NTTドコモのAndroidといえばXperia、そう言っても過言でないほどに、Xperiaシリーズは日本において高い人気を誇ります。
2021年も引き続きドコモのAndroidスマートフォンをけん引していくと思われるXperiaシリーズについて、歴代のXperiaを検証していきます。
目次
- 歴代Xperia一覧
- 初代Xperia SO-01BからXperia acroHD SO-03DまでのFOMAスマホ
- Xperia Zの始まり
- Xperia AシリーズとXperia Compact
- 安定期に入ったXperia Z
- XperiaはXシリーズへ/Xperia X Performance
- 2017年Xperia/Xperia XZ Premium・XZs・XZ1
- 2018年・Xperia XZ2/Xperia XZ2 Compact/Xperia XZ2 Premium/Xperia XZ3
- 2019年・Xperia 1/Xperia Ace/Xperia 5
- 2020年・Xperia 1Ⅱ/Xperia 10Ⅱ SO-41A/Xperia 5Ⅱ
- 2021年・Xperia Ⅲ/Xperia 10Ⅲ
歴代Xperia一覧
まずは歴代Xperiaの一覧を確認してみます。
2010年4月1日 | Xperia | SO-01B | 初のAndroid搭載Xperia。日本における初代Xperia。スマホの幕開け |
2011年3月24日 | Xperia arc | SO-01C | 弧を描くスマートな形状やビビッドなピンクが人気を集める |
2011年7月9日 | Xperia acro | SO-02C | 初のワンセグ・赤外線などのガラケー機能搭載Xperia |
2011年8月27日 | Xperia ray | SO-03C | 小型3.3インチのXperia。今でも小型機種ファンに愛される |
2011年10月26日 | Xperia PLAY | SO-01D | 今はなきソニエリの遊び心 |
2012年2月24日 | Xperia NX | SO-02D | Xperia 初の内蔵電池対応機種。ソニエリ最後のXperia |
2012年3月15日 | Xperia acroHD | SO-03D | 最後のFOMA対応スマートフォンで最初のソニーモバイルブランド。内蔵電池 |
2012年8月9日 | Xperia GX | SO-04D | 初Xi対応Xperia。デザインにXperia arcと同じ形状を採用 |
2012年8月10日 | Xperia SX | SO-05D | 大型化するXperiaの中で、3.7インチ中型のスマートフォン。Android4.1搭載 |
2012年11月16日 | Xperia AX | SO-01E | 中型シンプルで人気を集めるが不具合も多かったXiスマートフォン |
一旦ここまでで区切ります。どこで区切ったのかというと、「Xperia Zシリーズ」登場以前です。
それにしても懐かしい機種が並んでいますね。古い順から確認していきます。
初代Xperia SO-01BからXperia acroHD SO-03DまでのFOMAスマホ
日本における初代Xperia SO-01Bは、ドコモのAndroidスマートフォンとしてはHT-03Aの次に発売されたモデルであり、かつ当時ソフトバンクにしかなかったiPhoneの対抗として、初めて「スマホ」を一般ユーザーに広げていくきっかけになった機種でもありました。
当時最先端ではあったものの、出た当初は@docomo.ne.jpのキャリアメールにもspモードにも対応しておらず、発売初期のころはまだまだアーリーアダプター層向けで一般向けとは言えませんでした。
今の感覚からすれば、動作は遅くタッチパネルの反応も悪く、まともに使えたものではありませんが、当時はすごく進んだ機種のように思えていたのですから不思議なものです。
それでも動作をもっと速くしようと、当時Root化をしてカスタムROMを入れて本来ドコモでのバージョンアップが提供されていないAndroidのバージョンを入れて「高速化された!」とはしゃいでいたような記憶があります。
発売されたのは2010年4月、10年以上が経過しました。
とはいえ、スマホはまだ、普及を開始してそれくらいしか経っていないと考えると、恐るべき速度で普及してきたのだということがわかります。
そしてその約1年後に発売されたのが、Xperia arc SO-01C。この機種はかなりの人気を集めました。
何よりその美しいデザインが特徴的でした。デザインだけで判断するなら、他のメーカーも含めた歴代スマートフォンの中でもトップクラスかもしれません。
加えて、初代Xperiaと比較するとタッチパネルの操作性が格段に進化しました。これは非常に大きなプラス要素でした。
当時タッチパネルの操作性は、ドコモが取り扱いしていなかった「iPhone」が完全に頭一つ抜けていました。
そのためXperia arcを見て、ようやくドコモでもiPhoneと多少渡り合える機種が出てきたと感じたものです。
