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ドコモのギガライトは本当にお得なのか/期待外れ? 新旧プランを比較してみた

更新日:

待ちに待ったドコモの新プランが発表されました。

昨年の官房長官の4割下げられる発言から、非常に多くの人が関心を持って待っていたプランでもあります。

ということで今回は、そのドコモの新プランの中で、より安価なプランであるギガライトにスポットをあて、内容を検証してみようと思います。

旧プランとなったカケホーダイプランやdocomo with等と比較してどう違うのか、本当に安くなるのか、安くなるならどれくらい安くなるのか。検証してみたいと思います。

関連記事:「ドコモのギガホは本当にお得なのか/20GB超えの利用があるなら検討の余地あり

そもそもギガライトは本当にシンプル?

ドコモのギガライトの概要については既に別記事にて解説しましたので、そちらを参照されてください。→「ドコモのギガホ/ギガライトをわかりやすく完全解説

今回は、それを踏まえた上で旧料金プランをそのまま利用した方がいいのか、それとも新プランであるギガライトに早々に変更したがいいのかを考えていきます。

 

まず、今回のドコモのギガホとギガライトについて、ドコモは「シンプルでオトクな料金プラン」としていますが、そもそも本当にシンプルなのでしょうか。

それぞれのプランについて比較するために、ギガライトの料金を並べてみようと書き出していたのですが、シンプルに見えてパターンが非常に多いことに気づきます。

それは何故なのかというと、そもそもギガライトには4段階の料金がある上に、新たにスタートしたみんなドコモ割による割引パターンと、ドコモ光セット割の割引パターンがあり、そしてさらに、通話のオプション2つ(5分無料通話オプション/かけ放題オプション)がそれぞれ選択可能になっているためです。

すべての組み合わせパターンを出せば、これはかなりの数になってしまいます。

つまりパターンの多さ、という意味では全然シンプルではない、ということに気づきます。単純にギガホギガライトの2択しかない、という点はシンプルなのですが・・・。

全てのパターンを網羅して案内するのはなかなか難しいですが、まずはとりあえず最安値プランについて考えてみます。

 

基本となる通話オプションなしのプランをベースに考えることで、シンプルプラン→カケホーダイライト→カケホーダイプランのイメージをそのまま維持することが可能です。

何故なら、980円のシンプルプランに720円をプラスしたのがカケホーダイライトで、さらに1,000円をプラスしたのがカケホーダイプランです。

同じように、基本のギガライトに700円をプラスするのが5分通話無料オプション、さらに1,000円をプラスするのがかけ放題オプションです。

そう考えると、ややこしさが少し和らぎ、理解しやすくなります。

 

ギガライトの最安料金

ギガライトは旧プランであるベーシックパックと同じ、4段階制のプランです。ステップ1からステップ4まで、利用容量によって料金が変化します。最低料金はステップ1(~1GB)で抑えることができた場合に実現でき、2年定期契約の場合の料金が月額2,980円となります。

この料金が、まずは基本になります。ここから利用容量が増えるに従い、ステップ2に上がると3,980円、ステップ3で4,980円、ステップ4で5,980円となります。表にしてみます。

 

ギガライト ステップ1(~1GB) ステップ2(~3GB) ステップ3(~5GB) ステップ4(~7GB)
基本(2年定期契約時) 2,980円 3,980円 4,980円 5,980円
みんなドコモ割
(3回線以上)のみ適用
1,980円 2,980円 3,980円 4,980円
ドコモ光セット割
のみ適用
2,980円
(光セット割適用なし)
3,480円 3,980円 4,980円
みんなドコモ割(3回線)+
ドコモ光セット割適用
1,980円
(光セット割適用なし)
2,480円 2,980円 3,980円

 

このギガライトの通話オプションを一切付けない場合の料金が今後の基本となります。みんなドコモ割(3回線以上)のみを適用させた場合と、ドコモ光セット割のみを適用させた場合、そしてみんなドコモ割(3回線以上)とドコモ光セット割の両方を適用させた場合の料金も合わせて出してみました。

