージであれば、全回線がずっとドコモ特典の恩恵にあずかれるので、全体としてはお得さはやや増すものの、グループ全回線がプラチナステージ、という条件はかなり厳しいと考えられるので、その条件を満たせる方はごくわずかと思われます。
しかもそれでもまだ、全然足りません。
dポイントスーパー還元プログラムはプラチナステージ優位だが、旧プランでも適用可
その他、何かないのか、と探したところで思い浮かぶのが、2019年6月10日から開始されたdポイントスーパー還元プログラムです。
プラチナステージの場合、「iD」/「d払い」利用時のポイント還元が1%増になります。
ただ、dポイントスーパー還元プログラムはギガホ/ギガライトのみを対象としているわけではないので、ずっとドコモ割プラスの代替、として考えるのは無理があります。旧プランでずっとドコモ割プラスの割引やポイント進呈を適用させつつ、dポイントスーパー還元プログラムを利用している人はまさに最強、という話になります。つまり現状の私の状態です。→「ドコモのdポイントスーパー還元プログラムがお得すぎる」
ということは、やはり「ずっとドコモ割プラス」の割引きやポイント進呈がもらえなくなる分かなり損なので、ギガホ/ギガライトには当面変更せず、そのままにした方がいい、という結論に至ってしまいそうです。
ずっとドコモ割プラスの割引分を含めてギガライトとギガホは検証してみた
一応、ずっとドコモ割プラスの割引分は、既にギガホ/ギガライトの記事の中で、プラチナステージとしての割引きを含めた上で比較してみています。
その結果、それでも旧プランがお得になるケースもあるものの、概ねギガホ/ギガライトでも大きな損をすることはない、という結論に至りました。もちろん個人差がかなりありますので、それぞれしっかり計算してみないとわかりませんが、ざっと考えた印象です。
ということは、最初に述べた通り、「今までもらえていたものがもらえなくなってしまうと、非常に損した気分になって」しまうものの、あくまで気分的な問題、として割り切れる層もいれば、プラチナステージの人のように、割り切れない気分を抱えてしまう人も出てくる、ということになります。
割り切れない気分はキャッシュレス系のキャンペーンで取り戻す意識
新プランにすると、今までもらえていたポイント進呈がなくなる、という割り切れない感覚は、いずれにしてもなくなりようがないので、とりあえず気分を変えて、その消えたポイント進呈分の幾分かの原資になっている可能性もある、キャッシュレス系のキャンペーンをとにかくしっかり拾っていく、ということが非常に大事になってきます。
「iD」、「d払い」、「dカード/dカード GOLD」、「dポイント」と、各キャッシュレス決済やポイントサービスにおいて、大きなキャンペーンがドコモでは立て続けに実施されています。
当然ドコモには競争の激しいバーコード/QRコード決済市場で有利に立ちたい、という思惑もあるでしょうし、キャッシュレス全般を強化して、消費税増税前にdカード GOLDをもっともっと普及させたいという思いもあると思います。→「dカード GOLDは本当にお得なのか」
ということは、今このキャンペーンを逃してしまうと本当に大損です。出血大サービスは、もれなく拾っていく意識を持ち、その都度キャンペーン内容を正しく理解して、お得に賢く買い物を実施していきましょう。
関連記事:「ドコモの割引きキャンペーンまとめ」