当時日本の他のメーカーのスマートフォンと比べても、Xperia arcは完成度が高かったように思います。
例えば数ヶ月前に発売され人気を集めたREGZA Phone T-01Cは、人気があったがゆえにその不具合の多さや動作不良で逆の意味で話題になりました。
まだ日本のメーカーが「スマートフォン」がどういうものなのかよくわかっていなかった時代でした。むしろ同世代でいうならGalaxyシリーズの方がこの当時、かなり全体的なバランスはとれていました。
そしてそのXperia arcを追う形で数ヶ月後に発売されたのがXperia acro SO-02Cです。こちらはどちらかというと、日本で人気を集めていたワンセグや赤外線機能などのガラケーに標準搭載されていた機能を詰め込んだ初のXperiaとなりました。
いわゆる、「日本人向け」に仕上げられたXperiaでした。
さらにその一ヶ月後に発売されたのが、今なお人気を集める小型スマートフォンのXperia ray SO-03Cです。
この時期、Xperia arcか、acroか、rayかと選択が可能でした。グローバルモデルのarcか、日本向けのacroか、小型のrayか。好みに応じて選択ができたことで、Xperiaユーザーも一気に拡大しました。
その後遊び心満載のソニーエリクソンらしいスマホとして、Xperia PLAY SO-01Dが発売されました。
プレイステーション用の一部のゲームを遊べるスマホとして話題になりましたが、横にスライドしてゲームキーが出てくるというデザインなど、万人受けする機種ではありませんでした。
さすがに大量に売れると思われていたわけではないと思いますが、予想通り一部への人気にとどまったようです。
それから半年後に続けて登場したのがXperia NX SO-02DとXperia acroHD SO-03Dです。
この両機種が持つ、当時ネガティブだったポイントとして内蔵電池という特徴がありました。
今となっては常識のスマホの内蔵電池ですが、当時はまだほとんどの機種が電池交換可能なタイプだったため、電池交換できない(修理に出せば有償で可能)という点は購入時の要注意ポイントとなっていました。
そもそも電池の持ち自体が今と比べて非常に悪かったこともあり、電池交換できないと確実に困ることになる!という認識もありました。
Xperia NXとacroHDは続けて発売されたこともあり、多機能を搭載していて人気を集めたXperia acroHDに対して、Xperia NXはどちらかというとマイナーなイメージになったかもしれません。利用ユーザーも、acroHDの方が圧倒的に多かった気がします。
そして忘れてはいけないこの両機種最大の特徴は、最後のFOMA対応スマートフォンである、という点です。
これ以降、発売される機種はすべて「Xi(クロッシィ)」に対応し、3GからLTEへの移行が進みました。
NTTドコモでは最初のXi対応機種としてはGalaxy S2LTE SC-03D、ARROWS NX F-05D、Optimus LTE L-01D、MEDIAS LTE N-04Dの4機種が用意され、Xi対応Xperiaはここでは登場しませんでした。
Xi対応Xperiaとして初めて登場したのは、Xperia GX SO-04D、Xperia SX SO-05Dの2機種でした。
GXはガラケー機能非搭載で、人気が高いデザインだったXperia arcに似たarc形状を採用しました。SXは小型3.7インチの機種として、小型端末を好むユーザーに人気を集めましたが、Xperia ray発売から一年しか経っていなかったこともあり、rayのユーザーの切り替えは進まなかったかもしれません。
今となっては手に入れておきたかった機種の一つですね。
ただこの当時、初のXi対応機種として登場したARROWS NX F-05Dがかなりの人気を集めており、Xperiaはいまいち影が薄くなっていたような気がします。
しかし人気を集めすぎたARROWS NX F-05Dの性能は非常に残念なもので、ネット上などで散々にたたかれていたという残念な記憶があります。
そしてその後発売されたXperia AX SO-01Eは、バランスのいい両機種だったのですが、この機種も不具合が少し多く、評価が真っ二つに割れる機種でした。
個人的にはいい機種だったと思いますが、その後登場したXperia A SO-04Eがさらに安定感を増し、非常にバランスも取れていたので、買うならXperia Aまで待つのが当時は正解だったかもしれません。
そしてここから、今につながるXperiaのデザインの元となる、Xperia Zシリーズが登場するわけです。
新しいXperiaをけん引するブランドとなったスマートフォンが、「Xperia Z」でした。
Xperia Zの始まり
2013年初頭から2016年まで、約3年にわたって様々な機種が販売されたXperia Zシリーズ。
その初代、Xperia Z SO-02Eが登場したのは、2013年2月9日でした。
2013年2月9日 | Xperia Z | SO-02E | Xperia Zシリーズ初代 |