この料金に、5分通話無料オプションが欲しければ+700円、かけ放題オプションが必要な場合には1,000円を上乗せして考えましょう。

ということで、上記の料金が、旧プランであるシンプルプランを選択した場合と同じ、ベースの料金と考えることができます。以下、同じように今度は旧プランの、シンプルプラン+spモード+ベーシックパックで料金を出してみました。

 

ステップ1(~1GB) ステップ2(~3GB) ステップ3(~5GB) ステップ4(~20GB)
基本(2年定期契約時) 4,180円 5,280円 6,280円 8,280円
+ずっとドコモ割
プラチナステージ
3,980円 4,680円 5,480円 7,480円
+ドコモ光セット割 3,880円 4,480円 4,680円 7,680円
+docomo with 2,380円 2,980円 3,180円 6,180円

 

この中で、ステップ4だけは片や7GBまで、片や20GBまでなので、単純に比較ができません。

それ以外のステップ1からステップ3で比較してみると・・・。

 

ステップ1(~1GB) ステップ2(~3GB) ステップ3(~5GB)
ギガライト 1,980円 2,480円 2,980円
旧プラン 2,380円 2,980円 3,180円

 

やや、安いです。ん、4割下げるという話は・・・?

まぁ、旧プランをプラチナステージで計算しているので、かなり安い水準にはなっているものの、それでも微妙な水準ですね。条件が一つ変わればひっくり返りそうです。

ちなみにギガライトでは、プラチナステージの場合、ずっとドコモ特典毎年3,000ポイントもらえるため、その分はさらにお得です。まぁ、旧プランも2年に一度ステージに関わらず更新ありがとうポイントを3,000ポイントもらえるので、2ndステージ以下だとむしろ更新ありがとうポイントの方がお得、ということになりますが・・・。

 

いずれにしても、ギガライトにしたからといって、劇的に安くなる、という感じではありません。docomo withと比較するからだ、と言われると確かにそうなのですが、とはいえ、ギガライトは分離プランとして同じく月々サポートや端末購入サポートが適用しないdocomo withと比較しないとフェアじゃないですよね。

ちなみにdocomo withを適用しない旧プランなら、上記料金からそれぞれ1,500円ずつ高くなる計算なので、その状態で比較すると、確かにかなり安くなる印象が強くなります。

まぁ結論からお伝えするなら、ここが「4割下げる」の答えだったりするのですが。

 

そのため、docomo with適用なしの旧プランを利用されている方は、月々サポートや端末購入サポートという端末購入補助が終了した後でギガライトに変更すれば、旧プランをベーシックパックで利用している現在より、確実に安くはなります

まぁ、ギガライト変更と同時に端末購入をしてしまうと、端末購入補助なしの料金が乗ってくるので、ハイエンドモデルを買えば逆に今まで以上に高くなる可能性もありますが・・・。

つまりは、現在docomo with適用なしなら、利用している機種をできる限り長く利用し、端末購入補助終了後にギガライトに変更すれば、今までより月額料金を安くすことは可能です。

 

この場合の問題点は、次に購入する機種の端末代金のみです。

 

新規受付が止まるシェアパックは非常に優れたプランだったが・・・

現在ドコモを利用しているかなり多くの人が、家族で利用されていると思います。

家族で利用しているということは当然、シェアパックを利用している人も多いはずです。

しかしここにきてドコモは、完全に今までのシェアパックを否定し、シェアパックを解体しなければならない「ギガホ/ギガライト」をスタートさせてしまいました。

私は、「シェアパックがあるのがドコモの強み」、と何かの記事でご案内したこともあるような気がしますが、これは正直本当に残念ですね。

実際私も今現在シェアパックを利用していますし、つい先日、親族の回線を自分の子回線に追加したばかりです。

シェアパックのメリットは、容量さえ抑えることが可能であれば、シェアする回線数を増やせば増やすほど一台あたりの料金が安くなるという仕組みでした。だからこそファミリーやシェアグループを自分の世帯だけでなく、親族の世帯まで拡大したりしていたわけなのですが、ファミリー割引こそみんなドコモ割で生き続けますが、シェアグループは徐々に解体されていく方向に向かいます。※プラン変更せず維持は可能です

ギガホ/ギガライトの開始により、シェアパックは他のプランとともに終了しました。今後、自分のファミリーの回線数がどれだけ増えても、4台以上の場合、1台あたりの総額は合計何台になっても変わらなくなります。

