NTTドコモの新規契約時、または機種変更時に店頭にて同時に申し込みができる各種オプション。
そのほとんどは31日間の無料期間が設けられているため、期間内に廃止手続きをとれば料金がかかることはないのですが、外すのを忘れてしまえばそのまま継続して料金が発生してしまいます。
この記事を最初に公開したタイミングからは内容が変わったりサービスが終了したりしているものもありますので、改めて全体をまとめて見直してみようと思います。
31日間無料のドコモのオプション
ドコモがお勧めする各種オプションについて確認していきます。
まず、dマーケット系サービスとして、頭に「d」が付く「dtv」、「dヒッツ」、「dマガジン」、「dアニメストア」、「dキッズ」、「dグルメ」、「dヘルスケアパック」、「dリビング」。
これらは、機種変更時に積極的にお勧めされるオプションにおける横綱です。ほぼほぼ、日本全国どの店舗においても必ずお勧めされると思います。
dtv(500円) | dヒッツ(500円) | dアニメストア(400円) | dマガジン(400円) |
dキッズ(372円) | dグルメ(400円) | dキッズ(372円) | ドコモ地図ナビ(300円) |
dフォト(280円) | おすすめパック(500円) | dリビング (450円) | あんしんパック |
とにかく次から次に登場するオプションは、非常に便利な反面、不要なのにうっかり申し込みしてしまうと無駄にお金がかかってしまう注意すべき項目でもあります。
真新しいところでは、ディズニーの映像コンテンツが見放題になる「Disney DELUXE」が2019年3月26日よりスタートです。
ドコモ光の光リモートサポートがネットトータルサポートへと、5月8日より名前と内容を変えて再スタートしています。
このネットトータルサポートとあんしんパックを統合して「あんしんパックプラス」が同じ5月8日より開始されます。
さらに、フォトコレクションとフォトコレクションプラスが名前を変えて「dフォト」に統合されました。
他に、「iコンシェル」、「スゴ得コンテンツ」、「クラウド容量オプション」をパックにした「おすすめパック」と、セキュリティと補償と使い方サポートをセットにした「あんしんパック」。
しっかり詳細を確認すれば、案外使えるかもしれない「dリビング」。
あまり多くはないようですが、たまに案内されることがあるらしい「ドコモ地図ナビ」と「ドライブネット」。
そして提供開始より一年が経過した「機種変更応援プログラム」。
子育て世帯には案外使い勝手がいいかもしれない「dキッズ」。
それぞれしっかり内容を把握しておきましょう。
ケータイスマホ事業以外・「総合サービス企業」ドコモの新世界
ここからは、直接のドコモのスマホ事業からは少し距離があるものの、やはりドコモでお勧めされているサービスです。
主にケータイやスマホとはほとんど関係ないジャンルばかりです。
クレジット事業、光インターネット事業、野菜宅配事業、ペット事業、体験サービス事業などなど、本当に多種多様です。
その分、人によって使えるサービスもあるでしょうが、逆にまったく必要ないサービスもあります。
何が必要で何が必要でないかはしっかり見極めましょう。
ドコモ光 | ネットトータルサポート | ひかりTV | ドコモの保険 |
ドコモ光テレビオプション | ドコモ光電話 | dカード GOLD | 歩いておトク |
dカード | dカードmini | d払い | dヘルスケア(500円) |
DAZN | からだの時計(300円) | Runtastic(350円) | カラダのキモチ(300円) |
Disney DELUXE(700円) | らでぃっしゅぼーや | すきじかん※終了 | ペットフィット※終了 |
これらのラインナップは、主にオプションというよりも独立したサービスです。
「ペットフィット」と「すきじかん」に関しては、サービス終了となりました。伸びが悪い不要なリソースは極力減らそうというドコモの方向性かもしれませんが、NOTTVに続いてこの2サービスの終了は選択肢としては正解だったかもしれません。
拡大するペット市場を狙ったり、様々な可能性を模索した「すきじかん」なども狙いとしては面白かったのかもしれませんが、ターゲットに対して強く訴求できるポイントがなかったのかもしれません。
ドコモのヘルスケア事業からは「カラダのキモチ」、「からだの時計」、「Runtastic」。
「カラダのキモチ」は女性ユーザー向けにある一定の需要は掘り起こせるサービスと思われます。もしなかなか伸びない部分があるとすれば、ライバル(ルナルナ)が強力だからだと思われます。
また、一度利用してみたユーザーが継続したいと思わせる要素に欠けているらしく、使っていても長続きしないという人が多いようです(知人女性談)。
からだの時計とRuntasticも、利用者を選ぶサービスなので万人受けするものではありません。
そして、それらヘルスケア系サービスのパッケージ商品として開始された「dヘルスケア」。上記3サービスに「歩いておトク」を加えたオプションとなっています。