2013年5月17日 | Xperia A | SO-04E | ツートップの一角。他社iPhone対抗。4.6インチ |
2013年10月24日 | Xperia Z1 | SO-01F | フルセグ初対応 |
2013年12月19日 | Xperia Z1f | SO-02F | Xperia Zのガラスボディを継承した中型4.3インチXperia |
2014年5月21日 | Xperia Z2 | SO-03F | RAM3GB、Android5.0搭載 |
2014年6月19日 | Xperia A2 | SO-04F | 4.3インチ、 SIMフリー端末Xperia J1 Compactのベースモデル |
2014年10月23日 | Xperia Z3 | SO-01G | 初のnanoUIM(nanoSIM)対応Xperia。 カラバリにシルバーグリーンとカッパー |
2014年11月12日 | Xperia Z3 Compact |
SO-02G | バランスの取れた中型4.6インチ |
Xperia Zは、今までのXperiaと比較するとディスプレイサイズが一回り大きくなり、約5.0インチの大画面になりました。
そしてこの5インチを超えるディスプレイサイズは、Xperia Zシリーズでは最後のXperia Z5 Premiumに至るまでずっと引き継がれました。
Xperia Zは、Xperiaシリーズとして初のクアッドコアCPUを搭載し、防水・防塵、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線など、ほぼ全部入りのスマートフォンとして人気を集めました。
何より人気を集めたのは、やはりそのデザイン性です。
ガラスのようなフラットボディは非常にスタイリッシュかつスマートで、見た目を重視するユーザーに大きく受け入れられました。
そしてそのデザインは、Xperia Z1、Z2、Z3、Z4、そしてZ5まで、微妙な変化は繰り返しながらも延々と受け継がれることになり、その系譜はXperia 1シリーズ、Xperia 5シリーズまで今なお続いています。
Xperia AシリーズとXperia Compact
一方で、Xperia Zシリーズが登場してからも同時にシリーズ化され販売され続けたのが、Xperia A(エース)シリーズ、そしてXperia Compactシリーズです。
両者ともに位置づけはほぼ同じで、フラッグシップモデルのXperia Zシリーズに対して、若干小型の4.3~4.6インチの普及帯モデル、というスタンスです。
とはいえ、フラッグシップモデルのXperia Zシリーズを超える人気を博したものも中にはあるため、Zシリーズよりもスペックが劣るからと馬鹿にはできません。
ユーザー目線で考えると、それほどまでにハイスペックは求められておらず、使いやすく手頃な大きさのスマートフォンがいい、という人もかなり多いのです。
加えて、ドコモの後押しとなる販売施策(ツートップなど)もあり、Xperia A SO-04Eについては徹底的に販促され、月々サポートなどの割引もかなり手厚く充てられていたために、販売台数は著しく好調でした。
Xperia rayやXperia SXのような小型端末を待ち望んでいるユーザーからすれば、4.3インチでもまだ大きいと感じるわけですが、それでも5インチと比べればまだコンパクトなので、大きさについては多少妥協して、このシリーズを購入した人も少なくないものと思われます。
安定期に入ったXperia Z
基本的にXperia Zシリーズは、最新機種になるごとに細かくスペックが向上しているため、新しいほどやはり高性能と言えます。
ただ、Z3からZ4の間には、Z4がオクタコアCPU(クアルコム・Snapdragon810)を採用したことによる発熱とバッテリー持ちの問題があり、加えてZ3の方がベンチマーク上は優れているという報告もありました。稀にそういうケースもある、ということですね。
Z5についてもSnapdragon810の問題は継続していたわけですが、それでもやはり最新機種になるにつれて様々な改善点や改良点が加わってきています。
一般的に新しい機種の方が全体的にトータルでみれば優れているのは当然と言えば当然です。
2015年6月10日 | Xperia Z4 | SO-03G | 初のオクタコアCPU搭載フラッグシップモデル |
2015年6月18日 | Xperia A4 | SO-04G | 4.6インチ中型ディスプレイ |
2015年10月29日 | Xperia Z5 | SO-01H | Zシリーズ最後のフラッグシップモデル |
2015年11月13日 | Xperia Z5 Compact |
SO-02H | 4.6インチだがSO-04Gよりも重量が若干アップ |
2015年11月20日 | Xperia Z5 Premium |
SO-03H | 4Kディスプレイ対応Xperia。5.5インチ大画面 |
とはいえ、後期のXperia Zは、初期のころと比べると新機種が出るたびに進化する度合いが少なくなってきているのは間違いなく、これはスマートフォン全体がある程度の安定期に入ってきたためでもありました。