 

シェアパック利用時料金とギガライトとの料金比較

シェアパックの場合は、回線ごとの料金を計算してもわかりにくいので、総額で比較してみたいと思います。

やはり同じように、通話オプションなしの場合で計算します。まずはギガライト、上記の場合と同じ条件。

みんなドコモ割(3回線以上)かつドコモ光セット割適用時の料金の、3台分合計です。

 

ギガライト ステップ1(~1GB) ステップ2(~3GB) ステップ3(~5GB) ステップ4(~7GB)
みんなドコモ割(3回線)+
ドコモ光セット割適用
1,980円×3=
5,980円
2,480円×3=
7,440円
2,980円×3=
8,940円
3,980円×3=
11,940円

 

対する現行プランは、シンプルプラン+spモード+ベーシックシェアパック+ドコモ光セット割+ずっとドコモ割プラス・プラチナステージ+docomo withという条件をすべて満たした3回線、という条件をすべて足した合計額です。

 

現行プラン ステップ1(~5GB) ステップ2(~10GB) ステップ3(~15GB) ステップ4(~30GB)
ベーシックシェア3台合計 5,140円 5,860円 8,060円 11,060円

 

全ステップで旧プランが安いという結果が出ました。合計の容量も、ベーシックシェアパックの場合がやや多いです。これは・・・。

家族の回線数を増やしたら違うんじゃない? という意見もあるかもしれませんが、そんなことは残念ながらあり得ません。何故なら、ベーシックシェアパックは回線数を増やせば増やすほど1台当たりの料金が安くなる仕組みになっており、逆にギガライトはファミリー回線数が増えても4回線以上では1台当たりの料金は一切変わりません。

つまり、回線数が上記で比較した3回線よりももっともっと増えていけば増えていくほど、旧プランが有利、ということになります。もちろん、利用可能容量は回線数が増えても減ることはないので、その点はギガライトは優秀です。

 

ちなみに、上記の比較はギガライトとdocomo with適用の場合のプランでの比較なので、どちらも端末購入補助が付かない形のプランです。端末代金は当然、かなり高くつくため、所有端末を長く利用すればするほどお得になります。

 

何故ドコモは4割下がると言っているのか

おかしいです。

4割、下がりません。どころか。シェアパックとの比較においてはむしろ高いです。

何をどうしたら4割下がるのか、見逃しているのでしょうか。

ということで、「ドコモが4割下げたよ」、と説明している内容を確認しておくことにします。

 

 

ギガライトの水準は、みんなドコモ割(3回線以上)適用時の料金水準ですね。それはわかります。

では、ベーシックシェアパックは?

注釈を確認してみると・・・「「ベーシックシェアパック」は、「ずっとドコモ割プラス(プラチナステージ)」適用後、基本プランは「シンプルプラン」、家族3人で利用した場合の1人あたり料金」とあります。

ドコモ光セット割はどちらも適用していないのでいいでしょう。しかし、重要なポイントが抜けています。

 

そうです。docomo withです。docomo withの割引額が、比較対象のベーシックシェアパックでは全回線で適用されていません

 

となると、この比較はフェアじゃありません。

docomo with以外の旧プランには、端末購入サポートや月々サポートが付きます。つまり、分離プランであるギガライトより確実に端末を安く買えるのです。その点を考慮せず、月額料金だけを比較すれば確かに安くなったように見えはしますが、実際には端末価格で調整されて、事実上全く料金は下がっていない、という形になります。本来比較するなら、端末購入補助が効かないdocomo withと比較するべきなのです。

単独ならまだしも、シェアパック利用時の差は歴然としていて、これはちょっとどうなんだろう、という感想しかありません。

ただ、docomo withを今まで利用していなかった人たちからすれば、端末代金を切り離して考えれば、確実に月額料金は安くはなります。これだけは間違いありません。いずれにしても端末購入補助はもうないのですから、月サポ端サポが終了したなら、確実にギガライトに変更した方がいいでしょう

 

