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ドコモの「値下げ1GBプラン」を予想してみる/シェアパック解体のジレンマ

      2016/11/27

総務省からドコモ、au、ソフトバンクの三キャリアに対して、値下げや販売価格の適正化の要請が正式に下りました。これを受けて、今後各キャリアは新料金プランの検討に入ると思われます。

総務省が求める内容としては、データ容量1GBプランの策定と、ライトユーザーには1GBプランを含めて「5000円以下」となるプランの用意という内容となっていますが、それを踏まえてドコモが行う可能性がある新料金プランについて、あえて予想してみます。

データSSパック・1GB(仮名)はいくらになるのか

まず、現状のドコモ・カケホーダイプランを見直してみます。

カケホーダイプラン カケホーダイライトプラン
2700円 1700円
spモード
300円
らくらくパック(200MB) データSパック(2GB) データMパック(5GB) データLパック(8GB)
2000円 3500円 5000円 6700円

 

この中で、最安値の組み合わせを作ると、カケホーダイライトプランとらくらくパックとなり、spモードを含めた合計が4000円となります。ただし、らくらくパックはらくらくスマートフォンでのみ利用可能であり、加えて現在ライトプランとらくらくパックの組み合わせの申し込みは不可となっています。

次に安くなるライトプランとデータSパックの組み合わせでは、合計5500円となり5000円を若干オーバーです。加えてこの組み合わせも現在申し込み不可です。

ということは、1GBプランとしてはこの二つの組み合わせの中間として、データSSパック2500円~3000円(1GB)で提供すれば5000円以下プランが実現します。

つまり、カケホーダイライト(1700円)+spモード(300円)+データSS(2500円)=4500円です。

 

しかしこの形では大きな問題が発生します。

これでは、現在カケホーダイプラン+Sパック(sp含む合計6500円)、もしくはライトプラン+Mパック(sp含む合計7000円)を利用しているユーザーの多くが、1GBプランに殺到する可能性があります。

データSSにしなくても、カケホーダイライトとデータSがセットにできるようになれば、それだけでも需要があると思われます。そうなるとドコモとしては大損です。

ですので、ドコモとしては現行ユーザーをできる限り1GBプランに移行させない手段を講じてくる可能性があります。

そう考えた場合、現行のプランはいじらず、データSSパックに加えて新プランをもう一つ追加します。

 

「カケホーダイスーパーライト」が登場する可能性

その新プランとは、カケホーダイスーパーライト(仮名)です。

仮にカケホーダイライトプランよりも500円安く、月額1200円としましょう。

そして条件として「1分以内の通話が無料」とします。あるいは、カケホーダイを完全にやめて、従量制通話プランに戻してしまうという方法も考えられます。そうなると、名称としてはカケホーダイを外して単なる「スーパーライトプラン」でしょうか。

そしてこのスーパーライトプランとセットでのみ、データSSパック(1GB)を利用可能にするのです。その場合はデータSSパックは2500円でなく3000円に設定されるでしょう。

 

カケホーダイスーパーライト 1200円

spモード 300円

データSSパック(1GB) 3000円

 

これで合計4500円、5000円以内のプランが完成です。

こうすることで、カケホーダイプラン+データS利用のユーザーは、通話料で料金が高くかかってくる可能性が出てくるため変えにくくなります。さらに、ライトプラン+データM利用のユーザーは、データ容量がかなり減るため、やはり変えにくいと思います。

 

そして、さらに追加でデータ容量をオーバーした場合のスピードモードをデータSSパックについてのみ強制加入とし、1GB追加で通常1000円のところをこのプランのみ1GB追加1500円とします。

これで、本当に通話も通信も利用が少ないユーザーは安く抑えることができるようになり、多少なりとも通話やデータ容量を使うユーザーは従来のプランを使う方がお得という二極化が進むと思われます。

 

シェアパックの解体が進む可能性

ドコモが新プランを導入するにあたってもう一つ考えないといけないのは、シェアパックの扱いです。

家族をまとめてドコモに囲い込むシェアパックですが、下手に1GBプランを導入すると、このシェアパックが解体してしまう可能性があるのです。

せっかくシェアとして囲い込んだ家族がバラバラになれば、今までのドコモの営業計画は水泡に帰すことになります。

そのため、現状のシェアパックはできる限り維持していく形にしたいと考えると思われます。家族は、あくまでまとめた方がお得でなければならないわけです。

そのため、思い切ってこうします。

 

シェアパック9GB 8000円 カケホーダイスーパーライトプランとのみ利用可能(※すでに8GBまでは単独プランで存在するため、あえて9GBを選択)

 

そして条件として全員がスーパーライトとします。全員をスーパーライトにしないと、通話料金で回収ができないためです。

しかしデータ容量は、単独では1GBしか使えないところが、シェアパック9GBなら9GBを家族で分け合えるのではるかにお得です。今まで以上にシェアユーザーが増えることも考えられます。

スーパーライト(1200円) スーパーライト(1200円) スーパーライト(1200円)
spモード(300円)
シェアパック(9GB)8000円 シェアオプション(500円) シェアオプション(500円)

料金の合計金額としては、シェア代表が9500円、子回線が2000円ずつ。合計13500円で三台まかなえます。通話をせず、データ容量が足りれば今以上に、かなり安くなると思います。1台あたりは4500円で、単独にした時と変わらない料金となります。

 

ただし、この場合のリスクとしては、やはりシェアパックが分解してしまうリスクは抱えています。

つまり、シェアグループ内に通話が多いユーザーがいた場合です。

スーパーライトプランになることで通話料金が跳ね上がるため、それなら単独でカケホーダイプラン+データSパックの方がよく、ほかの家族はまた別に単独でスーパーライトプランにすればいい、という考え方です。

このジレンマはかなり難しいところなので、シェアグループでいることのメリットをもう少し訴求できるようなシステムが必要かもしれません。

 

音声ARPUを再び取りに行く

そもそも今のようにライトユーザーも高い、というシステムになってしまったのは、カケホーダイプランが諸悪の根源なのです。たくさん通話を利用する人が劇的に安くなってしまったので、そのあおりをライトユーザーがかぶっているのです。

ですので、通話ではARPUが取れないなどと考えるのではなく、あえて通話料金も取る形に戻すため、1分以内が無料のカケホーダイスーパーライトや、Xiでの通話完全従量制プランの復活が可能性として考えられるのではないでしょうか。

つまりは、音声ARPUを再び取りに行くスタンスです。

1GBプラン、5000円以下のプランと騒がれていますが、単純にキャリアが自ら損をするばかりのプランを出してくるとは考えない方がいいと思われます。必ず恩恵を受ける人が出てくる半面、煽りを受ける人も出てくるはずです。

 

実際にはどういうプランが出てくるのか、MVNOを凌駕できるのかなどなど、まだ想像しかできない状況ですが、楽しみに待ちたいところです。

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