Xperia Z3 SO-01Gあたりになるとある程度の完成形になってきており、当時Z3以降のXperiaを所有していればしばらくは買い替える必要性に迫られることがないのではないかと思われ始めていました。
とりあえず、故障が発生しない限りは、スペック等で不満を感じることはないレベルの端末でしたし、安定もしていました。
そのあとに続くXperia Z4やZ5、さらにはZ5 Premiumの4Kディスプレイなどに至っては、もはや実用性というよりも趣味でしか使わないような機能の領域に突入しているようにも、当時は思えたものです。
XperiaはXシリーズへ/Xperia X Performance
2016年最初のXperiaは、夏モデルとして発売された、Xperia X Performance SO-04Hです。
2016年6月24日 | Xperia X Performance |
SO-04H | 初のXシリーズ。Android6.0搭載 |
2016年11月2日 | Xperia XZ | SO-01J | Xperia Xフラッグシップモデル。USB Type-C対応 |
2016年11月2日 | Xperia X Compact |
SO-02J | 充電端子にUSB Type-C対応 |
Xperia X Performanceは、前機種のXperia Z5 Premiumから数えると、7ヶ月ぶりに発売された新機種でした。
この頃から始まった「年間サイクル」で新機種を投入していくというドコモの方針からか、Xperia Z5 PremiumやXperia Z5 Compactは今までの発売間隔からすると、なかなかの長寿機種になりましたが、2016年冬春モデルとしてXperia XZとXperia X Compactが発売されたことで、代替わりとなりました。
当初フラッグシップモデルと思われていたXperia X Performanceに代わり、その後、真のフラッグシップモデルであるXperia XZが登場しました。年間サイクルと言っていたにもかかわらず、半年も立たずに新機種Xperiaが登場しており、Xperiaに関してのみは夏冬と毎回結局、新機種が発売されていました。
さすがにXperiaシリーズくらいは毎回目玉機種を出していかないと、「新機種発表!」と言っても魅力が薄れてしまうということもあるのかもしれません。
Xperia XZで大きく変わった点として挙げるならば一点、充電端子です。
ドコモではすでに発売されていたNEXUS 5Xに続くUSB Type-C対応機種でした。そのため、Xperia XZ発売に合わせてドコモではACアダプタ06を発売しました。その後、完全にAndroidスマートフォンの充電器の主流がUSB Type-Cに代わったのは皆さまご存知の通りです。→「ドコモのACアダプタについて考えてみた」
2017年Xperia/Xperia XZ Premium・XZs・XZ1
例年通り、当初海外で発表された2017年の最新Xperiaですが、日本ではドコモ、au、ソフトバンクからXperia XZsが夏モデルとして発売されました。
さらに、ドコモからのみ、さらに上位機種のXperia XZ Premiumも発売されました。
2017年5月26日 | Xperia XZs | SO-03J | Motion Eyeカメラ搭載・RAM4GB |
2017年6月16日 | Xperia XZ Premium |
SO-04J | 4K HDR対応ディスプレイ メモリ積層型イメージセンサー搭載 |
2017年11月10日 | Xperia XZ1 | SO-01K | |
2017年11月17日 | Xperia XZ1 Compact |
SO-02K |
Xperia XZ Premiumについて、「Premium」の名を冠するXperiaがドコモから発売されたのは、Xperia Z5 Premium以来のXですが、その名に違わぬハイスペック機種でした。
その後、2017-2018年冬春モデルとして、「Xperia XZ1/Xperia XZ1 Compact」が発売されました。
2018年・Xperia XZ2/Xperia XZ2 Compact/Xperia XZ2 Premium/Xperia XZ3
2018年5月31日 | Xperia XZ2 | SO-03K | デザイン一新の新フラッグシップモデル |
2018年6月22日 | Xperia XZ2 Compact |
SO-05K | サイズをほぼ維持しながらディスプレイが大幅拡大 |
2018年7月27日 | Xperia XZ2 Premium |
SO-04K | Xperia初のデュアルカメラ搭載 |
2018年11月9日 | Xperia XZ3 | SO-01L | Xperia初の有機ELディスプレイ搭載 |
SO-03K | SO-04K | SO-05K |
2018年夏モデルでは、3種類のXperiaが発売されました。