dポイントクラブ開始に伴うDCMXからdカードへの変更については、dカード GOLDを中心に今後も展開されていくものと思われます。
dカード自体、ローソンで買い物をよくする人にとっては現時点では確実にメリットはあります。他の優良クレジットカードとの併用を検討したいところです。
映像関連で、ひかりTV、ドコモ光テレビオプション、DAZN for docomoとかなり充実していますが、逆に言えば内容が重複している部分もあり、無駄なリソースと言えなくもないです。dTVやdアニメストアともかぶりますし、Disney DELUXEの登場によりそうした映像コンテンツのカニバリゼーションが見られるところです。
そもそもdTVとdアニメストアでも、提供コンテンツがかなりかぶってますからね。もう少し統廃合が進んでもらった方が利用者的にはわかりやすいです。
野菜宅配・らでぃっしゅぼーやについては以前はドコモの子会社でしたが、現在は協力関係、という程度の関係に薄まりました。そのため店頭でも、そこまで積極的にはお勧めされないのではないでしょうか。
ドコモと一切関係ない有料オプションと解約方法
以上のオプションサービスはすべて、ドコモ関連のサービスとなっていますが、ドコモが提供しているサービスではないオプションが店頭でお勧めされているケースもあります。
例えば着うた・着メロ、デコメ、コミック、ナビ、セキュリティなど、多種多様な有料サービスがあります。
ドコモの「dメニュー」内のお客様サポート「マイメニュー」に出てくるサービスのことで、ドコモがコンテンツ事業者に代行して料金請求を行ってくる、iモードのころから存在したビジネスモデルとなっています。
クローズドなiモードと違い、スマートフォンでは利用者が好きなように好きなサービスを利用できるため、以前と比べればこの販売方式はかなり下火にはなってきているようですが、それでもまだ存在しています。
どれだけの割引に対して利用金額がいくらかかるのか計算し、メリットがあるなら利用してもいいでしょうが、こちらも外し忘れをすると継続課金されてしまうので要注意です。
販売店によって力の入れ具合が違うのもこの有料オプションの特徴です。
もし利用する時には、必ず廃止方法を確認し、不要になったら確実に、必要ないオプションは廃止をしていきましょう。
これらのオプションについては、外し方/解約方法はマイメニューよりそれぞれのサイトに入っていって、マイメニュー解除/退会/解約などの項目を探し、最終的にspモードパスワードを入力して登録して解約完了となります。
途中で安心して解約したと思って手続きをやめてしまうと、引き続き継続になっていることがありますので要注意です。
外し漏れがないように、解約が完了したと思ったら、念のためマイメニューをもう一度確認し、そこに出てこないかどうかを確認しておいた方がいいでしょう。
さらに、中にはマイメニューに出てこない一部オプションが存在するようです。
それらのオプションは「ドコモケータイ払い」で引き落としは毎月かかっているものの、一体何がついているのかがそのままではまったくわからないという厄介なオプションです。
マイメニューの中の「継続課金一覧/ご利用履歴」から確認ができますので、念には念を入れてこちらも確認しておいてもいいでしょう。余計な料金がかかっていないか、後日料金内訳をMy docomoから必ず確認するようにしましょう。
ドコモ系オプションの解約方法
ドコモショップやドコモ販売店で申し込みをした各種オプションに関しては、基本的にドコモショップであれば廃止手続きができます。ただ、当然そんな手続きをするにも、待ち時間が発生します。足をわざわざ運ぶのも面倒ですよね。
そのため、他の方法を模索してみてもいいでしょう。
一つは、ドコモインフォメーションセンターに電話をして廃止する方法です。ただしこの方法も、時間帯によってはなかなか電話がつながらないことがある、という問題を抱えています。余裕があるのであれば、延々つながるまでかけ続けてもいいでしょうし、今は「コール事前予約」も可能です。→ドコモ公式
ドコモインフォメーションセンターには、ドコモのケータイ・スマホからであればダイヤル「151」でつながります。
もう一つは、My docomoからの解約です。これが一番手っとり早いです。
ただ、操作に慣れていない場合には若干難しく感じられるかもしれませんし、やり方がわからないということもあると思います。
間違って、はずしてはいけない補償サービスまでまとめて外してしまった、という失敗談も聞いたことがあります。
スマホから操作をするのか、パソコンから操作をするのかで若干やり方も変わってくるという点もわかりにくさを助長しているかもしれません。
スマホから操作をするにしても、3G/LTEで通信をしているか、Wi-Fiで通信をしているかでサイトに入るときの操作が変わります。すなわち、ネットワーク暗証番号を入力するか、dアカウント/パスワードを入力するかの違いです。
とりあえずチャレンジしてみて、どうしても難しいようであればショップでの手続きか、インフォメーションセンターを選択する方が間違いはないかもしれません。