ギガライトはdocomo withが姿を変えたプラン

しかし見えてきたものがありますね。ギガライトは、見方を変えたdocomo withと考えることができるのです。

ギガライトもdocomo withも、端末購入補助はどちらもつかないので、端末代金は高くつきます。しかし、料金は非常に安くなります。

ギガライトとdocomo withを適用させた場合の現行プランを比較して、安くならないのは当然です。

ギガライトとdocomo withは、役割がかぶっているからです。

そのため、現在docomo withを利用していない人がギガライトに変更すると、劇的に安くなります。が、docomo with利用中の人がギガライトに変更しても、ほぼ変わらないか、高くなるケースもあります

 

ということは、です。

端末購入補助はつかないが、その分プランの割引が充実したので、長期間買い替えをせずに同じ機種を使い続けるユーザーは、非常に大きな恩恵をうける、という点が、ギガライトはdocomo withと全く同じなのです。

そのため、将来的にギガライトに変更せざるを得ない状況になったとしても、そう悲観的になる必要はない、と考えていいかもしれません。まぁ、シェアパックの部分だけは影響がありますけどね。

安く利用したいのなら、現在docomo with対象機種として発売されているような、安い機種(エントリーモデル)を買えばいいのです。

 

そのため、現在docomo withが適用している人がすぐにギガライトに変更する意味はほぼないかもしれません。逆に、docomo with利用でない方がギガライトに変更すれば、長期的に月額料金を安くすることが可能です。代わりに端末購入補助がなくなります

 

4割下げる、というのは、ドコモから言わせれば既にdocomo withで実現していた、しかしまだそれが実現できていないユーザーの料金をdocomo withと同じギガライトにして下げて見せよう、ということなのです

 

ギガライトのメリット・デメリットまとめ

話が色々と飛んでわかりにくい感じになってきたので、まとめます。

 

【ギガライトのメリット】

・ギガライト/ギガホという選択肢しかなくシンプル

・ファミリーとの兼ね合いをほぼ考えなくていいのでわかりやすい

・docomo withを適用しない現行プランと比較すると、最大4割値下げになる

・そのため、現在docomo with適用外の人が月サポ・端サポ終了後にギガライトにすれば最大4割値下げになる

・docomo with適用の現行プランと比較するとやや高い部分もあるが、概ね近い金額水準なので、docomo withに変わるプランと考えるのが妥当

・今まで無駄にかかっていた容量を切り落とすことができ、意外に安くなることも。(私の体験談)

 

【ギガライトのデメリット】

・シンプルと言いつつ、各種割引が細かいので結局複雑

・ファミリーの回線数が増えても4回線以上では安くなることはない

・容量を分け合えない

・docomo with適用の旧プランと比較して高い部分がある(ベーシックシェアパック利用時など)

・docomo withと同じく、端末購入時の割引きが適用しない

 

一言で総括するなら、期待はしていなかったけれど、4割下げるって言わなければよかったのにギガライト、というところでしょうか。。

ちなみに私は自回線すべてを計算してシミュレーションした結果、4,000円くらい安くなりました。もちろん、docomo withの適用回線が少なかったためです。

次の端末購入時は確かに不安ですが、単純に毎月の料金を抑えたいなら、ありかもしれません。

 

6月1日より新しい割引サービスとして「スマホおかえしプログラム」が開始されました。→「ドコモのスマホおかえしプログラムを詳細解説

が、このプログラムは、プランを選ばず適用されるため、ギガホ/ギガライトにするかどうかの判断には一切影響しません。

結果、ハイエンド機種については、5月31日までに買っておいた方がよかった、というのが結論です。

docomo with含むスタンダート機は、どちらで買っていてもそう変わりません。ギガホ/ギガライトよりdocomo withの方が安くなるケースの人なら、早めに買っておいた方がよかったですけどね。

 

とはいえ、四の五の言っても旧プランの新規受付は終了しましたので、旧プランを維持するか、新プランであるギガライト/ギガホを検討するかしか選択肢はありません。どちらがお得になるか、ドコモ公式サイトのシミュレーションなども活用しつつ、慎重に見極めましょう。

幸い機種購入とプランが完全に分けられているので、その点は安心です。新機種夏モデルも続々登場しています。とりあえずプランの判断は置いておいて、手数料無料のドコモオンラインショップに急ぎましょう!



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