丸みを帯びたデザインや、指紋センサーが背面に移った点、イヤホン端子がなくなってしまった部分など、今までのXperiaシリーズからは大きな変化を見せたシリーズでした。
PremiumではXperia初のデュアルカメラも採用されました。
大きな変化であればこそ、当然賛否が分かれたわけですが、3種類から選べる、という点はメリットでした。
・Xperia XZ2 Premium SO-04Kに機種変更! デュアルカメラは本当に使えるか試してみた
・Xperia XZ2 Compact SO-05Kに機種変更してみた感想・評価
さて、2018年、冬春モデルとしてさらに1機種、Xperia XZ3 SO-01Lが登場しました。
液晶に有機ELを採用したことでさらなる薄型化に成功し、iPhone XSを超えるディスプレイの美しさを実現、デザイン的にもディスプレイの両サイド部分がベゼルレスで滑らかな曲線を描く形に変化し、はるかに洗練された印象です。
大きさもそれほど気にならなくなりました。Xperia XZ2より圧倒的な人気を集めました。Xperia XZ2でがっかりして買い控えが発生した反動だった可能性もありますが。
関連記事:「ドコモのXperia XZ3 SO-01Lを実際に操作した感想評価」
2019年・Xperia 1/Xperia Ace/Xperia 5
SO-02L | SO-03L | SO-01M |
2019年6月1日 | Xperia Ace | SO-02L | 買いやすいスタンダードモデル |
2019年6月14日 | Xperia 1 | SO-03L | Xperia初のトリプルレンズカメラ |
2019年11月1日 | Xperia 5 | SO-SO-01M | トリプルカメラと縦長21:9画面を採用 |
2019年夏モデルとして発売されたXperiaが2機種、冬春モデルが1機種でした。
ドコモのプランの変革に伴い、今まで登場していなかったスタンダードモデルとしてのXperia Aceが登場したのが大きな特徴です。
名称は、エクスペリア・エースということで、Xperia A(エクスペリア・エース) SO-04Eと同一ですが、書いた場合は「A」か「Ace」かで区別することができます。→「Xperia Aceは買いやすいミッドレンジスマホ!」
Xperia 1は、初のトリプルレンズカメラや、21:9のシネマワイドディスプレイを搭載したモデルで、2021年現在「Ⅲ」(マークスリー)まで継続しているXperia 1シリーズの初代です。
原点回帰の意味を込めて「1」という名称になりました。ここから新しいXperiaがスタートしました。→「Xperia 1を実際触ってみた感想評価」
冬にはXperia 5が発売されましたが、スペック的にはXperia 1を継承しつつもサイズを一回り小さくした機種として人気を集めました。
電源キー兼指紋センサーがXperia 1同様サイド部分に搭載されていますが、認証の反応がイマイチで、やや不満が募る部分もありました。
2020年・Xperia 1Ⅱ/Xperia 10Ⅱ SO-41A/Xperia 5Ⅱ
Xperia 1Ⅱ | Xperia 5Ⅱ | Xperia 10Ⅱ |
2020年は、波乱含みの一年でした。いよいよ5Gが3月にスタートし、5G対応のXperiaも4月に登場、という予定でしたが、緊急事態宣言により延期となり、Xperia 1Ⅱはauでは5月22日に、ドコモではさらに一ヶ月も遅れて6月18日に発売されました。
遅れること一週間、スタンダードモデル/4G対応モデルとして価格を抑えたXperia 10Ⅱが6月25日に登場。結果的に2020年は夏前に2機種がほぼ同時に登場したことになります。
Xperia 10Ⅲは5G対応モデルとして発売されることから、Xperia 10Ⅱは4Gのみの対応モデルとしては最後のXperiaとなりました。
ちなみにXperia 10Ⅱはドコモオンラインショップにてまだ販売されており、Xperia 1ⅡはXperia 5Ⅱが11月に発売されたことで販売終了となったものの、現在はahamo(アハモ)の販売機種として取り扱いされています。→「ahamo(アハモ)をわかりやすく解説」
私も今現在、Xperia 1Ⅱをメインで利用していますが、非常に使いやすい優良機種です。後継となるXperia 1Ⅲも非常に気になるところです。
2021年・Xperia Ⅲ/Xperia 10Ⅲ
SO-51B | SO-52B |
2021年のXperiaは、2機種の発売が予定されています。どちらも6月以降発売予定です。
両機種とも5G対応スマホで、ハイエンドモデルとスタンダードモデルという位置付けです。性能と価格を天秤にかけて選びましょう。
個人的にはやはり、Xperia 1Ⅲが非常に気になります。
詳細情報をまとめましたが、欲しくなる要素満載です。是非確認されてみてください。→「ドコモのXperia 1Ⅲ(エクスペリア・ワン・マークスリー) SO-51Bへの機種変更に! わかりやすく詳細解説」
引き続き今後も、Xperiaの歴史を追っていこうと思います。